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第六感的な
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ロックバードってロックエミューと違って体の一部が岩のように固いという訳ではなく、昔ロックバードが落とす岩によって船が沈められた、というのが名前の由来である。
昔って言ったけど今でも極たまにある。
縄張り意識が非常に強い種族だから、その話も確か縄張りに入ってしまった為に沈められたんじゃないかって話だったような気がする。
普通に氷でも貫けるし、風の刃も充分効果的、通電もするし3匹だけど小型と言っていた筈だ。新人には対応が難しいけど、翼を集中攻撃して落としてしまえば脅威は無い。
よし、今のメンバーで充分対応可能だ。
頭の中で討伐方法をシュミレーションしながら向かう。
「団長、あれです!」
団員が指差す先には小型のロックバードが3匹、円を描く様にぐるぐる飛び交って、時折、街とは反対方向の、森の奥の山の方へ「ピギャア!ピギャア!」と鳴いている。
・・・巣立ち後にしては3匹で行動してるのはおかしいな。まだ親鳥の庇護下にある状態??にしては山を気にしすぎだし、何より親が見当たらない。狩りの練習でも無さそうだ。
「団長、翼狙いますか?」
「いや、様子がおかしい。狩りに来た訳でも無さそうなんだけど。」
ピギャアアアアッ
「え?」
「何?」
「消えた!?」
突然、3匹のうち1匹が忽然と消えた。
さっきまで3匹でぐるぐる飛んでたのに、大きい叫び声を上げて消え、今は2匹。
そのうちの1匹はパニックに陥ってピギャアピギャア叫びながら不安定に飛んでいる。
何か、居るのだろうか。
でも、何も見えない。
目を凝らして見ても、魔力を探ってみても何も引っかからない。
なんだ?何が起きている?
「団長!」
その時ミッキィがやってきて声をかけられる。
あ、今新人研修中だ。危険があるなら退避させないとっ。
「団長、あれ?、3匹って言ってませんでしたっけ?」
「1匹消えた!何が起こってるのかわかんない。とにかく新人退避させる!」
「消え?はい?え、あのロックバードは?」
「あいつら俺らのこと見てもない。とにかく今日はもう中止!安全確保!指示出しお願い!」
「っはい!」
ミッキィが俺の様子を見て異常事態だと判断し、他の団員に指示出しするのを確認して、俺は索敵を広範囲にかける。
索敵も何も引っかからない。
でも、きっとあのロックバードは何かから逃げてる。その何かが見えている?
ドォンッ
「!!?」
何か大きな物が落ちるような音と地響きが辺りを覆った。
「ガイウス君っ、何が起こったの?」
ミッキィに大分遅れてノア様がやって来る。
「分かりません。ただ、異常だとは思います。今日は中止で退避します。詳しくは戻ったら、」
「ガイウス君っ!」
ピギャア!
突然、旋回していたロックバードが俺目掛けて突進してきた。
「アイスランス!」
突進してくるロックバードの目前に鋭利な氷の槍をつくると、ロックバードはそのまま勢いよく刺さって落ちていった。
「?こいつら、さっきまで山の方を気にしてて俺らのことなんか目に入って無かったんですけど、」
やっぱり何かおかしい。
ロックバードはきっと山の方からやってきた。でも山に何かが出て逃げて来た?親鳥はその何かにやられた?その何かは街も襲う?それはさっきみたいに突然消えるような被害?
ダメだ、分からない。そもそも何かって何!?
見えないし、感じないし、でも危険があるなら俺はこのまま街に帰るべきじゃないよね?
「何か、分からないけど、確認しないとっ」
「ガイウス君?」
「俺、ちょっと行ってきますっ」
「は??」
グガァァアアアアッ!!!!!
その時、森の中に巨大な声が響いた。
ビリビリッと空気が震え、声と一緒に風が通り抜ける。
「ッ!?」
「何今の。」
今の、鳴き声?叫び声のような、魔力の籠った巨大な凄まじい声。
「あれ、」
「え、あれは」
「黒い龍・・・?」
「黒龍じゃないか?」
周りから声が上がる。
皆の視線の先を見ると、山を背にして黒い龍らしきものが居た。
大きな翼をゆっくり羽ばたかせて、その巨大な体を宙に浮かせてこちらを向いていた。
目が合ったような気がした。
「っ!!」
「え、ガイウス君!?」
「必ず戻りますんで!」
咄嗟に俺は森の奥に走り出した。ノア様が声をかけてくるが止まることはせずに。
「団長ー!」
遠くでミッキィが呼んでる声も聞こえたけど俺の足は止まらない。
会いに行かないと。
一目見たいとか、珍しいからとかじゃなくて、先程の咆哮が、俺には何故だか悲しげに思えて。
呼ばれた訳じゃないけど、俺を呼んでる気がして。
こっちの方向であってるかも分からないけど、何かがこっちだって俺を導いていて。
今日は、新人の訓練にはもってこいのレベルの魔獣や魔物が沢山出て来てたのに、今俺が通ってきた所には何も気配も無くて。
おかしい、絶対おかしい。もしかしたらこの後俺じゃ対応出来ない程の魔物が出るんじゃないかと思ってるけど、心のどこかでは大丈夫って思いもあって。
とにかく行かなくちゃって思いが凄くあって。
ふわっ
どんだけ走ってきたのか分からないけど、そこを通った時に何か空気の層というか、何か違うところに踏み入れてしまった感覚があった。
気がつけば俺は歩いていて、周りに白い靄が立ち込めている。
なんか不思議な感じ。入っちゃいけないとこ入っちゃったみたいな。魔物も魔獣もなにも居ない。
白い靄の中をただただ真っ直ぐに進むと大きな黒い影が徐々に見えてきた。
近づいていくと、黒い影もはっきりと見えてくる。
それは、俺の認識が間違い無ければ、黒龍。
伝説と言われ、神ともされる黒龍だった。
昔って言ったけど今でも極たまにある。
縄張り意識が非常に強い種族だから、その話も確か縄張りに入ってしまった為に沈められたんじゃないかって話だったような気がする。
普通に氷でも貫けるし、風の刃も充分効果的、通電もするし3匹だけど小型と言っていた筈だ。新人には対応が難しいけど、翼を集中攻撃して落としてしまえば脅威は無い。
よし、今のメンバーで充分対応可能だ。
頭の中で討伐方法をシュミレーションしながら向かう。
「団長、あれです!」
団員が指差す先には小型のロックバードが3匹、円を描く様にぐるぐる飛び交って、時折、街とは反対方向の、森の奥の山の方へ「ピギャア!ピギャア!」と鳴いている。
・・・巣立ち後にしては3匹で行動してるのはおかしいな。まだ親鳥の庇護下にある状態??にしては山を気にしすぎだし、何より親が見当たらない。狩りの練習でも無さそうだ。
「団長、翼狙いますか?」
「いや、様子がおかしい。狩りに来た訳でも無さそうなんだけど。」
ピギャアアアアッ
「え?」
「何?」
「消えた!?」
突然、3匹のうち1匹が忽然と消えた。
さっきまで3匹でぐるぐる飛んでたのに、大きい叫び声を上げて消え、今は2匹。
そのうちの1匹はパニックに陥ってピギャアピギャア叫びながら不安定に飛んでいる。
何か、居るのだろうか。
でも、何も見えない。
目を凝らして見ても、魔力を探ってみても何も引っかからない。
なんだ?何が起きている?
