8 / 23
暴走 ※R-18
しおりを挟む世界を救うというのは、こんなにもオイシイものなのか。
私は、萌え耳の美少年の上に乗り、可愛く身悶えている彼の顔を見下ろしていた。
「穂花さぁん・・・っ・・・僕・・・気持ちイィ・・・っ」
涙を流しながら快楽に耐える彼の姿は、たまらなく下半身にクる。
「早く・・・ぅ・・・もう・・・僕・・・我慢できない・・・ぃ・・・」
苦しそうに荒い呼吸を繰り返すレオの身体が、突然緑色に発光し始めた。
(え・・?!どういうこと・・・?!身体が・・・っ)
彼の身体が発する緑色の強い光に包まれた途端、私の頭に長い耳が生え始める。
尾骨のあたりには、ふわりとまあるい尻尾まで生えてしまった。
(レオの力が・・・暴走してる・・・?!これが・・・レオの力・・・?!)
アーサーから聞いた、レオの能力。
彼には人間を、獣人に変える力があるらしい。
「早くっ・・・」
レオの手が、私のお尻を掴んでぐいっと引き寄せる。
尻尾に触れられた私は、一気に身体の力が抜けて立ち膝をしていられなくなり、腰がすとんと落ちてしまった。
ぐっと、レオのペニスが、身体の奥に入り込む。
「あぁッ・・・レオ・・・・っ」
幼い顔立ちに似合わない大きなぺニスが、私の最奥まで到達した。
「あ~~っ・・・イイ・・穂花さぁん・・・っ・・・・あん・・・ぅ・・・」
私のお尻を鷲掴みしながら、彼は思い切り腰を振っている。
その腰使いのいやらしさに、私は鼻血が出そうになった。
彼と交わる快感。
初めて交わったとは思えないほどに、彼のカタチは私の内側にフィットしている。
あまりの気持ち良さに、私はすぐに絶頂を迎えてしまった。
「レオっ・・・・すごい・・・イッちゃう・・・ぅ・・・・!!」
グチュグチュと卑猥な音を立てながら、下から突き上げられる快楽。
激しく打ち付けられる彼の腰が、私の最奥に押しつけられ、ブルブルと大きく痙攣した。
♢♢♢
「おはようございます。僕の、穂花さん。」
朝、目を覚ますと、先に目を覚ましていた裸の美少年が、優しく私を見つめていた。
「レオ・・・!元気になったんだ・・・?!」
昨夜の苦しそうな表情、身体の発光現象は、跡形もなく消えていた。
私は頭に生えたはずの耳や、尻尾を慌てて確認する。
身体は何事もなかったように、元の状態に戻っていた。
「もう大丈夫です。元気になりました。」
官能的な夜の姿は、まるで夢であったかのように、彼は無邪気な顔で微笑んでいる。
裸のままの彼が、嬉しそうに布団に潜り、抱きついてきた。
「穂花さん、助けてくれてありがとうございます。僕・・一生、穂花さんのこと、そばで守ります。ずっと一緒にいてください。」
(プロポーズ・・・!?私のレオ・・・・♡なんて可愛いの・・・・♡)
昨夜の情熱的な彼を思い出しながら、そのギャップに全力でときめく。
「俺たちのお姫様は、随分ねぼすけみたいだね?」
2人で戯れあって昨夜の余韻を楽しんでいると、突然思い切り布団を引き剥がされた。
「な・・・っ・・・アーサー・・・!?」
(ちょっと、私まだ裸・・・・っ・・・・)
アーサーは布団を剥がし、裸の私たち二人を見下ろしている。
私の裸を上から下まで舐めるように見ると、「・・・へぇ。」とそっけなく呟いた。
(何・・・!?その反応・・・・!?)
私を見下ろしている彼の意味深な視線に耐えられず、飛び起きて大切な部分だけを何とか手で隠す。
「アーサー、僕すっかり良くなりました。穂花さんの力のおかげです!」
レオは恥ずかしがる様子もなく、可愛い尻尾をふわりと振りながら、目一杯の笑顔でアーサーにそう報告した。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
164
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる