神によって転移すると思ったら異世界人に召喚されたので好きに生きます。

SaToo

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第5話 魔物と初対面しました。

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これが南門かな。すっごい大きい。高さ5m、奥行き2mくらいの石垣の塀が国の周りを囲んでる。門にはに木の扉が二重にあって、その間で、出入国処理をしている。角生えてる馬?が荷台を運んでる商人さんと思わしき人や、単身で猪みたいな魔物?だよね?を担いでる冒険者らしき人も列に並んでる。魔物ってあんな感じで持ってくるの?なんかやだな。血付いてるし、重そうだし。
この扉は夜になったら閉じるのかな?入れなくなったら嫌だから早めに帰ってきたいな。
それにしても思ったより簡単に来れちゃったな。グランドギルド本部からまっすぐだったし、振り返るとグランドギルド本部が見える距離だし。
よし、覚悟を決めて外に出ますか。

出国の列に並んだはいいけど、何を言えばいいんだろ?さすがにお金はかからないよね?緊張してきた。次だ。
「冒険者の方ですかっ?」
短髪で爽やかな青年だな。笑顔がかわいいよ。
「まだ冒険者ではないですが、素材を集めにいきたいと思いまして。」
「そうですか。では気をつけて行ってきてくださいね。ではこちらを。」
白カードみたいな物を渡されたけど、なんだろ。
「すみません、これは?」
「あっすみません。こちら帰ってきたときに入国料が無料になるものなので、入国するときにお見せください。」
「あっなるほど。ありがとうございます」
「いえ。ではお気をつけて!あ、すみませんもうひとつ。万が一強い魔物と出会ったら即刻逃げてくださいね。また、逃げられる状況ではなくなった場合、こちらの救援信号を空に向かって放ってください。この紐を引っ張ると反対側から出ます。」
クラッカーの円柱バージョンみたい。
「ありがとうございます。使わないように気を付けます」
「はい。でも、少しでも危なくなったら使ってくださいね。命は大切に。自分の身の丈にあった冒険を。」
初心者だとやっぱり命を落とす人が多いのかな?
「はい。行ってきます。」
なんか遊園地のアトラクションが出発するときみたいな感じに青年が笑顔で手を振るもんだから、つられて私も手振っちゃった。

外は国内とはまた雰囲気が違うもんだね。
馬車がすれ違えるように太い砂利道があって、その周りには草原が広がってる。少し奥に行くと大きな木が生えててあそこは森って感じかな。とりあえず魔物が出そうだし、薬草とかも生えてそうだからそっちの方に向かおうかな。
なんか、天気も晴れててちょうど良い気候だし、ピクニックでもしたくなっちゃうな。
そういえば、救援信号をもらったはいいけど、これとさっきもらった地図を持ってると手が塞がっちゃうな。そういえばバッグとかないし、良くあるアイテムボックス的なやつ欲しいな。あれ?手に持ってた救援信号と地図がなくなった。
あっまたホログラムみたいなやつでてきた。アイテムボックスって書いてあるよ。アイテム一覧に救援信号の絵と個数が書いある。あれ、地図は?
え、すごい。ARの中にはいったみたい。ん?MRってことか?現実世界と地図がリンクしてる。これはすごく便利なのでは。地図読めなくても全然大丈夫じゃん。それにアイテムボックスの方もどれだけ魔物を倒してもこの中に入れてしまえば持たなくてすむし。やったね。

さてと。魔物を倒すなら武器が必要だよね。武器って作れるのかな?
あ、またなんかでた。今度は武器合成って書いてある。なるほど、剣とか弓とか色んな武器が並んでて、それを押すと、必要な素材がわかって、成功率も出るのか。で、今は素材を持ってないから作れない感じね。てなると、魔法に頼るしかないかな。スキルでは、いっぱい魔法使えそうだけど。とりあえず火は火事になりそうで怖いから、安全そうな水系の魔法使ってみようかな。あっでもまだ国から出たばっかだからもう少し森の方まで行って人が来なそうなとこでやろう。

さっきからひたすら歩いてるけど、この草の中に薬草とかあったりするのかな。どれが薬草か見えればいいのに。わぉなんか所々光るようになった。もしかして光ってるのが素材の草ってこと?採ってみよう。採るとマーキングが消えるみたいに光が消えるのね。見るからにただの草だけど、なんだろ。お、草からホログラムが出て何か説明が書かれてる。もっとも一般的な薬草らしい。なるほど、とりあえずアイテムボックスに入れとこう。
あー1つ1つ薬草収穫するの疲れたよ。腰痛いし、これじゃただの草むしりだよ。って草むしってるだけどさ…。なんか自分の半径10mくらいの範囲は勝手に収穫してくれないかな?え、所々光ってるのが消えたってことはもしかして…アイテムボックス。おおおお!薬草増えてる!少し奥の方で光ってるとこに向かうと…光が消えて、薬草が…増えてるー!常時発動してるみたい。てことはもう光らせなくていいね。いや、もう何でもありなんだな。神様ありがとう。よし、さくさく進もう。

ってサクサク進んできたはいいけど、けっこう森の奥に入ってきたな。なんか道なき道を進んできちゃったけど、帰れるよね?ま、この地図があるから余裕か。にしても、木生えすぎじゃない?もうちょっと開けたところで試したいんだけどな。ん?前の草むらからカサカサ聞こえる。何かいるみたい。えー!!!急に何か白い生物がこっちに向かって飛んできたけど!!どうしようどうしよう、倒さなきゃ!ええーっと、水、攻撃…水鉄砲だ!白い生物に向けて指で鉄砲作って、お願い出て!バンッ!

うぁお、指から水の玉が出たよ。それが当たって白い生物はその場に落ちたみたい。倒したのかな?動かないし、大丈夫だよね。最初は白い生物ってことしかわからなかったけど、よくよく見たら、異様に耳が長いうざぎみたい。あ、これが”ロングイヤーラビット”かな?大きさは30cmくらいで、耳はその倍はありそう。邪魔じゃないのかな?

とりあえずわかったことは、魔法は使えるってことと、その威力は想像通りってことかな。その魔法のイメージさえあれば何でもできそう。そう考えるとスキルは確かに必要ないのかもしれない。そうだ、ステータスはどうなってるんだろ。あれ、魔法使ったのにMPが減ってないな。もう回復したとか?それとも水鉄砲は魔法ではないとか?まー多く減る訳じゃないからいいか。

で、この魔物はどうしよう。このままアイテムボックスに入れるのもなんか気が引けるな。そもそも入るかわからないけど。どの素材が売れるか分からないしな。なんかスキルでその辺どうにかならないかな。え?魔物が消えた。一定時間たつといなくなるの?って思ったらまたホログラム出たよ。これ、ロングイヤーラビットの素材一覧って…勝手に解体してくれたの?アイテムボックスに収納しました。ってメーセージも出てるし。すごいわ。これでこれから、どれだけ倒しても素材としてゲットできるから最高だね。
もっと魔物いないかな。今日の宿代稼がないと。

おっあそこにロングイヤーラビットが5匹まとまっている。うーん、どうしたものか。さっきみたいに水鉄砲だと1匹ずつになっちゃって、ロングイヤーラビットに気づかれそうだし、何かまとめて仕留める方法ないかな。点が少ないならラインにしちゃえばいいかな。ウォータージェットカッターとか?それか拘束して1匹ずつ?うーん。とりあえずまとめてやっちゃおう!
狙いを定めてってえ?気づかれた?全員こっちを振り向いて向こうに逃げようとしてる。急げ!シュ!おお!いい感じに手刀から水のカッターが出てロングイヤーラビットを倒したぞ。倒したら自動的に素材になってアイテムボックスに収納されてる。にしても、どうして気づかれたん…

なんか背後が嫌な予感。何か大きそうな生物の吐息が聞こえる。今にも食べられそう。後ろを振り返りたくないけと振り返らないとそこで…

これは振り返ってもダメなやつや!大きい熊みたいなのがよだれを垂らしてこっちを見ているのだが。
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