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将来の王族が居ると食事が素敵にパワーアップ
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「魔力酔いを起こさせる様な人と2人っきりの旅行は認められない!」
というのが義父様の主張。
「ただの旅行じゃないんです。俺の剣を直してもらってて、最終調整に行くのにイルが着いてくるだけなんです!」
これは俺の主張。
「それでも認められない。そもそもそれにイルヴェス君は必要ないだろう?」
「でもっ1人では絶対に行くなってレスト副団長から言われててっ」
「だからそれはイルヴェス君じゃ無くても良いだろう??」
「でも俺、流石にそろそろ剣がないとっ」
「ガイウス。」
突然静かにお茶を飲んでいた義母様が口を開いた。
「ガイウスは少しイルヴェス君離れをしないとね?」
「・・・え?」
「むしろイルヴェスがガイウス離れするべきだとは思うけどな。」
「それは私も思ってる。」
クーグゥ義兄様まで口を挟んできたぞ・・・。
っていうかそんなに互いに依存してませんけれど?
「え、ええと、では俺は剣はどうすれば?団員はダメってレスト副団長から言われてるんですけれど。」
「では私が。」
「え、義父様お仕事お休みできるのですか?もう5日後ですけれど。」
「無理だね。諦めなさい。」
父さんが手を挙げて立候補してきたが、俺の問には何故か義母様が答えて義父様は項垂れている。
「そーいえば、ノアがガイウスの討伐をもっとしっかり見たいって言ってたけど。」
「いやいやノア様を巻き込んではダメでしょう?」
「いや、本人の希望だし。たしかまたそっちの方に行く予定があるとかで。俺は仕事休めないし、父さんもダメだし、ノアなら安心だし?」
「イルはダメなのに?」
「「「ダメだ」って言ってる」」
綺麗に3人の声が重なった。
はぁ。せっかくイルと2人きりの旅行だったんだけどなぁ。まぁ、ノア様ならいいか。
「やぁ、ガイウス。」
「あ、おはようございます???」
出発当日。
何故かマシュー義兄様が居た。
「ご無沙汰しております。マシュー様。これから数日よろしくお願い致します。」
「久しぶり、ノア。クーグゥと仲良くして貰えて嬉しいよ。こちらこそ宜しく。」
んん?これから数日?どういう事?
「マシュー義兄様も一緒なの?」
「そうだよ?聞いてなかった?せっかく家族になれたんだからゆっくり親睦を深めたいと思ってね?」
っという事は黒い人も居るのか!!?
俺はキョロキョロ周りを見回すが居ないようでホッとした。それを見てマシュー義兄様はくすくす笑ってる。
「さて、ガイウスは凄く軽いから一緒に乗ろうか。ガイウスの馬はどれだい?」
「ええと、ピグ。マシュー義兄様も一緒に乗せてくれる?・・・え、ダメなの!?」
ピグは低く鼻を鳴らしたあと、凄く不満そうな顔をして来た。
「ガイウスは愛馬と仲がいいんだねぇ。せっかく大きくて私たちで乗っても問題なさそうなのに残念だ。では、私の馬に乗ろうか。」
マシュー義兄様がそう言った瞬間、ピグが俺たちの前に進み出て「ブルルルルゥ」と鼻を鳴らした。
まるで仕方ねぇなぁとでも言うように。
「ふふふふっ。ピグは頭が良いねぇ。」
結局俺たちはピグに乗せてもらうことになった。
多分、マシュー義兄様の護衛だと思うんだけれど8人居るうちの2人から厳しい視線が俺に向けられてる。
まぁ、仕方ないよね。ついこの前まで俺ただの平民だったのに突然マシュー義兄様の家族になって、こんなに良くしてもらってるんだもん。マシュー義兄様に憧れてた人なら俺に敵意を抱くのは別に不思議じゃない。
でも、なんだろう。王族に名前を連ねる予定のお方の護衛でしょ?それって有りかなー?それともわざと?
俺が試されてる?それじゃ、誰に何を試されてるんだって話だよね。
気にせずピグに乗って旅程を進んでいると、マシュー義兄様が俺に話しかけてきた。
「ごめんね?護衛が邪魔だよね?なるべく減らしたかったんだけど、これ以上は減らせないって言われちゃって。」
「いえ、仕方ないです。だって将来王子殿下のお嫁さんになるんでしょう?」
「お嫁さん?んー、逆かな??」
「ぎゃ、く・・・。ぁ、大変失礼致しました。」
ぎゃく。・・・そっかぁ逆かぁ、逆。
・・・え?ええええええ!?逆!?逆なの!?そうなの!?そうだったんだ!!!?
