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第二章
閑話 私がバークレイだ。〜…バークレイです。
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バークレイ侯爵家嫡男。レイノルド・バークレイとは私のことだ。
でも知らない人が多い。
家柄が良くイケメンの私だが、同年齢に家柄で上をいくマグヌス殿下とイケメンで上を行くユリアンとリゼルがいるので今一つ目立たない。
目立ちたいわけではない。
殿下やユリアンたちを見ていると、目立つことは大変そうだからだ。
ただ。ただね!一人だけ、なんていうか、その…こっち見て欲しいなーって思う子がいて…その子にだけは目立ちたいなーって。
その子、可愛いし、ガツガツしてないし、冷静でいかにも淑女って感じが良いの。
だけど、その子ってリゼルの妹なんだよね…。リディラ嬢。リゼルの妹だったら家柄パワーもイケメンパワーも慣れすぎていて益々私なんか視界に入らないんですよ。
だけど今日はチャンス!
王妃様主催のお茶会にリゼルと一緒にリディラ嬢が来ている!なんとかアピールできないか?いやいや、アピールなんてまだちょっと無理。せめてなんとか視界に入れないかな。
はたと気づく。
レイノルド・バークレイはリディラ・クインと目が合ったことがありません。
…うわぁ、気付きたくなかったー。本当に眼中ないじゃない、私。泣きそう。
とにかく今日は視界に入ることを目標にしよう。うん。…せつなー。
それなのにお茶会開始後いきなりリディラ嬢を見失った。
どこだろうとキョロキョロしていたら妹のエリィ発見。
エリィも私に似てなかなかの美少女だ。だけど上をいく美少女のリディラ嬢がいるからやっぱり私と同じで目立たない。目立たないくらいで良いんだ。エリィがモテちゃったらそれはそれでなんか心配。それにちょっと悔しい。
それなのにエリィはなかなか積極的。
いきなりマグヌス殿下の前に飛び出したぞ。やめろ、不敬だ。マイナスアピールだ。私にまでとばっちりきそう。
あ、年上のご令嬢に弾き出された。エリィは気が強いと思うんだけど、あのエリィを弾き出すなんて、ご令嬢方怖いなー。
でも母上もなんだかんだニコニコしながら父上をバッサバッサ言葉で痛めつけてるから女の子って怖いのが基本なのかも。だけどすぐに泣いたりもして、なんか可愛いんだよな。強いのか弱いのかわからない。怖いことだけはわかる。
今度ユリアンにそのあたり聞いてみよう。あ、でもユリアンは根っから紳士だから「バークレイ…ご令嬢方に失礼だぞ」とか言われそう。
あ、エリィ、今度はユリアンたちの所に行った。
やっぱりご令嬢方の人気は殿下が一番で二番目があの二人か。
イケメンが二人セットでいるなんてなんかズルいよな。イケメン仲良し従兄弟なんて絶対ご令嬢が好きな設定じゃないか。私にもイケメン従兄弟がいたら良かったのに。
それなのにユリアンに「お前は顔が良いから羨ましい」と言ったら「ありがとう。でも私なんて全然大したことないんだよ。姿勢を良くする様に気をつけているだけだ。それより弟は本当に顔も良いんだ」だって。
姿勢を良くすることがポイント。と。
それより弟は顔「も」良い?
弟見たことないけどまだ2歳か3歳だったよな?そんなんで顔が良いだけじゃなく、他にも良いところがあるの?ユリアン以上に?いやー、ないない。ユリアン以上の美形なんていないって。謙遜しちゃって。本当にコーク公爵家って人格者一家だよなぁ。…顔が良いより羨ましいかも…。うちなんてさー、あっ、待って!エリィ!リゼルに話しかけた?
その手がある!
私は自分からリゼルに「妹を紹介して」なんて言えない。でも、エリィがリゼルと懇意になればエリィがリディラ嬢と仲良しになって私を紹介してくれるかも!頑張ってエリィ!リゼルに売り込め!
それにしてもエリィの行動力が羨ましい。
ああ、今日は羨ましがってばっかりだな。なんかヘコむ。
結果的に今日もリディラ嬢とは目が合わなかった。おそらくリディラ嬢の視界にも入れなかった。無念。
一方、エリィは大収穫があったようだ。帰りの馬車で頬を赤らめつつ話している。
「それでねお兄様、リゼル様が私に『妹を探してくれませんか?』ってお願いされたのよ。だから私、リゼル様のためにリディラ様を探しましたの」
うわっ、人からリディラ嬢の名前を聞くなんて、ドキドキする。
「それで見つけたのよ、私が、リディラ様を」
ああ、妹よ。二回目の『リディラ』なんだかありがとう。
「しかも、リディラ様を見つけた私にユリアン様がありがとうの気持ちを込めて微笑みかけてくださったのよ!本当に美しい方々だったわ。お兄様も美しくなってよ」
ああ、自分以外からリディラ嬢の名を三回も聞けた。感動していて、最後、なんか言ってたけどわからなかったな。まあ、いいか。
妹の行動力をほんの少しだけ見習って、次のお茶会ではなんとかリディラ嬢の視界に入るぞ!
頑張れ私!レイノルド・バークレイ!
でも知らない人が多い。
家柄が良くイケメンの私だが、同年齢に家柄で上をいくマグヌス殿下とイケメンで上を行くユリアンとリゼルがいるので今一つ目立たない。
目立ちたいわけではない。
殿下やユリアンたちを見ていると、目立つことは大変そうだからだ。
ただ。ただね!一人だけ、なんていうか、その…こっち見て欲しいなーって思う子がいて…その子にだけは目立ちたいなーって。
その子、可愛いし、ガツガツしてないし、冷静でいかにも淑女って感じが良いの。
だけど、その子ってリゼルの妹なんだよね…。リディラ嬢。リゼルの妹だったら家柄パワーもイケメンパワーも慣れすぎていて益々私なんか視界に入らないんですよ。
だけど今日はチャンス!
王妃様主催のお茶会にリゼルと一緒にリディラ嬢が来ている!なんとかアピールできないか?いやいや、アピールなんてまだちょっと無理。せめてなんとか視界に入れないかな。
はたと気づく。
レイノルド・バークレイはリディラ・クインと目が合ったことがありません。
…うわぁ、気付きたくなかったー。本当に眼中ないじゃない、私。泣きそう。
とにかく今日は視界に入ることを目標にしよう。うん。…せつなー。
それなのにお茶会開始後いきなりリディラ嬢を見失った。
どこだろうとキョロキョロしていたら妹のエリィ発見。
エリィも私に似てなかなかの美少女だ。だけど上をいく美少女のリディラ嬢がいるからやっぱり私と同じで目立たない。目立たないくらいで良いんだ。エリィがモテちゃったらそれはそれでなんか心配。それにちょっと悔しい。
それなのにエリィはなかなか積極的。
いきなりマグヌス殿下の前に飛び出したぞ。やめろ、不敬だ。マイナスアピールだ。私にまでとばっちりきそう。
あ、年上のご令嬢に弾き出された。エリィは気が強いと思うんだけど、あのエリィを弾き出すなんて、ご令嬢方怖いなー。
でも母上もなんだかんだニコニコしながら父上をバッサバッサ言葉で痛めつけてるから女の子って怖いのが基本なのかも。だけどすぐに泣いたりもして、なんか可愛いんだよな。強いのか弱いのかわからない。怖いことだけはわかる。
今度ユリアンにそのあたり聞いてみよう。あ、でもユリアンは根っから紳士だから「バークレイ…ご令嬢方に失礼だぞ」とか言われそう。
あ、エリィ、今度はユリアンたちの所に行った。
やっぱりご令嬢方の人気は殿下が一番で二番目があの二人か。
イケメンが二人セットでいるなんてなんかズルいよな。イケメン仲良し従兄弟なんて絶対ご令嬢が好きな設定じゃないか。私にもイケメン従兄弟がいたら良かったのに。
それなのにユリアンに「お前は顔が良いから羨ましい」と言ったら「ありがとう。でも私なんて全然大したことないんだよ。姿勢を良くする様に気をつけているだけだ。それより弟は本当に顔も良いんだ」だって。
姿勢を良くすることがポイント。と。
それより弟は顔「も」良い?
弟見たことないけどまだ2歳か3歳だったよな?そんなんで顔が良いだけじゃなく、他にも良いところがあるの?ユリアン以上に?いやー、ないない。ユリアン以上の美形なんていないって。謙遜しちゃって。本当にコーク公爵家って人格者一家だよなぁ。…顔が良いより羨ましいかも…。うちなんてさー、あっ、待って!エリィ!リゼルに話しかけた?
その手がある!
私は自分からリゼルに「妹を紹介して」なんて言えない。でも、エリィがリゼルと懇意になればエリィがリディラ嬢と仲良しになって私を紹介してくれるかも!頑張ってエリィ!リゼルに売り込め!
それにしてもエリィの行動力が羨ましい。
ああ、今日は羨ましがってばっかりだな。なんかヘコむ。
結果的に今日もリディラ嬢とは目が合わなかった。おそらくリディラ嬢の視界にも入れなかった。無念。
一方、エリィは大収穫があったようだ。帰りの馬車で頬を赤らめつつ話している。
「それでねお兄様、リゼル様が私に『妹を探してくれませんか?』ってお願いされたのよ。だから私、リゼル様のためにリディラ様を探しましたの」
うわっ、人からリディラ嬢の名前を聞くなんて、ドキドキする。
「それで見つけたのよ、私が、リディラ様を」
ああ、妹よ。二回目の『リディラ』なんだかありがとう。
「しかも、リディラ様を見つけた私にユリアン様がありがとうの気持ちを込めて微笑みかけてくださったのよ!本当に美しい方々だったわ。お兄様も美しくなってよ」
ああ、自分以外からリディラ嬢の名を三回も聞けた。感動していて、最後、なんか言ってたけどわからなかったな。まあ、いいか。
妹の行動力をほんの少しだけ見習って、次のお茶会ではなんとかリディラ嬢の視界に入るぞ!
頑張れ私!レイノルド・バークレイ!
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