66 / 83
第六章
第66話
しおりを挟む
先生に導かれるまま行った先は、超高級ホテルだった。
「先生、これ、お金持ちの人が来る場所じゃないですか!?」
「とりあえず、こっちに来て」
先生の少しフォーマルな服装は気になっていた。
豪華なエントランスにたじろぐ。
ホテルのエレベーターに乗った。
そこは──
ホテルの最上階の高級レストランだった。
「ダメです先生!私テーブルマナーとかわかりません!」
「俺が教えてやるよ……」
絶対恥をかく。
先生は店員に声をかけて、私たちはレストランの個室に。
よかった。二人なら見られなくて済む。
先生に色々教えられながら、謎の料理を食べる私。
「先生、これは何ですか?」
「これ。メニュー」
カタカナの部分がよくわからない!
でも美味しい。
一通り食べて、満足していたらシャンパンがきて、私はうっかり一気飲みしてしまった。
「一気に飲むな!」
その時──
頭がふわ~っとして、その後の事はあまり覚えてなくて、気がついたらとても広い豪華な部屋にいた。
「あ、あれ?」
「気がついたか……」
先生はソファで項垂れている。
私、シャンパン一気飲みして、潰れたの!?
「すみません!」
「いや、勉強になった」
申し訳なくて、申し訳なくて、顔を見れなかった。
「計画が狂ったけど……まあ別にどこでも良かったんだよ」
「はい?」
先生は窓際から手招きをした。
私はベッドから飛び起きて、先生によろよろと駆け寄った。
まだアルコール抜けていない。
先生は私の手を取った。
その時、私の左手の薬指に、光る指輪をはめた。
「え!?」
私はびっくりして、思考が止まった。
「先生……これは??」
このキラキラしたもの。
これは──
「もしかして、あのネックレスのダイヤですか?」
「うん」
ネックレスが指輪になった。
「ありがとうございます」
先生は夜景の向こうを見ていた。
「本当はお前がちゃんと教員になって、それから言おうとしていた。でも、どうしても伝えたかった」
その時、先生が私をまっすぐに見た。
「俺と一緒になって欲しい」
私はその言葉の意味を考えて、頭が真っ白になった。
「先生、これ、お金持ちの人が来る場所じゃないですか!?」
「とりあえず、こっちに来て」
先生の少しフォーマルな服装は気になっていた。
豪華なエントランスにたじろぐ。
ホテルのエレベーターに乗った。
そこは──
ホテルの最上階の高級レストランだった。
「ダメです先生!私テーブルマナーとかわかりません!」
「俺が教えてやるよ……」
絶対恥をかく。
先生は店員に声をかけて、私たちはレストランの個室に。
よかった。二人なら見られなくて済む。
先生に色々教えられながら、謎の料理を食べる私。
「先生、これは何ですか?」
「これ。メニュー」
カタカナの部分がよくわからない!
でも美味しい。
一通り食べて、満足していたらシャンパンがきて、私はうっかり一気飲みしてしまった。
「一気に飲むな!」
その時──
頭がふわ~っとして、その後の事はあまり覚えてなくて、気がついたらとても広い豪華な部屋にいた。
「あ、あれ?」
「気がついたか……」
先生はソファで項垂れている。
私、シャンパン一気飲みして、潰れたの!?
