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第七章
第73話
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土曜日の夜。
私は新しい部屋で、買ったばかりのカーテンを付けていた。
まだ家具も少なくて殺風景だけど、少しずつ自分の空間になっていく感じが嬉しい。
インターホンが鳴って、先生が来た。
「先生、お疲れ様です!」
「疲れた」
先生は手に小さな袋を持っていた。
「これ」
なんだろう……ずっしり重みが。
「ありがとうございます!」
中を見たら、小さなサボテン。
「サボテン……?」
「緑があった方がいいだろ」
「なんでサボテンなんですか?」
「なんか丸くていいだろ」
可笑しくて思わず吹き出してしまった。
窓際に置くと、直ぐに愛着が湧いた。
「先生、コーヒー飲みますか?」
「ああ」
まだソファもないから、二人で床に座ってコーヒーを飲んだ。
「そういえば、今日バイト先で面白い話を聞いたんです」
「なに?」
「常連のお客さんが、フリースクールで働いてるって言ってて」
「フリースクール?」
「はい。その方が見学に来ませんかって誘ってくれたんです」
先生は頷いている。
「それは勉強になりそうだな」
「遼君と一緒に、今度の土曜日に行ってみることにしました」
案の定、先生の表情が変わった。
「遼と?」
「はい。その話を遼君っも一緒に聞いていて、遼君がすごく反応して」
先生の眉間に軽く皺が寄る。
「また遼か……」
「見学ですよ、見学!」
先生、耐えるんだ!!
「わかった」
嫉妬してる先生、やっぱり可愛い。
先生は私の膝に頭を乗せた。
「何か心配なことありますか?」
「別に。お前がいろんなことに興味を持つのは、いいことだと思ってる」
先生の髪をつい触ってしまう。
「寂しいんですか?」
「そうなのかもしれない」
先生が素直に認めた。
「この期に及んで、俺の事だけ考えて欲しいと思ってしまう」
なんで今日はこんなに素直なんだろう。
「先生どうしたんですか?」
先生はそっと私の頬に触れた。
「好きなようにしていい。だから、何があったかちゃんと言って欲しい」
先生の優しい手の温もりを感じて、安心する。
私はそっと先生にキスをした。
「はい、ちゃんと色々勉強してきます」
先生が帰る時間になって、玄関で見送る。
「サボテンありがとうございます!大事にします」
「ああ」
先生は少し迷ったような表情をしてから、私の額にキスをした。
「また明日」
「はい、おやすみなさい」
扉を閉めて、一人になった部屋を見回す。
サボテンが私達を見守っていた。
私は新しい部屋で、買ったばかりのカーテンを付けていた。
まだ家具も少なくて殺風景だけど、少しずつ自分の空間になっていく感じが嬉しい。
インターホンが鳴って、先生が来た。
「先生、お疲れ様です!」
「疲れた」
先生は手に小さな袋を持っていた。
「これ」
なんだろう……ずっしり重みが。
「ありがとうございます!」
中を見たら、小さなサボテン。
「サボテン……?」
「緑があった方がいいだろ」
「なんでサボテンなんですか?」
「なんか丸くていいだろ」
可笑しくて思わず吹き出してしまった。
窓際に置くと、直ぐに愛着が湧いた。
「先生、コーヒー飲みますか?」
「ああ」
まだソファもないから、二人で床に座ってコーヒーを飲んだ。
「そういえば、今日バイト先で面白い話を聞いたんです」
「なに?」
「常連のお客さんが、フリースクールで働いてるって言ってて」
「フリースクール?」
「はい。その方が見学に来ませんかって誘ってくれたんです」
先生は頷いている。
「それは勉強になりそうだな」
「遼君と一緒に、今度の土曜日に行ってみることにしました」
案の定、先生の表情が変わった。
「遼と?」
「はい。その話を遼君っも一緒に聞いていて、遼君がすごく反応して」
先生の眉間に軽く皺が寄る。
「また遼か……」
「見学ですよ、見学!」
先生、耐えるんだ!!
「わかった」
嫉妬してる先生、やっぱり可愛い。
先生は私の膝に頭を乗せた。
「何か心配なことありますか?」
「別に。お前がいろんなことに興味を持つのは、いいことだと思ってる」
先生の髪をつい触ってしまう。
「寂しいんですか?」
「そうなのかもしれない」
先生が素直に認めた。
「この期に及んで、俺の事だけ考えて欲しいと思ってしまう」
なんで今日はこんなに素直なんだろう。
「先生どうしたんですか?」
先生はそっと私の頬に触れた。
「好きなようにしていい。だから、何があったかちゃんと言って欲しい」
先生の優しい手の温もりを感じて、安心する。
私はそっと先生にキスをした。
「はい、ちゃんと色々勉強してきます」
先生が帰る時間になって、玄関で見送る。
「サボテンありがとうございます!大事にします」
「ああ」
先生は少し迷ったような表情をしてから、私の額にキスをした。
「また明日」
「はい、おやすみなさい」
扉を閉めて、一人になった部屋を見回す。
サボテンが私達を見守っていた。
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