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堪らなくて中毒
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騎士団に帰団の知らせが入った。何も問題なければガイは2日後に帰ってくるはずだ。
俺は早速自分の先輩と上司に1週間の休みを頂く交渉をする。もちろん俺が休みを勝ち取れない事は無い。圧勝だ。先輩のリクラグトは「恋人にために1週間ってちょっとひくわぁ」とボヤいてたが睨んで黙らせた。俺とガイのやり取りを見ていたのにどうして理解できないんだ。
今日の仕事を終わらせて、騎士団の詰所へ向かう。もちろんガイにも1週間のお休みを貰うため。こちらは3ヶ月連勤させていた負い目があるからかすんなりと勝ち取った。が、レスト様はさらっとガイの体調不良を伝えてきた。
「団長が発熱しているそうですから、解熱剤を準備していた方が良いですよ。」
と。
何を当たり前のように!お前がガイを3ヶ月も休みを与えずに派遣隊に送り出したんだろうが!と腸が煮えくり返ったが、そもそもガイは自分で派遣隊に志願したんだったと思い返して少し落ち着く。
あと2日、あと2日でガイが帰ってくる。それまでに準備を完璧にしておこう。
気持ちを切り替えて家に向かった。
2日後。お昼を過ぎた辺りで派遣隊は帰団した。もちろん俺は出迎え要員に混じってガイを待っていた。
ガイは俺の知らない団員に抱えられて眠っていた。無意識にその団員を睨んでしまっていたみたいでレスト様に「イルヴェス落ち着きなさい」と窘められた。
受け取ったガイは熱はあったがそこまで高くはなく、穏やかにスゥスゥと寝息を立てていた。その様子に薬は必要なさそうだとホッとする。しかし、俺の匂いが随分と薄くなってしまっているのに我慢が出来なくて、スリスリ、スリスリとその頭に匂い付けをした。ガイは俺のだと主張するように。
俺はガイの事が愛おし過ぎて、本心を言えば鳥籠の中で飼って俺でもっとグズグズにして、俺しか考えられなくさせて、誰の目にも晒したくないと思っている。もちろんそんな事本人には言えないし、実行する気も無いけれど。でも、ガイは俺以外の人にもヘラヘラするし、騎士団長も嫌なら辞めちゃえばいいのに後任が居ないから辞められないとか、討伐派遣とか危ないのに我先に参加するし!もう正直見ていられない。まだきちんと俺のところに戻ってくるから良いけど、そのうちパタッと帰ってこなくなるんじゃないかって思うこともある。俺の魔力にぐずぐずのくせに今回みたく平気で1週間も離れ離れになるし。はぁ、もう本当に首輪でも着けてしまおうか。早く長閑な町に移り住んで静かに甘ぁい毎日を過ごしたいね。
そんなガイが目を覚ましたのは翌日のお昼前。まだぼーっとした感じで受け答えもちょっと舌っ足らずで可愛い。んふふ、可愛いな俺だけのガイ。
体を起こしてあげた時に眉が寄って唸った。きっと筋肉痛とやらが来ているのだろう。体を動かしたくないと言った。うん、良いよ、全部やってあげるからね?
水を飲ませてあげようと、口移しで与える。
少し吃驚していたけど、拒否することも無く素直にゆっくりコクんコクんっと飲み込んでいく。俺の魔力混ざってお腹の中でじんわり温まったのだろう。目がとろんとして感じ入ってるみたいだ、可愛い。もう俺の魔力が少しだけでも感じ取っちゃうんだね、んふふふ。
そしてあの日の事を謝ってきたガイに俺がお世話をさせることを約束させた。思い通りの展開に内心にまにましてしまった。俺が居ないとダメにしてあげるからね。俺にはガイだけだけど、ガイにも俺だけになって欲しい。どこにも行かないで、俺だけを見て、逃げたりしないで。だからこれから2日間しっかりお世話してあげるからね?
顔中に降らせた触れるだけのキス。魔力なんて乗せてないのに敏感に感じ取って目がとろんてしてる。んふふふふ、可愛い。
お腹が空いたと言うから膝の上に乗せてあーんしてあげる。「自分で食べれるからいい」と俺の上から降りようとするガイに「お世話させてくれないの?」と言うと黙って言うことを聞いてくれる。喉が渇いたら口移し。
流石にトイレはすごくゴネられて、「トイレは行かない!」とまで言われた。「ここでお漏らし?ああ、漏らしてびしょ濡れのズボンとパンツ着替えさせるのも良いね。あ、なるほど。そうならないように俺に飲んで欲しんだね?」って言ったら「んな訳あるかぁ!」って真っ赤になって怒って結局俺にトイレさせられて。トイレでグズりながらちょろちょろおしっこするガイも可愛かったなぁ。あれ俺が泣かしたんだよ?ヤバいよね、ああ、なんかハマりそう。
お風呂も当然俺が全部やってあげて。素手で洗ってあげてる時なんて、んふふ、あれはちょっと所じゃなくてガッツリ感じてた。あんな所やこんな所も綺麗にしてあげたからね。手首から先を獣化させて肉球でむにむに洗ってあげた時なんか必死に声我慢してて!俺が知らんぷりしてたからガイも必死だったけど、最後は涙目で「もうやめてぇ」ってああああ可愛すぎる!悶え死ぬ!死なないけど!
でもまだまだだからね?んふふ、これからこれから。
寝る時は俺の抱き枕状態。身体強化を解いてるからいつもより柔らかくてふにゃふにゃで気持ちよくて、眠っているガイの頭にスリスリと匂い付けをした。
次の日も同じようにご飯は膝の上。飲み物は口移し。トイレもお風呂も全部俺がやってあげた。恥ずかしながらも受け入れてくれるガイ、本当に可愛い。トイレの時のあの瞬間に「やだぁ、見ないでぇ」って泣きそうになりながら言うのたまんない。俺の嫁が可愛くて最高すぎる、すごい好き。
んふふふ。
明日は起きたらいっぱいイチャイチャしようね。今度は気持ちよすぎて沢山泣かせてあげるね。俺の魔力でグズグズにもね?はー、楽しみ。明日は一日中ベッドだからね?
俺は早速自分の先輩と上司に1週間の休みを頂く交渉をする。もちろん俺が休みを勝ち取れない事は無い。圧勝だ。先輩のリクラグトは「恋人にために1週間ってちょっとひくわぁ」とボヤいてたが睨んで黙らせた。俺とガイのやり取りを見ていたのにどうして理解できないんだ。
今日の仕事を終わらせて、騎士団の詰所へ向かう。もちろんガイにも1週間のお休みを貰うため。こちらは3ヶ月連勤させていた負い目があるからかすんなりと勝ち取った。が、レスト様はさらっとガイの体調不良を伝えてきた。
「団長が発熱しているそうですから、解熱剤を準備していた方が良いですよ。」
と。
何を当たり前のように!お前がガイを3ヶ月も休みを与えずに派遣隊に送り出したんだろうが!と腸が煮えくり返ったが、そもそもガイは自分で派遣隊に志願したんだったと思い返して少し落ち着く。
あと2日、あと2日でガイが帰ってくる。それまでに準備を完璧にしておこう。
気持ちを切り替えて家に向かった。
2日後。お昼を過ぎた辺りで派遣隊は帰団した。もちろん俺は出迎え要員に混じってガイを待っていた。
ガイは俺の知らない団員に抱えられて眠っていた。無意識にその団員を睨んでしまっていたみたいでレスト様に「イルヴェス落ち着きなさい」と窘められた。
受け取ったガイは熱はあったがそこまで高くはなく、穏やかにスゥスゥと寝息を立てていた。その様子に薬は必要なさそうだとホッとする。しかし、俺の匂いが随分と薄くなってしまっているのに我慢が出来なくて、スリスリ、スリスリとその頭に匂い付けをした。ガイは俺のだと主張するように。
俺はガイの事が愛おし過ぎて、本心を言えば鳥籠の中で飼って俺でもっとグズグズにして、俺しか考えられなくさせて、誰の目にも晒したくないと思っている。もちろんそんな事本人には言えないし、実行する気も無いけれど。でも、ガイは俺以外の人にもヘラヘラするし、騎士団長も嫌なら辞めちゃえばいいのに後任が居ないから辞められないとか、討伐派遣とか危ないのに我先に参加するし!もう正直見ていられない。まだきちんと俺のところに戻ってくるから良いけど、そのうちパタッと帰ってこなくなるんじゃないかって思うこともある。俺の魔力にぐずぐずのくせに今回みたく平気で1週間も離れ離れになるし。はぁ、もう本当に首輪でも着けてしまおうか。早く長閑な町に移り住んで静かに甘ぁい毎日を過ごしたいね。
そんなガイが目を覚ましたのは翌日のお昼前。まだぼーっとした感じで受け答えもちょっと舌っ足らずで可愛い。んふふ、可愛いな俺だけのガイ。
体を起こしてあげた時に眉が寄って唸った。きっと筋肉痛とやらが来ているのだろう。体を動かしたくないと言った。うん、良いよ、全部やってあげるからね?
水を飲ませてあげようと、口移しで与える。
少し吃驚していたけど、拒否することも無く素直にゆっくりコクんコクんっと飲み込んでいく。俺の魔力混ざってお腹の中でじんわり温まったのだろう。目がとろんとして感じ入ってるみたいだ、可愛い。もう俺の魔力が少しだけでも感じ取っちゃうんだね、んふふふ。
そしてあの日の事を謝ってきたガイに俺がお世話をさせることを約束させた。思い通りの展開に内心にまにましてしまった。俺が居ないとダメにしてあげるからね。俺にはガイだけだけど、ガイにも俺だけになって欲しい。どこにも行かないで、俺だけを見て、逃げたりしないで。だからこれから2日間しっかりお世話してあげるからね?
顔中に降らせた触れるだけのキス。魔力なんて乗せてないのに敏感に感じ取って目がとろんてしてる。んふふふふ、可愛い。
お腹が空いたと言うから膝の上に乗せてあーんしてあげる。「自分で食べれるからいい」と俺の上から降りようとするガイに「お世話させてくれないの?」と言うと黙って言うことを聞いてくれる。喉が渇いたら口移し。
流石にトイレはすごくゴネられて、「トイレは行かない!」とまで言われた。「ここでお漏らし?ああ、漏らしてびしょ濡れのズボンとパンツ着替えさせるのも良いね。あ、なるほど。そうならないように俺に飲んで欲しんだね?」って言ったら「んな訳あるかぁ!」って真っ赤になって怒って結局俺にトイレさせられて。トイレでグズりながらちょろちょろおしっこするガイも可愛かったなぁ。あれ俺が泣かしたんだよ?ヤバいよね、ああ、なんかハマりそう。
お風呂も当然俺が全部やってあげて。素手で洗ってあげてる時なんて、んふふ、あれはちょっと所じゃなくてガッツリ感じてた。あんな所やこんな所も綺麗にしてあげたからね。手首から先を獣化させて肉球でむにむに洗ってあげた時なんか必死に声我慢してて!俺が知らんぷりしてたからガイも必死だったけど、最後は涙目で「もうやめてぇ」ってああああ可愛すぎる!悶え死ぬ!死なないけど!
でもまだまだだからね?んふふ、これからこれから。
寝る時は俺の抱き枕状態。身体強化を解いてるからいつもより柔らかくてふにゃふにゃで気持ちよくて、眠っているガイの頭にスリスリと匂い付けをした。
次の日も同じようにご飯は膝の上。飲み物は口移し。トイレもお風呂も全部俺がやってあげた。恥ずかしながらも受け入れてくれるガイ、本当に可愛い。トイレの時のあの瞬間に「やだぁ、見ないでぇ」って泣きそうになりながら言うのたまんない。俺の嫁が可愛くて最高すぎる、すごい好き。
んふふふ。
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