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永遠
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テストの結果が最悪だった。
放課後、補習になってしまった。
渡された問題を解いて職員室に持っていかないと帰れない。
遠くで部活の声が聞こえる。
その時、教室のドアが開いた。
唯川だった。
「え、今日は行かないの?ピアノ教室」
「先生が体調崩したみたいで」
「そうか」
唯川は隣の席に座った。
俺が解いているのを見ている。
情けない。
「俺も頭よくなりたい。もっと勉強する」
「俺が教える」
「でも……」
「俺がそうしたい」
そう言われると何も言えない。
「いぶきは卒業したらどうするかもう決めた?」
「大学には行こうとしてるけど、まだ学部とか学科までは決められてなくて」
「そうか……」
方程式を思い出して解いていく。
「あ、解けた!俺すごいかも」
その時唯川が抱きついてきた。
「どうしたの?」
「離れたくない」
俺も同じ気持ちだ。
でも俺たちは同じ道には進めない。
それはお互いわかりきったこと。
唯川だって、今更進む道を変えるつもりもないだろう。
俺も自分の道をちゃんと探す。
来る日の寂しさを埋めたい。
それだけなんだ。
唯川の背中を摩った。
キスをした。
抱き合ったまま時間が流れる。
「あ、職員室に解いたの持って行かないと」
立ちあがろうとした時、唯川が耳の輪郭を舌先でなぞった。
「やめろよ」
「なんで?」
「その気になるだろ……」
「俺はその気だよ」
唯川の目は真剣だった。
俺は目が背けられなかった。
唇が重なる。
深く。強く。
強く結ばれる。
椅子から引き摺り下ろされる。
冷たい床の感触。
首筋をつたって鎖骨なぞる。
重ねるたびに、敏感になっていく。
もう力が入らない。
隙間から手が差し込まれる。
優しく撫でてくる。
「いぶきすごい」
「言うな……」
唯川は自分の鞄から出してきた液体で、俺の入り口を広げる。
指を入れてくる。
奥まで。
唯川は奥まで調べていた。
きっと俺の敏感な部分を。
声が漏れそうになるのを堪える。
「いぶき我慢しないで」
「無理……」
その時、唯川がなぞった部分に快感を覚えた。
「いぶき締まった。ここだね」
唯川は執拗に責めてきた。
細い指が弧を描いていい部分を刺激して、頭がくらくらした。
唯川の手が止まった。
そしてゆっくりと唯川のが入ってくる。
さっきの部分を刺激してくる。
「っ……」
だんだん激しくなる。
頭がおかしくなりそうだ。
「いぶきはずっと俺のものだよ。永遠に」
唯川は俺のを手で覆った。
動かしている。
「待て、同時はやめろ」
今までに感じたことのない強い波が襲ってきた。
波に全身が覆われた。
その瞬間、唯川のシャツにシミをつくってしまった。
水をこぼしたように。
「いぶき、すごい、何度も締めてくる」
唯川に余裕が一切ない。
余韻に朦朧としながら、唯川のが中で動いていて、唯川が果てて覆い被さってきた。
呼吸が乱れたまま。
静かな教室で、動けない二人。
世界に二人しかいないような、不思議な感覚だった。
暫くしたあと、冷静になれた。
「唯川……シャツ、洗う。俺の体操服着て帰って」
「シャツは洗わなくていい……でもいぶきの体操服は着る」
「お前変態だな」
「うるさい」
俺を翻弄する唯川。
全てが愛おしい。
「俺たち最近してばっかだな」
唯川がキスをしてきた。
「ちゃんといぶきに刻み込みたいんだ。俺を」
唯川は真剣だ。
いつも。
「唯川は……もう特別だよ。唯一無二の存在」
強く抱き合った。
容赦なく流れる時間の中、ただお互いの存在だけを確かめ合う。
そんな毎日が続く。
放課後、補習になってしまった。
渡された問題を解いて職員室に持っていかないと帰れない。
遠くで部活の声が聞こえる。
その時、教室のドアが開いた。
唯川だった。
「え、今日は行かないの?ピアノ教室」
「先生が体調崩したみたいで」
「そうか」
唯川は隣の席に座った。
俺が解いているのを見ている。
情けない。
「俺も頭よくなりたい。もっと勉強する」
「俺が教える」
「でも……」
「俺がそうしたい」
そう言われると何も言えない。
「いぶきは卒業したらどうするかもう決めた?」
「大学には行こうとしてるけど、まだ学部とか学科までは決められてなくて」
「そうか……」
方程式を思い出して解いていく。
「あ、解けた!俺すごいかも」
その時唯川が抱きついてきた。
「どうしたの?」
「離れたくない」
俺も同じ気持ちだ。
でも俺たちは同じ道には進めない。
それはお互いわかりきったこと。
唯川だって、今更進む道を変えるつもりもないだろう。
俺も自分の道をちゃんと探す。
来る日の寂しさを埋めたい。
それだけなんだ。
唯川の背中を摩った。
キスをした。
抱き合ったまま時間が流れる。
「あ、職員室に解いたの持って行かないと」
立ちあがろうとした時、唯川が耳の輪郭を舌先でなぞった。
「やめろよ」
「なんで?」
「その気になるだろ……」
「俺はその気だよ」
唯川の目は真剣だった。
俺は目が背けられなかった。
唇が重なる。
深く。強く。
強く結ばれる。
椅子から引き摺り下ろされる。
冷たい床の感触。
首筋をつたって鎖骨なぞる。
重ねるたびに、敏感になっていく。
もう力が入らない。
隙間から手が差し込まれる。
優しく撫でてくる。
「いぶきすごい」
「言うな……」
唯川は自分の鞄から出してきた液体で、俺の入り口を広げる。
指を入れてくる。
奥まで。
唯川は奥まで調べていた。
きっと俺の敏感な部分を。
声が漏れそうになるのを堪える。
「いぶき我慢しないで」
「無理……」
その時、唯川がなぞった部分に快感を覚えた。
「いぶき締まった。ここだね」
唯川は執拗に責めてきた。
細い指が弧を描いていい部分を刺激して、頭がくらくらした。
唯川の手が止まった。
そしてゆっくりと唯川のが入ってくる。
さっきの部分を刺激してくる。
「っ……」
だんだん激しくなる。
頭がおかしくなりそうだ。
「いぶきはずっと俺のものだよ。永遠に」
唯川は俺のを手で覆った。
動かしている。
「待て、同時はやめろ」
今までに感じたことのない強い波が襲ってきた。
波に全身が覆われた。
その瞬間、唯川のシャツにシミをつくってしまった。
水をこぼしたように。
「いぶき、すごい、何度も締めてくる」
唯川に余裕が一切ない。
余韻に朦朧としながら、唯川のが中で動いていて、唯川が果てて覆い被さってきた。
呼吸が乱れたまま。
静かな教室で、動けない二人。
世界に二人しかいないような、不思議な感覚だった。
暫くしたあと、冷静になれた。
「唯川……シャツ、洗う。俺の体操服着て帰って」
「シャツは洗わなくていい……でもいぶきの体操服は着る」
「お前変態だな」
「うるさい」
俺を翻弄する唯川。
全てが愛おしい。
「俺たち最近してばっかだな」
唯川がキスをしてきた。
「ちゃんといぶきに刻み込みたいんだ。俺を」
唯川は真剣だ。
いつも。
「唯川は……もう特別だよ。唯一無二の存在」
強く抱き合った。
容赦なく流れる時間の中、ただお互いの存在だけを確かめ合う。
そんな毎日が続く。
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