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77.新領地の施設整備とレンの出産
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今回、結核の治療にクリーンの魔法と栄養剤が効いたことから、クリーンの魔法陣を付与した魔道具を作り、伯爵領の領民に無料配布することにした。これはすぐにできた。生産は前回同様、焼き印を作って工場で生産することにした。これについてはアンナさんに丸投げした。
栄養剤については、手持ちの栄養剤はほとんどすべて辺境伯に渡したので、これを補充しないといけないが、原料の薬草と魔獣の肉はあまり大量に取れないので、時間がかかる。
液体肥料と成分がよく似ているので、これを栄養剤にできないか検討したが、もし事故でも起きると問題があるので諦めた。
薬草については、畑で大量に栽培することにした。取りあえず、旧ネイメー子爵領内で森林に手を入れて薬草畑に改造した。
魔物の肉については大豆で代用することにした。また不足する分は新領地で採れる魚と海藻を用いることにした。また、テンサイから砂糖を絞った後の搾りかすも利用することにした。これに魔力を大量に入れて栄養剤もどきを作った。味が悪いので砂糖で調整した。
名前は元気の出る飲み物とした。ポーションを連想させる名前にすると薬師ギルドが面倒だと思ったので名前にも飲み物と付けることにした。
販売額は出来るだけ安くしたいが、ヤマユリ商会で販売する以上赤字には出来ない。味は飲めない程度で我慢することにして、元気の出る飲み物1本につき砂糖(1kg銀貨1枚)を10g(銅貨1枚)として、その他の材料代と容器代で銅貨1枚、工場の製造経費を銅貨2枚、ヤマユリ商会の販売経費を銅貨3枚として、販売額は銅貨7枚とした。
鑑定してみたら「栄養剤、効果小」と出た。これまでの栄養剤と効果は変わらないようである。
これまで栄養剤は俺が作っていたが大量に売れるとなると、工場で作るべきであると判断して工場で作ることにした。これについてはリタに任せた。これを貧民街に行って無料で配って、感想を聞く。元気が出るかどうか。これについてはエバに任せた。
3月から新しい領内を回って施設整備に着手する予定であったが、疫病対策のごたごたで結局1か月遅れの4月から着手することになった。
魔道馬車で運転手2人を連れてまず、レンの領地であるボタン地方から始めることにした。こちらの方が領地が小さいので早くできると思ったからである。
まず安全対策として、災害が起きそうなところの対策をしていった。ボタン地方は丘陵地が多く災害の危険箇所は少なかった。
ついでに移動途中の街道は中央を少し高くして左右に側溝を設けて石畳の舗装とした。この作業には4月いっぱいかかった。
次にラン地方に着手した。こちらも同様の作業をしたが、ラン地方の外港であるフグ町をどうするか。やはり時間がかかると判断したため、とりあえず、フグ町とラン地方を結ぶ街道のみ整備することにした。こちらの災害対策と街道整備は6月いっぱいかかった。
次に、各村落1つの病人の隔離用の施設と公衆便所と公衆浴場を建設する作業にかかった。
これもボタン地方を初めにすることにした。こちらは丘陵地が多く水の確保がなかなかできない。結局ラン地方とボタン地方の境を流れるノー川から水を引くことにした。
俺が新領地の施設整備に明け暮れている頃、7月にレンが出産した。知らせを受けると俺は新領地の施設整備を一時中断して、子供の顔を見るために領都ネイメーに戻ってきた。
男の子、母子とも元気である。名前はリヒトと付けた。リヒト・ネイメー待望の長男である。周りが女子ばかりであったことから、あそこがついているというだけで喜びをかみしめるハルトであった。
夜1つの部屋で親子4人、川の字になって寝るというのは、元平民のハルトとレンならではである。
リヒトの頬を指でつんつんしてみる。やわらかい。手に指を添えると握り返してくる。かわいい。俺がリヒトにかまっていると、クララもやってきて頬をつんつんしている。
「お前の弟だよ」
と言うと
「私の弟」
と言ってまた頬をつんつんしている。
このままいたい。しかし新領都の施設整備は途中だし、今年中に終わらせないと、また難題が降ってかかるかもしれない。王宮もなんで問題が起きると俺に問題を振ってくるのだ。王宮の文官も優秀だろうに。
愚痴が出る。しかたない、領都ネイメーに戻ってきて1週間ほどぐずっていたが、施設整備のためにまた新領地に行くハルトであった。
ノー川から水を引く水路の建設、これはなかなかの難工事であった。俺の土魔法をもってしても2か月もかかった。
しかし、これまで水不足に喘いでいたボタン地方の農地が穀倉地帯に変貌した。
その後9月の終わりにボタン地方の施設整備が完成した。
