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初めての海!
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「海だ、すごい。おっきぃ。」
俺は生まれて初めて海を見た。
海の街に繋がる街道の上。丁度森が開けてる崖の場所から、これから向かう海の街と広大に広がる海が見える。
目の前に広がる広大な海に、太陽が沈もうとしている所で、空が夕焼けの色から夜の紺色になりそうなグラデーションと、沈みかけてる太陽をキラキラゆらゆらと反射してなんとも言えない雰囲気の海と。
上手く言葉で表現できないけれどただただ綺麗と、俺は思った。
この見えてる景色を切り取って、額縁に入れて飾れたら最高なのに。
俺はゆっくりゆっくりと沈んでいく太陽を眺めながらそんな事を思った。
「ガイウス様、日が暮れる前に本日の宿へ急ぎませんと。」
太陽が半分ほど沈んだ頃、護衛のレオンに声を掛けられた。
「うん、そうだね。ちょっと駆け足になっちゃうけど急ごう。イル、」
俺が愛おしの人に名を呼ぶと、すぐ近くに寄ってきてくれる。
「ふふ、しばらく滞在するからまた見に来ようね。」
「うんっ!」
俺たちは領地に入る前に新婚旅行に来ている。
義父様と義母様の提案で「領地に行ったら向こう何年かは忙しくて大変だろうから、その前に新婚旅行と称して何処かに行ったらどうだ?」と言ってくださったから、俺たちはこの地に来ている。
俺とイル、護衛が4人で合わせて6人。
義兄様達には護衛が少ない、侍従を連れて行けって言われたけど、元騎士団長の俺がいるし、レオンを初めとした護衛の人達も腕が経つし、攻撃系魔道具も沢山持ってるし、寧ろ過剰防衛だと思うくらいの戦力だと思うんだけどなぁ。イルは戦闘職じゃ無かったけど、身を守れる魔道具を自作してるの知ってるし。
侍従は馬で駆ける予定だったから、元々考えてはいなかった。
新婚旅行だけど、領主夫妻が滞在するなら事前に知らせておいた方が良いと義母様に言われたので、今夜は海の街の領主の館での晩餐会にお呼ばれしている。
領主としての初めてのお仕事でもある。
よし、気合い入れていくぞー♪
まだ薄らと空の端に明るさが残っている頃、領主の館に到着した。ピグ達馬を預けてお邪魔をする。
門番の方たちには侍従が居ないことや、護衛の少なさにとても驚かれたけど。
玄関ホールに通されると金髪青眼の美青年が俺たちを出迎えてくれた。
義母様が「挨拶をしたいと言うことは少なくとも顔見知りに、もしくはそれ以上の交流を望まれている場合が多いからね。最初の挨拶はしっかりするんだよ。」と言われた事を思い出し、緊張しながらもゆっくり焦らず、聞き取りやすいスピードで、と意識しながら口を開いた。
「この度はご招待頂きましてありがとうございます。リンクス領、領主、ガイウス・フランリード・リンクスでございます。こちらが私の夫でございます。」
手でイルを示して紹介し、イルも俺と同じような挨拶をする。
「ただ今ご紹介に預かりました。リンクス領領主のガイウス・フランリード・リンクスが夫のイルヴェス・ラフホワイト・フランリードでございます。」
これからはこの堅苦しい挨拶がデフォルトになるのか。なんか嫌だなぁ、と思いながら相手の出方を待つ。
金髪青眼の青年は、それまでの笑顔をさらににっこりと笑って返してくれる。
「ご丁寧なご挨拶ありがとうございます。本日は遠いところはるばるお越しくださいまして感謝の限りでございます。私がシーホース領が領主、ライル・シーホースだ。以後、よろしく頼む。」
軽く握手を交わして先ずは今夜泊めてもらう部屋に案内する。今日は晩餐を共にして宿泊させてもらい、明日からは一等地の宿泊施設を予約させてもらっている。
案内された部屋はとても広くて開放感のある部屋だった。
大きなサイズのベッドが中心にどんと鎮座しておりソファやイス等殆どのものがラタン調で作られたいた。
色も焦げ茶でベーシックで整えられているが、敷布やベッド等の布物は赤や黄色の花模様で華やかさもある。
扇状に広がった丸みのある窓から続くバルコニーからは海が見えるらしい。
「素敵・・・。」
俺はつい口から端的な感想がこぼれ落ちてしまっていた。
「ふふ、お褒めに預かり光栄です。我が国ではあまり見かけない南国調に整えておりまして、初めのうちは慣れないかも知れませんが、いつもとは違った旅の思い出のひとつになるかと思いまして。」
ライルがにこやかに説明をしてくれる。
きっと俺みたいに、初めて見る人が多いんだろうな。
凄く説明が流暢だった。
イルも感想を伝えてからライルと会話をし始めた。
俺はその間部屋の中をキョロキョロと物珍しげに見て回った。棚の上に置かれている、木彫りでくちばしの大きな鳥。また木彫りの猿?の様な生き物。木彫りで出来た本の積み上がった物。
最後の本はなんだろ?そもそも置いてある理由が分からなかったけど、それぞれの木彫りの置物は上から塗料で染色してあり、色とりどりで綺麗だった。
「では、整いましたらこちらの者に申し付けください。食堂まで案内させますので。一旦、私は失礼させて頂きますね。」
そう言って、ライルは部屋を後にした。
ホストだもの、色々と準備があるんだろうな。
俺たちは急いで身なりを整えて時間を確認する。
まぁもう散々軽装姿を見られてしまっているんだけども、晩餐は別。しっかりと着替えて、身なりをお互いに整えて、準備万端。
俺たちは部屋の入口内側の傍に立っている者に声をかけて、食堂まで連れて行って貰った。
俺は生まれて初めて海を見た。
海の街に繋がる街道の上。丁度森が開けてる崖の場所から、これから向かう海の街と広大に広がる海が見える。
目の前に広がる広大な海に、太陽が沈もうとしている所で、空が夕焼けの色から夜の紺色になりそうなグラデーションと、沈みかけてる太陽をキラキラゆらゆらと反射してなんとも言えない雰囲気の海と。
上手く言葉で表現できないけれどただただ綺麗と、俺は思った。
この見えてる景色を切り取って、額縁に入れて飾れたら最高なのに。
俺はゆっくりゆっくりと沈んでいく太陽を眺めながらそんな事を思った。
「ガイウス様、日が暮れる前に本日の宿へ急ぎませんと。」
太陽が半分ほど沈んだ頃、護衛のレオンに声を掛けられた。
「うん、そうだね。ちょっと駆け足になっちゃうけど急ごう。イル、」
俺が愛おしの人に名を呼ぶと、すぐ近くに寄ってきてくれる。
「ふふ、しばらく滞在するからまた見に来ようね。」
「うんっ!」
俺たちは領地に入る前に新婚旅行に来ている。
義父様と義母様の提案で「領地に行ったら向こう何年かは忙しくて大変だろうから、その前に新婚旅行と称して何処かに行ったらどうだ?」と言ってくださったから、俺たちはこの地に来ている。
俺とイル、護衛が4人で合わせて6人。
義兄様達には護衛が少ない、侍従を連れて行けって言われたけど、元騎士団長の俺がいるし、レオンを初めとした護衛の人達も腕が経つし、攻撃系魔道具も沢山持ってるし、寧ろ過剰防衛だと思うくらいの戦力だと思うんだけどなぁ。イルは戦闘職じゃ無かったけど、身を守れる魔道具を自作してるの知ってるし。
侍従は馬で駆ける予定だったから、元々考えてはいなかった。
新婚旅行だけど、領主夫妻が滞在するなら事前に知らせておいた方が良いと義母様に言われたので、今夜は海の街の領主の館での晩餐会にお呼ばれしている。
領主としての初めてのお仕事でもある。
よし、気合い入れていくぞー♪
まだ薄らと空の端に明るさが残っている頃、領主の館に到着した。ピグ達馬を預けてお邪魔をする。
門番の方たちには侍従が居ないことや、護衛の少なさにとても驚かれたけど。
玄関ホールに通されると金髪青眼の美青年が俺たちを出迎えてくれた。
義母様が「挨拶をしたいと言うことは少なくとも顔見知りに、もしくはそれ以上の交流を望まれている場合が多いからね。最初の挨拶はしっかりするんだよ。」と言われた事を思い出し、緊張しながらもゆっくり焦らず、聞き取りやすいスピードで、と意識しながら口を開いた。
「この度はご招待頂きましてありがとうございます。リンクス領、領主、ガイウス・フランリード・リンクスでございます。こちらが私の夫でございます。」
手でイルを示して紹介し、イルも俺と同じような挨拶をする。
「ただ今ご紹介に預かりました。リンクス領領主のガイウス・フランリード・リンクスが夫のイルヴェス・ラフホワイト・フランリードでございます。」
これからはこの堅苦しい挨拶がデフォルトになるのか。なんか嫌だなぁ、と思いながら相手の出方を待つ。
金髪青眼の青年は、それまでの笑顔をさらににっこりと笑って返してくれる。
「ご丁寧なご挨拶ありがとうございます。本日は遠いところはるばるお越しくださいまして感謝の限りでございます。私がシーホース領が領主、ライル・シーホースだ。以後、よろしく頼む。」
軽く握手を交わして先ずは今夜泊めてもらう部屋に案内する。今日は晩餐を共にして宿泊させてもらい、明日からは一等地の宿泊施設を予約させてもらっている。
案内された部屋はとても広くて開放感のある部屋だった。
大きなサイズのベッドが中心にどんと鎮座しておりソファやイス等殆どのものがラタン調で作られたいた。
色も焦げ茶でベーシックで整えられているが、敷布やベッド等の布物は赤や黄色の花模様で華やかさもある。
扇状に広がった丸みのある窓から続くバルコニーからは海が見えるらしい。
「素敵・・・。」
俺はつい口から端的な感想がこぼれ落ちてしまっていた。
「ふふ、お褒めに預かり光栄です。我が国ではあまり見かけない南国調に整えておりまして、初めのうちは慣れないかも知れませんが、いつもとは違った旅の思い出のひとつになるかと思いまして。」
ライルがにこやかに説明をしてくれる。
きっと俺みたいに、初めて見る人が多いんだろうな。
凄く説明が流暢だった。
イルも感想を伝えてからライルと会話をし始めた。
俺はその間部屋の中をキョロキョロと物珍しげに見て回った。棚の上に置かれている、木彫りでくちばしの大きな鳥。また木彫りの猿?の様な生き物。木彫りで出来た本の積み上がった物。
最後の本はなんだろ?そもそも置いてある理由が分からなかったけど、それぞれの木彫りの置物は上から塗料で染色してあり、色とりどりで綺麗だった。
「では、整いましたらこちらの者に申し付けください。食堂まで案内させますので。一旦、私は失礼させて頂きますね。」
そう言って、ライルは部屋を後にした。
ホストだもの、色々と準備があるんだろうな。
俺たちは急いで身なりを整えて時間を確認する。
まぁもう散々軽装姿を見られてしまっているんだけども、晩餐は別。しっかりと着替えて、身なりをお互いに整えて、準備万端。
俺たちは部屋の入口内側の傍に立っている者に声をかけて、食堂まで連れて行って貰った。
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