26 / 30
26.王都への道
しおりを挟む
春から秋は、領地で、領地経営を行い、冬が近づくと、貴族は王都に行って社交にいそしむのが、アムスム王国の貴族の一般的な姿である。公爵家の王都行の旅の護衛を公爵様から誘われた。それを冒険者ギルドへの依頼をという形で受けた。3か月ぐらい領都を離れるということで、まず、裏庭のテンサイを採取して砂糖を生産した。それからヤマユリ商会の商品を大量に生産してそれをマジックバッグに入れてマリアンヌさんに預けた。そして2階には上がれないようにして、店のカギを渡した。
護衛のカール様にお願いして、俺とレンは先行して魔獣狩りをしたいと言ったが、そしたらユリアーネ様が馬車の中で暇だと言い出したので却下となった。ユリアーネ様はリバーシをすると息まいている。しかし、こう揺れると、とてもじゃないがリバーシなんてできない。ユリアーネ様が「何とかしろ」というので、「馬車を改造してもいいか」と聞いたら「メイドと執事が乗っている馬車を改造して、うまくいったらこの馬車も改造していい」と言われた。そこで、休憩時にメイドと執事の乗る馬車を以前作った振動の少ない車輪に取り換えた。メイドと執事に乗ってもらうと乗り心地は良好とのこと。次の休憩時に公爵様の乗る馬車も改造した。なお、王都へ行くときの荷物は以前公爵様に進呈したマジックバッグ極大に収納して来た。
揺れの少なくなった馬車の中で、ユリアーネ様とレンがリバーシをしている。レンのぼろ勝ち、ユリアーネ様は勝負事は弱いようである。俺は公爵様から借りた魔導書を読んでいる。新しい魔道具ができないかと思っている。ユリアーネ様が「リバーシ飽きた。ハルト、面白いことない?」と言い出した。「勉強でもします。」と俺が言うと、「それは絶対いや。」と言って、公爵様に睨まれていた。「俺とレンなら魔物狩りでもできるのだけれど、ユリアーネ様にはちょっときついかな。」と俺が言うと、「魔物狩り、やってみたい。」と言い出した。いいのかなと思って公爵様を見ると「弱い魔物なら経験するのもいいだろう。」と言い出した。「公爵様の気が変わらないうちに」と思い、俺とレンは「魔物を捕まえてきます。」と言って馬車を飛び出した。街道から森まで走って行って、森に隠れると索敵を行い、魔物の場所まで転移した。まず、ゴブリン3体、しかし、どうやって、これを生きて馬車まで連れていくか。とりあえず、土魔法で縄を作って手足を縛って、口に土の塊を入れてしゃべれなくした。そしてアイテムボックスから出した荷馬車に乗せた。次にオーク3体、これも同様にした。次に、と思い索敵すると、こんな森の浅いところにはいないはずのオーガ2体、「まあ、いいか。」と思い、2体とも同様に手足を縛って、これは馬車に乗らないので、引きずっていくことにした。なお、オーガには暴れられても困るので睡眠魔法をかけた。
街道に戻って公爵様のところへ引き返した。時間にして20分ぐらいかな。馬車に戻るとみんなにあきれられた。特にオーガ2体なんて襲われたら、今の護衛では対処できないとのこと。「すぐに殺してくれ。」と言うので、レンに「やって。」と言ったら、オーガの体から土の杭が出てきた。一瞬である。俺以外はあっけにとられていた。俺が、「それではユリアーネ様よろしくお願いします。」と言ったらユリアーネ様の顔が引きつっている。結局、カール様に手を添えてもらってゴブリン1体にとどめを刺した。後は護衛の騎士たちがとどめを刺した。
その後、「オーガがどこにいた?」と言われたので、「まさか転移でここから1kmも先に行った。」とも言えず、「普通にオークの近くにいた。」と言った。そしたら公爵様とカール様が真剣な顔で話を始めた。「面倒ごとに巻き込まれたくない。」と思い、話の内容は聞かなかった。
