【完結済】ヒト族ですがもふもふの国で騎士団長やらされてます。

れると

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初見の相手にはとにかくやたら滅多ら打ち込むべし!

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「ジェン、俺そろそろ」

「はい、気をつけて行ってきてください。」

「3体割り振ったけど多く流れちゃったら、」

「大丈夫です、それぐらいこちらで何とかします。」

「あと、ビッグベアーのメスがいたら、」

「はいはい。分かりました。飯の心配より自分の心配してくださいよ全く。」

「ふふふ。じゃぁまた後で。」

俺が手をあげたらジェントルドも手をあげて答えてくれる。
何だかんだ小言や文句が多いけど、俺が全て言う前に理解してくれたり手を上げて応えてくれたり、こういう小さなところで信頼されてるなぁっと思う。いやほんとにいつも怒られたり小言ばっかりなんだけども、もっと大幅に減らしてくれてもいいと思う。いや減らそ?

さてそろそろ魔獣たちに向き合いますかね。

森の奥に進みながら俺は刀身
他の剣よりが少し濃い灰色をした双剣を構えて身体強化も強める。
騎士団の中でも双剣を扱うのは片手で足りるくらい少ない。双剣を扱えるやつなんて冒険者上がりとかばっかしだし、街育ちが大半の貴族の次男以降なんて双剣を扱うタイミングなんて無いみたいでね。基本的に腰からぶら下げてる長剣って奴を使う人が殆どだ。それに、身長と力があれば1振りで大打撃を与えられる方がやっぱり良い訳で。別に俺はヒト族だからね、力が獣人に比べると足りないのは仕方ないんだよ、足りないのは、ね。身長もきっと平均だよ人族の中では、決して低くないと思うわけよ、うん。

まぁそんな理由もあったのを知ったのは、山を降りた後色々試してみて双剣が1番だなって思った大分後だったり。だって長いのは重し振り回すと俺が振り回されるし、1本だと投げたら手元に残らないし、色々考えた上で双剣を選んだわけよ。実体験に勝るもの無しってね。


よし先ず、3体は後ろに流すっと。
「フリーズ」
真正面から突っ込んでる訳では無いので、前から数えて4体目以降に足場を氷で固める。
前の3体が後ろの異変に気付いて一旦進みを止めたが、俺に気付けずに前進した。
ビッグベアー3体。キチンとメスも居たからお昼ご飯は期待していいかな。

んで、今俺の目の前にいるのはマナケグマ2体と黒くて太い針みたいな毛の生えたビックフット?いやでも顔は豚みたいだなぁ。毛むくじゃらのオーク?ちょっと判断付かないなぁ。俺の身長の3倍くらい。体がデカいから威力も凄まじいだろうな、まぁいっか。どんなんでも討伐対象には変わりない。

まずはナマケグマ2体から。
魔獣ではあるけども全身に生えてる長毛が厄介で炎系の魔術が無効化される。
氷魔法を解いてから、双剣に風を纏わせて斬れ味を増して斬り掛かる。
毛が長くて邪魔をして1振りでは地肌まで刃が届かない。なら手数で勝負だっ!

足止めの氷魔法は解いてしまっているので相手の攻撃を避けながら間合いを詰めて2振り、一旦距離とって攻撃を見極めてまた距離を詰めて2振り、を繰り返す。

ナマケグマは足は遅いが腕が長いし指先の爪も長くて鋭い。その長い腕を鞭のように振り回してくるから当たったら衝撃も凄い。
そして今ナマケグマは2体。4本の振り回される腕を掻い潜って斬撃を食らわす。でもそれだけじゃなく奥にいる謎のケモノにも意識を向け、

「!!っアイスシールド!」

どかーんっ

魔力の流れが変わったと思ったらファイアボール放って来たんですけど!何アイツ!ナマケグマが火に強いからファイアボール放って来たの?そうだとしたら頭良すぎるね!?

とりあえず先ずはナマケグマ!片方は大分毛を刈ったからもうすぐでイける!確実に1体だ!

ナマケグマの両腕のタイミングを見計らって双剣に風魔法を纏わせ地面を蹴って間合いを詰める。
狙うは首。確実に!
「ウインドカッター!」
風魔術で斬れ味を上乗せした斬撃にその後風で切り刻むように魔術をかける。

綺麗に切り落とす予定だったが、皮1枚、いや3枚位の厚さで繋がっている。思い通りには行かなかったが、あそこまでやれば十分だ。

「っ!」

倒したナマケグマから瞬時に距離を置く。
先程まで居た所にファイアボールが2つ上から降ってきた。

あっぶねー!丸焦げにされる所だった!

ファイアボールか消えて焦げ臭い煙の向こうからナマケグマが跳んでくる。
それを余裕で避けて後ろに回り込んで4撃打ち込む。まだイける!

「シールド」

さらに追撃しようとした時謎生物から腕が飛んできた。
手はクマっぽいな、元はウルフベアーか?

どちらともから距離をとっては少し息を整える。

ばきんっぼきんっぐちゃっ

「ぇ?」

およそ討伐中に似つかわしくない音が謎ケモノから聞こえ、そちらを振り向いたら、先程俺が討伐した、まだ少し息があったであろうナマケグマを謎ケモノが食べていた。

「うそーん、まじかぁ、何でも食うのかぁ、そっかぁ。」

いや、うん正直驚いた。
でもちょっと2体から距離取ったからって気を抜いてはダメだね。

もう1体のナマケグマがまたこちらに飛び掛かろうとしていので先程と同じように避けて背中に回り込んで打ち込む!振り回される両腕を掻い潜って打ち込む!
これを繰り返して先程と同じ様にもう一体も動けなくした。

「はぁ、はぁ、はぁ。」

少し距離をとって息を整える。

ふぅ、最近マジで書類仕事ばっかやってたから運動不足何ですけど!これはレスト副団長に要抗議案件だ!

距離を保ったまま相手の動向を伺う。
こちらが仕掛けないのを分かってるからなのか、単純に空腹なだけかは分からないけどもう1体のナマケグマもばきんっぼきんっもぐもぐと食べてしまった。

あの針の様な毛のようなものは火系統はきっと無効化されるだろうな。何食べたらあの状態のが生えるんだろう?それにあの異様なデカさはそれ相応の何かを食べたから?それとも単純にそれくらいの量を食べたから?
ちょっと分からなすぎるから手当たり次第に仕掛けてみるしかないなっ

「ウォーターボール!」

取り敢えず1番効きそうなので攻めてみる。
水玉を作って顔を水没させて窒息死させる手段である。

「ぇっわわっ」

最初は息が出来ず暴れていたケモノは口を大きく開けて火柱を吹いた。俺が作った水玉はジュワワァと水蒸気になって消えていった。

そのまま火柱が俺を目掛けて襲ってくる。

「アイスシールド!」

じゅっ

まじで間一髪だった!制服燃えた!右肩部分!
上着で良かった!なぜかって?普段来てないから!


「ファイアアロー!ウインドカッター!サンダーアロー!」

取り敢えず当初の予定通り手当たり次第仕掛けて弱点を見つけてみることにした。
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