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災害派遣報告書 ジェントルド/アデルバート
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『今回の派遣で見たこともない怪物が現れたがガイウス団長により無事討伐が完了した。
その怪物の詳細は別途報告書に記載しているのでそちらを参考願う。
崖崩れ現場、橋の崩落現場も仮設完了済み。橋崩落現場では近隣の村の自警団が数名ほど滞在。こちらも別途報告書に記載ありますのでそちらを参考願う。
さて団長だが、久しぶりに目にした団長は疲れが溜まっているのが伺えた。3ヶ月不休だというのも噂で聞いていた。心配しかない。そんな嬉しそうに派遣員に混ざらずに帰って休んで欲しいと思ったのは正直な感想だ。
しかも行き間際に愛する恋人と口喧嘩をしたらしいと耳にしたがあのバカップルがそんな事ないだろうと気にしなかったのだがそれは本当のことだったらしい。
現場に向かうまでの道すがら、大雨により餌を求めて山を降りてきた魔獣達を団長が1発で仕留め続けてしまった事によりいつもと違うことが窺えた。凶暴な相手では無い限り新人に経験を積ませるのが通常だが、イラつきが魔術に乗っかって1発で仕留めてしまうのだ。取り敢えず新人のためにも殿に位置配置した。とても不満そうだったが致し方ない。この時はまだ体調も問題なかったと思う。
現場に至っては何か手伝うと言い張るのでコルテスに任せて周辺調査と名付けて散歩に行かせたり、近くの村の自警団のペットに見て貰ったりしていた。コルテスに至っては「団長はキノコの精です、凄いです!」と報告されたが意味が分からなかった。
そして別途報告書に記載した怪物の件を団長1人に任せてこちらはビッグベアー三体の討伐を滞りなく。遠くで雷の音とおそらく怪物が倒れるであろう音がしたが一向に戻ってこないのでニールと見に行ったら木陰でぐったりしてたので回収。怪物のその後は別途報告書参照。
団長には悪いが前回みたく吐かれてその後グロッキーになられても困るのでビッグベアーは食べさせなかった。でも結局後始末処理の確認とアデルバートを付けて討伐現場に行かれた帰りには発熱と頭痛で抱えられて戻ってきた。解熱剤持って行って正解だった。
朝には多少元気になっていたと思ったのだが、アデルバートに聞いたら「伐採にゴメンなさいで魔力を大地に流して大地をほんわか光らせていた」とまたよく分からない報告を受けた。これ以上無理されても困るので解熱剤に眠気を催す薬草を混ぜて処方。アデルバートに背中をとんとんされて眠りについていた。
そのまま静かに寝てくれたまま帰団出来たので良しとする。
ただ誰が抱えて帰るのかと1部の団員で揉めたのは言うまでもない。』
『今回俺は初めてガイウス団長のいる派遣隊に所属することが出来た。正直楽しみ過ぎて気づいたら鼻歌歌ってたくらいっす。
でも団長は出発前の挨拶以外俺に近付いできてくれないんす。今まで一緒に仕事した事なかったし、人見知りっすかね?ちょっと可愛いじゃないっすか!
どこかで2人きりになりたいと狙ってたんすけどコルテスに取られたりして中々上手くいかないすよ、ちくしょうって正直思ってたっす。でも討伐指示する団長はキリッとしていてかっこいいというより可愛いっす!最高っす!ちっちゃい子が頑張ってる姿って何であんなに可愛いんすかね?前に詰所でミッキィさんに「俺はヒト族では平均あります!大型獣人と比べないで下さい!」って言ってる時あったけど俺から見たら十分ちっちゃい子っすよ。そりゃネズミやモグラに比べたら大きいっすけど。
そんで団長がバケモノ討伐した翌日、遂に俺にチャンスがやって来たんすよ!団長がメイソン様に討伐後処理の確認に行くって言うから俺が付き添いを買って出たんすよ!ちょっと体が重そうだなって思ってたから何かのタイミングで触れたいなんて、正直滅茶苦茶思ってましたよ!まさか突然発熱して歩けなくなるとは思いませんっしたけど!でも役得って事で抱えさせてもらいました!でも団長軽い!軽すぎるっす!
是非とも副団長様には食事管理を徹底させて欲しいっすね。もし良ければ俺がやります!その時は声掛けてくださいっすね!
あとビックリした事がありまして、帰団時に眠っちゃった団長を俺が抱えて帰ることになったんすけど、あの気難しいピグが、団長しか乗せたことがないと有名なピグが乗せてくれたんですよ!滅茶苦茶団長を気遣ってるのが伺えてきてあの暴れん坊のピグが可愛く思えちゃう位だったんす。なるべく揺れない様に歩いてるのに周りから遅れるということも無くピグは凄いっすね!
暴れ馬のピグに慕われる団長も流石っす、最高っす、可愛いっす!
団長が元気になったら俺のオススメの食事屋さんに連れて行きたいので執務室に閉じ込めるのも程々にしてくださいっす!』
ジェントルドは別途報告書で詳細記載があるからまだ良い。しかし、他所に見せる報告書では無いにしてもただのガイウス観察記ではないか。実の息子より過保護になってないか?実の息子が頻繁に熱を出していた時も「寝かせときゃ元気になるんで」とだけ言っていた様な気がするが、ああ、だからガイウスは寝かせられたのか。ジェントルドにとってガイウスは子供のような存在か。
アデルバートに至っては論外もいいところだ。報告書とは何たるかを1から再指導である。サブリーダーのくせに報告書もまともに書けないとは後輩に示しがつかないだろうが。
「はぁ。」
他の報告書にひと通り目を通してもため息しか出ないレスト副団長であった。
その怪物の詳細は別途報告書に記載しているのでそちらを参考願う。
崖崩れ現場、橋の崩落現場も仮設完了済み。橋崩落現場では近隣の村の自警団が数名ほど滞在。こちらも別途報告書に記載ありますのでそちらを参考願う。
さて団長だが、久しぶりに目にした団長は疲れが溜まっているのが伺えた。3ヶ月不休だというのも噂で聞いていた。心配しかない。そんな嬉しそうに派遣員に混ざらずに帰って休んで欲しいと思ったのは正直な感想だ。
しかも行き間際に愛する恋人と口喧嘩をしたらしいと耳にしたがあのバカップルがそんな事ないだろうと気にしなかったのだがそれは本当のことだったらしい。
現場に向かうまでの道すがら、大雨により餌を求めて山を降りてきた魔獣達を団長が1発で仕留め続けてしまった事によりいつもと違うことが窺えた。凶暴な相手では無い限り新人に経験を積ませるのが通常だが、イラつきが魔術に乗っかって1発で仕留めてしまうのだ。取り敢えず新人のためにも殿に位置配置した。とても不満そうだったが致し方ない。この時はまだ体調も問題なかったと思う。
現場に至っては何か手伝うと言い張るのでコルテスに任せて周辺調査と名付けて散歩に行かせたり、近くの村の自警団のペットに見て貰ったりしていた。コルテスに至っては「団長はキノコの精です、凄いです!」と報告されたが意味が分からなかった。
そして別途報告書に記載した怪物の件を団長1人に任せてこちらはビッグベアー三体の討伐を滞りなく。遠くで雷の音とおそらく怪物が倒れるであろう音がしたが一向に戻ってこないのでニールと見に行ったら木陰でぐったりしてたので回収。怪物のその後は別途報告書参照。
団長には悪いが前回みたく吐かれてその後グロッキーになられても困るのでビッグベアーは食べさせなかった。でも結局後始末処理の確認とアデルバートを付けて討伐現場に行かれた帰りには発熱と頭痛で抱えられて戻ってきた。解熱剤持って行って正解だった。
朝には多少元気になっていたと思ったのだが、アデルバートに聞いたら「伐採にゴメンなさいで魔力を大地に流して大地をほんわか光らせていた」とまたよく分からない報告を受けた。これ以上無理されても困るので解熱剤に眠気を催す薬草を混ぜて処方。アデルバートに背中をとんとんされて眠りについていた。
そのまま静かに寝てくれたまま帰団出来たので良しとする。
ただ誰が抱えて帰るのかと1部の団員で揉めたのは言うまでもない。』
『今回俺は初めてガイウス団長のいる派遣隊に所属することが出来た。正直楽しみ過ぎて気づいたら鼻歌歌ってたくらいっす。
でも団長は出発前の挨拶以外俺に近付いできてくれないんす。今まで一緒に仕事した事なかったし、人見知りっすかね?ちょっと可愛いじゃないっすか!
どこかで2人きりになりたいと狙ってたんすけどコルテスに取られたりして中々上手くいかないすよ、ちくしょうって正直思ってたっす。でも討伐指示する団長はキリッとしていてかっこいいというより可愛いっす!最高っす!ちっちゃい子が頑張ってる姿って何であんなに可愛いんすかね?前に詰所でミッキィさんに「俺はヒト族では平均あります!大型獣人と比べないで下さい!」って言ってる時あったけど俺から見たら十分ちっちゃい子っすよ。そりゃネズミやモグラに比べたら大きいっすけど。
そんで団長がバケモノ討伐した翌日、遂に俺にチャンスがやって来たんすよ!団長がメイソン様に討伐後処理の確認に行くって言うから俺が付き添いを買って出たんすよ!ちょっと体が重そうだなって思ってたから何かのタイミングで触れたいなんて、正直滅茶苦茶思ってましたよ!まさか突然発熱して歩けなくなるとは思いませんっしたけど!でも役得って事で抱えさせてもらいました!でも団長軽い!軽すぎるっす!
是非とも副団長様には食事管理を徹底させて欲しいっすね。もし良ければ俺がやります!その時は声掛けてくださいっすね!
あとビックリした事がありまして、帰団時に眠っちゃった団長を俺が抱えて帰ることになったんすけど、あの気難しいピグが、団長しか乗せたことがないと有名なピグが乗せてくれたんですよ!滅茶苦茶団長を気遣ってるのが伺えてきてあの暴れん坊のピグが可愛く思えちゃう位だったんす。なるべく揺れない様に歩いてるのに周りから遅れるということも無くピグは凄いっすね!
暴れ馬のピグに慕われる団長も流石っす、最高っす、可愛いっす!
団長が元気になったら俺のオススメの食事屋さんに連れて行きたいので執務室に閉じ込めるのも程々にしてくださいっす!』
ジェントルドは別途報告書で詳細記載があるからまだ良い。しかし、他所に見せる報告書では無いにしてもただのガイウス観察記ではないか。実の息子より過保護になってないか?実の息子が頻繁に熱を出していた時も「寝かせときゃ元気になるんで」とだけ言っていた様な気がするが、ああ、だからガイウスは寝かせられたのか。ジェントルドにとってガイウスは子供のような存在か。
アデルバートに至っては論外もいいところだ。報告書とは何たるかを1から再指導である。サブリーダーのくせに報告書もまともに書けないとは後輩に示しがつかないだろうが。
「はぁ。」
他の報告書にひと通り目を通してもため息しか出ないレスト副団長であった。
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