まっすぐ伸びた街道が延々と続いている。街道の近くは草原が広がっている。草原はあまり広くなく、すぐに森が迫ってきている。その森の向こうには名前の知らない山々がそびえている。そこから吹き降ろしてくる風は、冬の始まりを感じさせてくれる。ハルト6歳。季節は初冬、暗雲の匂いがする王都への道。
先ほどのオーガのこともあり、俺とレンは先行して魔物を狩ってもよいことになった。俺は索敵を用いて街道から両側約1kmの範囲にいる魔物はすべて狩っていった。また、貴重な薬草も適宜取っていった。そうしていたら、街道から100mほど離れた森の中に30人ほどの集団を見つけた。いきなり、人を襲うわけにもいかないので、馬車のところまで戻って、相談した。そしたら、向こうの様子を見ながら、進む、向こうが襲ってきたら迎え撃つ、との指示が出た。
俺とレンがこの中の最大戦力なので、俺が先頭、レンは最後尾となった。公爵家一行が問題の集団のところまで行くといきなりファイアーボールが襲ってきた。俺はとっさに土魔法で障壁を張った。そして、銃弾を1度に1000発撃ちこんだ。「全力で行く、公爵家の人間には傷一つ負わせない」そう思った。目の前の景色がまるで紙吹雪が舞うように粉々になっていく。そうしたら後ろから爆発音が聞こえてきた。レンが爆裂弾を用いたようだ。そのあと静かになった。俺は索敵を用いて状況の確認を行った。そうしたら、森の方にこちらから離れる人間がいたので、そいつの足を銃弾で撃ち抜いて動けなくした。
辺りが静かになったら、カール様がこちらの状況を確認にきたが、俺は「前方には多分10人ぐらいいたと思いますが、もう生きている人はいないと思います。それと森のところに1人いたので殺さずに足を撃ち抜きました。」と答えた。レンのところが気になったので後方に行った。そうしたら、地面に直径5mぐらいの穴があいていて、辺り一面にほんの少し前まで人間だったものであろう細切れの肉片が散らばっていた。レンが「やり過ぎた、相手がもう少し強いかと思った。こんなに弱いのなら手加減するのだった。」と言っている。結局、今回公爵家の人間に被害はなし。ただし、ユリアーネ様は後方の惨状を見て吐いていた。襲撃者はたぶん30人ほど即死、捕虜が1人。その捕虜をこれから公爵家の騎士で尋問するそうだ。
後で聞いた話では、結局襲撃者が誰かわからなかったとのこと。直接の襲撃者は闇ギルドの人間だろうが、雇い主は不明とのこと。先日俺が捕まえたオーガをけしかけその間に襲撃する予定が、先にオーガを殺されたので予定が狂ったが、お金を受け取っていたため、襲撃をやめるわけにもいかず、襲ってきたのだろうとのこと。大体、オーガなんて騎士団でも苦労するような魔獣を用意できる段階で背後に相当な人間がいるだろうけど、公爵様もカール様も何も言わないのでよくわからない。それからは何事もなく、2週間して、公爵家一行は王都に到着した。
護衛のカール様にお願いして、俺とレンは先行して魔獣狩りをしたいと言ったが、そしたらユリアーネ様が馬車の中で暇だと言い出したので却下となった。ユリアーネ様はリバーシをすると息まいている。しかし、こう揺れると、とてもじゃないがリバーシなんてできない。ユリアーネ様が「何とかしろ」というので、「馬車を改造してもいいか」と聞いたら「メイドと執事が乗っている馬車を改造して、うまくいったらこの馬車も改造していい」と言われた。そこで、休憩時にメイドと執事の乗る馬車を以前作った振動の少ない車輪に取り換えた。メイドと執事に乗ってもらうと乗り心地は良好とのこと。次の休憩時に公爵様の乗る馬車も改造した。なお、王都へ行くときの荷物は以前公爵様に進呈したマジックバッグ極大に収納して来た。
