【完結・R18】姫様の玩具にされたメイドと騎士

ハリエニシダ・レン

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22 愛している2

リチャード様の手が、私の頬に添えられた。真っ直ぐに見つめられる。
薄めの唇が、開いていく。少し厚みのある舌が見えてーー


「愛している」


その瞬間、世界からすべてのものが消えたような錯覚に陥った。
リチャード様の顔が近づいてくる。

「愛している」

唇が重なった。
震えが止まらない。

「愛している」

囁いて、またすぐに重ねられる唇。
硬直して動けない私の唇に、何度もリチャード様の唇が重ねられる。

「愛している、ミリア」

何度も「愛している」と囁くリチャード様…

これは…ダメだ…
こんなことをされたら…
こんな風に抱かれたら…私…私は……

「愛している、ミリア。愛している」

「はい…リチャード様…」

何もできず、ただ震えながら、リチャード様の服の袖を掴んだ。

「愛している。ミリア…」

甘ささえ感じさせる、リチャード様の声。

剣を握るための硬い手のひらが、首すじを滑り落ちていく。

「ミリア…」

胸を下から持ち上げるように揉まれた。

「愛している」

私の目を見ながら、リチャード様が繰り返す。

「愛している。ミリア」

乳首をつままれた。
仰け反らせた喉に、キスされる。

「愛している…」

軽く吸われた。

「愛している…」

下が疼いて、腰が揺れてしまう。

「リチャード…様っ…」

「愛している」

舌を絡められながら両の乳首を指で転がされ、声にならない喘ぎ声で喘ぐ。

「愛している」

乳首を強めに捻られ、腰が跳ねた。リチャード様の膝が、秘所に当てられた。

「愛している」

乳首をつままれながら首を舐められる。秘所から溢れる蜜が、リチャード様の膝を濡らしてしまっているのが分かる。

「っ…リチャードっ…様っ…」

ぐいっと強めに膝を押しつけられて、そこに擦りつけるように腰が揺らめいてしまった。

「君のいやらしいところも、愛している」

「ぁあっ…リチャード…様っ…」

「そのはしたない喘ぎ声も…愛している」

喉を舐めるようにキスされた。

「私を求めるその瞳も…愛している」

近づく唇に思わず目を閉じると、瞼にキスされた。

「甘い声をあげるこの唇も…」

唇を吸われた。

「私を誘うような、この細い首も…」

首をキツく吸われた。

「触れればすぐに尖るこの乳首も…」

甘く噛まれた。

「愛している…ミリア…愛している…」

「あ…あ……あ…リチャード…様っ…」

「ミリア…愛している…」

熱く、見つめられる。
互いの呼吸が荒い。

リチャード様のモノが押し当てられ、そして中に挿入ってきた。

「愛している…ミリア…っ…」

蜜を溢れさせていたそこは、リチャード様のモノに悦んで絡みついた。

「私に貫かれて悦ぶここも…愛している…」

奥に…当たった。

「愛している…愛している…っ…ミリア…っ…」

リチャード様が腰を振る。
ぐちゃりぐちゃりと音が鳴る。

「君のここが立てる音も、愛している」

快感のあまり、涙が溢れ出た。

「私に抱かれて泣く、君の涙も愛している」

溢れ落ちる涙を舐め取られた。

「ミリア…ミリア…っ…名前を呼んでくれ」

思いもかけないことを要求され、目を見開いた。
…いいのだろうか。
躊躇いがちに口を開く。

「リ、チャード…様…」

「もっとだ」

「リチャード様…リチャード様…」

呼ぶたびに、胸の奥が切なさで痛む。

「そうだ。そのまま呼び続けてくれ」

「リチャード様…リチャード様…リチャード…様っ…」

好きです、リチャード様…大好きですっ…

「私を呼ぶその声も…愛している。ミリア…誰に呼ばれるよりも、私は君に名を呼ばれたい」

「リチャード様っ…」

「ミリア…愛している…」

「リチャード様っ…私もっ…私もっ…愛していますっ…」

繰り返されるリチャード様の言葉に、自然と想いが口から溢れた。

「……………ミリア…」


沈黙に目を開けると、リチャード様が動きをとめ、私を見つめていた。苦しそうに眉を寄せて。

…あ…………私…は……何を…言って…………リチャード様は…ただ姫様に命じられたから…言っている…に…すぎない…のに……

一気に心が冷え、思わず唇を噛むと、上からリチャード様の舌でこじ開けられた。閉じようとした口は難なく開かされ、リチャード様の舌にいいようにされる。

「ふっ…あっ…ぁあっ…」

冷えた心は置き去りに、身体はすぐにまた熱の渦に叩き込まれた。

「そうだ。喘げミリア。もっと…。私はおまえが愛おしくてたまらない…」

涙が溢れた。
…辛い。
…知らなかった。
こんな風に、リチャード様はあっさりと嘘を吐ける。「愛している」なんて嘘を…こんなにも…まるで本心かのように……

辛い…私の為に、してくれていることだとわかっているのに…それでも辛い…
嘘だとはっきり言われたにも関わらず、リチャード様の言葉に溺れてしまう。
そんな自分が惨めで辛い。
いっそ、

今夜、死んでしまいたい…。

リチャード様に「愛している」と何度も囁かれた記憶だけを胸に、死んでしまいたい…。


殺してください。
あなたが好きです。


そんな言えもしない願いを胸に、泣きながら抱かれ続けた。


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