106 / 119
106. 幻のフグ町襲撃計画とリヒト、マーサ、ルナの英才教育
しおりを挟む
フグ町で作っている軍艦が海賊の討伐に実績を上げてくると、海賊のもたらす富により恩恵を受けていたイングブリオ王国として面白くない。
そこで、造船所のあるフグ町を海賊に襲わせることにした。当初、海軍の軍艦の母港を襲うということに海賊の頭目は強く反発したが、イングブリオ国王からの資金援助によりこれを了承した。これは俺の監視装置からの情報である。
海賊船50隻に1500人の海賊が参加する。3方向に分かれて出発し、夜に方向をアムスム王国の方向に向けてイングブリオ国王の基地を出発、翌朝フグの港にいる軍艦4隻が監視の航海に出た後、フグ町の港を襲撃し、造船ドックを焼き払う。こんな計画である。
そこで俺はフグ町の港がアンゼン川の河口港であることから、河川の堤防上を走る堤防道路を整備した。ここに魔道馬車を配置すれば川幅約1kmのアンゼン川に海賊船が侵入したらすべて撃沈できる。
左岸の堤防道路上に30台、右岸の堤防道路上に30台の魔道馬車を配置して、連日空砲を用いた射撃訓練を行った。
襲撃当日は監視の軍艦はいつも通り港を出る。その後、海賊船が河川に入ると、すぐに俺の監視装置で呼び戻し河口を封鎖する。
その後、堤防道路に魔道馬車60台を並べ一斉射撃を行う。
その後、1000人の歩兵で海賊を捕縛する。襲撃に対する対応はこんな計画である。
レンに話をしたらレンも行くとのこと。
「久しぶりに爆裂弾を思い切りぶちかましたい」
とのこと。
「港は壊さないようにしてくれ」
と言ったら、
「分かった」
と言ったけど、どこまで理解しているのか疑問である。
こちらとしては、万全の態勢で海賊が来るのを待っていたのだが、海賊の方で造船所の位置がアンゼン川の上流にあるということが分かると、もし見回りの艦隊が戻ってくると、逃げられない。下手すると全員捕まるのではないかという恐れが出てきて、参加を拒否する部下が増えて結局襲撃は見合わせとなった。
これについては、2年ほど前に、ラン地方の沖合で25隻、700人の海賊が全滅したことが大きく影響したみたいである。
結局、海賊のフグ町襲撃計画は幻として終わったのであった。
監視装置の情報から得られた結果を、レンに話すと、レンは
「せっかく思いっきり爆裂弾をぶちかますことが出来たのに残念」
これを聞いたハルトは
「やっぱり手加減する気はなかったのだ。せっかく作った港が壊れなくてよかった」
そう思うハルトであった。
王国歴330年11月、つかの間の平和を享受するハルト21歳。来月からはまた憂鬱な王都の社交シーズンである。
領都の守りはクララに任せて、久しぶりに俺とレンは王都のパーティーに出てきた。レンがいると楽である。近づく令嬢はレンが撃退してくれる。
トゥール公爵家のフアニート様とユリアーネお義姉様からは、昨年の魔獣討伐とブセルターン砦での帝国軍の撃退について改めて礼を言われた。そして、その後提出された意見書が非常に参考になったと言われた。
またシュルツ子爵からはブセルターン砦の堅牢さに感服したと言われた。王都はやはり居心地が悪いので2月の初めに領都に帰ってきた。
五月になると、長男リヒトと次女マーサと三女ルナのスキル授けの儀式である。それでクララと同様、魔法の練習をすることにした。
まずリヒトに鑑定を行った。すると、生活魔法、土魔法、言語理解、空間魔法、鑑定のスキルがあった。
それで、言語理解と空間魔法、鑑定については隠蔽をかけた。
次に、マーサは生活魔法と空間魔法と鑑定であった。
それで、空間魔法と鑑定について隠蔽をかけた。
また、ルナは器用貧乏と空間魔法とステータス隠蔽であった。
これも空間魔法とステータス隠蔽は隠蔽をかけた。
子供のスキルのことについて親に知らせるかどうかレンに相談したところ知らせた方がいいだろうということでアンナとリタにも知らせた。
そして
「空間魔法は隠蔽をかけて他の人に見えないようにしているので他言しないように」
と言った。
アンナとリタに
「空間魔法とはどのようなものか」
と聞かれたので、
「空間魔法とは、結界を張ったり、物を収納したり、遠くにどのようなものがあるかを感じることが出来たり、遠くに一瞬で移動したりできるスキルだ」
と説明した。
「クララもできるのか」
と聞かれたので、
「クララと俺は出来る」
と答えた。
アンナとリタはこれを聞くと
「夢みたい。商人としてはそれだけでやっていける。」
と言って喜んでいた。
クララと同様にスキル授けの儀式までは、一般的な魔法を教え、スキル授けの儀式の後、空間魔法を教えることにした。
また、空魔石に魔力を充填し魔力量を増やす練習もさせた。そしてスキル授けの儀式までには一通りの魔法が使えるようになった。
