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【本編】
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しおりを挟むお前はどうしたい?
謎かけみたいな言葉を残して、朝比奈さんは仮眠に入ってしまった。
コンビニに付いているには広々としすぎた駐車場の片隅に車を止めて、後ろのベッドに転がると同時にぱちりと目を閉じる。
それが一度開いて、仕切りみたいなカーテンを引こうと手が伸ばされるのと同時に、不可解な言葉は投げられた。
あっという間に眠り込んでしまった朝比奈さんを置いて車から降りると、同じようにして止まっているトラックが何台もあった。
それを見るともなしに見ながら、コンビニの敷地内を出る。
どうやら人工島らしいここは、ぐるりと見回すだけで二つも三つも楽しげな建物が目に留まった。
暫く時間潰しておいてと、朝比奈さんはちょっと申し訳なさそうに言ったけど……暇潰しに困ることなんてなさそうだ。
潮風と汽笛、鮮やかなショッピングモールに灰色の工業団地。
ゆったりしたものと忙しなさそうなものがまるで当たり前みたいに混在している。
車は多いけど、人はあんまりいない。
それが何となく不思議な感じがして、一度足を止めると同時にコンビニに戻った。
腹が減ったら何か食ったらいいと金を持たされたけど、コンビニでならポケットに突っ込んだままになっていた金で十分事足りる。
コンビニで少しの食い物と飲み物を買って再び外に出ると、足は自然と海の方へと向かった。
頭上からの日差しとコンクリートの照り返しで、上と下から肌が焼ける。
目の前に海が迫った場所で、日陰を選んで腰を下ろした。
コンビニの袋を置いて膝の上で腕を組むと、ほっと溜息みたいな息が漏れた。
今から数時間後には別の場所に行って新しい荷物を受け取り、夜通し走って朝にはまた地元に戻ると朝比奈さんは言っていた。
地元に帰れば、必然的に兄貴や池田と顔を合わせることになるだろう。
お前はどうしたい?
眠りにつく前に問いかけてきた朝比奈さんの言葉が、頭の中でぐるぐると回る。
そんなこと、わざわざ考えるまでもないと思うのに、やたらと心に引っかかる。
俺の望むことは、ただ一つだけだ。
ただ、元通りになりたい。
当たり前みたいに家に帰って、当たり前みたいに兄貴と飯食って、当たり前みたいに口喧嘩して、当たり前みたいにあの狭い部屋で日々を過ごしたい。
店にはいつも通り兄貴がいて、時々俺も手伝わされて。
時々池田が遊びに来て、俺と兄貴を纏めてからかうみたいに店の中を冷やかして。
そんな、当たり前みたいに過ごすはずだった夏休み前に戻りたい。
俺が居て、兄貴が居て、池田が居て……そうだ、朝比奈さんも居るともっといい。
「……」
そこまで考え、ふと思考が固まった。
俺がいて、兄貴がいて、まではいい。
けど、夏休み前に戻ったら、俺の世界に池田はいない。
思えば、池田と初めて出会ってからまだ一ヶ月だ。
毎日毎日顔を合わせすぎて、もう何年も一緒に居るような気がしているけど……まだ、たった一ヶ月だった。
夏休み前に戻ったら、俺の世界から池田は消える。
朝比奈さんも消える。
池田が転んで怪我をしなかったら、俺の世界に池田は入り込んでこなかった。
池田に会わなければ、朝比奈さんと会うこともなかっただろう。
この一ヶ月で、俺の世界には二人の人間が増えた。
完全に元に戻りたいなら、俺は二人を切り捨てないといけない。
「……いやだ」
ぽつりと勝手に言葉が漏れて、唇がへの字に曲がる。
俺の世界に増えた人間は、正確に言えば三人だ。
池田と朝比奈さんと、さくら。
元に戻りたいと思うのに、池田と朝比奈さんは切り捨てたくないと思う。
俺に寄り添う池田はそのままに、兄貴のさくらは許せない……なんて、随分と勝手な話だ。
さくらは許せない。
いや、許せないのは兄貴だ。
俺のいない隙に部屋にさくらを連れ込んだ、兄貴が許せない。
俺は邪魔かと、さくらじゃなくて兄貴に詰め寄りたい。
兄貴が考えていることを知りたい。
思えば、兄貴は自分のことをあんまり喋らない。
普段だって、俺が何かと話しかけるのに「へえ」だの「ふうん」だの、適当な相槌を打つばっかりだ。
まだ二十二歳の……いや、二十三歳のはずなのに、若さってのが足りないと思う。
居間に転がって腕枕でテレビを見ている姿なんて、完全におっさんだ。
同じ年だろう池田はあんなに若々しいっていうのに……
「……いや、違うか」
零れ落ちる独り言に、変な方向に向きかけていた怒りがぷしゅっと音を立てて萎えた。
兄貴の若さを吸い取っているのは、たぶん俺だ。
親が居なくなって店を継いで、学生の俺を男手一つで養っている。
池田みたいに、悠々暮らす余裕は、うちにはない。
うちにとっては、夜は眠る時間だ。
日中せっせと働く兄貴は、夜遊びなんて全然しない。
親が居れば、店なんてまだ手伝う程度しかしていなくて、兄貴だって夜な夜な遊び歩くような生活をしていただろう。
簡単に想像が出来る。
けど、実際は親もいないし夜遊びもしていない。
多分……兄貴が部屋を空けたら、俺が家に一人になるから。
「……」
ぎゅっと胸が痛んで、思わず顔を伏せた。
視界に人はいないのに、外気に表情を晒すのが嫌だった。
俺には兄貴が居る。
太くてどっしりと、まるで電柱みたいに、腹の底から俺を支えてくれている。
けどじゃあ、兄貴には?
俺じゃ多分、役不足だ。
池田の部屋に乗り込んできた時、兄貴は「うちの息子に何すんだ」って怒鳴っていた。
そういうことなんだろう。
あの言葉が、総てを物語っている。
兄貴は俺に頼らない。
頼る対象とすらみなしていない。
俺を支えるのは兄貴だけど、兄貴を支えるのは俺じゃない。
なら。
「……さくら?」
脳裏に、ちらりと盗み見た女の影が甦る。
あの人が、兄貴の支えになるんだろうか?
兄貴は強い。
一人にして最凶で最強だ。
そんな兄貴には、支えなんて要らないのかもしれない。
……けど、もしそうじゃなかったら?
お前はどうしたい?
朝比奈さんの言葉が、また幻聴みたいに頭の中に響いた。
俺がしたいことが、やっと見えてきた。
見えてきたと同時に、ちょっとだけ泣けた。
*****
朝比奈さんが起き出すだろう少し前に、車の止めてあるコンビニに戻った。
コンビニで買っていっていたおむすびは、開けると同時に何処かから現れた猫に殆ど全部奪われた。
いや、奪われたってのは嘘だ。
猫はただ俺に向かって「にゃあ」と鳴いただけで、それに勝手に絆されて千切っては投げを繰り返している間になくなってしまったってだけのことだ。
結局、ショッピングモールの方へと向かい途中で見つけたファーストフード店に入った。
俺がしたいことが見えてきた。
それはあんまり前向きにやりたいことじゃなかったけど、それでもちょっと泣いて大分すっきりとした。
海を見たのも良かったのかもしれない。
みゃあみゃあと呑気に鳴くウミネコの声を聞いていたら、うじうじ考え込むのがちょっとだけ馬鹿らしくなった。
携帯を何度も開いてボタンを凝視、家に連絡を入れようかと迷いもしたけど、結局止めることにした。
電話じゃなくて、直接喋った方が良い。
コンビニに入って中をぶらぶら暇を潰していると、朝比奈さんが入ってきた。
そこでまた少しの食料を調達して、再び車に乗り込んだ。
別の場所に荷物を受け取りに行って、さあ帰りましょうと高速に乗り込んだところで、漸く口を開けた。
「朝比奈さん、兄貴とさくらのなれ初めって知ってますか?」
窓から外を眺めながらぽつりと訊ねる。
唐突に話を切り出したにも拘わらず、朝比奈さんは驚く風もなく曖昧に唸った。
「同じ病院に入院してたんだよ。さくら、確か……陸上だったかな、何か運動部で、腱切って入院してたところに俺らが担ぎ込まれたんだ。片山は必死に隠してたんだけど、俺の連れが気付いて周り巻き込んで担ぎ上げて、俺らが退院する頃に無理矢理くっ付けた」
流石に、まだ続いてるとは思ってもみなかったけどな、と、朝比奈さんは笑った。
「片山に春が来たって、仲間連中おおはしゃぎでさ。片山がすげえ迷惑そうな顔してんのにお構いなしで……この辺の詳しい話聞きたいんだったら、池田に聞いたら良い。率先して囃し立てたうちの一人だから」
「玖朗が?」
「ああ。あいつらの心配なんて、端からする必要ねえよ。池田は片山にめろめろだし、お前には骨抜きだしな……帰った頃には二人並んでにっこり肩でも組んでるだろうさ」
「……」
どこか能天気ともいえる楽観的な物言いに、勝手に変な顔になる。
兄貴と池田と朝比奈さんと、それからさくらの関係。
それは、個々から話を聞いてもうすぼんやりとしか頭に浮かばず、どうしても完全に把握することが出来ない。
けど、人間同士の関係なんてそんなものかもしれない。
見えない線がしっかりと繋がっているから、俺が深刻に考え込むようなことも朝比奈さんは平然と笑い飛ばすことが出来るのかもしれない。
この前の夜、諍う池田と兄貴を見捨てて、あっさりテレビなんか見始めたみたいに。
それは年月が勝手に育むもので、その中に入れて欲しいと駄々をこねてみせたところで叶わないんだろう。
ひっそりとした疎外感が腹を撫でたけど、不思議と淋しいとは思わなかった。
「朝比奈さん」
ぽつりと名を呼ぶと、返事はすぐにあった。
「俺、したいこと見付かりました」
「へえ、」
俺がしたいこと。
夏休み前に戻りたい、じゃない。
戻ってしまったら池田と朝比奈さんがいなくなる。
それは嫌だ。
どうしても。
なら、新しく俺の世界に入り込んできた三人を知りたい。
朝比奈さんのことをもっと知りたい。
池田のことをもっともっと知りたい。
そして、さくらのことを知りたい。
受け入れられないのは、よく知らないからだ。
得体の知れないものに身体が拒絶反応を起こすのは、多分普通のことだ。
なら、その拒絶反応に従って嫌だ嫌だとごねるよりも先に、知らないといけない。
「俺、さくらに会ってみたいです」
「わかった」
まるで昨夜の池田みたいに、朝比奈さんは間髪入れずに頷いた。
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