その後、ラン地方の施設整備に着手した。そしてこれが完成したのは11月の終わりであった。
新領地については一応港湾整備以外は施設整備が完了した。いらない人間の大量解雇は時間がなかったので、そのままである。依然事務処理の効率は悪い。
栄養剤については、手持ちの栄養剤はほとんどすべて辺境伯に渡したので、これを補充しないといけないが、原料の薬草と魔獣の肉はあまり大量に取れないので、時間がかかる。
液体肥料と成分がよく似ているので、これを栄養剤にできないか検討したが、もし事故でも起きると問題があるので諦めた。
薬草については、畑で大量に栽培することにした。取りあえず、旧ネイメー子爵領内で森林に手を入れて薬草畑に改造した。
魔物の肉については大豆で代用することにした。また不足する分は新領地で採れる魚と海藻を用いることにした。また、テンサイから砂糖を絞った後の搾りかすも利用することにした。これに魔力を大量に入れて栄養剤もどきを作った。味が悪いので砂糖で調整した。
名前は元気の出る飲み物とした。ポーションを連想させる名前にすると薬師ギルドが面倒だと思ったので名前にも飲み物と付けることにした。
販売額は出来るだけ安くしたいが、ヤマユリ商会で販売する以上赤字には出来ない。味は飲めない程度で我慢することにして、元気の出る飲み物1本につき砂糖(1kg銀貨1枚)を10g(銅貨1枚)として、その他の材料代と容器代で銅貨1枚、工場の製造経費を銅貨2枚、ヤマユリ商会の販売経費を銅貨3枚として、販売額は銅貨7枚とした。
鑑定してみたら「栄養剤、効果小」と出た。これまでの栄養剤と効果は変わらないようである。
これまで栄養剤は俺が作っていたが大量に売れるとなると、工場で作るべきであると判断して工場で作ることにした。これについてはリタに任せた。これを貧民街に行って無料で配って、感想を聞く。元気が出るかどうか。これについてはエバに任せた。
3月から新しい領内を回って施設整備に着手する予定であったが、疫病対策のごたごたで結局1か月遅れの4月から着手することになった。
魔道馬車で運転手2人を連れてまず、レンの領地であるボタン地方から始めることにした。こちらの方が領地が小さいので早くできると思ったからである。
まず安全対策として、災害が起きそうなところの対策をしていった。ボタン地方は丘陵地が多く災害の危険箇所は少なかった。
ついでに移動途中の街道は中央を少し高くして左右に側溝を設けて石畳の舗装とした。この作業には4月いっぱいかかった。
次にラン地方に着手した。こちらも同様の作業をしたが、ラン地方の外港であるフグ町をどうするか。やはり時間がかかると判断したため、とりあえず、フグ町とラン地方を結ぶ街道のみ整備することにした。こちらの災害対策と街道整備は6月いっぱいかかった。
次に、各村落1つの病人の隔離用の施設と公衆便所と公衆浴場を建設する作業にかかった。
これもボタン地方を初めにすることにした。こちらは丘陵地が多く水の確保がなかなかできない。結局ラン地方とボタン地方の境を流れるノー川から水を引くことにした。
俺が新領地の施設整備に明け暮れている頃、7月にレンが出産した。知らせを受けると俺は新領地の施設整備を一時中断して、子供の顔を見るために領都ネイメーに戻ってきた。
男の子、母子とも元気である。名前はリヒトと付けた。リヒト・ネイメー待望の長男である。周りが女子ばかりであったことから、あそこがついているというだけで喜びをかみしめるハルトであった。
夜1つの部屋で親子4人、川の字になって寝るというのは、元平民のハルトとレンならではである。
リヒトの頬を指でつんつんしてみる。やわらかい。手に指を添えると握り返してくる。かわいい。俺がリヒトにかまっていると、クララもやってきて頬をつんつんしている。
「お前の弟だよ」
と言うと
「私の弟」
と言ってまた頬をつんつんしている。
このままいたい。しかし新領都の施設整備は途中だし、今年中に終わらせないと、また難題が降ってかかるかもしれない。王宮もなんで問題が起きると俺に問題を振ってくるのだ。王宮の文官も優秀だろうに。
愚痴が出る。しかたない、領都ネイメーに戻ってきて1週間ほどぐずっていたが、施設整備のためにまた新領地に行くハルトであった。
ノー川から水を引く水路の建設、これはなかなかの難工事であった。俺の土魔法をもってしても2か月もかかった。
しかし、これまで水不足に喘いでいたボタン地方の農地が穀倉地帯に変貌した。
その後9月の終わりにボタン地方の施設整備が完成した。
その後、ラン地方の施設整備に着手した。そしてこれが完成したのは11月の終わりであった。
新領地については一応港湾整備以外は施設整備が完了した。いらない人間の大量解雇は時間がなかったので、そのままである。依然事務処理の効率は悪い。
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