114 / 167
暇だと余計なことを考えがち&それに付き合う人たち
しおりを挟む
「俺が騎士団に入団する前の、とある町から首都まで一緒に行動して下さっていた人の事なんですけど、その人はパッと見ヒト族で、俺と一緒のヒト族だ!ってずっと思ってたんですよ。
でもね、ある時に本人から
俺はヒト族じゃない。
生まれた国ではちょっと特殊な種族だったから、周りから隠されて育てられて、ヒト族として暮らして行けるようにさせられた。
この見た目は変化の術で化けてるだけ。
って言われたんですよ。しかもね
小さい頃からずっと変化の術を使ってるから、もう今は無意識状態。元の姿に戻ることの方が超面倒くさい。
っていう事も言ってたんですよね。
それって、もしかしたら、いやきっと俺も実は記憶には無いけど小さい頃に何らかの理由でヒト族に化けさせられてて、今では息をするように術を使ってて本当は正真正銘の獣人だったりして!?
そして実はイルと同じイヌ族だったりして!?」
「それは、とてもめでたい考え方だな?」
「ふふふ、ガイもイヌ族だったらすごく嬉しいよ。」
「でもそれだと発情期が来ない説明がつかないよねぇ。」
「海ってさ、波に攫われて、亡くなっちゃう人が居るんでしょ?
そこで俺、思ったんですけど、海がしょっぱいのは大地の体液だから、だと思うんですよね。
だから波は意識を持っていて、というか大地の思いの通りに動いていて、気に入った人や動物を波という触手で絡めとって自分の中に引きずり込むんです。
そしてゆっくり美味しくいただく、と。
クラーケンや海に中に住んでる生き物たちは、きっとよく分かんないけど利害関係があるはずです!
あ、大地の血液の中を泳いでいく不埒な船というものを排除してくれる存在?とかですかね!」
「おい設定があやふやだぞ、体液が血液に変わってるぞ。」
「どっちも体液です!一緒です!」
「魚とかはどういう利害関係かなぁ?」
「・・・ドクターフィッシュ的な?」
「たまにどこで覚えたんだろうね?っていう変な知識あるよね、ガイ君って。」
「あとそれだと船で海に出れないじゃねぇか。海って他にも生き物いっぱい居るけど?」
「ええーと、あとは、・・・タコ?」
「うん、海の世界は魚とクラーケンとタコの世界だね。」
「おい、こいつ絶対タコわかってねぇぞ?」
「ガイ君の中では海の世界は美味しい世界なのかなぁ?」
「イルの料理は俺史上第1位。それは絶対に変わらない!
公爵家の料理人、バングさんをはじめとする方々の料理もイルの次に素晴らしい。いつも美味しい!家に帰る時はいつも沢山のお土産も持たせてくれる!素敵!
文句のつけ所がどれだけ探しても見当たりません。
よって俺が料理をする必要性は全くないのです。
ちなみに俺は味音痴では無くて、味覚に対しての許容範囲がきっと、多分、少しだけ、他の人より広いだけで通常範囲です!
料理音痴?違いますけれど?
素材の味を生かしでるだけです!
素材が良ければなんでも美味しい!減塩!素敵!とても健康的!
焼けば基本なんでも美味しいんですよ!」
「・・・俺はノーコメントで。」
「うんうん、ガイの料理はいつもダイナミックでパワフルだよね。」
「何がダイナミックでどこがパワフルなのか気になるんだけれど。今度ご馳走してもらおうかな?」
「では、まず材料の調達に森に連れて行って下さいっ。」
「「却下です。」」
「ふふふ。」
「あの、俺何度も言ってるんですけどちっちゃくは無いんですよ?
ネズミ族やウサギ族は俺より背が低い人沢山居ますし、公爵家の皆様がデカすぎなんですよ。
俺は普通なのに。だって俺エディスとそんなに変わらないと思いますし、そもそも小型系が多数を占める補給係に混じったら俺大きい方ですからね??
