【完結済】ヒト族ですがもふもふの国で騎士団長やらされてます。

れると

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楽しいお茶会も仕事の内!

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「はっはっはっは。それでお茶会が予定より1日延びてしまったんだねぇ!」

クラウド先生は俺のレスト副団長に別室缶詰状態で2日間みっちり監視下の元仕事させられた話を聞いてふぉっふぉっふぉと笑っている 。

「笑い話じゃ無いですよぉ~。あの人数を1人でなんて捌けないです~。」

そう、俺はずぅーっと先延ばしにしてた年末年始のパトロールのメンバー分けの仕事を別室でみっちり2日間・・・。レスト副団長の元にそろそろ割り振り表出来ましたか?という問い合わせがあとを絶たなくなってきたらしく切れたレスト副団長に俺がお部屋に詰め詰めされてしまったのである。

でもレスト副団長優しいからさ、きちんと睡眠の時間は取ってくれるし、1分でも過ぎたら小言がヤバいので今回は5分前に目が覚めたし?、朝ごはんもお昼も夜もデリバリーだよ、やったね!終わるまで部屋から1歩も出してはくれなかったけど、お茶タイムも確保してくれたしね!1人でお茶飲んでお菓子食べる時間だったけどもね!

「自業自得だろ」
「イルヴェスの機嫌のためにもしっかり仕事をくれるととても助かります。」

クーグゥ様とリクラグト様にも突っ込まれる。

「うぅ~すみません。」

今日のお茶会、もとい「近況報告会」はクラウド先生とクーグゥ様とリトラグト様との4人で年に数回行われているただのお茶会である。

クラウド先生が権力を行使して 近況報告会 として業務時間に宛てているのでしっかりお給料は出して頂いているのである。素敵すぎます、クラウド先生!
しかも場所は研究室の最上階!クラウド先生の私室兼研究室であるからただのお茶会とバレるリスクがとても低い。最高です、クラウド先生!

「なぁ、ところで今日持ってきてるんだろう?砕いた魔石」
「砕いてないです!た!ま!た!ま!割れちゃったんです!」

そう言ってテーブルの上に割れちゃった魔石を置く。

「俺持ってても仕方ないんでクラウド先生に寄付します。」
「いつもありがとうね。しかし見事に砕いたね~。」
「クラウド先生までぇ~。」
「俺も初めて見たけどホントに砕くことが出来るんですねぇ。」
「リトラグト様まで酷いですぅ。」
「でも実際に砕こうと思っても砕けねぇんだからな?」
「だぁかぁらぁ、わ!れ!ちゃったの!砕いて無いんですってばぁ。」

「まぁまぁ、これはどうして割れてしまったか良い研究材料にさせてもらうね。」
「俺何故か団内で魔石を割る怪力って一部の人に言われてるんで是非ともお願いします!」
「ガイウスくんが怪力、んぷっ」

リトラグト様が想像して吹き出してる。

「こんなに細っこい腕なのにねぇ?」
「いや、これでも大分筋肉付けたんですよ。リトラグト様なら腕相撲勝てる気がしますよ?」
「じゃぁやってみる?」
「これ絶対ガイウス負けるヤツじゃん!」
「え、クーグゥ様酷すぎません?」

「はっはっは。こっちに腕相撲台があるからこっちに来なさいな」

「「なんであるんですか?」」

俺とクーグゥ様の声が綺麗にハモった。

研究棟内でも研究ばっかりやってると頭が腐るとか叫ぶ人がいて、気分転換のために他にもマットレスとかバランスボールとか色々揃えてあるらしい。なるほど。

俺は腕相撲台を挟んでリトラグト様と向かい合って右手同士を握り合わせた。
「ガイウス、身体強化全て解いてるな?」
「当たり前です、ここでそんなものかけてないですよ!」
「よし、じゃぁ始めるぞぉ。はい2人とも力抜いてぇ」

2秒の間が空いた後

「はじめっ」

クーグゥ様の掛け声がかかる。

「・・・?ガイウス君力入れてる?」
「酷いっ俺全力ですよ!」

俺は全力で倒しに行ってるのに、リトラグト様の腕は全然倒れない。

「ぶふっくくくっ!あー、腹痛ぇっ」

クーグゥ様全力で笑い過ぎでは?