スキル授けの儀式では、リヒトは生活魔法と土魔法、マーサは生活魔法、ルナは器用貧乏と言われた。スキル授けの儀式のあと、空間魔法の教授を始めクララ同様、2か月ほどでできるようになったので、森に行って魔獣狩りによるレベル上げを行った。
クララは弟や妹のスキル授けの儀式の後、シャタイン侯爵家の勉強会に参加するために出掛けて行った。
ただ寂しくなると時々転移で戻ってくる。頭をなでてあげると、また転移で戻っていく。
そこで、造船所のあるフグ町を海賊に襲わせることにした。当初、海軍の軍艦の母港を襲うということに海賊の頭目は強く反発したが、イングブリオ国王からの資金援助によりこれを了承した。これは俺の監視装置からの情報である。
海賊船50隻に1500人の海賊が参加する。3方向に分かれて出発し、夜に方向をアムスム王国の方向に向けてイングブリオ国王の基地を出発、翌朝フグの港にいる軍艦4隻が監視の航海に出た後、フグ町の港を襲撃し、造船ドックを焼き払う。こんな計画である。
そこで俺はフグ町の港がアンゼン川の河口港であることから、河川の堤防上を走る堤防道路を整備した。ここに魔道馬車を配置すれば川幅約1kmのアンゼン川に海賊船が侵入したらすべて撃沈できる。
左岸の堤防道路上に30台、右岸の堤防道路上に30台の魔道馬車を配置して、連日空砲を用いた射撃訓練を行った。
襲撃当日は監視の軍艦はいつも通り港を出る。その後、海賊船が河川に入ると、すぐに俺の監視装置で呼び戻し河口を封鎖する。
その後、堤防道路に魔道馬車60台を並べ一斉射撃を行う。
その後、1000人の歩兵で海賊を捕縛する。襲撃に対する対応はこんな計画である。
レンに話をしたらレンも行くとのこと。
「久しぶりに爆裂弾を思い切りぶちかましたい」
とのこと。
「港は壊さないようにしてくれ」
と言ったら、
「分かった」
と言ったけど、どこまで理解しているのか疑問である。
こちらとしては、万全の態勢で海賊が来るのを待っていたのだが、海賊の方で造船所の位置がアンゼン川の上流にあるということが分かると、もし見回りの艦隊が戻ってくると、逃げられない。下手すると全員捕まるのではないかという恐れが出てきて、参加を拒否する部下が増えて結局襲撃は見合わせとなった。
これについては、2年ほど前に、ラン地方の沖合で25隻、700人の海賊が全滅したことが大きく影響したみたいである。
結局、海賊のフグ町襲撃計画は幻として終わったのであった。
監視装置の情報から得られた結果を、レンに話すと、レンは
「せっかく思いっきり爆裂弾をぶちかますことが出来たのに残念」
これを聞いたハルトは
「やっぱり手加減する気はなかったのだ。せっかく作った港が壊れなくてよかった」
そう思うハルトであった。
王国歴330年11月、つかの間の平和を享受するハルト21歳。来月からはまた憂鬱な王都の社交シーズンである。
領都の守りはクララに任せて、久しぶりに俺とレンは王都のパーティーに出てきた。レンがいると楽である。近づく令嬢はレンが撃退してくれる。
トゥール公爵家のフアニート様とユリアーネお義姉様からは、昨年の魔獣討伐とブセルターン砦での帝国軍の撃退について改めて礼を言われた。そして、その後提出された意見書が非常に参考になったと言われた。
またシュルツ子爵からはブセルターン砦の堅牢さに感服したと言われた。王都はやはり居心地が悪いので2月の初めに領都に帰ってきた。
五月になると、長男リヒトと次女マーサと三女ルナのスキル授けの儀式である。それでクララと同様、魔法の練習をすることにした。
まずリヒトに鑑定を行った。すると、生活魔法、土魔法、言語理解、空間魔法、鑑定のスキルがあった。
それで、言語理解と空間魔法、鑑定については隠蔽をかけた。
次に、マーサは生活魔法と空間魔法と鑑定であった。
それで、空間魔法と鑑定について隠蔽をかけた。
また、ルナは器用貧乏と空間魔法とステータス隠蔽であった。
これも空間魔法とステータス隠蔽は隠蔽をかけた。
子供のスキルのことについて親に知らせるかどうかレンに相談したところ知らせた方がいいだろうということでアンナとリタにも知らせた。
そして
「空間魔法は隠蔽をかけて他の人に見えないようにしているので他言しないように」
と言った。
アンナとリタに
「空間魔法とはどのようなものか」
と聞かれたので、
「空間魔法とは、結界を張ったり、物を収納したり、遠くにどのようなものがあるかを感じることが出来たり、遠くに一瞬で移動したりできるスキルだ」
と説明した。
「クララもできるのか」
と聞かれたので、
「クララと俺は出来る」
と答えた。
アンナとリタはこれを聞くと
「夢みたい。商人としてはそれだけでやっていける。」
と言って喜んでいた。
クララと同様にスキル授けの儀式までは、一般的な魔法を教え、スキル授けの儀式の後、空間魔法を教えることにした。