「くすくすくすくす」
後ろでマシュー義兄様が隠そうともせずに笑ってる。
うぅぅぅ。だって知らなかったんだもの、しょうがないじゃんかぁ。
馬は俺たちが乗ってるピグとノア様の馬で並列してて、その前に護衛が4人弧を描くように配置されていて、残りの4人は俺たちの後ろに同じように弧を描くように配置されている。
旅程はゆったりと組まれていて、1日駆ければハルトまでたどり着けるが、それだと休憩も食事も殆ど時間が取れないので、間の村で1晩夜を明かしていく旅程となっている。要するに1泊2日かけてハルトまで行くのだ。
「マシュー様そろそろご休憩を。」
護衛の1人が馬を寄せて伝えてくる。マシュー義兄様も「そうだね」と返して、休憩を摂ることにした。
いつも護衛してる立場だから物凄く慣れないんだよなぁ。いやいやむしろここは勉強するべきでは??
近衛の護衛を観察して我が騎士団にも活用しようか!そうだな、そうしよう!これも一種の仕事だ!
少し開けた場所で馬からおりる。護衛が敷物を敷いて、軽く食事の準備を始めた。
んんん?索敵は?周囲の安全確認は?しないの?何で?
ここに要護衛対象が居るのに!?
はっ、これは俺がまた試されている??騎士団団長としてここは俺が索敵と周囲の安全確認をしろってことなのか?
さっと展開していつもより遠くまで索敵をかける。
周りに気配を配って、危険要素がないかも確認をする。
「!!っ誰かが魔力を!」
護衛の1人が周囲を警戒した。
「え?すみません、俺がええと、周囲の安全確認の為に索敵を使いました。」
「え?」
「え?あ、すみません。事前に一言言っておけば良かったですね。」
「いえっこちらこそお手を煩わせてすみませんっ!」
これはそもそも索敵をする予定が無かったってことなのかなぁ?うーむ。
「ガイウス。索敵ありがとう。周囲は安全そう?」
「はいっ、大丈夫そう、だと思います。」
「ガイウス君どうかした?何か引っかかったかい?」
俺の歯切れの悪い返答に、今まで俺たちのやり取りをにこにこしながら見てるだけだったノア様が割って入ってくる。
「んー。俺の索敵に引っかかったんじゃないんですけど、それよりも遠くに何か大きいのが居るかも知れません。」
「ん?どういうこと?」
「俺、他の魔力に敏感なところがあって、なんか大きいのが居るなぁって感じの魔力がですねぇ、まぁでも広範囲にかけてますし、さらにその奥なのでこちらから刺激しない限りは大丈夫だと思います。」
「わざわざ寝てる子を起こす事も無いし、大丈夫そうなら私たちも軽く食事にしようか。」
「「はい」」
護衛の皆様が作ってくれたスープは具材がトロトロですごく美味しかった。パンも高級なふわふわ白パンだし最高だね!
というのが義父様の主張。
「ただの旅行じゃないんです。俺の剣を直してもらってて、最終調整に行くのにイルが着いてくるだけなんです!」
これは俺の主張。
「それでも認められない。そもそもそれにイルヴェス君は必要ないだろう?」
「でもっ1人では絶対に行くなってレスト副団長から言われててっ」
「だからそれはイルヴェス君じゃ無くても良いだろう??」
「でも俺、流石にそろそろ剣がないとっ」
「ガイウス。」
突然静かにお茶を飲んでいた義母様が口を開いた。
「ガイウスは少しイルヴェス君離れをしないとね?」
「・・・え?」
「むしろイルヴェスがガイウス離れするべきだとは思うけどな。」
「それは私も思ってる。」
クーグゥ義兄様まで口を挟んできたぞ・・・。
っていうかそんなに互いに依存してませんけれど?
「え、ええと、では俺は剣はどうすれば?団員はダメってレスト副団長から言われてるんですけれど。」
「では私が。」
「え、義父様お仕事お休みできるのですか?もう5日後ですけれど。」
「無理だね。諦めなさい。」
父さんが手を挙げて立候補してきたが、俺の問には何故か義母様が答えて義父様は項垂れている。
「そーいえば、ノアがガイウスの討伐をもっとしっかり見たいって言ってたけど。」
「いやいやノア様を巻き込んではダメでしょう?」
「いや、本人の希望だし。たしかまたそっちの方に行く予定があるとかで。俺は仕事休めないし、父さんもダメだし、ノアなら安心だし?」
「イルはダメなのに?」
「「「ダメだ」って言ってる」」
綺麗に3人の声が重なった。
はぁ。せっかくイルと2人きりの旅行だったんだけどなぁ。まぁ、ノア様ならいいか。
「やぁ、ガイウス。」
「あ、おはようございます???」
出発当日。
何故かマシュー義兄様が居た。
「ご無沙汰しております。マシュー様。これから数日よろしくお願い致します。」
「久しぶり、ノア。クーグゥと仲良くして貰えて嬉しいよ。こちらこそ宜しく。」
んん?これから数日?どういう事?
「マシュー義兄様も一緒なの?」
「そうだよ?聞いてなかった?せっかく家族になれたんだからゆっくり親睦を深めたいと思ってね?」
っという事は黒い人も居るのか!!?
