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そういえば、あれ以来遠矢とよく一緒に出かけている。休日もだけど、大学の後で待ち合わせたりとかして。ボーリングとか映画とかショッピングとか遊園地とか、いろんなところに。

……もしかしたら、私が大学でぼっちになった事を薄々察して誘ってくれているのだろうか。そうだとしたら少し気まずいけど、ここ数年ほとんど一緒に遊んでいなかったから何だか新鮮だし凄く楽しい。

「明とも、こんな風に遊びたいな」

ついそう呟いたら、遠矢に変な顔をされた。

「………とりあえず、受験が終わるまでは無理じゃない?」

確かにそうだと頷いた。
明は俗に言う「今が一番大事な時期」だ。本人もやる気だし。
残念だけれど仕方がない。息抜きにと誘っても怒られそうだし。


遠矢とは、家でもよく一緒にいる。料理を作ったり、お菓子を食べながら他愛のない話をしたり。

…大学でぼっちだから、遠矢が構ってくれるのは正直とても嬉しい。今さら大学で新しい友達を作る気にもなれないし。遠矢の存在が、どんどん大きくなっていく。




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