「団長!」
その時ミッキィがやってきて声をかけられる。
あ、今新人研修中だ。危険があるなら退避させないとっ。
「団長、あれ?、3匹って言ってませんでしたっけ?」
「1匹消えた!何が起こってるのかわかんない。とにかく新人退避させる!」
「消え?はい?え、あのロックバードは?」
「あいつら俺らのこと見てもない。とにかく今日はもう中止!安全確保!指示出しお願い!」
「っはい!」
ミッキィが俺の様子を見て異常事態だと判断し、他の団員に指示出しするのを確認して、俺は索敵を広範囲にかける。
索敵も何も引っかからない。
でも、きっとあのロックバードは何かから逃げてる。その何かが見えている?
ドォンッ
「!!?」
何か大きな物が落ちるような音と地響きが辺りを覆った。
「ガイウス君っ、何が起こったの?」
ミッキィに大分遅れてノア様がやって来る。
「分かりません。ただ、異常だとは思います。今日は中止で退避します。詳しくは戻ったら、」
「ガイウス君っ!」
ピギャア!
突然、旋回していたロックバードが俺目掛けて突進してきた。
「アイスランス!」
突進してくるロックバードの目前に鋭利な氷の槍をつくると、ロックバードはそのまま勢いよく刺さって落ちていった。
「?こいつら、さっきまで山の方を気にしてて俺らのことなんか目に入って無かったんですけど、」
やっぱり何かおかしい。
ロックバードはきっと山の方からやってきた。でも山に何かが出て逃げて来た?親鳥はその何かにやられた?その何かは街も襲う?それはさっきみたいに突然消えるような被害?
ダメだ、分からない。そもそも何かって何!?
見えないし、感じないし、でも危険があるなら俺はこのまま街に帰るべきじゃないよね?
「何か、分からないけど、確認しないとっ」
「ガイウス君?」
「俺、ちょっと行ってきますっ」
「は??」
グガァァアアアアッ!!!!!
その時、森の中に巨大な声が響いた。
ビリビリッと空気が震え、声と一緒に風が通り抜ける。
「ッ!?」
「何今の。」
今の、鳴き声?叫び声のような、魔力の籠った巨大な凄まじい声。
「あれ、」
「え、あれは」
「黒い龍・・・?」
「黒龍じゃないか?」
周りから声が上がる。
皆の視線の先を見ると、山を背にして黒い龍らしきものが居た。
大きな翼をゆっくり羽ばたかせて、その巨大な体を宙に浮かせてこちらを向いていた。
目が合ったような気がした。
「っ!!」
「え、ガイウス君!?」
「必ず戻りますんで!」
咄嗟に俺は森の奥に走り出した。ノア様が声をかけてくるが止まることはせずに。
「団長ー!」
遠くでミッキィが呼んでる声も聞こえたけど俺の足は止まらない。
会いに行かないと。
一目見たいとか、珍しいからとかじゃなくて、先程の咆哮が、俺には何故だか悲しげに思えて。
呼ばれた訳じゃないけど、俺を呼んでる気がして。
こっちの方向であってるかも分からないけど、何かがこっちだって俺を導いていて。
今日は、新人の訓練にはもってこいのレベルの魔獣や魔物が沢山出て来てたのに、今俺が通ってきた所には何も気配も無くて。
おかしい、絶対おかしい。もしかしたらこの後俺じゃ対応出来ない程の魔物が出るんじゃないかと思ってるけど、心のどこかでは大丈夫って思いもあって。
とにかく行かなくちゃって思いが凄くあって。
ふわっ
どんだけ走ってきたのか分からないけど、そこを通った時に何か空気の層というか、何か違うところに踏み入れてしまった感覚があった。
気がつけば俺は歩いていて、周りに白い靄が立ち込めている。
なんか不思議な感じ。入っちゃいけないとこ入っちゃったみたいな。魔物も魔獣もなにも居ない。
白い靄の中をただただ真っ直ぐに進むと大きな黒い影が徐々に見えてきた。
近づいていくと、黒い影もはっきりと見えてくる。
それは、俺の認識が間違い無ければ、黒龍。
伝説と言われ、神ともされる黒龍だった。
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