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第十三話 植木鉢の謎と、手紙
書庫での考察から数日、マリアはアドレー王子付きの侍女の仕事にも慣れ、日々、さりげなく言い寄られるのだが、それをさらりと受け流す事にも慣れていた。
「ふぅ、マリア~、なぜ私と婚約してくれないんだ~?」
「それは、ご自分の行いを振り返って見てはいかがでしょう?」
「う~ん………。わからん!」
「まぁ、そういうところですね。」
「そんな~。」
「ふふ、はい、はい、そんなにブウたれてないで、さ、今日のお仕事をされてはいかがですか?」
「ああ、仕事な。マリアとまったりしたいから昨夜済ませた。」
「へ?き、今日のお仕事は、結構書類が山積みだったかと……」
「ああ、だから、全て目を通して指示書を書いてあるから、後は王の承認だけだな。」
こ、この王子……優秀なんだろうけど……、
「では、御疲れでは?」
「そのため植木鉢二つだろ?」
「そ、そうですね……。って、最近知ったのですが、あの木はこの国で他に見ないのですが……。」
「ああ、だって、あれは私が留学していた隣国の外れにある、集落の技術だからな。」
「隣国の集落?」
「ああ、この国ではあまり大声で言えないから、耳をかせ!」
「は、はい。」
「ふ~!」
アドレー王子がマリアの耳に息を吹き掛ける!
「あっ!って、殿下!怒りますよ!」
「悪い、悪い、今度は真面目に話すからさ。」
「もう!ホントですか?」
「あのな、隣国の外れの集落には、一人のドルイダスが住んでいてな、その人物と仲良くなって分けてもらったのさ。」
「ド、ドル………」
「し、静かに!」
王子がマリアの口を押さえる!
「す、すみません。」
「ふ、まぁ、ビックリするのはわかるけどな。」
「でも、エネローワの王子がよくドルイダスと仲良くなれましたね。」
「ん?そこは、まぁ、色々と時間はかかったけどね……でも最後は鉢を三つ貰えるほど仲良くなれた。過去の恨みもあっただろうに、凄い人だったよ。」
「そうなんですね。」
「ああ、しかし、隣国に一人とはいえ、生き残りがいたんだな……」
すみません、王子、私もドルイダスなんです…。
と、マリアは思ったが、言い出すことはできなかった。
そんなこんなでその日の午前中は時間が過ぎ、午後になると、先日アドレー王子が出した手紙の返信が届く。
「ふ、噂をすれば、と言うやつだな。」
「その手紙は?」
「ああ、この間マリアに出して貰った手紙の返事だな。差出人は、午前中に話題に上がった人物だよ。」
王子は手紙に目を通すと、
「マリア、明日、遠出をすることになった。出かける準備をしようか!」
「ふぅ、マリア~、なぜ私と婚約してくれないんだ~?」
「それは、ご自分の行いを振り返って見てはいかがでしょう?」
「う~ん………。わからん!」
「まぁ、そういうところですね。」
「そんな~。」
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「ああ、仕事な。マリアとまったりしたいから昨夜済ませた。」
「へ?き、今日のお仕事は、結構書類が山積みだったかと……」
「ああ、だから、全て目を通して指示書を書いてあるから、後は王の承認だけだな。」
こ、この王子……優秀なんだろうけど……、
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「は、はい。」
「ふ~!」
アドレー王子がマリアの耳に息を吹き掛ける!
「あっ!って、殿下!怒りますよ!」
「悪い、悪い、今度は真面目に話すからさ。」
「もう!ホントですか?」
「あのな、隣国の外れの集落には、一人のドルイダスが住んでいてな、その人物と仲良くなって分けてもらったのさ。」
「ド、ドル………」
「し、静かに!」
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「ふ、まぁ、ビックリするのはわかるけどな。」
「でも、エネローワの王子がよくドルイダスと仲良くなれましたね。」
「ん?そこは、まぁ、色々と時間はかかったけどね……でも最後は鉢を三つ貰えるほど仲良くなれた。過去の恨みもあっただろうに、凄い人だったよ。」
「そうなんですね。」
「ああ、しかし、隣国に一人とはいえ、生き残りがいたんだな……」
すみません、王子、私もドルイダスなんです…。
と、マリアは思ったが、言い出すことはできなかった。
そんなこんなでその日の午前中は時間が過ぎ、午後になると、先日アドレー王子が出した手紙の返信が届く。
「ふ、噂をすれば、と言うやつだな。」
「その手紙は?」
「ああ、この間マリアに出して貰った手紙の返事だな。差出人は、午前中に話題に上がった人物だよ。」
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