「すみません!」
「いや、勉強になった」
申し訳なくて、申し訳なくて、顔を見れなかった。
「計画が狂ったけど……まあ別にどこでも良かったんだよ」
「はい?」
先生は窓際から手招きをした。
私はベッドから飛び起きて、先生によろよろと駆け寄った。
まだアルコール抜けていない。
先生は私の手を取った。
その時、私の左手の薬指に、光る指輪をはめた。
「え!?」
私はびっくりして、思考が止まった。
「先生……これは??」
このキラキラしたもの。
これは──
「もしかして、あのネックレスのダイヤですか?」
「うん」
ネックレスが指輪になった。
「ありがとうございます」
先生は夜景の向こうを見ていた。
「本当はお前がちゃんと教員になって、それから言おうとしていた。でも、どうしても伝えたかった」
その時、先生が私をまっすぐに見た。
「俺と一緒になって欲しい」
私はその言葉の意味を考えて、頭が真っ白になった。
0
あなたにおすすめの小説
優しい雨が降る夜は
葉月 まい
恋愛
浮世離れした地味子 × 外資系ITコンサルのエリートイケメン
無自覚にモテる地味子に
余裕もなく翻弄されるイケメン
二人の恋は一筋縄ではいかなくて……
雨降る夜に心に届いた
優しい恋の物語
⟡☾·̩͙⋆☔┈┈┈ 登場人物 ┈┈┈ ☔⋆·̩͙☽⟡
風間 美月(24歳)……コミュニティセンター勤務・地味でお堅い性格
雨宮 優吾(28歳)……外資系ITコンサルティング会社勤務のエリートイケメン
【続編】ダイヤの指輪─先生と私の歩む未来─
七転び八起き
恋愛
◇こちらの作品は以下の作品の続編です。
「ダイヤの首輪─先生の歪んだ愛に囚われて─」https://www.alphapolis.co.jp/novel/306629704/557024090
◇あらすじ
主人公の水島白乃(みずしましの)と、婚約者の夏雄先生のその後の物語です。
まだちゃんとした夫婦になってない二人はどうなるのか。
そして、先生の従弟の遼が出会った不思議な女の子、篠山あやめ。彼女は遼にどう影響を与えるのか。
それぞれの未来が動き出す。
◇前作のあらすじ◇
主人公の水島白乃(みずしましの)は、高校三年生の時の担任の夏雄先生に恋をした。
卒業して再会した夏雄は別人のようだった。
夏雄の歪んだ愛、執着に翻弄される中、白乃はさらに夏雄に惹かれいく。
様々な困難を乗り越え、二人は結ばれた。
溺婚
明日葉
恋愛
香月絢佳、37歳、独身。晩婚化が進んでいるとはいえ、さすがにもう、無理かなぁ、と残念には思うが焦る気にもならず。まあ、恋愛体質じゃないし、と。
以前階段落ちから助けてくれたイケメンに、馴染みの店で再会するものの、この状況では向こうの印象がよろしいはずもないしと期待もしなかったのだが。
イケメン、天羽疾矢はどうやら絢佳に惹かれてしまったようで。
「歳も歳だし、とりあえず試してみたら?こわいの?」と、挑発されればつい、売り言葉に買い言葉。
何がどうしてこうなった?
平凡に生きたい、でもま、老後に1人は嫌だなぁ、くらいに構えた恋愛偏差値最底辺の絢佳と、こう見えて仕事人間のイケメン疾矢。振り回しているのは果たしてどっちで、振り回されてるのは、果たしてどっち?
「好き」の距離
饕餮
恋愛
ずっと貴方に片思いしていた。ただ単に笑ってほしかっただけなのに……。
伯爵令嬢と公爵子息の、勘違いとすれ違い(微妙にすれ違ってない)の恋のお話。
以前、某サイトに載せていたものを大幅に改稿・加筆したお話です。
同期に恋して
美希みなみ
恋愛
近藤 千夏 27歳 STI株式会社 国内営業部事務
高遠 涼真 27歳 STI株式会社 国内営業部
同期入社の2人。
千夏はもう何年も同期の涼真に片思いをしている。しかし今の仲の良い同期の関係を壊せずにいて。
平凡な千夏と、いつも女の子に囲まれている涼真。
千夏は同期の関係を壊せるの?
「甘い罠に溺れたら」の登場人物が少しだけでてきます。全くストーリには影響がないのでこちらのお話だけでも読んで頂けるとうれしいです。
旦那様の愛が重い
おきょう
恋愛
マリーナの旦那様は愛情表現がはげしい。
毎朝毎晩「愛してる」と耳元でささやき、隣にいれば腰を抱き寄せてくる。
他人は大切にされていて羨ましいと言うけれど、マリーナには怖いばかり。
甘いばかりの言葉も、優しい視線も、どうにも嘘くさいと思ってしまう。
本心の分からない人の心を、一体どうやって信じればいいのだろう。
Promise Ring
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
浅井夕海、OL。
下請け会社の社長、多賀谷さんを社長室に案内する際、ふたりっきりのエレベーターで突然、うなじにキスされました。
若くして独立し、業績も上々。
しかも独身でイケメン、そんな多賀谷社長が地味で無表情な私なんか相手にするはずなくて。
なのに次きたとき、やっぱりふたりっきりのエレベーターで……。
思い出さなければ良かったのに
田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。
大事なことを忘れたまま。
*本編完結済。不定期で番外編を更新中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる