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自分がダメなら他から補充すればいいじゃない
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俺は1人で起き上がれるようになるまで、結局3日ほどかかった。
次はこの腕に繋がってる恐ろしい管を一刻も早く外したいと思う。
なので、沢山起きて動いて消費して空腹になれば、ご飯も沢山食べられるようになって外せるんじゃない!?
と思ったけどどうやらそれは違うらしい。
胃、というのは収縮性のあるもので俺の場合ずっと胃に何も入ってない状態だったからとてもとても小さくなってしまっていて、ずっと小さいままだったから固くなってしまっているんだとか。それを一気に膨らましたら最悪破けてしまう(なんてこと!?)可能性があるので、ゆっくり少しづつ食べる量を増やすんだって。
お腹いっぱいの状態で、スプーン1杯多く食べるんだって。
だから沢山動いて消費しても胃の容量とは実際問題関係ないなんて、なんてこと!!
まぁ、でも空腹感を誘うためにも体力の消費は良いんだって。だから、まぁ、動くけど。
夏をまるっと秋を殆ど寝て過ごした俺の体力低下は半端ない。やっと1人で起きれるようになったくらいだしね。
そう言えば、よく老人が足痛めて治るまで歩かないで居たら歩けなくなってたとかあるもんね。腰とかやっちゃって最悪そのまま寝たきりとかね。うん、筋力だけの問題じゃないかも知れないけれど。
でも、俺には魔術で身体強化という裏技があるので問題視はしてないよ。ふふふん♪
えーと、久しぶりだから少しづつ慣らしていこうかな、えーと。
・・・ええーと。あれ?
・・・・・・あれ、待って、俺の魔力どこに消えた?
うん?確か魔力って体に溜まっていくものだよね?
俺ずっと寝てたから魔力結構溜まってるはずなんだけど?あれ?どこに溜まってるの?寝すぎて魔力感じられなくなっちゃった?え、嘘??
・・・・・・・・・・・・マジで?
俺って魔術取ったらただの弱っちいヒト族じゃない?
何も残る物が無いよね。あれ、俺ただのお荷物じゃない?ええーと。とりあえず今この状況で握手でも骨折案件だよね。事故が起きないように気を付けよう、うん。
それにきっと、魔力の留める何かの栓が抜けちゃって流れ出しちゃったに違いない!
よし!そういう事にしておいてとりあえず、魔力に関しては様子見!俺が起きたから魔力を生成する器官が起きてまた沢山溜まってくるかもだしね!?
とりあえず、目下の目標は恐ろしい管を一刻も早く外すこと!1人で歩き回れるようになる!この2つ!
でも、筋トレなんかしたらすごい勢いで怒られそうだし、実際問題で俺はまだ起き上がるだけで精一杯だし。
魔力が戻らなかった時にための保険に、本でも読みたいな。ええと、魔法陣は、そもそもこの国に魔法陣に関する書物って殆ど無いんだっけ?っていうか俺魔力がないんだから魔法陣もアウトじゃん。
あとは、薬草?イルの方が知識は多いけどね。自分用に薬作ってたし、何か作れそうかな?何か作ることが出来たら良いよね、薬草でも育ててみようかな?そういうのでも良いよね。とにかく何か無いかな、何か。
「・・・はぁぁ。」
「ガイ、溜め息なんてどうしたの?」
「何かないかなって思っても何も無いなぁって、え、イル?いつの間に??」
「何度も声掛けたよ?ずっと何か考えてるようだったけど?」
「あ、そうなんだ!?無視しちゃってたみたいでごめんね?」
「何か悩み事?溜め息も吐いてたし。」
「ああ、うん。早くこれ外したいなぁって。」
「もう少し我慢してね。ガイの為に付けてあるんだから。」
「・・・うん。」
さすがに自分のこと何も無いとかお荷物とか考えてたなんて言えないよね。
「少し、外に行こうか。」
イルは慣れた様子で、管の繋ぎ目の1つを外してプラプラしないようにテープで俺の腕に止めた。
実はこの恐ろしい管は4本を繋げているらしく、繋ぎ目を外して、一時的に液体が入ってこないようにする事が出来る。多分トイレとかその場を離れる時の為にそうなってるんだと思う。
俺はイルに抱っこしてもらって庭に向かう。
公爵家の庭は3つもあるんだけど、どこも色とりどりの花が咲いていて、香りも喧嘩しないように考えられて植えられていてすごく綺麗で最高なんだよね。隅々まで手入れされていて、最近俺が歩く練習、と言っても二三歩でよろけて終了させられるけど、そんな事をしているから、歩道もすっかり手入れが行き届いて小石1つ落ちてないのだ!
