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お勉強スケジュールは過密スケジュール
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執務中、俺は嘔吐感と戦っていた。
休むことはしなかったけど、重い体のまま出勤し、薬を3日続けて飲んだから薬酔いまでしてしまって、散々である。
宣言通り、愛されまくって満足だけど。
ぁぁ、でももう今日は薬ないからお預けなんだろうな、残念。ぃゃ、強請れば1回ぐらいは?いや、淡い期待は辞めておこう。
そういえば、イルが作ってくれた薬は連日飲んでも酔ったことは無い。凄いな、本当に俺の事考えて作ってくれてるの?
改めてイルの凄さに気づく。
もう俺イルが居ないと生きていけないかもしれない。
はぁ、気を取り直して書類とにらめっこしますか。
集中しちゃえば嘔吐感なんてどこかに吹き飛ぶさ!
「団長、龍の狩場って知ってますか?」
突然リックステンが俺に声をかけてきた。
「・・・知らないけど。リック、あのね。そもそも龍なんて居ないんですよ?居ないものが狩りなんてする訳ないじゃないですか。」
「え!団長ってヒト族なのに龍信じてないんですか??」
「エディス、俺は自分の目で見たもの以外は信じないんです。・・・っていうかヒト族なのにってどういう事?」
「えええええ。団長そこからですかぁ。」
エディスがいうには、この国が興る前は、ヒト族が龍と共に暮らしていた、という御伽噺は国民皆が知るもので、御伽噺とは言っているが、それを信じている者が国民の大半を占めているらしい。
・・・去年に義兄様から貰った本の内容じゃないか。因みにあの本は、歴史(というか伝記)と古語と古文を勉強するのに良い教科書となるみたいで、その御伽噺を使った勉強がこれから俺を待っている。
「俺は生まれも育ちもこの国ですけど、つい最近その話を知るまでは全く知りませんでしたよ?」
「団長は育ちが特殊だから仕方ないですよ。」
「・・・。で、リック。その龍の狩場って?」
「俺の叔父さんの毎年年始にやる占いの話なんですけれど、」
そう言ってリックは話し出した。
なんでも、リックステンの一族はイワネコの一族で、イワネコというのは吉凶の占いなんかを結構信じていて、毎年星詠みの一族の末裔に1年間の吉凶を占ってもらっているらしい。
リックステンは、その占いの場には居なかったみたいだけれど、後日叔父さんから 騎士団に居るんなら耳にしておいた方がいいかもしれない と話しがあったらしい。
その星詠みの一族の末裔さん曰く、龍の狩場の兆しが幾つも現れてきている。遠くないうちにきっと龍の狩場は開かれる。流れ魔物や流れ魔獣に気を付けた方が良い。との事らしい。
「待って待って、突っ込みどころが多すぎる!リックの叔父さんは一族の吉兆を占ってもらったんじゃないの?」
「それとは別に、毎年この国の1年もざっくりと占ってもらってるんですよ。若い頃何となくそれも占ってもらったら、天候災害がバッチリ当たって、占いのおかげで何となく準備してたから被害も多くなくてって事があったみたいで。」
「へぇーー。凄いですね、星詠みの一族。」
「団長が1ミリも信じてない。」
「因みに、龍の狩場の兆しの1つは団長ですよ!」
「はぁ!?俺ぇ!?・・・うわぁ、俺の知らない所で俺のせいにされてる・・・。」
「別に団長のせいって訳では無いです!それに、龍の狩場自体は別に悪いことでは無いんですよ!」
「でも巻き込まれたら大災難だよ。」
リックステンとエディスの言葉に謎が深まるばかりだ。
「ちょっと待ってリックとエディス、まず先にその龍の狩場について教えてもらえますか?」
「そうですね。龍の狩場っていうのはですねぇ、」
龍の狩場、というのはその名の通り龍が大体的に狩りをする場を開く、というもので、龍だけでなく時には龍に仕える魔物も狩場に参加するらしい。
この国では過去、国境付近の山頂辺りで数度狩場が開かれているみたいで、龍の姿が見れたら物凄く運がいい!という事みたい。
ただ、狩場から外れてしまった魔物が、村や街に降りて来てしまうこともやはりあるそうで、龍の狩場が開かれると、少なからず被害が出る、らしい。
なぜ全て仮定かというと、はっきりとした記録は残っていないから、らしい。
そもそも龍の狩場が開かれるのは不定期で、幾つか条件が重なった時だけ、龍は狩場を開くらしい。
で、その条件の1つは ヒト族が森や山に祈りを捧げる事、らしい。
この森や山っていうのが、そもそもの龍が治める土地らしくて、俺が魔物や魔獣の討伐で森を物理的に荒らしちゃった時に、魔力流しておいた方が森の再生が早いからとやっていた事が、この祈りを行うと言う事らしい。
