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彼の誕生日2 朝から二回

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「ねぇ、おねだりして?」

浅く出し入れしながら彼が笑った。
浅いところばかり刺激されて、奥がどんどん疼いてくる。

「んっ…ふっ…」

「ほら、めちゃくちゃエッチな格好した僕の奥さん。ちゃんと言葉でおねだりして?」

いやらしく腰を揺らす私を笑って、彼が浅い抜き差しを続ける。
彼の首に腕を回して、キスをした。
舌を絡めて応えてくれるのに、あそこは浅いまま。

足を絡めて引き寄せようとしたら、腰を押さえて止められて、クスリと笑われた。

「ね、そっちの方がずっとエロいってわかってる?」

顔を覗き込まれて赤くなる。
私の目をじっと見つめたまま、彼が浅いところを突く。
揶揄いと、欲望の混ざった彼の瞳。

っ…も…ダメ…奥…欲し……

「……ねぇ…奥までちょうだい…」

観念してねだったら、自分の口からもの凄く甘えた声が出てびっくりした。
彼も一瞬目を丸くしてから、とても嬉しそうな顔になった。

「ん……」

短く返事をして、彼のものが奥へと挿入ってきた。
…興奮すると、彼は時々無口になる。

彼のものが、凄くゆっくり挿入ってくる。
もどかしくて腰を揺らすと、クスリと笑われた。

「エッチなエッチな僕の奥さん」

歌うように節をつけて囁いて、小刻みに出し入れしながら。徐々に、でも確実に奥へと挿入ってくる。

「は…やく…奥…まで…ちょ…だいっ…」

お腹の奥が熱くてたまらない。もう、一気に奥まで彼のを挿れて欲しい。ズドンって。
彼の目を見つめながらねだった。

彼の瞳の中で欲情が膨れ上がる。
薄めの唇が弧を描いた。

この顔好きっ…

「可愛い」

そして一気に奥まで突かれた。
望んでた通りに。

「んぅうっ…」

ビクビクと身体を震わせて目を閉じる。

「中締まってる。わかる?」

楽しそうな声に、コクコクと頷く。

「旦那様のモノ、気持ちいい?」

「んっ…いいっ…旦那様のコレっ…いいっ…」

凄く…いいっ……形が…わかって…気持ちいいっ……

「………大好きな旦那様のコレ…そんなに気持ちいいんだ?」

「んっ…旦那様のっ…大好きな旦那様のだからっ…気持ちいいっ…」

そう答えたら、腰を手でぎゅっと引き寄せられ、奥をグリグリされた。

「ぁあああっ…」

彼の肩に、頭を押しつける。
どうしよう…凄い…もっと欲しい…

「エッチなエッチな僕の奥さん。凄く可愛いよ」

コクンと頷いて、肩に頬を擦り付ける。

「…私のエッチな旦那様…大好き…」

そう呟いたら彼のモノが大きくなった。

「…出すよ…僕の奥さんっ……」

「んっ…」

頷いた私の中を、彼がグチャグチャにする。ぎゅっと肩にしがみついて耐える。どうせなら一緒にーー

「一緒にイこ?」

彼にそう、少し可愛らしく囁かれて。
頷いて彼と一緒にイった。




中で出された感覚にゾクゾクしていると彼が笑った。

「今日はまだ時間があるから…もう一回、いいよね?」

返事をする間も無く、うつ伏せにひっくり返された。洗濯機の上にいっぱい溢れてしまっていた愛液が、メイド服の生地に吸われていく。

あ…服…汚れちゃっ……

背後で彼が笑った。

「すっごいエロい。大事なところが全部見えちゃってる」

履いているスカートの丈の短さといやらしい下着を思い出す。今どんな風に彼に見えているのか………いたたまれなくてジタバタと暴れると、腰を掴まれ彼のモノが挿入ってきた。

「こんな服を着ちゃうだなんて。僕の奥さんは本当にエッチだね?」

耳元で楽しそうに囁かれる。

あなたが着させた癖にっ…

そう言いたかったけれど、一気に奥まで挿れられて、言葉もなく洗濯機にしがみついた。
洗濯機にお腹を押しつけられて逃げられない私の奥に、後ろから彼のモノが打ちつけられる。

「あっ…ぁあっ…ぁあああっ…」

っ…奥まで届いてっ…凄いっ……

「可愛くてエッチな僕の奥さん。旦那様のモノは気持ちいい?」

何度も頷く。

「いいっ…気持ちいいっ…大好きっ…」

「…旦那様のコレが大好き?」

「うんっ…旦那様もっ…旦那様のコレもっ…好きっ…大好きっ…」

だからもっとしてっ…

お尻が左右に揺れる。逃げようとしてではなく、もっともっとして欲しくて。
中から溢れ出る愛液と、さっき中に出された彼の精液が、彼のものでかき出されて太ももを伝って落ちていく。

こん…なにっ…濡れてっ…

その感触に、更に興奮してしまう。

「………大好きな旦那様の精液、また中に出して欲しい?」

彼の声も興奮している。
それが嬉しくて中が締まる。

「欲しいっ…出してっ…旦那様の精液っ…中に出してっ…」

中に出されるあの感触を思い出して、更に興奮した。身体の全部を彼のものにされたようなあの感覚、大好きっ…。

「……奥に?」

「奥にっ…!」

「…僕の精液を出して欲しいの?」

「んっ…出してっ…あなたの精液、いっぱい私の中に出してっ…」

早く欲しくて、中が締まる。
一番奥に、出して欲しくて。
身体がおねだりした。

ふふっ…

彼がとても嬉しそうに笑った。

「僕の奥さんは朝からエッチでしょうがないなあ」

ん…だってあなたの奥さんは、エッチなあなたのことが大好きだもの……

じっと洗濯機にしがみついて、彼が出してくれるのを待つ。

ちょーだい。早くちょーだい。

背後の彼に意識を集中する。

「じゃあ、出してあげるね?」

優しく囁かれて嬉しくなって、きゅうっと中が締まる。コクコクと頷く。

んっ…きてっ……

「…っ……っ…………イくよっ…」

興奮に上ずった囁きにコクンと頷くと同時に、身体の奥が欲しかった彼の精液で満たされた。



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