庭師さん達ありがとう!俺、性格大雑把だから庭師は無理だなぁ。
今日は外から見えない、他の庭に比べるとこじんまりとした中庭で歩く練習。
「ガイ、大丈夫?」
「うんっ、平気平気!」
イルに下ろしてもらって手を繋いで歩き出す。
今日はすごい調子がいい!
「どこまでも歩いて行けそう!っぅぁ!?」
「っとぉ。」
調子に乗ったら膝の力が抜けて崩れそうになったところをイルに助けてもらった。
「はい、ちょっと休憩ね。」
そう言われて近くのベンチに座って強制的に一休み。
ボケーっとよく晴れた秋晴れの空を見上げる。
時折吹く風も冬の気配を纏った涼しい風だ。
長い間休憩していたら遠くから義父様がやって来た。
「ガイウス、順調に回復しているようだね。」
「はい、お陰様で。」
イルもそうだけど、義父様もよく仕事休むよね。・・・って俺のせいか。でも仕事は大丈夫なんだろうか。
「何か困ってることはないかい?」
「いえ、特に、は、いえ!あります!暇なので本が読みたいです!ええと、薬草図録みたいなのとか、俺が飽きずに読めそうなのを!」
「おおおおお、聞いたかねイルヴェス君!ガイウスが本を読みたいと!」
「はい、人は状況により変わるものですね。」
・・・俺の事どんだけ本嫌いだと思われてるの??
気が変わらぬうちにと、義父様の書斎で本を3冊選んで部屋に戻ってきて、みんなで義父様とイルと3人で夕飯。俺は特別メニューだけど結構頑張って食べてるのにこの管いつ外せるんだろう?と思いながら食べ終えて、就寝時間。
今日は結構体力を使ったのでシャワーではなく体を温かいタオルで拭いてもらう。
それが終わる頃には俺はもううとうとと睡魔に襲われていて、イルにおやすみのキスをして貰ってベッドに潜る。
フレンチキスだけど、唇に残るイルの魔力がポカポカと暖かくて気持ちがいい。
・・・ん?イルの魔力?
次はこの腕に繋がってる恐ろしい管を一刻も早く外したいと思う。
なので、沢山起きて動いて消費して空腹になれば、ご飯も沢山食べられるようになって外せるんじゃない!?
と思ったけどどうやらそれは違うらしい。
胃、というのは収縮性のあるもので俺の場合ずっと胃に何も入ってない状態だったからとてもとても小さくなってしまっていて、ずっと小さいままだったから固くなってしまっているんだとか。それを一気に膨らましたら最悪破けてしまう(なんてこと!?)可能性があるので、ゆっくり少しづつ食べる量を増やすんだって。
お腹いっぱいの状態で、スプーン1杯多く食べるんだって。
だから沢山動いて消費しても胃の容量とは実際問題関係ないなんて、なんてこと!!
まぁ、でも空腹感を誘うためにも体力の消費は良いんだって。だから、まぁ、動くけど。
夏をまるっと秋を殆ど寝て過ごした俺の体力低下は半端ない。やっと1人で起きれるようになったくらいだしね。
そう言えば、よく老人が足痛めて治るまで歩かないで居たら歩けなくなってたとかあるもんね。腰とかやっちゃって最悪そのまま寝たきりとかね。うん、筋力だけの問題じゃないかも知れないけれど。
でも、俺には魔術で身体強化という裏技があるので問題視はしてないよ。ふふふん♪
えーと、久しぶりだから少しづつ慣らしていこうかな、えーと。
・・・ええーと。あれ?
・・・・・・あれ、待って、俺の魔力どこに消えた?
うん?確か魔力って体に溜まっていくものだよね?
俺ずっと寝てたから魔力結構溜まってるはずなんだけど?あれ?どこに溜まってるの?寝すぎて魔力感じられなくなっちゃった?え、嘘??
・・・・・・・・・・・・マジで?
俺って魔術取ったらただの弱っちいヒト族じゃない?
何も残る物が無いよね。あれ、俺ただのお荷物じゃない?ええーと。とりあえず今この状況で握手でも骨折案件だよね。事故が起きないように気を付けよう、うん。
それにきっと、魔力の留める何かの栓が抜けちゃって流れ出しちゃったに違いない!