しかもこの国では龍は神聖化されているので、龍の狩場というのは災害の予兆では無く、今後も龍神様がこの国に居て下さり見守ってくれる祭事の1つ、とみなされているらしい。
「俺は、なんて事を・・・。」
「でも団長、その行為が祈りになるって知っていたとしても、龍なんて居ない居ない信じない!って結局続けてたでしょ?」
「・・・そんな気はします。いやって言うか、居ないから龍なんて。そんな伝説のものは伝説のままでいいんだよぉ。」
コンコン、ガチャ
「なんだか面白そうな話に花が咲いてるみたいですね?」
レスト副団長が、王宮から本を3冊持って戻ってきた。
「レスト副団長、団長が龍について何にも知らないんですよ。この国の国民として有るまじき知識です!」
「ぇー、そこまで?」
「エディス、団長は首都に来るまで この知識は生きるのに必要かどうか という取捨選択で来られたのですから仕方の無い事なのです。」
「ふふ、究極の取捨選択過ぎませんか?」
リックステン笑いすぎだし。
レスト副団長は俺の執務机に持ってた本を全て置いた。
「調度良いです。こちらの3冊は全て龍に関する本ですので、そうですねぇ、次の次のお休みまでに全て読んでレポートをお願いしますね。」
「ぇぇぇぇ、まぢですか。まぢでやるんですかコレ。」
何故か普段はこうやってレスト副団長から読書の課題が出て、終わり次第公爵様に持って行ってもらって、新しい課題図書を持ってきてもらう、という謎ルールが出来上がっていた。週末は公爵家で、マナーやダンス等の実技と簡易テストをして、足りない知識をこうやって平日に課題図書として出されてレポート書いて、という目まぐるしい日々を送らされる事になっていた。
全て俺が知らない間に決定していたのだ、なんて事だ。
しかも初っ端から3冊だ。
ウォーミングアップっていう言葉知らないのかな?
しかし!お勉強のおかげで、お休みが定期的にやってくるようにもなる、らしい。
お休みって言っても勉強で潰れて、全くもって休め無い予定なのだが。
お休みっていう言葉の意味知らないのかな?
ダラダラ出来る本当のお休みが欲しいよね。
因みにイルは「ガイなら2ヶ月くらいで全部マスター出来るから頑張って。」という事を言われた。
ぇ、愛しのガイウス君がお勉強のお陰ででイルヴェスさんの事構ってあげられないんですけど、良いんでしょうかね?俺は滅茶苦茶構って欲しいんですけど。
これ2ヶ月で覚えられなかったらどんどん伸びていくんだよね?地獄だね!
休むことはしなかったけど、重い体のまま出勤し、薬を3日続けて飲んだから薬酔いまでしてしまって、散々である。
宣言通り、愛されまくって満足だけど。
ぁぁ、でももう今日は薬ないからお預けなんだろうな、残念。ぃゃ、強請れば1回ぐらいは?いや、淡い期待は辞めておこう。
そういえば、イルが作ってくれた薬は連日飲んでも酔ったことは無い。凄いな、本当に俺の事考えて作ってくれてるの?
改めてイルの凄さに気づく。
もう俺イルが居ないと生きていけないかもしれない。
はぁ、気を取り直して書類とにらめっこしますか。
集中しちゃえば嘔吐感なんてどこかに吹き飛ぶさ!
「団長、龍の狩場って知ってますか?」
突然リックステンが俺に声をかけてきた。
「・・・知らないけど。リック、あのね。そもそも龍なんて居ないんですよ?居ないものが狩りなんてする訳ないじゃないですか。」
「え!団長ってヒト族なのに龍信じてないんですか??」
「エディス、俺は自分の目で見たもの以外は信じないんです。・・・っていうかヒト族なのにってどういう事?」
「えええええ。団長そこからですかぁ。」
エディスがいうには、この国が興る前は、ヒト族が龍と共に暮らしていた、という御伽噺は国民皆が知るもので、御伽噺とは言っているが、それを信じている者が国民の大半を占めているらしい。
・・・去年に義兄様から貰った本の内容じゃないか。因みにあの本は、歴史(というか伝記)と古語と古文を勉強するのに良い教科書となるみたいで、その御伽噺を使った勉強がこれから俺を待っている。
「俺は生まれも育ちもこの国ですけど、つい最近その話を知るまでは全く知りませんでしたよ?」
「団長は育ちが特殊だから仕方ないですよ。」
「・・・。で、リック。その龍の狩場って?」
「俺の叔父さんの毎年年始にやる占いの話なんですけれど、」
そう言ってリックは話し出した。
なんでも、リックステンの一族はイワネコの一族で、イワネコというのは吉凶の占いなんかを結構信じていて、毎年星詠みの一族の末裔に1年間の吉凶を占ってもらっているらしい。
リックステンは、その占いの場には居なかったみたいだけれど、後日叔父さんから 騎士団に居るんなら耳にしておいた方がいいかもしれない と話しがあったらしい。