また、空魔石に魔力を充填し魔力量を増やす練習もさせた。そしてスキル授けの儀式までには一通りの魔法が使えるようになった。
スキル授けの儀式では、リヒトは生活魔法と土魔法、マーサは生活魔法、ルナは器用貧乏と言われた。スキル授けの儀式のあと、空間魔法の教授を始めクララ同様、2か月ほどでできるようになったので、森に行って魔獣狩りによるレベル上げを行った。
クララは弟や妹のスキル授けの儀式の後、シャタイン侯爵家の勉強会に参加するために出掛けて行った。
ただ寂しくなると時々転移で戻ってくる。頭をなでてあげると、また転移で戻っていく。
1
あなたにおすすめの小説
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
召喚獣スライムに転生したが、美少女召喚士が自分のすごさにまったく気づかない
椎名 富比路
ファンタジー
美少女召喚士リップルに召喚される形で、スライムの【ロピ】ちゃんとして転生したヒロミ。
リップルは誰しも認める天才美少女召喚士で、召喚獣からも慕われている。
なのに、本人はまったく無自覚で、自分の力より召喚獣のほうが優秀だと思っている。
だが、ロピちゃん本人も、自分が最強だと気がついていなかったのである……。
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
{完結保証}規格外の最強皇子、自由に生きて無双する〜どこへ行っても、後世まで語られる偉業を残していく、常識外れの皇子〜
Saioonji
ファンタジー
母に殴られ、命を奪われた――そのはずだった。
だが目を覚ました先は、白く豪奢な王城の一室。
赤子の身体、仕えるメイド、そして“皇子”という立場。
前世では愛されず、名前すら価値を持たなかった少年が、
今度は世界の中心に生まれ落ちてしまった。
記憶を失ったふりをしながら、
静かに、冷静に、この世界を観察する皇子。
しかし彼の中には、すでに常識外れの思考と力が芽生えていた。
――これは復讐でも、救済でもない。
自由を求めただけの少年が、
やがて国を、歴史を、価値観そのものを揺るがしていく物語。
最強であることすら、彼にとってはただの前提条件だった。
重複投稿作品です
小説家になろうとカクヨムにも投稿しています。
【完結】発明家アレンの異世界工房 ~元・商品開発部員の知識で村おこし始めました~
シマセイ
ファンタジー
過労死した元商品開発部員の田中浩介は、女神の計らいで異世界の少年アレンに転生。
前世の知識と物作りの才能を活かし、村の道具を次々と改良。
その発明は村の生活を豊かにし、アレンは周囲の信頼と期待を集め始める。
ファンタジーは知らないけれど、何やら規格外みたいです 神から貰ったお詫びギフトは、無限に進化するチートスキルでした
渡琉兎
ファンタジー
『第3回次世代ファンタジーカップ』にて【優秀賞】を受賞!
2024/02/21(水)1巻発売!
2024/07/22(月)2巻発売!(コミカライズ企画進行中発表!)
2024/12/16(月)3巻発売!
2025/04/14(月)4巻発売!
2025/09/12(金)5巻発売!同日コミカライズ開始!
2026/03/16(月)コミカライズ1巻発売!
応援してくださった皆様、誠にありがとうございます!!
刊行情報が出たことに合わせて02/01にて改題しました!
旧題『ファンタジーを知らないおじさんの異世界スローライフ ~見た目は子供で中身は三十路のギルド専属鑑定士は、何やら規格外みたいです~』
=====
車に轢かれて死んでしまった佐鳥冬夜は、自分の死が女神の手違いだと知り涙する。
そんな女神からの提案で異世界へ転生することになったのだが、冬夜はファンタジー世界について全く知識を持たないおじさんだった。
女神から与えられるスキルも遠慮して鑑定スキルの上位ではなく、下位の鑑定眼を選択してしまう始末。
それでも冬夜は与えられた二度目の人生を、自分なりに生きていこうと転生先の世界――スフィアイズで自由を謳歌する。
※05/12(金)21:00更新時にHOTランキング1位達成!ありがとうございます!
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
貞操逆転世界の「内助の功」~掃除と料理を極めた俺が、脳筋幼馴染を女王にするまで~
ありゃくね
ファンタジー
前世の記憶が目覚めたそこは、男女の貞操が逆転した異世界だった。
彼が繰り出すのは、現代知識を活かした「お掃除アイテム」、そして胃袋を掴む「絶品手料理」。 ただ快適に暮らしたいだけのマシロの行動は、男に飢えた女騎士たちを狂わせ、国の常識さえも変える一大革命へと繋がっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる