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大事な話ほど耳が痛い
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お世話という名の介護の2日間が終わった。
正直地獄以外の何物でもなかった。いやそりゃ動きたくないとは言ったけども!ベッドから自分の足で出ることは叶わず、ご飯もトイレも何もかもイルのお世話に・・・。
でも、それも昨日までだったし、今日からは新生ガイウスの誕生である!朝陽が眩しいぜ?
いや、うん全てお世話されるって恥ずか死ねるくらい地獄だったけどそのお陰か体が随分と軽くなった。
しかしあれだけ体に負荷がかかってたとは。身体強化かけてない状態で基礎体力や筋肉つけてかないと。基礎が大事、体力も大事。あくまで強化は補助。うんうん、よし、今日から早速トレーニングだ!
早速軽く体操しようかなっとベッドを降りようと思ったが、イルの抱き枕状態の俺はどんだけ暴れてもそこから抜け出す事が出来なかった。
「・・・ちょっと!起きてんでしょ、離してよイル!?」
「・・・。」
イルは両手にグッと力を入れて抱き寄せて俺の項をスンスンと嗅いだ。
ええと、イルの甘えたモードかな?昨日散々好きにさせてあげたのに!
そのままじっとしていたら、耳の後ろ、髪の毛、とスンスンスンスン嗅がれながら登って行った。
「・・・ガイはさ、」
「うん?」
ベッドに横になって後ろからぎゅっと抱き締められて、頭に顔を寄せながら話しかけられた。
俺からはイルの表情は見えないのでわからない。
「3ヶ月くらいずっと休みなく仕事行ってたじゃん。しかも朝早く。」
「うん、そうだね。」
「ガイは大丈夫って思ってるかも知れないけど、」
「・・・うん。」
「全然大丈夫じゃないんだよ。俺から見たって疲れが溜まってるの丸わかりだし。なんでそれで派遣隊に混ざろうとするの。前回だって疲れたまま参加して体調崩したのもう忘れちゃったの?」
「ぁぁ、うん、ごめんなさい。」
「ごめんなさいが聞きたいんじゃなくて。ガイは自分で思ってるより、軟弱で!打たれ弱くて!すぐ熱出すんだから!もっと自分の身体の事労わってよ。」
「・・・うん。」
「ガイがよく言ってるでしょ。魔術は万能じゃないって。ね、それで一昨日魔術全部解いてどうだったの?」
「えと、凄く体が重くて動かすのも大変でした。」
「でしょ!?なのになんで?いつもいつも大丈夫大丈夫って全然大丈夫じゃないじゃん?」
「ゔ、そう、ですね。」
「それで?」
「・・・え?」
「ガイはね、今回帰団日初日に発熱してそのまま3日間団員に抱っこされて帰ってきて、俺が抱えて家で寝かせて起きたの翌日だよ?」
「それは、大変、ご迷惑をおかけ致しました。」
「そうじゃなくてさ、また次も同じような事があったら同じことするの?」
「ぁ、し、しません!絶対に!」
「絶対にしない?どうやってしないようにするの?」
「体力をつけr」
「違う!そこじゃない!」
「ぇ、えーと。んぅぇっ?」
食い気味に否定されて悩んだらくるっと体が方向転換してイルの方に向かされた。両手を頬に添えてグイッと上を向かされる。イルの海の底ように深い藍色の瞳が俺を射抜いてきた。はぁ、とため息つきで。
「自分の事ばっか上方修正しようとしない。そもそもの話が人数いないからって3ヶ月もお休みないのはおかしいの!異常なの!そこ理解して。」
「は、はいっ」
「騎士団の休暇ルールは?」
「7日内に2日。1ヶ月内に2日以上の連休を最低1回。」
「ガイのお休みは?」
「ぇぇっと暫く無かったです。」
「これからのお休みは?」
「ぇと、1ヶ月には1回は休みます!」
「・・・騎士団の休暇ルールは?」
「ぇ?7日内に2日、1ヶ月内に2日以上の連休、」
「ガイは騎士団の団長なのにルール無視するんだ?」
「え?あ!すぐにとはいかないかもだけど同じになるように頑張ります。」
「ん。上司が見本となるように、だよ。ガイが平気で無茶ばっかしてたら騎士団は無茶ばっかりする集団になっちゃうよ。」
「それは困る!」
「でしょ。あとガイは周りを頼ることを覚えなさい。何でも出来る大丈夫って言って1人で頑張るけど、周りが出来ることは周りに頼む事。もう団長になって1年でしょ?就任当初と違って団内も凄く落ち着いてきたし、敵ばかりじゃないって事を周りをよく見て。ミッキィやニールとか確実に信頼出来るところからでも良いから頼るようにしていく事。気付いてないようだけど、レスト様もジェントルドもガイの事すっごく心配してるんだよ。」
「ぇ?いつもお小言ばっかりなのに?」
「心配だから言うんでしょ?どうでも良かったら何も言わないで放っておくもんだよ。今回だって普通は団内の事は外部に漏らさないのに、ガイの発熱を教えてくれたのはレスト様だよ。」
「ぁ、そう、だったんだ。」
正直レスト副団長は前団長に選ばれたから仕方なく付き合ってくれてるもんだと思ってた。そうだったのか。
「はい、じゃぁそれを踏まえて今後は?」
「お休みをきちんと取る事と周り頼るように頑張る。」
「うん、そうだね。」
満足いく答えだったのか、ちゅっとおでこにキスが降ってくる。そして俺を労ってくれる。
「今回も頑張ったねガイ。お疲れ様。」
そしてぎゅっと抱きしめてくれて唇同士が合わさる。
うん、俺頑張った!
俺もぎゅっと抱きしめ返す。
今言われた事は俺が出来てない事だからこれからちゃんとしようと思う。
でも、大事なのはそれだけじゃない!
「あと、発熱しないためには体力!これ大事!」
「・・・。」
イルが黙っちゃったから あれ? って思ったんだけど急に苦しい位ぎゅぅ~っと抱きしめてきて俺の頭の上で「バカ可愛いとこも好き」って呟いた。
丸聞こえだぞ?
バカって何だバカって。
体力って大事なんだぞ!?
正直地獄以外の何物でもなかった。いやそりゃ動きたくないとは言ったけども!ベッドから自分の足で出ることは叶わず、ご飯もトイレも何もかもイルのお世話に・・・。
でも、それも昨日までだったし、今日からは新生ガイウスの誕生である!朝陽が眩しいぜ?
いや、うん全てお世話されるって恥ずか死ねるくらい地獄だったけどそのお陰か体が随分と軽くなった。
しかしあれだけ体に負荷がかかってたとは。身体強化かけてない状態で基礎体力や筋肉つけてかないと。基礎が大事、体力も大事。あくまで強化は補助。うんうん、よし、今日から早速トレーニングだ!
早速軽く体操しようかなっとベッドを降りようと思ったが、イルの抱き枕状態の俺はどんだけ暴れてもそこから抜け出す事が出来なかった。
「・・・ちょっと!起きてんでしょ、離してよイル!?」
「・・・。」
イルは両手にグッと力を入れて抱き寄せて俺の項をスンスンと嗅いだ。
ええと、イルの甘えたモードかな?昨日散々好きにさせてあげたのに!
そのままじっとしていたら、耳の後ろ、髪の毛、とスンスンスンスン嗅がれながら登って行った。
「・・・ガイはさ、」
「うん?」
ベッドに横になって後ろからぎゅっと抱き締められて、頭に顔を寄せながら話しかけられた。
俺からはイルの表情は見えないのでわからない。
「3ヶ月くらいずっと休みなく仕事行ってたじゃん。しかも朝早く。」
「うん、そうだね。」
「ガイは大丈夫って思ってるかも知れないけど、」
「・・・うん。」
「全然大丈夫じゃないんだよ。俺から見たって疲れが溜まってるの丸わかりだし。なんでそれで派遣隊に混ざろうとするの。前回だって疲れたまま参加して体調崩したのもう忘れちゃったの?」
「ぁぁ、うん、ごめんなさい。」
「ごめんなさいが聞きたいんじゃなくて。ガイは自分で思ってるより、軟弱で!打たれ弱くて!すぐ熱出すんだから!もっと自分の身体の事労わってよ。」
「・・・うん。」
「ガイがよく言ってるでしょ。魔術は万能じゃないって。ね、それで一昨日魔術全部解いてどうだったの?」
「えと、凄く体が重くて動かすのも大変でした。」
「でしょ!?なのになんで?いつもいつも大丈夫大丈夫って全然大丈夫じゃないじゃん?」
「ゔ、そう、ですね。」
「それで?」
「・・・え?」
「ガイはね、今回帰団日初日に発熱してそのまま3日間団員に抱っこされて帰ってきて、俺が抱えて家で寝かせて起きたの翌日だよ?」
「それは、大変、ご迷惑をおかけ致しました。」
「そうじゃなくてさ、また次も同じような事があったら同じことするの?」
「ぁ、し、しません!絶対に!」
「絶対にしない?どうやってしないようにするの?」
「体力をつけr」
「違う!そこじゃない!」
「ぇ、えーと。んぅぇっ?」
食い気味に否定されて悩んだらくるっと体が方向転換してイルの方に向かされた。両手を頬に添えてグイッと上を向かされる。イルの海の底ように深い藍色の瞳が俺を射抜いてきた。はぁ、とため息つきで。
「自分の事ばっか上方修正しようとしない。そもそもの話が人数いないからって3ヶ月もお休みないのはおかしいの!異常なの!そこ理解して。」
「は、はいっ」
「騎士団の休暇ルールは?」
「7日内に2日。1ヶ月内に2日以上の連休を最低1回。」
「ガイのお休みは?」
「ぇぇっと暫く無かったです。」
「これからのお休みは?」
「ぇと、1ヶ月には1回は休みます!」
「・・・騎士団の休暇ルールは?」
「ぇ?7日内に2日、1ヶ月内に2日以上の連休、」
「ガイは騎士団の団長なのにルール無視するんだ?」
「え?あ!すぐにとはいかないかもだけど同じになるように頑張ります。」
「ん。上司が見本となるように、だよ。ガイが平気で無茶ばっかしてたら騎士団は無茶ばっかりする集団になっちゃうよ。」
「それは困る!」
「でしょ。あとガイは周りを頼ることを覚えなさい。何でも出来る大丈夫って言って1人で頑張るけど、周りが出来ることは周りに頼む事。もう団長になって1年でしょ?就任当初と違って団内も凄く落ち着いてきたし、敵ばかりじゃないって事を周りをよく見て。ミッキィやニールとか確実に信頼出来るところからでも良いから頼るようにしていく事。気付いてないようだけど、レスト様もジェントルドもガイの事すっごく心配してるんだよ。」
「ぇ?いつもお小言ばっかりなのに?」
「心配だから言うんでしょ?どうでも良かったら何も言わないで放っておくもんだよ。今回だって普通は団内の事は外部に漏らさないのに、ガイの発熱を教えてくれたのはレスト様だよ。」
「ぁ、そう、だったんだ。」
正直レスト副団長は前団長に選ばれたから仕方なく付き合ってくれてるもんだと思ってた。そうだったのか。
「はい、じゃぁそれを踏まえて今後は?」
「お休みをきちんと取る事と周り頼るように頑張る。」
「うん、そうだね。」
満足いく答えだったのか、ちゅっとおでこにキスが降ってくる。そして俺を労ってくれる。
「今回も頑張ったねガイ。お疲れ様。」
そしてぎゅっと抱きしめてくれて唇同士が合わさる。
うん、俺頑張った!
俺もぎゅっと抱きしめ返す。
今言われた事は俺が出来てない事だからこれからちゃんとしようと思う。
でも、大事なのはそれだけじゃない!
「あと、発熱しないためには体力!これ大事!」
「・・・。」
イルが黙っちゃったから あれ? って思ったんだけど急に苦しい位ぎゅぅ~っと抱きしめてきて俺の頭の上で「バカ可愛いとこも好き」って呟いた。
丸聞こえだぞ?
バカって何だバカって。
体力って大事なんだぞ!?
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