転生者とバグでない異世界人の物語

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56.戦後処理

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 このような場合どのように処理したらいいのかわからないので、ジグムントお義父様に相談したところ、
「国と国との戦争の場合、国王の事務官が国王の指示を仰ぎ対応するとのこと。
 今回はハウゼンバー侯爵が単独で領地に侵入したということなので侵入された領主すなわち俺が対応するとのこと。被った損害の賠償、捕虜については有償での引き渡し、そのあたりが通常だ」
と言われた。

 被った被害は焦土作戦を指示したため、避難した住民の家財が対象になるがそのほとんどはマジックバッグに収納したため、被害は軽微である。これは請求しないことにした。

 捕虜の身代金についてはよくわからん。800人もの捕虜を置いておくのにはコストがかかるので、偉そうな人間には鑑定魔法をかけて、その結果から身代金の金額を決める。偉そうでない人間はそのまま奴隷にすることにした。
 取りあえず100人ほど鑑定してみた。そしたらその中にハウゼンバー侯爵の嫡男がいた。これは高い身代金がもらえそうだ。金貨10万枚にしよう。鑑定した中に貴族と準貴族は30人ほどいたので適当に金貨5万枚から0.1万枚で設定した。
 残りの770人については、自己申告で、奴隷になりたいかそれとも家族が身代金を払ってくれそうか聞いてみることにした。払ってくれそうな人間はあと50人ほどいた。

 結局80人については名前と金額を書いたリストを作って、ハウゼンバー侯爵に送った。期限は1か月と書いた。
 残りの720人については俺が奴隷紋を刻んだ。俺の魔力量は桁違いだからこの奴隷紋を解除できる人間はいないと思う。
 720人も一度に売却しても買いたたかれて終わりなので、とりあえず、20人ほど売却して、後は使いつぶしの兵士に500人、鉱山奴隷に100人、農地の開墾に100人を割り当てた。

 期限の1か月がたった、金額の安かった40人は金額が払われたので解放した。残りの40人は「金額をまけろ」と言ってきたので、ただ飯を食わせるわけにもいかないので奴隷紋を刻んで鉱山で働かせた。
 そしてその旨ハウゼンバー侯爵家に手紙を送った。この中には侯爵家の嫡男も含まれていた。そしたらあと30人ほどがお金を払ったので、奴隷紋を解除して解放した。

 残り10人、この中には侯爵家の嫡男も含まれている。鉱山にはこの10人は死なないよう治癒魔法を使うように言ってある。なんせこの10人で身代金は合計金貨30万枚になる。

 これまでもらった身代金の合計が金貨20万枚なので、ある意味金づるである。しかし、時間がかかりそうだ。面倒である。でも、この嫡男がいる限りハウゼンバー侯爵家ももう一度うちの領地を攻めようとは考えないだろう。そういう意味では人質代わりになる。そう考えることにした。
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