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ハオの場合(Ω)③ 内診
しおりを挟む恥ずかしくてたまらない。
1回目の治療で、シータ君の中に何度も腰を打ち付けて射精してしまった。
いくら治療のためとはいえ、理性を失って本能の塊になった自分を見られるのはどうしても恥ずかしい。
「少しお待ちくださいね。」
シータ君からしたら数多くいる患者の一人なわけで、僕が発情して淫らに快楽に耽っていたからといって何も思わないんだろうけど。
診察台の向こう側、小さな声で話をしているのが聞こえる。
シータ君と、もう一人は主治医の先生。
カーテンを開けて褐色肌の綺麗な男性が入ってくる。
主治医の先生が診察室に現れると、僕はなんだか緊張してしまう。これから痛いことをされるんじゃないか、って白衣姿の大人の男性に僕は恐怖する。
「診察しますので、ここに足を乗せてくださいね。」
シータ君が僕の足を可動式の台の上に乗せて、スイッチを押す。
ウィーンという機械音がしたと思ったら、足がミルミルうちに大きく開かれていく。
下着を外した僕の恥ずかしい部分が、先生の目の前に晒されて恥ずかしくてたまらなかった。
「僕の方を見ててくださいね。」
シータ君が僕の隣に立って、手を握る。
彼の笑顔はとても魅力的で、病院という恐怖心をあおられる状況の中、僕には唯一の救いだった。
「あ・・・ッ・・」
先生の指がニュルリと僕の内側に入り込んでくる。痛いわけじゃないのに、怖がっているせいか異物感がとても気持ち悪い。
「力抜いてくださいね。大丈夫ですよ。」
シータ君がニッコリと僕に微笑んでくれた。
「機械が入りますよ。力を抜いて、」
先生の声はいかにも大人の男という感じで、僕は急に怖くなる。
「痛くないですよ~。」
シータ君の手を握って、ギュッと目を瞑った。
診察の結果、まだ僕は妊娠に至ってないということがわかって、それを先生が淡々と伝える。
早くライトの子どもが欲しいのに。
ライトだって、薬の痛みに耐えながら頑張ってくれている。早く期待に応えたかった。
「浣腸してお薬を入れますね。」
先生はそれだけ言い残すと、部屋から出て行った。
(浣腸・・?!やだっ・・怖い・・・!!)
シータ君が手に恐ろしい大きさのシリンダーを抱えて戻ってくる。
それを見た僕は恐怖のあまり、涙がポロポロと溢れてくるのを止められなかった。
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