それに筋肉だって基礎値の違いはあれども、毎日筋トレしてたらきちんと着くはずです。周りがおかしい人ばかりなんですよ。
目標は公爵家騎士団団長のスヴァルさんの腹筋くらいにはなれますよ。ええ、なりますよ。
ということで、明日から毎日筋トレをメニューに追加します、決定です。」
「却下に決まってんだろ。おい、明日から筋トレしないように誰か見張っておけ。」
「ふふ、お腹バキバキに割れたら見せてね。」
「ガイウス様から私の名前が出てきたことにとても感動です。まさか覚えて下さっていたとは。」
「スヴァルさん、明日からよろしくお願いしますっ」
「却下だっつってんだろ。」
「じゃっじゃーん!!
俺、実はイヌ族だったんですよ??
ふふふ、やはり前話した、実は変化の術でヒト族化してる説は事実だったんですよ!
見てこの本物そっくりの耳!
触り心地も抜群で、イルの毛が混じってるから本物のイルの匂いもするんですよ!最高!
見て見て、尻尾もふわっふわに仕上がってるの!すごいの!本物そっくり!いやもう本物ですよ!!
ほら振り向くと、揺れてしっぽがふわって!
ね!
これで俺も麗しき獣人族の一員なのです!」
「・・・麗しき?(っていうか今まで以上にイルヴェスの匂いをつけて歩くのかこいつは。なんて言ったら怒るだろうなぁ、言わないでおこう、本人喜んでるし。)」
「わぁ、ガイ俺と同じだね。お揃いだね。嬉しいなぁ。(時間かかったけど、作ってあげた甲斐があったな。喜んでるガイ、本当に可愛い。)」
「よく似合ってるよ、ガイ君。(麗しきってそこまで獣人族の仲間に入りたかったのか。っていうか耳が4つあるよ。)」
でもね、ある時に本人から
俺はヒト族じゃない。
生まれた国ではちょっと特殊な種族だったから、周りから隠されて育てられて、ヒト族として暮らして行けるようにさせられた。
この見た目は変化の術で化けてるだけ。
って言われたんですよ。しかもね
小さい頃からずっと変化の術を使ってるから、もう今は無意識状態。元の姿に戻ることの方が超面倒くさい。
っていう事も言ってたんですよね。
それって、もしかしたら、いやきっと俺も実は記憶には無いけど小さい頃に何らかの理由でヒト族に化けさせられてて、今では息をするように術を使ってて本当は正真正銘の獣人だったりして!?
そして実はイルと同じイヌ族だったりして!?」
「それは、とてもめでたい考え方だな?」
「ふふふ、ガイもイヌ族だったらすごく嬉しいよ。」
「でもそれだと発情期が来ない説明がつかないよねぇ。」
「海ってさ、波に攫われて、亡くなっちゃう人が居るんでしょ?
そこで俺、思ったんですけど、海がしょっぱいのは大地の体液だから、だと思うんですよね。
だから波は意識を持っていて、というか大地の思いの通りに動いていて、気に入った人や動物を波という触手で絡めとって自分の中に引きずり込むんです。
そしてゆっくり美味しくいただく、と。
クラーケンや海に中に住んでる生き物たちは、きっとよく分かんないけど利害関係があるはずです!
あ、大地の血液の中を泳いでいく不埒な船というものを排除してくれる存在?とかですかね!」
「おい設定があやふやだぞ、体液が血液に変わってるぞ。」
「どっちも体液です!一緒です!」
「魚とかはどういう利害関係かなぁ?」
「・・・ドクターフィッシュ的な?」
「たまにどこで覚えたんだろうね?っていう変な知識あるよね、ガイ君って。」
「あとそれだと船で海に出れないじゃねぇか。海って他にも生き物いっぱい居るけど?」
「ええーと、あとは、・・・タコ?」
「うん、海の世界は魚とクラーケンとタコの世界だね。」
「おい、こいつ絶対タコわかってねぇぞ?」
「ガイ君の中では海の世界は美味しい世界なのかなぁ?」
「イルの料理は俺史上第1位。それは絶対に変わらない!
公爵家の料理人、バングさんをはじめとする方々の料理もイルの次に素晴らしい。いつも美味しい!家に帰る時はいつも沢山のお土産も持たせてくれる!素敵!
文句のつけ所がどれだけ探しても見当たりません。
よって俺が料理をする必要性は全くないのです。
ちなみに俺は味音痴では無くて、味覚に対しての許容範囲がきっと、多分、少しだけ、他の人より広いだけで通常範囲です!
料理音痴?違いますけれど?
素材の味を生かしでるだけです!
素材が良ければなんでも美味しい!減塩!素敵!とても健康的!
焼けば基本なんでも美味しいんですよ!」
「・・・俺はノーコメントで。」
「うんうん、ガイの料理はいつもダイナミックでパワフルだよね。」
「何がダイナミックでどこがパワフルなのか気になるんだけれど。今度ご馳走してもらおうかな?」
「では、まず材料の調達に森に連れて行って下さいっ。」
「「却下です。」」
「ふふふ。」
「あの、俺何度も言ってるんですけどちっちゃくは無いんですよ?
ネズミ族やウサギ族は俺より背が低い人沢山居ますし、公爵家の皆様がデカすぎなんですよ。
俺は普通なのに。だって俺エディスとそんなに変わらないと思いますし、そもそも小型系が多数を占める補給係に混じったら俺大きい方ですからね??
それに筋肉だって基礎値の違いはあれども、毎日筋トレしてたらきちんと着くはずです。周りがおかしい人ばかりなんですよ。
目標は公爵家騎士団団長のスヴァルさんの腹筋くらいにはなれますよ。ええ、なりますよ。
ということで、明日から毎日筋トレをメニューに追加します、決定です。」
「却下に決まってんだろ。おい、明日から筋トレしないように誰か見張っておけ。」
「ふふ、お腹バキバキに割れたら見せてね。」
「ガイウス様から私の名前が出てきたことにとても感動です。まさか覚えて下さっていたとは。」
「スヴァルさん、明日からよろしくお願いしますっ」
「却下だっつってんだろ。」
「じゃっじゃーん!!
俺、実はイヌ族だったんですよ??
ふふふ、やはり前話した、実は変化の術でヒト族化してる説は事実だったんですよ!
見てこの本物そっくりの耳!
触り心地も抜群で、イルの毛が混じってるから本物のイルの匂いもするんですよ!最高!
見て見て、尻尾もふわっふわに仕上がってるの!すごいの!本物そっくり!いやもう本物ですよ!!
ほら振り向くと、揺れてしっぽがふわって!
ね!
これで俺も麗しき獣人族の一員なのです!」
「・・・麗しき?(っていうか今まで以上にイルヴェスの匂いをつけて歩くのかこいつは。なんて言ったら怒るだろうなぁ、言わないでおこう、本人喜んでるし。)」
「わぁ、ガイ俺と同じだね。お揃いだね。嬉しいなぁ。(時間かかったけど、作ってあげた甲斐があったな。喜んでるガイ、本当に可愛い。)」
「よく似合ってるよ、ガイ君。(麗しきってそこまで獣人族の仲間に入りたかったのか。っていうか耳が4つあるよ。)」
25
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜
飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。
でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。
しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。
秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。
美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。
秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。
あの日、北京の街角で
ゆまは なお
BL
5年前、一度だけ体を交わした彼が、通訳として出張に同行するーーー。
元留学生×駐在員。年下攻め。再会もの。
北京に留学していた上野孝弘は駐在員の高橋祐樹と街中で出会い、突然のアクシデントにより、その場で通訳を頼まれる。その後も友人としてつき合いが続くうちに、孝弘は祐樹に惹かれていくが、半年間の研修で来ていた祐樹の帰国予定が近づいてくる。
孝弘の告白は断られ、祐樹は逃げるように連絡を絶ってしまう。
その5年後、祐樹は中国出張に同行するコーディネーターとして孝弘と再会する。
3週間の出張に同行すると聞き、気持ちが波立つ祐樹に、大人になった孝弘が迫ってきて……?
2016年に発表した作品の改訂版。他サイトにも掲載しています。
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
もふもふ獣人に転生したら最愛の推しに溺愛されています
* ゆるゆ
BL
『もふもふ獣人転生』からタイトル変更しました!
白い耳としっぽのもふもふ獣人に生まれ、強制労働で息絶えそうなところを助けてくれたのは、最愛の推しでした。
本編、完結済です。
魔法学校編、はじめました!
リクエストのお話や舞踏会編を読まなくても、本編→魔法学校編、でお話がつながるようにお書きしています。
リトとジゼの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
Youtube @BL小説動画 アカウントなくてもどなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
第12回BL大賞さまで奨励賞をいただきました。
読んでくださった方、応援してくださった皆さまのおかげです。ほんとうにありがとうございました!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる