【完結済】ヒト族ですがもふもふの国で騎士団長やらされてます。

れると

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2人の幸せ時間

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最近の俺は忙しい。

先ずは2日に1度ほど公爵家騎士団長のスヴァルに手合わせをしてもらっている。体力作りと筋力量増加の為に。スヴァルが居ない時は、騎士団詰所に行く時に着いてきてくれる護衛騎士のレオンに挑む。いやぁ全然敵わないんだけどね。俺の鍛錬の為に遊んでもらってます。

そして3日に1度位、護衛のレオンと誰かを伴って騎士団詰所に行き殿下が来た時の対応の打ち合わせ。その後、エディス先生に魔術具の作成指導をしてもらっている。ふふふ、形になって来たから完成が楽しみで仕方がない。

更には5日に1度ほどノア様が魔術指導に来てくれてる。必ずクーグゥ義兄様が着いてくる。嫉妬かな?ふふふ、義兄様かわいいじゃん?
でも俺の魔術の技術は一向に向上しない。俺って今まで魔力量と勢いだけでやって来てたし、才能って無いんだろうなと思い始めてる。

んで夜は毎日イルといちゃいちゃ。
毎日動き回ってるからキスしてるとすぐ眠くなっちゃうんだけど。あれ、イルの魔力って睡眠効果があるのかな?まさかね。

もう少ししたら賜った領地の勉強を始めてもらう予定。事前準備は大事だからね。温泉があるって聞いてるけど詳しい話は知らないしね。まずは土地のことを勉強してどうやって発展させていこうか、どうやって領地をよく運んでいくか、イルと勉強しながら相談する予定 
もちろんイルだけじゃなくて、領地に暮らしてる人々や義母様や義兄様達にも意見聞いてみたりしながらね。

ふふふ、最近の俺は本当に充実してるね。


そんな今日は婚約して初めてイルの家族とのご挨拶をした。

スラッと背の高い、イルと同じキャラメル色の長い髪を後ろで緩く結んび、イルの青よりも薄い空のような色の瞳に緩く弧を描いた口がとても優しそうな印象のラフホワイト公爵様。

うん、イルはお父様似だったんだね。

それと公爵夫人、イルのお母様のアシャル様はあまり背が高くない、俺と同じくらいかな。キャラメル色と言うよりはそれよりも明るいベージュ色で肩までサラッと下ろした髪は艶やかでそこから生える三角の白に近いベージュのお耳がすごく印象的。紅の赤い瞳は情熱的で、ラフホワイト公爵様を見る時の瞳がなんとも素敵!信頼してるのが分かるって言うか、素敵なご夫夫だなって思った。

最後にイルのお兄様のマテオ様。
マテオ様も公爵夫人と同じくらい小柄。髪の色は赤みがかったキャラメル色。耳の先の方が色が濃いベージュ。瞳は暗めの赤、熟したクランベリーみたいな感じで、一言で言うと可愛い!マテオ様はお母様似だね。

うちも同じように義父様、義母様、マシュー義兄様、エイデン義兄様、クーグゥ義兄様のフルメンバー。

で、一応主役のイルと俺。

夕方に集まってその後一緒に夕食を、という流れの1日で、俺は体力を考慮してそれまで暇を持て余してたっていうのはここだけの話。

軽く挨拶をしたあとは、公爵夫人とマテオ様が俺の色について盛り上がっていた。

「本当に綺麗な黒で素敵だ。物語の主人公みたい。」
「だって母様、彼は黒龍に会ったんですよ?」
「ぇえ!?会ってないですよ!」
「え、そうなのかい?私の職場ではガイウス騎士団長は龍の狩場に赴いて、黒龍に会うも無事生還した勇者だといわれているよ?」

なんですかその噂!初めて聞いたんですけど!
マテオ様の職場って王宮のお金に関する職場じゃなかったっけ?ええと王宮経理金銭管理科の上の方のお人だったよね。
そんな小難しい職場でなぜ根も葉もない噂が。

「全く違います。そもそも龍に会えていませんし、狩場も何も魔獣や魔物を見てもいませんし、白い中をただ歩いていただけだったので。」
「そうなんだ。その話も流れてきたけれど誰も信じていなかったけれどね。わ、瞳もただの真っ黒って訳じゃないんだ、光の当たり具合で琥珀色っぽく光るんだ、すごいね。」

公爵夫人にはずっと微笑まれて、マテオ様には観察されて、何だかものすごく居た堪れない。至近距離で瞳を覗き込まれて、うわぁぁあ、マテオ様の綺麗で可愛いご尊顔がお近くに!!

俺は一体どうしたら良いんだ!?

「兄さん、そこまでで勘弁してください。ガイが困ってます。」

イルが俺とマテオ様の間に割って入ってくる。

あれ、イルってお兄様と仲があんまり良くないって聞いてたけどそんな事無さそうな雰囲気で安心した。

「ごめんね、ガイ。」
「ううん。大丈夫。」
「ところで、賜った領地にはいつ頃行くんだい?イルヴェスも着いていくんだよね?第2王子殿下はもう騎士団に来てるの?それでさ、」

ああ、マテオ様はおしゃべり好きなのかな?殆どが俺への質問なんだけどその口は閉じる事を知らないみたい。

俺は質問に答えつつ、答えられないものは苦笑いしつつ、夕食を終えて何事もなく無事に解散となった。

途中で義父様とラフホワイト公爵様が飲み始めたら止まらなくなってしまい、結果、2人ともベロンベロンに酔ってしまっていたが、ラフホワイト公爵様は無事に帰れるのだろうか。ああ、別に歩いて帰る訳でもないし問題ないのか。………無いのかな?


「イルとマテオ様、聞いていたよりも仲が良さそうで俺正直ホッとした。マテオ様、なんかすごいグイグイ来るね。びっくりしたよ。」

俺達はシャワーを浴びていつものまったりタイムを堪能していた。
ベットでキスをしたり、ぎゅーとしたり、まぁイチャイチャと言うやつだ。

「ああ、俺が家から出ていくのが決まったも同然だから安心したんだと思うよ。」
「安心?イルが家を出ていくことが?」
「ああ、えっと出ていくっていうか、家を継がないことが決まったからね。俺は前から継がないって言ってたんだけど、俺たち兄弟よりも周りがちょっとね。」

イルが両手を獣化させて俺のほっぺたを肉球でむにむにしてくる。ふふふ、久しぶりの肉球~。柔らかくてぷにぷにで弾力があって最高~。

「へぇ?まぁ、色々あるよね!仲が良い事に越したこと無いよ、たった2人だけの兄弟なんだしね。」
「うん、そうだね、それもガイのおかげだよ。ちゅっ」

イルが俺のおでこにキスをした。
俺もぷにぷに肉球にキスをする。

「ちゅ、俺は何もしてないけど?」
「ふふふ、ガイの知らないところで色々あるんだよ。」

イルの肉球をモミモミ堪能する。
イルのしっぽがふわっと揺れるのが視界に入る。
喜んでくれてるのが嬉しい。

「ふぅん?まぁ、イルの役に立ててるなら良かったよ。イルのお父さん、イルに似てて格好良かった。あれ、イルがお父さんに似てるのか。」
「そうかな、似てるかな?」
「似てるよ。このサラサラの髪の毛とかぁ、耳の生えてる位置とかぁ、お目目の色とかぁ、この形のいい唇とか?ちゅっ、へへへ。」

俺は頭から口にした通りに順々に触って、最後にキスをした。

イルも俺の頭を撫でたり、キスしたりキスし返したりぎゅうって抱きついたりイチャイチャしてる間にいつの間にか2人とも寝てしまったみたいだった。
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