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49.学園祭
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学期末休暇が終わり、春になった。平民だと春に1つ年をとるので12歳だが、貴族になったので10月までは11歳である。
結局アイテムボックスに保管してある魔道馬車は130台になった。
春の訪れとともに学園祭の季節となった。ユリアーネお義姉様は、また魔術大会に出場するそうである。
俺とレンは昨年のおでんの屋台でなく、たこ焼きとお好み焼きの屋台に挑戦することにした。
早速、リタにお願いして、タコとイカを調達してもらった。公爵邸の厨房を借りてタコとイカを調理していると、
「そんな気持ち悪いものを」
と言われた。
どうも、この世界には、タコとイカを食べる習慣はないようである。しかし、出来上がったタコ焼きとイカ焼きをふるまうと、
「おいしい」
と皆喜んでくれた。リタは
「これらをレピシ登録して、チョウチョ商会王都店の商品に加える」
と言っている。
学園祭当日、俺とレンは昨年同様決められた場所に屋台を設置した。
「今年はどれくらいの人が来るかな」
「いっぱい来てくれるといいね。旦那さま」
「今年はクラスのみんなにも宣伝したし、公爵邸のメイドさんも来ると言っていたし、リタがチョウチョ商会の従業員も来るって言っていたから、昨年の2倍、150食、銀貨4枚ぐらいかな」
「あたしはあまり来なくてもいいかな。そしたら、旦那様と2人きりだし」
と言ってレンが体を寄せてくる。
「ねえ、旦那様、私たち夫婦でしょ、いつになったら子供作るの」
「おれたち、まだ学生だし学園を卒業したらかな」
「あと1年だね、そしたら、私いっぱい子供産む。5人でも10人でも」
「それはまずいだろう、俺に似たらいいけど、レンに似たら女子だったら嫁の貰い手がない。子供は2人まで」
「ひどい、じゃ、3人」
「ダメ、2人」
そんな話をしていると、
「あのう」
と急に話しかけられた。
見ると目の前にクラスの女子が3人、ニタニタとしながら見ている。
「いつからいたの」
「子供を5人から10人産むってとこから」
「最初からじゃない」
「そもそもハルト様とレン様ってどうして結婚したの」
「それはね、ハルトが冒険者をしていて、ハルトの夢が奴隷ハーレムを作ることだったの。そして、私が最初に買われたの。
その後、ユリアーネ様が攫われて、ハルトと私で助けたの、
公爵様に望みは『何か』と聞かれたので、『ハルトの第1夫人になりたい。』と言ったの、そしたら公爵様がかなえてくれたの」
「それって、何か違うような気がするけど」
「そうだよな、俺も何か腑に落ちないよな」
「いいの、いいの、ちゃんと教会で式を挙げたし。私たちは夫婦」
「まあ、教会で式を挙げたのは事実だし、レンは俺の第1夫人だ」
「うれしい、子供いっぱい生むね」
「ダメ2人まで」
「ねえ、話が変わるのだけど、ハルトとレンって、土魔法が得意なのでしょ。うちは伯爵家なのだけど、魔道馬車を作ってもらおうとすると、鉄を用意する必要があるでしょ。
父が『土魔法の得意な学生がいたら紹介しろ』ってうるさいのよ」
「俺は仕事が忙しいからダメ」
「わたしも、忙しいからダメ」
「もし鉄を作ってくれたら、レンに似た子が生まれても、シャタイン伯爵家が責任をもって嫁にもらうから」
「ねえハルト、聞いた? 私に似た子が生まれても、シャタイン伯爵家が嫁にもらってくれるって。
鉄の5tや10tぐらいすぐに作れるし、子供は3人にしよう」
「あのな、レン、もう俺たちは平民じゃないのだから、結婚についてはテー公爵家の当主であるジグムントお義父様に相談しないと返事できないんだ」
「ブウ、わかりました」
「ハディー、ジグムントお義父様の許可がもらえて、鉄鉱石を用意してくれたら、鉄を作ってあげる」
「ありがとう、父に話してみる。ちなみに1日に鉄はどれくらい作れるの?」
「うーん、鉄の含有量にもよるけど、1日に50tぐらいかな」
「すごい、シャタイン伯爵家の魔法士だと、鉄を作れる魔法士は2人しかいないし、それも1日に50kgぐらいしかできない」
「ハルト、私ってすごいのかな?」
「当たり前だろ、オーガをにらんだだけで気絶させられる魔法士なんて、そんなにいないだろ」
「でも、ハルトもできるよね?」
「できなくはないけど、お前ほどうまくはできないぞ」
「えー、ハルトもレンもにらんだだけでオーガを気絶させられるの?、昨年うちの領地にオーガが出て、騎士団が討伐したのだけど、その際騎士が5人死んだの」
ジグムントお義父様に相談したところ、『俺とレンの子供の結婚については個別協議。シャタイン伯爵家については問題ない、ただし約束は契約書にすること。契約書の案ができたら領都に送ること。内容を確認する』とのことであった。
契約書を交わして、週末にレンはハディー様と魔道馬車に乗って、ルンルン気分で、出かけて行った。
「2日間で120t作った。ついでに、魔物狩りをしてビックボア50体ビックベア30体オーク100体オーガ5体地竜3体倒した」
とのこと、
「鉄を作るよりも魔獣狩りのほうに精を出して、何をしていたのだ」
と思った。