揺れの少なくなった馬車の中で、ユリアーネ様とレンがリバーシをしている。レンのぼろ勝ち、ユリアーネ様は勝負事は弱いようである。俺は公爵様から借りた魔導書を読んでいる。新しい魔道具ができないかと思っている。ユリアーネ様が「リバーシ飽きた。ハルト、面白いことない?」と言い出した。「勉強でもします。」と俺が言うと、「それは絶対いや。」と言って、公爵様に睨まれていた。「俺とレンなら魔物狩りでもできるのだけれど、ユリアーネ様にはちょっときついかな。」と俺が言うと、「魔物狩り、やってみたい。」と言い出した。いいのかなと思って公爵様を見ると「弱い魔物なら経験するのもいいだろう。」と言い出した。「公爵様の気が変わらないうちに」と思い、俺とレンは「魔物を捕まえてきます。」と言って馬車を飛び出した。街道から森まで走って行って、森に隠れると索敵を行い、魔物の場所まで転移した。まず、ゴブリン3体、しかし、どうやって、これを生きて馬車まで連れていくか。とりあえず、土魔法で縄を作って手足を縛って、口に土の塊を入れてしゃべれなくした。そしてアイテムボックスから出した荷馬車に乗せた。次にオーク3体、これも同様にした。次に、と思い索敵すると、こんな森の浅いところにはいないはずのオーガ2体、「まあ、いいか。」と思い、2体とも同様に手足を縛って、これは馬車に乗らないので、引きずっていくことにした。なお、オーガには暴れられても困るので睡眠魔法をかけた。
街道に戻って公爵様のところへ引き返した。時間にして20分ぐらいかな。馬車に戻るとみんなにあきれられた。特にオーガ2体なんて襲われたら、今の護衛では対処できないとのこと。「すぐに殺してくれ。」と言うので、レンに「やって。」と言ったら、オーガの体から土の杭が出てきた。一瞬である。俺以外はあっけにとられていた。俺が、「それではユリアーネ様よろしくお願いします。」と言ったらユリアーネ様の顔が引きつっている。結局、カール様に手を添えてもらってゴブリン1体にとどめを刺した。後は護衛の騎士たちがとどめを刺した。
その後、「オーガがどこにいた?」と言われたので、「まさか転移でここから1kmも先に行った。」とも言えず、「普通にオークの近くにいた。」と言った。そしたら公爵様とカール様が真剣な顔で話を始めた。「面倒ごとに巻き込まれたくない。」と思い、話の内容は聞かなかった。
まっすぐ伸びた街道が延々と続いている。街道の近くは草原が広がっている。草原はあまり広くなく、すぐに森が迫ってきている。その森の向こうには名前の知らない山々がそびえている。そこから吹き降ろしてくる風は、冬の始まりを感じさせてくれる。ハルト6歳。季節は初冬、暗雲の匂いがする王都への道。
先ほどのオーガのこともあり、俺とレンは先行して魔物を狩ってもよいことになった。俺は索敵を用いて街道から両側約1kmの範囲にいる魔物はすべて狩っていった。また、貴重な薬草も適宜取っていった。そうしていたら、街道から100mほど離れた森の中に30人ほどの集団を見つけた。いきなり、人を襲うわけにもいかないので、馬車のところまで戻って、相談した。そしたら、向こうの様子を見ながら、進む、向こうが襲ってきたら迎え撃つ、との指示が出た。
俺とレンがこの中の最大戦力なので、俺が先頭、レンは最後尾となった。公爵家一行が問題の集団のところまで行くといきなりファイアーボールが襲ってきた。俺はとっさに土魔法で障壁を張った。そして、銃弾を1度に1000発撃ちこんだ。「全力で行く、公爵家の人間には傷一つ負わせない」そう思った。目の前の景色がまるで紙吹雪が舞うように粉々になっていく。そうしたら後ろから爆発音が聞こえてきた。レンが爆裂弾を用いたようだ。そのあと静かになった。俺は索敵を用いて状況の確認を行った。そうしたら、森の方にこちらから離れる人間がいたので、そいつの足を銃弾で撃ち抜いて動けなくした。