よし!そういう事にしておいてとりあえず、魔力に関しては様子見!俺が起きたから魔力を生成する器官が起きてまた沢山溜まってくるかもだしね!?
とりあえず、目下の目標は恐ろしい管を一刻も早く外すこと!1人で歩き回れるようになる!この2つ!
でも、筋トレなんかしたらすごい勢いで怒られそうだし、実際問題で俺はまだ起き上がるだけで精一杯だし。
魔力が戻らなかった時にための保険に、本でも読みたいな。ええと、魔法陣は、そもそもこの国に魔法陣に関する書物って殆ど無いんだっけ?っていうか俺魔力がないんだから魔法陣もアウトじゃん。
あとは、薬草?イルの方が知識は多いけどね。自分用に薬作ってたし、何か作れそうかな?何か作ることが出来たら良いよね、薬草でも育ててみようかな?そういうのでも良いよね。とにかく何か無いかな、何か。
「・・・はぁぁ。」
「ガイ、溜め息なんてどうしたの?」
「何かないかなって思っても何も無いなぁって、え、イル?いつの間に??」
「何度も声掛けたよ?ずっと何か考えてるようだったけど?」
「あ、そうなんだ!?無視しちゃってたみたいでごめんね?」
「何か悩み事?溜め息も吐いてたし。」
「ああ、うん。早くこれ外したいなぁって。」
「もう少し我慢してね。ガイの為に付けてあるんだから。」
「・・・うん。」
さすがに自分のこと何も無いとかお荷物とか考えてたなんて言えないよね。
「少し、外に行こうか。」
イルは慣れた様子で、管の繋ぎ目の1つを外してプラプラしないようにテープで俺の腕に止めた。
実はこの恐ろしい管は4本を繋げているらしく、繋ぎ目を外して、一時的に液体が入ってこないようにする事が出来る。多分トイレとかその場を離れる時の為にそうなってるんだと思う。
俺はイルに抱っこしてもらって庭に向かう。
公爵家の庭は3つもあるんだけど、どこも色とりどりの花が咲いていて、香りも喧嘩しないように考えられて植えられていてすごく綺麗で最高なんだよね。隅々まで手入れされていて、最近俺が歩く練習、と言っても二三歩でよろけて終了させられるけど、そんな事をしているから、歩道もすっかり手入れが行き届いて小石1つ落ちてないのだ!
庭師さん達ありがとう!俺、性格大雑把だから庭師は無理だなぁ。
今日は外から見えない、他の庭に比べるとこじんまりとした中庭で歩く練習。
「ガイ、大丈夫?」
「うんっ、平気平気!」
イルに下ろしてもらって手を繋いで歩き出す。
今日はすごい調子がいい!
「どこまでも歩いて行けそう!っぅぁ!?」
「っとぉ。」
調子に乗ったら膝の力が抜けて崩れそうになったところをイルに助けてもらった。
「はい、ちょっと休憩ね。」
そう言われて近くのベンチに座って強制的に一休み。
ボケーっとよく晴れた秋晴れの空を見上げる。
時折吹く風も冬の気配を纏った涼しい風だ。
長い間休憩していたら遠くから義父様がやって来た。
「ガイウス、順調に回復しているようだね。」
「はい、お陰様で。」
イルもそうだけど、義父様もよく仕事休むよね。・・・って俺のせいか。でも仕事は大丈夫なんだろうか。
「何か困ってることはないかい?」
「いえ、特に、は、いえ!あります!暇なので本が読みたいです!ええと、薬草図録みたいなのとか、俺が飽きずに読めそうなのを!」
「おおおおお、聞いたかねイルヴェス君!ガイウスが本を読みたいと!」
「はい、人は状況により変わるものですね。」
・・・俺の事どんだけ本嫌いだと思われてるの??
気が変わらぬうちにと、義父様の書斎で本を3冊選んで部屋に戻ってきて、みんなで義父様とイルと3人で夕飯。俺は特別メニューだけど結構頑張って食べてるのにこの管いつ外せるんだろう?と思いながら食べ終えて、就寝時間。
今日は結構体力を使ったのでシャワーではなく体を温かいタオルで拭いてもらう。
それが終わる頃には俺はもううとうとと睡魔に襲われていて、イルにおやすみのキスをして貰ってベッドに潜る。
フレンチキスだけど、唇に残るイルの魔力がポカポカと暖かくて気持ちがいい。
・・・ん?イルの魔力?
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