ちなみに、学園祭の屋台の売り上げは銀貨4枚であった。またユリアーネお義姉様の魔術大会での成績は、学年1位全体で3位であった。
結局アイテムボックスに保管してある魔道馬車は130台になった。
春の訪れとともに学園祭の季節となった。ユリアーネお義姉様は、また魔術大会に出場するそうである。
俺とレンは昨年のおでんの屋台でなく、たこ焼きとお好み焼きの屋台に挑戦することにした。
早速、リタにお願いして、タコとイカを調達してもらった。公爵邸の厨房を借りてタコとイカを調理していると、
「そんな気持ち悪いものを」
と言われた。
どうも、この世界には、タコとイカを食べる習慣はないようである。しかし、出来上がったタコ焼きとイカ焼きをふるまうと、
「おいしい」
と皆喜んでくれた。リタは
「これらをレピシ登録して、チョウチョ商会王都店の商品に加える」
と言っている。
学園祭当日、俺とレンは昨年同様決められた場所に屋台を設置した。
「今年はどれくらいの人が来るかな」
「いっぱい来てくれるといいね。旦那さま」
「今年はクラスのみんなにも宣伝したし、公爵邸のメイドさんも来ると言っていたし、リタがチョウチョ商会の従業員も来るって言っていたから、昨年の2倍、150食、銀貨4枚ぐらいかな」
「あたしはあまり来なくてもいいかな。そしたら、旦那様と2人きりだし」
と言ってレンが体を寄せてくる。
「ねえ、旦那様、私たち夫婦でしょ、いつになったら子供作るの」
「おれたち、まだ学生だし学園を卒業したらかな」
「あと1年だね、そしたら、私いっぱい子供産む。5人でも10人でも」
「それはまずいだろう、俺に似たらいいけど、レンに似たら女子だったら嫁の貰い手がない。子供は2人まで」
「ひどい、じゃ、3人」
「ダメ、2人」
そんな話をしていると、
「あのう」
と急に話しかけられた。
見ると目の前にクラスの女子が3人、ニタニタとしながら見ている。
「いつからいたの」
「子供を5人から10人産むってとこから」
「最初からじゃない」
「そもそもハルト様とレン様ってどうして結婚したの」
「それはね、ハルトが冒険者をしていて、ハルトの夢が奴隷ハーレムを作ることだったの。そして、私が最初に買われたの。
その後、ユリアーネ様が攫われて、ハルトと私で助けたの、
公爵様に望みは『何か』と聞かれたので、『ハルトの第1夫人になりたい。』と言ったの、そしたら公爵様がかなえてくれたの」
「それって、何か違うような気がするけど」
「そうだよな、俺も何か腑に落ちないよな」
「いいの、いいの、ちゃんと教会で式を挙げたし。私たちは夫婦」
「まあ、教会で式を挙げたのは事実だし、レンは俺の第1夫人だ」
「うれしい、子供いっぱい生むね」
「ダメ2人まで」
「ねえ、話が変わるのだけど、ハルトとレンって、土魔法が得意なのでしょ。うちは伯爵家なのだけど、魔道馬車を作ってもらおうとすると、鉄を用意する必要があるでしょ。
父が『土魔法の得意な学生がいたら紹介しろ』ってうるさいのよ」
「俺は仕事が忙しいからダメ」
「わたしも、忙しいからダメ」
「もし鉄を作ってくれたら、レンに似た子が生まれても、シャタイン伯爵家が責任をもって嫁にもらうから」
「ねえハルト、聞いた? 私に似た子が生まれても、シャタイン伯爵家が嫁にもらってくれるって。
鉄の5tや10tぐらいすぐに作れるし、子供は3人にしよう」
「あのな、レン、もう俺たちは平民じゃないのだから、結婚についてはテー公爵家の当主であるジグムントお義父様に相談しないと返事できないんだ」
「ブウ、わかりました」
「ハディー、ジグムントお義父様の許可がもらえて、鉄鉱石を用意してくれたら、鉄を作ってあげる」
「ありがとう、父に話してみる。ちなみに1日に鉄はどれくらい作れるの?」
「うーん、鉄の含有量にもよるけど、1日に50tぐらいかな」
「すごい、シャタイン伯爵家の魔法士だと、鉄を作れる魔法士は2人しかいないし、それも1日に50kgぐらいしかできない」
「ハルト、私ってすごいのかな?」
「当たり前だろ、オーガをにらんだだけで気絶させられる魔法士なんて、そんなにいないだろ」
「でも、ハルトもできるよね?」
「できなくはないけど、お前ほどうまくはできないぞ」
「えー、ハルトもレンもにらんだだけでオーガを気絶させられるの?、昨年うちの領地にオーガが出て、騎士団が討伐したのだけど、その際騎士が5人死んだの」
ジグムントお義父様に相談したところ、『俺とレンの子供の結婚については個別協議。シャタイン伯爵家については問題ない、ただし約束は契約書にすること。契約書の案ができたら領都に送ること。内容を確認する』とのことであった。
契約書を交わして、週末にレンはハディー様と魔道馬車に乗って、ルンルン気分で、出かけて行った。
「2日間で120t作った。ついでに、魔物狩りをしてビックボア50体ビックベア30体オーク100体オーガ5体地竜3体倒した」
とのこと、
「鉄を作るよりも魔獣狩りのほうに精を出して、何をしていたのだ」
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ちなみに、学園祭の屋台の売り上げは銀貨4枚であった。またユリアーネお義姉様の魔術大会での成績は、学年1位全体で3位であった。
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