辺りが静かになったら、カール様がこちらの状況を確認にきたが、俺は「前方には多分10人ぐらいいたと思いますが、もう生きている人はいないと思います。それと森のところに1人いたので殺さずに足を撃ち抜きました。」と答えた。レンのところが気になったので後方に行った。そうしたら、地面に直径5mぐらいの穴があいていて、辺り一面にほんの少し前まで人間だったものであろう細切れの肉片が散らばっていた。レンが「やり過ぎた、相手がもう少し強いかと思った。こんなに弱いのなら手加減するのだった。」と言っている。結局、今回公爵家の人間に被害はなし。ただし、ユリアーネ様は後方の惨状を見て吐いていた。襲撃者はたぶん30人ほど即死、捕虜が1人。その捕虜をこれから公爵家の騎士で尋問するそうだ。
後で聞いた話では、結局襲撃者が誰かわからなかったとのこと。直接の襲撃者は闇ギルドの人間だろうが、雇い主は不明とのこと。先日俺が捕まえたオーガをけしかけその間に襲撃する予定が、先にオーガを殺されたので予定が狂ったが、お金を受け取っていたため、襲撃をやめるわけにもいかず、襲ってきたのだろうとのこと。大体、オーガなんて騎士団でも苦労するような魔獣を用意できる段階で背後に相当な人間がいるだろうけど、公爵様もカール様も何も言わないのでよくわからない。それからは何事もなく、2週間して、公爵家一行は王都に到着した。
2
あなたにおすすめの小説
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。
ブラック企業で心身ボロボロの社畜だった俺が少年の姿で異世界に転生!? ~鑑定スキルと無限収納を駆使して錬金術師として第二の人生を謳歌します~
楠富 つかさ
ファンタジー
ブラック企業で働いていた小坂直人は、ある日、仕事中の過労で意識を失い、気がつくと異世界の森の中で少年の姿になっていた。しかも、【錬金術】という強力なスキルを持っており、物質を分解・合成・強化できる能力を手にしていた。
そんなナオが出会ったのは、森で冒険者として活動する巨乳の美少女・エルフィーナ(エル)。彼女は魔物討伐の依頼をこなしていたが、強敵との戦闘で深手を負ってしまう。
「やばい……これ、動けない……」
怪我人のエルを目の当たりにしたナオは、錬金術で作成していたポーションを与え彼女を助ける。
「す、すごい……ナオのおかげで助かった……!」
異世界で自由気ままに錬金術を駆使するナオと、彼に惚れた美少女冒険者エルとのスローライフ&冒険ファンタジーが今、始まる!
異世界転生した女子高校生は辺境伯令嬢になりましたが
初
ファンタジー
車に轢かれそうだった少女を庇って死んだ女性主人公、優華は異世界の辺境伯の三女、ミュカナとして転生する。ミュカナはこのスキルや魔法、剣のありふれた異世界で多くの仲間と出会う。そんなミュカナの異世界生活はどうなるのか。
明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです
精霊さんと一緒にスローライフ ~異世界でも現代知識とチートな精霊さんがいれば安心です~
舞
ファンタジー
かわいい精霊さんと送る、スローライフ。
異世界に送り込まれたおっさんは、精霊さんと手を取り、スローライフをおくる。
夢は優しい国づくり。
『くに、つくりますか?』
『あめのぬぼこ、ぐるぐる』
『みぎまわりか、ひだりまわりか。それがもんだいなの』
いや、それはもう過ぎてますから。
異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる