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第1章
4 殿下に犯されて、求めてしまいました
しおりを挟むバタンと大きくドアの閉まる音がして、ほっと息を吐いた。
「ふふっ。人に見られて興奮したかい?」
力なく首を横に振る。
「酷い…です…」
「仕方ないよ。君が僕の言うことを聞かないのが悪い」
「………?」
殿下がなにを言っているのか分からなかった。こんなに、されるがままになっているのに。
「たった一言「犯してください」って言えば、あんな目にはあわずに済んだのにね」
そんな…。
あまりに酷い罰に、頬を涙が零れ落ちた。顎を掴まれ、無理矢理殿下の方を向かされる。舌でねっとりと涙を舐め取られた。
「君が聞き分けがないせいだよ?」
私を責める言葉。
胸を鷲掴みにして、殿下の腰の動きが速くなる。
ふふっ
殿下が上機嫌に笑った。
「きっと君の下着、今夜は彼の精液でドロドロにされちゃうね?」
彼は、あれを持って帰ったのか…。
「彼、ああマーカスっていうんだけどね。彼は真面目な独身で恋人もいないらしいから…」
殿下が私の耳に唇を当てた。
「きっと、さっきの君の声を思い出しながら、君の下着で何度も抜くだろうね」
その瞬間イってしまった。
殿下が笑う。意地の悪い声で。
「リーシャは淫乱だね。彼に妄想で抜かれるところを想像してイくなんて」
「違っーー」
「違わないよ、淫乱なリーシャ。君は声しか知らない彼が、君の下着でモノを扱いて、君の声を思い出しながら君の中に出す妄想で果てる。そんな姿を想像して興奮したんだ」
殿下の言葉の内容を想像して、またイってしまった。二度も立て続けに………。
…認めたくなんてない………でも………多分、殿下の言う通りなのだろう…私は………。
知りたくもなかった自分の性癖を突きつけられ、ぽろぽろと涙を零す私の中を殿下のモノが荒々しく蹂躙する。殿下が荒い息を吐きながら囁いた。
「この部屋を汚すわけにはいかないし適当な布もないから、今日もリーシャの中に出すよ」
「嫌っ……ですっ…お願いっ…ですっ……中っ…だけはっ…嫌っ…」
妊娠するのだけは絶対に嫌だった。無駄とは思いつつも身を捩って懇願する。
でも
「ごめんね。今回は不可効力」
嫌がる私を笑って、殿下が奥に強く打ちつける。何度も。何度も。
そして限界を迎えた殿下のモノは、私の懇願など無視して中で果てた。
けれど確かに出したはずなのに、殿下のモノはおさまらなかった。
「……もう一回、出してあげるよ。…リーシャも足りないでしょ?」
泣きじゃくり首を横に振る私には構わず、殿下は腰を打ちつける。
嫌なのに、一度出されたことでぐちゃぐちゃと卑猥な音を立てる中が気持ちよくて、声をあげてしまう。殿下は私の弱いところを何度も擦りながら、もう一度私の中で果てた。私の中は、それを嬉しそうに締めつける。
それでもまだおさまらなくて。
殿下のモノは、硬くて大きいままで。私の中も、激しくうねり続けていて。
「おかしいな。淫乱なリーシャにつられちゃったのかな?」
私を嬲る声音でそんなことを言いながら、殿下はまた腰を振り始めた。部屋に二人分の荒い呼吸と肉がぶつかる音、そしてぐちゃぐちゃに濡れた中を掻き混ぜられる音が響く。その音に、今自分が何をされているのか、自分のそこがどんな風になっているのか嫌でも突きつけられる。
嫌なのに。本当に嫌だと思っているのに、感じてしまう。腰を、殿下の動きに合わせて振ってしまう。
殿下が愉しそうに嗤った。
「そんなに僕の精が欲しいの?リーシャ。必死になっちゃって、可愛いね」
そしてもう一度奥に突き入れられ、中にたくさん出されてしまった。
私はその衝撃を、椅子の背にしがみつくようにして耐えた。中が熱くて、脚が震えて、ぞくぞくするのが止まらない。
こんなにたくさん出されたら、妊娠してしまう。
そう思うのに、私の中はきゅっと収縮して殿下のモノに絡みついた。
やっと自身のモノを引き抜いた殿下に、はずみで寄りかかってしまった。
もうとっくに、一人で立っていられなかった。
殿下の息が首すじにかかるだけで、熱い吐息が漏れてしまう。
「凄く…いやらしいね、リーシャ」
そんな言葉にも反応を返せず、ただぎゅっと目を瞑って快感の波に耐える。
悪戯に肌をなぞられただけで、甘い声が漏れてしまう。
「参ったな…」
殿下が小声で何か呟いた気がしたけれど、それも耳に入らない。
私の体を支える殿下の体温に、思考が溶けていく。
体が熱い。中が熱い。
もっといっぱい、ぐちゃぐちゃにして欲しい。
中を、滅茶苦茶にして欲しい。
まだ、全然足りない。
頭の中に靄がかかる。
もっと、抱かれたい。
もっと、酷いことをされたい。
体の疼きは酷くなる一方で。
辛くてどうにかして欲しくて。
首を後ろに向けて、殿下を欲望に塗れた瞳で見つめた。
もっとたくさん、犯して欲しい。
この人に。
もっと。もっと。
死にたくなるほどドロドロに、汚して欲しい。
互いの視線が深く絡んで、殿下の瞳の奥で熱が膨れ上がるのが見えた気がした。
殿下の喉がゴクリと鳴った。
無言で抱き上げられ、部屋の隅に置かれたソファに乱暴に押し倒された。
「君が誘ったんだ」
私を見つめる怒ったような顔。切羽詰まった声。
スカートをめくり上げられ、脚を大きく開かされた。殿下のモノが、熱く蕩けたそこに押し当てられる。そして次の瞬間、一気に奥深くまで突き入れられた。
待ち望んでいた刺激に、嬌声をあげ両脚を殿下の腰に絡めて応える。
甘い声が止まらない。
もっといっぱいして欲しい、とねだる声が。
「気持ちいいかい?リーシャ」
殿下の言葉に、夢中で頷く。
「気持ちっ…いいっ…です…殿下のっ…硬くっ…てっ…熱く…てっ…凄っ…い…もっと…して…くださいっ…もっとっ…奥っ…いっぱいっ…」
自ら、腰を振ってねだる。
「っ………!」
これまでよりずっと乱暴に、ガツガツと奥を抉られる。それが気持ちよくて堪らない。
頭の中で、何度も白い光が弾ける。荒々しく求められて、身体中が悦んでいた。
「中と外、どっちに出して欲しい?」
殿下の、欲望に染まりきった声。
そんなの決まっている。
行き過ぎた快感に、涙を流しながら叫んだ。
「中にっ…奥にっ…全部出してくださいっ…殿下のっ…全部っ…私のっ…私の中にっ…全部っ…くださっ……!!」
次の瞬間、殿下のモノが弾けて、体の奥が熱いもので満たされた。熱くてドロドロして、気持ちいいモノで。
私の中は、それを更に奥へ送り届けようと貪欲にうねる。
腰に絡めた脚にぎゅっと力を込めて、殿下のモノを飲み込んでいる場所を密着させた。
まだ抜かないで欲しい。
一滴残らず、私の中に出していって欲しい。
「気持ち…い…」
思わず声に出てしまっていた。
でも、まだ足りない。
もっと汚して欲しい。
これ以上ないくらいに。
ぐちゃぐちゃに。
滅茶苦茶に。
汚して欲しい。
犯して欲しい。
もっと、もっと奥までーー
呼吸を奪うように唇を重ねられた。入り込んできた殿下の舌に、自ら舌を絡める。
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