俺はキョロキョロ周りを見回すが居ないようでホッとした。それを見てマシュー義兄様はくすくす笑ってる。
「さて、ガイウスは凄く軽いから一緒に乗ろうか。ガイウスの馬はどれだい?」
「ええと、ピグ。マシュー義兄様も一緒に乗せてくれる?・・・え、ダメなの!?」
ピグは低く鼻を鳴らしたあと、凄く不満そうな顔をして来た。
「ガイウスは愛馬と仲がいいんだねぇ。せっかく大きくて私たちで乗っても問題なさそうなのに残念だ。では、私の馬に乗ろうか。」
マシュー義兄様がそう言った瞬間、ピグが俺たちの前に進み出て「ブルルルルゥ」と鼻を鳴らした。
まるで仕方ねぇなぁとでも言うように。
「ふふふふっ。ピグは頭が良いねぇ。」
結局俺たちはピグに乗せてもらうことになった。
多分、マシュー義兄様の護衛だと思うんだけれど8人居るうちの2人から厳しい視線が俺に向けられてる。
まぁ、仕方ないよね。ついこの前まで俺ただの平民だったのに突然マシュー義兄様の家族になって、こんなに良くしてもらってるんだもん。マシュー義兄様に憧れてた人なら俺に敵意を抱くのは別に不思議じゃない。
でも、なんだろう。王族に名前を連ねる予定のお方の護衛でしょ?それって有りかなー?それともわざと?
俺が試されてる?それじゃ、誰に何を試されてるんだって話だよね。
気にせずピグに乗って旅程を進んでいると、マシュー義兄様が俺に話しかけてきた。
「ごめんね?護衛が邪魔だよね?なるべく減らしたかったんだけど、これ以上は減らせないって言われちゃって。」
「いえ、仕方ないです。だって将来王子殿下のお嫁さんになるんでしょう?」
「お嫁さん?んー、逆かな??」
「ぎゃ、く・・・。ぁ、大変失礼致しました。」
ぎゃく。・・・そっかぁ逆かぁ、逆。
・・・え?ええええええ!?逆!?逆なの!?そうなの!?そうだったんだ!!!?
「くすくすくすくす」
後ろでマシュー義兄様が隠そうともせずに笑ってる。
うぅぅぅ。だって知らなかったんだもの、しょうがないじゃんかぁ。
馬は俺たちが乗ってるピグとノア様の馬で並列してて、その前に護衛が4人弧を描くように配置されていて、残りの4人は俺たちの後ろに同じように弧を描くように配置されている。
旅程はゆったりと組まれていて、1日駆ければハルトまでたどり着けるが、それだと休憩も食事も殆ど時間が取れないので、間の村で1晩夜を明かしていく旅程となっている。要するに1泊2日かけてハルトまで行くのだ。
「マシュー様そろそろご休憩を。」
護衛の1人が馬を寄せて伝えてくる。マシュー義兄様も「そうだね」と返して、休憩を摂ることにした。
いつも護衛してる立場だから物凄く慣れないんだよなぁ。いやいやむしろここは勉強するべきでは??
近衛の護衛を観察して我が騎士団にも活用しようか!そうだな、そうしよう!これも一種の仕事だ!
少し開けた場所で馬からおりる。護衛が敷物を敷いて、軽く食事の準備を始めた。
んんん?索敵は?周囲の安全確認は?しないの?何で?
ここに要護衛対象が居るのに!?
はっ、これは俺がまた試されている??騎士団団長としてここは俺が索敵と周囲の安全確認をしろってことなのか?
さっと展開していつもより遠くまで索敵をかける。
周りに気配を配って、危険要素がないかも確認をする。
「!!っ誰かが魔力を!」
護衛の1人が周囲を警戒した。
「え?すみません、俺がええと、周囲の安全確認の為に索敵を使いました。」
「え?」
「え?あ、すみません。事前に一言言っておけば良かったですね。」
「いえっこちらこそお手を煩わせてすみませんっ!」
これはそもそも索敵をする予定が無かったってことなのかなぁ?うーむ。
「ガイウス。索敵ありがとう。周囲は安全そう?」
「はいっ、大丈夫そう、だと思います。」
「ガイウス君どうかした?何か引っかかったかい?」
俺の歯切れの悪い返答に、今まで俺たちのやり取りをにこにこしながら見てるだけだったノア様が割って入ってくる。
「んー。俺の索敵に引っかかったんじゃないんですけど、それよりも遠くに何か大きいのが居るかも知れません。」
「ん?どういうこと?」
「俺、他の魔力に敏感なところがあって、なんか大きいのが居るなぁって感じの魔力がですねぇ、まぁでも広範囲にかけてますし、さらにその奥なのでこちらから刺激しない限りは大丈夫だと思います。」
「わざわざ寝てる子を起こす事も無いし、大丈夫そうなら私たちも軽く食事にしようか。」
「「はい」」
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