【完結済】ヒト族ですがもふもふの国で騎士団長やらされてます。

れると

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俺って実は年齢不明

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「おはようございます。ってあれ団長?今日から夜勤ですよね?体調は大丈夫なんですか?」

朝出勤してきたリックステンが不思議そうに俺を見た。

「おはようございます。3連休だったし書類も溜まってるだろうと思って夜勤でも朝は大体来てますよ?体調もバッチリです!俺、倒れるのも早いけど回復も早いんですよ!?」

んまぁ、あの後イルの閨授業というか閨授業じゃないと思うんだけど、ぺニスの部位とか名称とか感じるとことか実地体験とかいつもやってる事とそんな変わりないんだけど、一々説明されてやられるといつもと違うというかなんというか、えーと、ただのえちえち授業でした。
気持ちよかったから良しという事で。イルの魔力沢山貰ったから回復も早かった、という事で。

お、思い出すとにやけるから思い出すなよ俺。

その後エディスもやって来て、開口一番に「団長、ラフホワイト公爵家の養子になったって本当ですか?」と言われて、レスト副団長に「やっとなったんですか」と言われた。

「爵位のある家って勉強にダンスにマナーに大変ですね」って言ったらリックステンに「他人事みたいに言ってますけど、団長も足りない部分はこれからやるのではないですか?」と言われた。

ぁぁ、やっぱりどこの家もそうなんだね。嫌だな勉強嫌いだなぁ。はぁぁぁぁ。憂鬱~。

「そういえば、団長って国境付近の辺境の村?に住んでたんですよね?どういう生活をされてたんですか?」

エディスがふと尋ねてきた。

んー、どうって言われてもなぁ。村での生活は時代が違うんじゃってくらいに常識が違うしなぁ。

「う~~~ん。一言で言えないですねぇ。時代が違うというか、生活レベルで言うと次元が違う?国ができる以前にタイムワープしたんじゃない?みたいな・・・。まずさぁ、生死についての考え方が根本から違うもの。」
「「え?」」

エディスとリックステンは目を丸くして、レスト副団長は俺に注視した。

「先ずもって、村と言っても常駐してないんですよね。常駐してたらいい狩場にされるから。捕食するもの達から逃げつつ、自分たちも狩りがしやすい所へ順々移動していく感じかなぁ。んで、村が生き延びることが大事だから少しの犠牲は止むを得ないって考えは当然するし、こっちみたいに亡くなったら何日か喪にふくすって事も無いからねぇ。今日の命は今日までかも知れないから精一杯生きるっていうのはありましたね。」

「それで団長は良く生きてましたね。」

レスト副団長がしみじみと俺に言う。
エディスとリックステンは絶句している。

「それは本当に俺もそう思います!多分今まで生き残ってたのは俺の世話してくれてた婆様のお陰ですね。」
「その婆様って言うのはそんなにお強いんですか??」
「いや?婆様っていっても30代かなぁ?首都みたいに長く生きてる人なんていないからさ、婆って程でも無いんですけど。ぇぇとそれでですねぇ、俺もよく知らないんですけど、俺を森の中で見つけて拾ってくれたヤマネコ族の星詠みの一族って言ってたかなぁ?」
「え!?団長が拾われ子!?待ってしかも星詠みの一族ですか?」

エディスが興味津々で聞いてくる。

「うん、確か。星詠みの一族がどんな一族かは知らないんですけど、星見て吉凶とか占ってたかなぁ。あと、湖でお祈り?して周りがキラキラ光るっていうビックリ獣人ではありました。」
「そんなお方に護ってもらってたんですか?」
「いや、そんな護ってもらうってほど頻繁に村は襲われてませんよ?」

俺の説明の仕方が悪かったかな。

「でも、魔物避けの香木とか草木はいつも身に付けさせられてましたけどね。普段は、婆様の耳の先っちょの飾り毛が掴みたくて、頭によじ登っては振り落とされてばっかりでした。」
「ふふふ、団長可愛いですね。」
「すんごい想像出来ます。」
「だってさぁ、耳の先っちょでぴょんぴょん跳ねてるんですよ?気になるでしょ?」

んもぉ、2人して笑っちゃってさぁ。

「団長が魔物避けの植物に詳しい理由が分かりました。それでどうして村から離れて首都に?」

レスト副団長が納得して俺に首都に来た理由を尋ねてきた。

「ん、それは簡単です。村が襲われちゃったから。そんでお前が居ると邪魔だから山を降りろとね。俺もそのまま残って生き延びれる自信なかったし、山降りたら小さな村があるのは知ってたし、それで山を降りたんです。他にも降りる人が何人か居て一緒にですけどね。首都に来ようと思ったきっかけは、まぁぶっちゃけ、何となく、ですけど。」
「そういえば、入団志望理由も なんとなく でしたね。」
「別にそこまでして入りたいって訳でもなかったですし?別の道でも生きるくらいには稼ぐことが出来たので。」

レスト副団長はそうですか、と特に驚きもしていない。
エディスとリックステンはまた絶句している。

「ぇ、ぇぇぇっ。想像してたより壮絶!?襲われた時婆様はどうなってしまったんですか!?」

エディスが興奮気味に聞いてきた。

「ああ。婆様はその時もう居なくて。確かその5日前位にふらっと村を出ていっちゃって。よくあるんですけどね、自分の死期が近くなると村を離れるんです。死に様を見せないというか、皆が皆そうって訳じゃないんですけど。長生きは出来ない種族だって話もずっと聞いていましたしね。」

あ、思い出したらちょっと気持ちが沈んできちゃった。

「あの、山を降りたのはお幾つの時なんですか?」

リックステンが俺の様子を見てか静かに聞いてきた。

「んっとねぇ、8歳だったかな!?多分それくらいです!」
「「たぶん・・・?」」
「俺が拾われたのが赤子の時って話だけど、そもそもヒト族の成長速度なんてオオカミ族の人が分かってるわけもないし、その時俺はもう歩けてたみたいだから1歳って事になって、毎年冬が明けたら1つ歳とるみたいな数え方してたんですよ。」
「「なるほど」」

息が合ってるよなぁこの2人。

「まぁ、そんな感じです!はい、始業時間はとっくに過ぎてるんで仕事仕事~!」

そして俺はおやつ時まで仕事して、仮眠室で仮眠して、夜の街に繰り出して行った。
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