魔法の廃れた魔術の世界 ~魔法使いの俺は無事に生きられるのだろうか?~

雨露霜雪

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第三章 冒険者修行編

第三十五話 天使のような悪魔の笑顔

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「ただいま」
「おかえりエドワルダ。――お久しぶりでございます、ブリッツェン様」
「お久しぶりです、クラーマーさん」

 約一ヶ月をかけてメルケルから王都への旅は無事に終わり、エドワルダをしっかりクラーマーの許へ送り届けることができた。
 この旅のは、あくまでエドワルダを王都へ送り届けることであったが、はエドワルダに自己強化魔法を覚えさせることだった。

 自己強化魔法は、身体強化、肉体強化の併用を基本とし、遠くを見る視力、音を聞き分ける聴力など、状況により身体の機能を上げるための総合魔法だ。そこに、察知や気配隠蔽、魔力感知と言った自身を守る為や危険を排除するために必要な魔法を更に加えていく。

 俺もまだまだ修行中の身だが、エドワルダにも俺並の魔法は使ってもらいたいと思い、基本である身体強化、肉体強化の併用と、察知くらいは最低限教えておきたかったのだが、流石はエドワルダといったところか、気配隠蔽、魔力感知まで覚えてくれたのだ。
 とはいえ、それはあくまで身には付けたと言うだけで、完全に使い熟すまでのレベルではない。だが、覚えたなら練習を繰り返し、練度を上げて使い熟せるようになればいいだけの話。それなら俺がいなくても一人でできる。

 エドワルダには、教えた魔法以外の魔法を使わないように、そして新しく自分で魔法を考え作り出さないように念を押してある。
 それは『約束』であり『分かった』と言って貰ったので、俺はその言葉を信じている。
 エドワルダも、魔法が使えることによる危険性を理解しているので、無理をするつもりはないようだ。
 それと、エドワルダは教えたことを理解する能力には長けているが、無から考え出すのは苦手なようで、そもそも自分で魔法を作り出す気が無ければ、その能力もない。

「ブリッツェン様、この度は唐突にエドワルダが現れて驚かれたでしょう?」
「メルケルムルデでエドワルダを見たときは、確かに驚きましたね」
「ご迷惑だからと止めたのですが、ご存知のとおり冒険者になってしまう程の行動力のある娘です。無理に止めても聞かないので、それならばと出掛けることを許してしまいました。申し訳ございません」
「気にしないでください。エドワルダなら、止めてもどうにかして来ていたでしょうね」

 ジトッとしたやる気の欠片さえ見えない半眼に、石像の如く変わらない表情のエドワルダは、大人しそうでありながら、実は恐ろしいまでの行動力がある。
 やると決めたら絶対にやらないと気が済まない、それこそ表情を表す石像の如き固い決意で行動するのだ、簡単にエドワルダを止めることはできない。

「ならば、せめてブリッツェン様のお役に立つようにと魔道具袋を持たせ、その中に色々と魔道具を入れておいたのですが、お役に立ちましたでしょうか?」
「凄く助かりました。ありがとうございました」
「お役に立てたのであればなにより」
「ただ、エドワルダは魔道具袋を、魔道コンロなどの魔道具専用の収納具だと思っていたようですが」

 当初のエドワルダは、魔道具袋の性能を活かしきれてなかったからね。

「それは、道中で不要な物を入れないように、専用の収納袋だといっておいたのですよ」
「そうだったのですか」

 そんな必要はないと思うけどな。

「お陰様で快適な探索ができました。まさか魔導コンロのような便利な物が入っているとは思いませんでしたから」
「気に入って頂けたようでひと安心でございます」
「エドワルダから魔道具をあげると言われたときはビックリしましたけどね」
「おや? それは許可してありましたが」

 このオッサン、何であんな高価な物を簡単に俺にくれようとするかなー。

「あのような高価な物を頂くわけにはまいりません」
「いえいえ。ブリッツェン様に教えていただいた、『九九の早見表』と『算盤』で稼がせて頂いておりますので、その御礼でございます」
「もしかして、大々的に売り出してしまったのですか?」

 信用できる人にだけに売るとか言ってなかったか?

「いいえ。『九九』は商人なら知っておきたい情報でですので需要はあります。なので、一部に高額で販売したのみです。多くは売っておりません」
「なるほど。では、『算盤』の方は?」
「『算盤』は実物があります。物がある以上は模倣もされるでしょう。なので、流通する実物の数が少なくなるように、ブリッツェン様に言われていた金額以上で販売したところ、それでも良く売れました。その後、大手の商会に粗方売り終わる頃に値を下げ、中小規模の商会にも販売しました」

 ほう、『九九』は情報として一部に高額で売り、『算盤』は高価なものとして最初は売って、真似される頃合いで値を下げて売り抜いた感じなのか。流石だね。

「『算盤』はもう売れなくなりました?」
「商人は大体手に入れたでしょう。それでもまだ売れておりますよ」
「あれは私も上手く使えないですからね。そんな物でもクラーマーさんの稼ぎに貢献が出来たなら本望ですよ」
「あれは便利ですぞ。なんでしたら、私が手解きいたしましょうか?」

 ワーッハッハーと二人で笑い合う。

「それで、『九九』は高額で購入した商会が、どこかに高く売ってしまったりしていないのですか?」
「そこは、自身の商会内の信用できる者だけに教え、門外不出の計算方法にするのが良い、と伝えて売りました。『九九』はそう思えるほど優れておりますので、誰もが自分だけが知っておきたいと思ったようです。実際、本当に秘匿しているようですので」

 軽い詐欺みたいな売り方だけど、買った方も納得しているようだから問題はないのだろう、……多分。

 その後は、久しぶりに親交を深めあった。
 ついでに、何だかんだ魔導コンロと魔導シンクを頂いてしまった。
 一応、俺が魔道具袋を持っていることを知っているクラーマーは「こちらの魔道具袋は不要ですよね?」と言ってきたので、予備に欲しいと思いながらも「不要」と断った。

 ちなみに、エドワルダの魔道具袋に入っていた素材は、旅の途中で寄った街の冒険者ギルドで換金していたので、調理された魔物の肉以外は残っていない。
 エドワルダは儲けた金で剣を作ると言っていたが、エルフィに借りたレイピアでは軽くて逆に扱い辛かったので、俺が教えた刺して斬れるバスターソード的な剣を作って貰うようだ。


 先日、なぜかアンゲラの勤務日程を把握しているクラーマーが、『アンゲラ様は明日お休みですよ』と教えてくれたので、今日はアンゲラの家に向かった。

 ――コンコンコン

『どなたかしら?』
「ブリッツェンだよ」

 ――パタパタパタッ……ガチャ、ガバッ、むにゅ~。

「――うげっ」
「ん~、久しぶりねブリッツェン」
「久しぶり、おっぱ……姉さん」

 久しぶりのおっぱい……ではなくアンゲラは、今までに無い程の興奮状態で、俺を窒息させんばかりの勢いでむにゅむにゅと抱き締めてきた。

「姉さん……苦し……い……」

 あらあらごめんなさい、と言いつつ俺を離すと、凄く嬉しそうな笑顔で俺を眺めていた。

「また少し大きくなったわね」
「う~ん、元が小さいのに成長が遅いから、俺としては大きくなった自覚がないんだけどね」
「そんなことはないわよ。ブリッツェンはしっかり成長しているわ」
「ありがとう。姉さんは更に美しくなったね」
「あら? どこでそんな言葉を覚えたのかしら? でも、ありがとうブリッツェン。うふふふ」

 これこれ、この笑顔だよ! あぁ~、マジ癒されるぅ~。

 一年半ぶりに会ったアンゲラは、十六歳になって美しさに磨きがかかり、唯でさえ豊に実っていた二つの山が更に成長し、よりけしからんことになっていた。そして、そのけしからん山は、もはや霊峰と言っても過言ではないだろう。

「それより、突然どうして王都へ?」
「姉さんはエドワルダが冒険者になってのは知ってる?」
「ええ」
「そのエドワルダがね、俺が十二歳になるのに合わせてメルケルムルデに来て、一緒に冒険者として活動してたんだ。それで、エドワルダを王都に送り届けに来て、昨日王都に到着したんだよ。――ね、エドワルダ」
「ん」

 久しぶりに会った俺にばかり気が向いていたアンゲラは、俺の後方にボケーッと立っていたエドワルダに気付いていなかったらしく、「あら、エドワルダちゃんもいたのね」などといっていた。

「あらいけない。いつまでもお客様を立たせていてはいけないわね。二人ともどうぞ」
「お客様だなんて、変な気を使わないでよ姉さん」
「姉弟でもお客様はお客様よ」

 俺とエドワルダはアンゲラに言われるままソファーに腰掛けると、お茶を淹れてくれているアンゲラが着席するのを待った。

「ブリッツェンは何時まで王都に?」
「今回はエドワルダを送り届けに来ただけだから、すぐに帰る予定だよ」
「あら、せっかく王都に来たのだから、少しゆっくりしていってはどう?」
「そうしたいのはやまやまなんだけど、パーティと長いこと別行動してるから、あまりのんびりはしていられないんだ」
「あら、ブリッツェンにもやっとお友達ができたのね」

 あうっ! 俺はお友達のいない寂しい子だと姉さんに思われていたのか……。
 そして、姉さんの笑顔がやけに俺の心に突き刺さる。

「友達がいなかったわけではなく、作らなかっただけだよ。それに、パーティの皆は友達と言うより、可愛い後輩って感じだし」
「強がらなくてもいいのよ」
「べ、別に強がってるわけではないし……」

 あぁ、心が痛い……。

「それなら無理に引き止められないわね。少し寂しいけれど仕方ないわ」
「でも、年明けには姉ちゃんを連れてまた王都に来るから。――あっ、姉ちゃんがこっちに来ることは姉さんも知ってるの?」
「シュピーゲル枢機卿から伺っているわ」

 情報の伝達に難のある世界だけど、随分と前に決まった話だけあって流石に伝わってたな。

「それに、年が明けたらエルフィと住むお家にお引越しするのよ」
「えっ? 姉さん引っ越すの?」
「そうなのよ。まだ先日聞いたばかりなのだけれど、私は来年から助祭になるようなの」

 クラーマー情報では早くても五年かかると言われている助祭に、アンゲラは二年で昇格することが決まっているらしい。

「それに、エルフィがこちらに来ればきっと私と同居するのだろうと気を遣ってくださったようで、私とエルフィが住むお家をシュピーゲル枢機卿がご用意してくださるらしいわ」

 他人事のように言うアンゲラの話は続きがあり、来年から地元の神殿に戻る司祭がいて、その司祭が住んでいた家が空き家になるらしい。そこに、僅か二年で助祭に昇進する『メルケルの聖女』であるアンゲラの元に、既に『メルケル第二の聖女』などと噂されるエルフィが来るので、将来性を見込んでその空き家を与えてしまおう、となったようだ。

 アンゲラは「わたしは聖女などではないのにね」と、はにかむように笑うのだが、そんな表情を見せられたら、『いやいや、どこからどう見ても聖女でしょ』と、ツッコみたくなってしまった。

「このお話は私も聞いたばかりなの。だから、まだクラーマーさんにはお伝えできていないのよ」
「それなら、俺がクラーマーさんに伝えておくよ」
「私からもご挨拶に伺うつもりなのだけれど、ブリッツェンからも伝えて貰えると助かるわ」
「それくらいお安い御用さ」
「ありがとうブリッツェン」

 大したことでなくてもお礼を言ってくれるアンゲラに、俺はなんとも懐かしい気持ちになり、その後はどんな生活を送っていたかなどをのんびりと語り合った。

「――ってことで、エドワルダも魔法の練習をしているから、時間があるときは姉さんも見てあげてよ」
「『天使様』、よろしく」
「エドワルダちゃんを見てあげられる程、私は魔法が上手ではないわよ。……それよりも、『天使様』とは私のことかしら?」

 今まではアンゲラを『聖女様』と呼んでいたエドワルダが、今日はなぜか『天使様』と呼んでいた。

「『妖精様』も『聖女様』。『聖女様』が二人、分かり辛い。だから、『聖女様』は『天使様』と呼ぶ」
「ん~、エルフィが『妖精』で、私が『天使』ということかしら?」
「そう」

 分かり辛いエドワルダの説明だったが、付き合いが長くなっているアンゲラはしっかり理解できているようだ。

「聖女と呼ばれるのも面映ゆいのに、天使と呼ばれるのもそれはそれで気が引けてしまうわ」

 苦笑いの困り顔でそう言うアンゲラだが、その表情もまた可愛らしい。

 天である神の使いが天使なら、姉さんはマジ天使だからな。俺としては違和感ないぞ!

 そんなことを思いながらアンゲラを眺めているだけで、俺は天にも昇る心地になった。

「ブリッツェン、今夜くらいは泊まっていくのでしょ?」
「いや。フェリクス商会でお世話になるよ」
「え? 姉さんと一緒に寝てくれないの?」

 何その潤んだ瞳で切々と訴えてくる感じ。そんな顔をされたら断れないじゃん!

「で、でも、クラーマーさんが色々用意してくれてるかもしれないし……」

 クラーマーさんは気遣いの人だから、俺に粗相のないようにあれこれしてると思うんだよね。

「大丈夫。ボクが言っておく」
「いいの? エドワルダちゃん?」
「任せて」
「ありがとうね、エドワルダちゃん」
「ん」

 あれ? 俺の意見とか聞いてくれないのかな?

「ブリッツェン、今日は久しぶりに姉弟水入らずね」
「そ、そうだね……」

 おぅ……。最近は姉ちゃんと水浴びするのを止めたり、一緒に寝るのも控えてたっていうのに、姉さんと二人きりはマジで拙いっしょ!?
 多分、今の俺って思春期に突入してると思うんだよね。だって、俺は既に枯れてたオッサンのはずなのに、変に欲情しちゃったりするのは、俺の精神力より身体の本能的な部分の方が強いからだと思うのよ。そんな俺が姉さんと二人っきりとか……、耐えられるかな?

「天使様、帰る」
「エドワルダちゃん、気を付けて帰るのよ。クラーマーさんによろしくね」
「分かった」
「悪いなエドワルダ。気を付けてな」
「ん、ブリっち、天使様と仲良く」
「おう……」

 鉄仮面の如く変わらない表情のエドワルダだが、『頑張れよ』的なオーラが見えた気がした。

 これは、『ムフフ』的な……いや違う。頑張って耐えろ、というエドワルダからのエールだ! そうだ、そうに違いない!
 俺には姉さんの色気に負けない精神力があることを証明してやろう! 強敵であっても俺は立ち向かわねばならないんだ! そして勝利をこの手に掴むっ!!

 現実逃避をするように、俺はアンゲラを仮想の敵に見立てることに必死だったが、そんな俺を他所にアンゲラは盥を用意し、「ブリッツェン、水を入れてくれるかしら」などとルンルン気分で言っている。そのアンゲラの表情は『天使のような悪魔の笑顔』に見えた。

 あっ、これは負けだ。こんな魅力的な要素を掻き集めた魅力の集大成ような人に勝てるわけがない……。

 俺は既に敗北を覚悟した。
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