リトラグト様が徐々に俺の腕を倒しに力を入れてきた。

「ふぁっ待って全然止まんなっリトラグト様の怪力ぃー!」
「いや、俺研究棟内でも軟弱な方だから。」

ぺふっ

俺の手の甲が台に着いた瞬間何とも間抜けな声のような音が台から響いた。

「はっはっは。党内でも負けた負けてないとちぃと煩かったんで分かり易いように音が鳴る仕掛けにしたんだよ。」

とクラウド先生が満足そうに仰るので

「天才です。音のチョイスが可愛すぎます!」

と答えたんだけど、気に抜ける音のチョイスにその後俺とクーグゥ様でゲラゲラ笑った。

その後はクラウド先生に災害派遣の時のお土産と、リトラグト様に俺お手製のポーションの鑑定依頼、クーグゥ様には何もなし!とお土産も渡し終えてひと段落。


そして話題はやっぱり年末年始の事になる。

「クラウド先生はやっぱりおうちで奥さんとごゆっくり過ごす予定ですか?」
「そうだねぇ。流石に連休は帰らないと怒られちゃうからねぇ。子供たちも顔見せに孫連れて帰ってくるしねぇ。」
「良いですねぇ。賑やかな年越しですね。」
「私はずうっと研究でも良いんですけどねぇ。」
「教授、流石に勤務違反になるので帰ってくださいね?奥様から直接苦情が来るのは大体一階にいる私たちの所なので。」
「はっはっは、どうしようかねぇ。」

先生の答えに皆で笑う。

「クーグゥ君はお休み貰えるの?」
「はい。年末年始2日だけ出てあとは休みです。」
「今まで忙しかったから嬉しいねぇ。リトラグトは弟の世話で毎年終わるんだっけ?」
「そうですね。久しぶりに実家に帰るので年の離れた弟が離してくれなくて、面倒見てたら気付いたら終わってる感じですね。」
「弟さんおいくつなんですか?」

リトラグト様に弟が居るとは初耳なので嬉々として質問した。

「10歳と3歳です。」
「3歳・・・。1番やんちゃな時期ですね。」
「ぇ、そうかな?やんちゃ度でいったら10歳の方が凄くない?」
「10歳はもう手加減が出来ますからね。」
「ぁぁ、なるほど。」

納得が早いよ?リトラグト様。

「こいつ見た目ガキの癖してガキ苦手だからね。」
「は?何言ってるんですクーグゥ様。俺は見た目も中身も超絶スマートな大人ですけど?」

「はっはっはっは、そうだねぇ立派な大人だねぇ」
「「ぶふっ、超絶スマートっぷっ」」

「ぇぇぇ、皆酷いですぅ。」

クラウド先生はまだしも!まだし、も?あれクラウド先生も結構酷いな?・・・皆して酷いぞ!

「いやあのね、甘噛みしかしないって言われて左手が血まみれになったら誰でも苦手になると思うんですけれど?」
「うわぁ、その子きっと歯が生え揃ってむず痒かったんだろねぇ。」

俺の黒歴史だよ・・・。他人を信じちゃいけないと勉強した話でもある、うん。

「ガイウス君は今年も連勤で休み無しだよね。イルヴェスが嘆いてたよ。」
「まぁ、そーですね。イルは実家に帰るんで良いんです。」
「ガイウス君は元気じゃなぁ」
「えへへ、しかも全部夜勤です!」
「自慢するところじゃないよ?」
「・・・死人を出すなよ?」
「酔っ払い凍死者ゼロ目指してます!」
「それはもう個人の責任じゃないの?」
「違うよ、こいつ眠くて力加減出来なくて片足無くした奴居るんだよ。」
「・・・悪い事するのがイケナイんですよ?」
「あー、悪い事はイケナイよね。」
「はっはっは。ガイウス君は悪人に容赦が無いねぇ。」
「街の治安は俺ら騎士団と自警団にお任せ下さいっ」
「自警団最近見ないけど仕事してんの?」
「してるよ?俺よくお邪魔してるもん。」
「レスト様が街中でお前を見つけづらくなったって言ってた理由が今判明した。」
「え、ガイウス君仕事抜け出して自警団にお邪魔してんの?」
「リトラグト様、人聞きが悪いです。俺は立派に仕事してますよ?自警団にお邪魔してるのも情報収集の一環で立派なお仕事です!」
「立派に仕事してたらお茶会が1日延びることも無かったんじゃないか?」

「はっはっはっは。ガイウス君は皆と仲が良いんだねぇ。」

クーグゥ様とリトラグト様にイジられて、クラウド先生が綺麗にまとめて、今回も楽しくお茶会が過ぎていった。
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