転生者とバグでない異世界人の物語

neko

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5.スキルの検証

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 次の日、午前中は家の手伝いでつぶれたが、午後からは「自由にしていい」と言われたので、早速、村の外れまで行って、近くに人がいないのを確認して、スキルの検証をすることにした。生活魔法は母が使っているので、空間魔法を調べてみることにした。
 空間魔法というと、収納、索敵、転移そんな言葉が浮かんできた。そこで、足元の石をつかんで「収納」と唱えてみた。すると手元の石が消えて、頭の中に、石1個という表示が浮かんできた。嬉しくなって手当たり次第に近くの石を収納していったら、途中で入らなくなった。どうも容量制限があるようだ。それで、「取り出し」と唱えたら、目の前にそれまでに収納した石が出てきた、どうも容量は50cm立方ぐらいのようだ。次に、「手に触れていなくても収納できるのかな。」と思ったが、これはダメだった。取り出す場所も目の前しかできなかった。
 次に、索敵を検証することにした。確かラノベでは「魔力を薄く広げて索敵と唱えるはずだった。」と思ったが、魔力の広げ方がわからなかった。体の中の魔力を感じてと思ったが、どうもうまくいかない、父や母は魔法を使っているので、「父や母に聞けば教えてもらえるかな。」と思ったが、そんなことをしたら、「どんな魔法が使えるかわからないのだから、5歳になって教会でスキルをもらえるまで待て。」と言われるだけなので、これは今後検討することにした。
 それで「転移」を検証することにした。これもラノベの記憶から、「転移する場所を思い浮かべて、転移と唱えるはず。」と思ったが、遠いと必要な魔力量が半端ないはずなので、とりあえず目の前、ほんの1mぐらい前に転移することにした。目の前を思い浮かべて、「転移」と唱えてみた。すると急に視界が変わって、1mぐらい移動していた。「やった。」と思った。そうしたら、急に胸が苦しくなって頭も痛くなってきた。「魔力枯渇」そんな言葉が浮かんできた。仕方ないので、しばらく横になることにした。1時間か2時間ぐらい経っただろうか、どうもそのまま寝ていたようだ。楽になってきたので、ステータスを確認することにした。そうしたら、魔力量が、MP魔力量:30/100(3,000/11,000)となっていた。どうも、転移は相当の魔力を使うようだ。しかし、全体の魔力量が増えているので、「魔力を使い切ると全体の魔力量が増える。」というラノベの知識は生きているようだ。しかし、下手に転移魔法を使って、道の真ん中でぶっ倒れるわけにもいかないので難しいところだ、何かいい方法はないかな。夜、布団に入って、布団の端から端まで転移するか。そんなことぐらいしか思い浮かばない。これも隣に兄弟がいる状況では多分気づかれる。なんとも難しいものである。そんなことを考えていたら、日が傾いてきたので、家に帰ることにした。
 それから、1か月ぐらい空いた時間は魔法の検証に充てた。それで分かったことだが、収納魔法は、生きた動物はダメ、死んでいる動物はOK。植物はOK。収納した物の時間は停止している。収納には魔力を使うが、いったん収納してしまえば魔力は消費しない。重さも感じない。ただし、取り出しにも少しだが魔力を使う。といったことが分かった。また、これまでは体に触れている必要があったが、目で見える範囲であれば収納できるようになった。取り出しも同様に少し離れた場所に出せるようになった。容量も1m立方ぐらいになった。索敵魔法は依然魔力の広げ方が分からないので、進歩なしである。転移魔法は、小屋の中で、ぶっ倒れることを覚悟で何回かやってみた。そうしたら短い距離で1度に3,000~5,000ぐらいの魔力量を使うことが分かった。しかし、回数を重ねるごとに1度に使う魔力量が減ってきた。いいことだ。全体の魔力量も15,000ぐらいになった。そしてレベルが2になった。それから俺は人に見つからないように魔法の練習をすることにした。
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