その星詠みの一族の末裔さん曰く、龍の狩場の兆しが幾つも現れてきている。遠くないうちにきっと龍の狩場は開かれる。流れ魔物や流れ魔獣に気を付けた方が良い。との事らしい。
「待って待って、突っ込みどころが多すぎる!リックの叔父さんは一族の吉兆を占ってもらったんじゃないの?」
「それとは別に、毎年この国の1年もざっくりと占ってもらってるんですよ。若い頃何となくそれも占ってもらったら、天候災害がバッチリ当たって、占いのおかげで何となく準備してたから被害も多くなくてって事があったみたいで。」
「へぇーー。凄いですね、星詠みの一族。」
「団長が1ミリも信じてない。」
「因みに、龍の狩場の兆しの1つは団長ですよ!」
「はぁ!?俺ぇ!?・・・うわぁ、俺の知らない所で俺のせいにされてる・・・。」
「別に団長のせいって訳では無いです!それに、龍の狩場自体は別に悪いことでは無いんですよ!」
「でも巻き込まれたら大災難だよ。」
リックステンとエディスの言葉に謎が深まるばかりだ。
「ちょっと待ってリックとエディス、まず先にその龍の狩場について教えてもらえますか?」
「そうですね。龍の狩場っていうのはですねぇ、」
龍の狩場、というのはその名の通り龍が大体的に狩りをする場を開く、というもので、龍だけでなく時には龍に仕える魔物も狩場に参加するらしい。
この国では過去、国境付近の山頂辺りで数度狩場が開かれているみたいで、龍の姿が見れたら物凄く運がいい!という事みたい。
ただ、狩場から外れてしまった魔物が、村や街に降りて来てしまうこともやはりあるそうで、龍の狩場が開かれると、少なからず被害が出る、らしい。
なぜ全て仮定かというと、はっきりとした記録は残っていないから、らしい。
そもそも龍の狩場が開かれるのは不定期で、幾つか条件が重なった時だけ、龍は狩場を開くらしい。
で、その条件の1つは ヒト族が森や山に祈りを捧げる事、らしい。
この森や山っていうのが、そもそもの龍が治める土地らしくて、俺が魔物や魔獣の討伐で森を物理的に荒らしちゃった時に、魔力流しておいた方が森の再生が早いからとやっていた事が、この祈りを行うと言う事らしい。
しかもこの国では龍は神聖化されているので、龍の狩場というのは災害の予兆では無く、今後も龍神様がこの国に居て下さり見守ってくれる祭事の1つ、とみなされているらしい。
「俺は、なんて事を・・・。」
「でも団長、その行為が祈りになるって知っていたとしても、龍なんて居ない居ない信じない!って結局続けてたでしょ?」
「・・・そんな気はします。いやって言うか、居ないから龍なんて。そんな伝説のものは伝説のままでいいんだよぉ。」
コンコン、ガチャ
「なんだか面白そうな話に花が咲いてるみたいですね?」
レスト副団長が、王宮から本を3冊持って戻ってきた。
「レスト副団長、団長が龍について何にも知らないんですよ。この国の国民として有るまじき知識です!」
「ぇー、そこまで?」
「エディス、団長は首都に来るまで この知識は生きるのに必要かどうか という取捨選択で来られたのですから仕方の無い事なのです。」
「ふふ、究極の取捨選択過ぎませんか?」
リックステン笑いすぎだし。
レスト副団長は俺の執務机に持ってた本を全て置いた。
「調度良いです。こちらの3冊は全て龍に関する本ですので、そうですねぇ、次の次のお休みまでに全て読んでレポートをお願いしますね。」
「ぇぇぇぇ、まぢですか。まぢでやるんですかコレ。」
何故か普段はこうやってレスト副団長から読書の課題が出て、終わり次第公爵様に持って行ってもらって、新しい課題図書を持ってきてもらう、という謎ルールが出来上がっていた。週末は公爵家で、マナーやダンス等の実技と簡易テストをして、足りない知識をこうやって平日に課題図書として出されてレポート書いて、という目まぐるしい日々を送らされる事になっていた。
全て俺が知らない間に決定していたのだ、なんて事だ。
しかも初っ端から3冊だ。
ウォーミングアップっていう言葉知らないのかな?
しかし!お勉強のおかげで、お休みが定期的にやってくるようにもなる、らしい。
お休みって言っても勉強で潰れて、全くもって休め無い予定なのだが。
お休みっていう言葉の意味知らないのかな?
ダラダラ出来る本当のお休みが欲しいよね。
因みにイルは「ガイなら2ヶ月くらいで全部マスター出来るから頑張って。」という事を言われた。
ぇ、愛しのガイウス君がお勉強のお陰ででイルヴェスさんの事構ってあげられないんですけど、良いんでしょうかね?俺は滅茶苦茶構って欲しいんですけど。
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