私の方がハルト様には相応しい?お姉さまから奪い取って見せます?いえいえ、そんなに欲しいならすぐにあげますよ。

仰木 あん

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「何でお姉さまがハルト様と婚約何ですか!あの御方は私の憧れの方なんです。お父様、ハルト様の婚約者はこの私にして下さい!」

「いや~、しかしだな、もう話は進んでいるからな……」

私の前で妹のエリザベスが何か騒いでいる。ハルト様は最近私の婚約者になったこの国の第二王子のことだ。継承順位も、領地も言うこと無し、武勇に優れ、頭脳明晰なのだが、………まぁ、人には色々とあるようで………

しかし、エリザベスがハルト様に憧れを抱いていたなんて聞いたことがない。多分また私の物が羨ましくなり、奪い取りたいのだろう。

でもこれって、私もついてる?今回は妹に譲りましょう♪

「お父様、ハルト様は私の婚約者です。そんな簡単には………」

「まぁ、マリア、聞きなさい。この婚約は我が公爵家と王家との結びつきを強くするためのものだ。お前も望まない結婚よりは、好きな人と一緒になりたいだろう?エリザベスの気持ちを汲んで諦めなさい。」

「そ、そんな……」

よし、少し嘘泣きでも入れておきましょう。

さめざめとマリアは泣き、対象的にエリザベスは勝ち誇ったような笑顔だった。


~~~数ヶ月後~~~

私とハルト様の婚約が破棄され、エリザベスとの婚約が決まる。

「いや~、あのゴリッゴリのマザコンから解放されてよかった。エリザベスはハルト様に憧れていたようだからそれくらい我慢できるでしょう♪王妃様も裏ではハルト様にベタベタだから、嫁姑問題で暗殺されなきゃいいけど♪テヘ、ペロ♪」












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