凶悪ハニィ

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【本編】

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 ぽいとばかりに放り出されて、身体が弾む衝撃に思わず目を瞑る。
 その目を開くよりも先に、どっかり腹の上に重いものが圧し掛かり、ぐえ、と潰れた呻きが漏れた。

「やっぱ抱くわ。三秒やるから心の準備しろ」

 高らかにそう宣言、俺の腹を椅子にする池田がばっさり上着を脱ぎ捨てる。
「いやいやいやいやいや!」
 状況に付いていけずに素っ頓狂な悲鳴が上がった。
 にも拘わらず、池田はそれを気にも留めない。
「さん」
「ちょ!」
 一と二はッ?
 ずいと近付く顔を、慌てて両手で捕まえる。
 確かに俺は自分から唇を寄せはしたけど、それはいわば「宿題」だからだ。
 俺は多分、池田にとって特別だ。
 さくらより朝比奈さんより兄貴より……池田が大事だと自己申告する、その誰よりも多分。
 根拠は無い。
 けど確信があった。
 そんな池田の立場になって考えてみたら、俺から手を伸ばすのは嬉しいんじゃないかと。
 そんな風に思っただけだ。
 別に「お誘い」したわけじゃない。
 一体何が「やっぱ」に繋がるのかがさっぱりと分からない。
「手、離せよ。捕まるなら背中にしろ。だっこなら大歓迎」
「いやいやいやいや、ちょっと待って、」
 至近距離に迫った池田が、低く唸る。
 けど、素直にはいそうですねと手を離せるわけがない。
 肉食獣に目の前で口を開かれて、抵抗しない奴が居るならお目にかかってみたい。
 頭皮を撫でるように、指が髪に絡んでくる。
 顎を掴んで上向かせようとする手が、唇を撫でてくる。
「待てるかよ。お前が悪い。折角……ここはずっと見逃してやってたのに」
 うっすらと細められた目から、笑みが消えた。
 ちょうど唇の辺りを見下ろしていた目が逸れて、視線が絡む。
 見られただけで息が止まりそうになるなんて、変だ。
 メデューサじゃあるまいし。
 そう思うのに、呼吸が苦しくなった。
「やっぱ我慢は性に合わねえわ。待つのも耐えんのも止めだ。なあ、触らせろよ」
「いや、だから怪我」
「やっと治ったから、思う存分抱けるんだろ?」
 お前を、と。
 さらりと言い放たれて、くらりと眩暈がした。
 全く話が通じない。
 必死に逸らそうとしても、池田はそ知らぬふりをして乗ってはこない。
 うすうすは感じていた。
 けどそれにはずっと気付かないふりをしてきた。
 だって、抱きたいと言われても困るだろ、普通。
 お前に欲情すると言われても、怖いだけだ。
 他の誰かじゃなく、お前が良いと言われたところで、うんいいよーなんて呑気そうに頷けるほど俺はお気楽じゃない。
 あの時の痛みを思い出すと身が竦む。
 兄貴の渋面が脳裏に浮かんで心臓が縮む。
 一度目は事故だと言い訳できるけど、二度目は故意だ。
 許してしまったら、もう逃げ場が無い。
 じっと見据えてくる目に、指先が震える。
 それを何と受け取ったのか、顎を捉えていた手が左手に重なってきた。
「出来る限りゆっくりやるし、痛くねえよう努力する。それでも駄目?」
「……」
 池田の言う「痛くしない」は嘘だ。
 分かっているのに、思わず信じてしまいそうな声音に、指先から力が抜けそうになる。
 それに気付いて、慌ててぎゅっと眉間に力を込めた。
 流されるな流されるな流されるな。
 また立てなくなったらどうする。
 また兄貴にバレたらどうする。
 次は言い訳できない。
 怖いのは嫌だ。
 あれをもう一度、なんて絶対に無理だ。
 そう思うのに、声帯が凍り付いたように言葉が出て来ない。
 一言「嫌だ」と突き返せば済むことなのに、硬直したように声も身体も動かない。
「なあ、いいって言えよ。お願いだから」
 頬の感触が掌を擦り抜けて、唇が瞼に落ちてくる。
 反射的に目を瞑れば、差し出された舌が瞼の際を辿り、目尻からこめかみに移った。
 睫毛が波打つ感触に背筋が粟立つ。
 なあ、と甘える声が間近から鼓膜を震わせる。
 あれをもう一度は無理だ、嫌だ、絶対に。
 そう思うのに、圧し掛かってくる身体を跳ね除けることが出来ない。
 手足が自由になった池田は、何も力尽くで無理矢理俺を押さえつけているわけじゃない。
 命じる口調は揺るぎ無いけど、覗いてくる視線はそれほどでもない。
 俺の反応をじっと窺う目は、脳味噌の裏側まで見透かそうとするみたいに緩く細められている。
 その目に捕らわれて、俺が満足に抵抗していないだけのことだ。
 左手を掴んできた手がまた顎に戻ってきた。
 伸ばされた親指が、唇の上をゆっくりと這う。
 呼気と混じり合った指先が、しっとりと潤んでいくのが分かる。
 唇の隙間から指が歯を撫でてくる。
 爪先が、歯列を割って舌先を突付く。
 されるがままになりながらも、俺はじっと池田を見ていたし、池田もじっと俺を見ていた。
 互いに探る目だ。
 相手が何を考えているか、どう思っているか、読み取ってやろうと互いに息を潜めて目を凝らす。
「嫌なら、噛み付いたらいい」
 ふとそう零した池田の声が、唇に触れてきた。
 と同時に差し込まれていた指が奥歯の位置に移動する。
 無理矢理抉じ開けられるみたいに口が開くのにぎょっとするよりも先に、ぬるりと温かい感触が歯と歯の隙間から押し入ってきた。
「ッ、」
 反射的に身体が跳ねて、宙をうろうろしていた左手が咄嗟に一番近くにあるものを……池田の肩を掴む。
 噛み付いたら良いと池田は言ったけど、勝手に顎に力が入れば奥歯に挟まった指がぐにゃりと歪む感触がする。
 それに慄き無理矢理口を開けば、開いた分だけ舌が入り込んでくる。
 噛み付いても良いのなら、まずはその指を抜け。
 そう怒鳴ろうにも唇を塞がれては巧く言葉が出て来ない。
 甘い言葉で強引にことを進めるのは池田の常套手段だ。
 そんなことを今更思い出したって、もう遅い。
「くろ、」
 抗議の意を込めて無理矢理名前を呼んでみたけど、全く効果はなかった。
 歯の裏を舐め上げられれば舌先が口蓋を掠めて身体が竦んだ。
 ぞくりと背筋を悪寒が走る。
 舌の側面を撫でられれば、押し殺した悲鳴のような情けの無い声が漏れた。
 唐突の感覚に怯えて舌が喉の奥へ逃げようとすれば、根本から絡め取られて吸い上げられる。
 未知の感覚にくらくら眩暈、思考が霞む。
 吸い上げられた舌が歯列の隙間から表に出れば、そこに軽く歯を立てられた。
 ねちねちと口腔内を探索されて、酸欠に喘ぐ。
 互いの顔に僅かに隙間が出来ると、そこで漸く池田の頬に添えっぱなしになっていた右手の存在を思い出し、気の抜けた指先に力を込めて遠ざけた。
「も、いいだろ……ッ、」
 唾液の糸が光を跳ね返す様を見て、居た堪れずに目を伏せる。
 日中から何をやっているんだと、漸く冷静な声がどこかから聞こえてきた。
 抵抗する気になれないから流されるんじゃない。
 抵抗する気になれなくても、俺は逆らわないといけない。
 家に帰らないといけない。
「……全然良かねえよ。全く足りねえ」
「ちょ、」
 唇が唇に触れてくる。
 頬にも、こめかみにも、耳にも瞼にも額にも。
 腕が腕を捕まえて抵抗を塞がれれば顔を逸らしてもみるけれど、隙だらけになった首筋に歯を立てられて身体が震えた。
 間近に迫った灰色の目が、切なげに潤んでいるのが見える。
「お前、オレがどんだけここに触りたかったと思ってんだよ。一回くらいで足りるかよ」
 言い終えるよりも先にまた唇を啄ばんでくる。
 ちゅ、と下唇を吸い上げる濡れた音が響く。
 聴覚からの情報に、酸欠の頭に血が上る。
 触れては離れ、触れては離れ、時折頬に寄り道をして、また唇に帰ってくる。
 舌先が唇をくすぐり、悪戯に快楽を煽る。
 優しい感触に思考が削げる。
 流されてしまえと本能の声がする。
 今ここで、迫る顔を引き寄せたら……池田はどんな顔をするんだろうか?
 塞がれた両腕じゃそれも叶わないけど。
 ふとそんなことを考え、考えると同時に脳内で踏み潰す。
 だめだ駄目だだめだ流されるな。
 けど。
 迫り来る池田は肉食獣の捕食者なのに、何でかごろにゃん懐いてくる大きな猫みたいに見えた。
 鋭い牙をちらつかせながらも、撫でて撫でてと擦り寄ってくる獣。
 怖いと身体が怯えるのと同時に、よしよしと撫でて甘やかしたい衝動に駆られる。
 怖いから逃げたい。
 けど、引き寄せて甘やかしたい。
 流されてしまえと訴える本能と、それじゃ駄目だと活を入れる理性が頭の中でせめぎ合う。
 怖いと思うのも甘やかしたいと思うのも、どちらも本音で本能だ。
 理性は、冷静に状況を把握して、ただ駄目だと主張しているだけの観衆みたいなものだ。
 心は一つのはずなのに、どうして相反する感情が同時に芽生えるんだろうか。
 分からない。
 左手で突き飛ばし右手で引き寄せられればいいのに。
 そんな馬鹿のことを考えて、少し途方に暮れた。
 その所為で、変な顔をしていたんだろう……不意に顔を上げた池田が不思議そうな目を向けてくる。
 その目を見詰め返すと、ふと、勝手に肩から力が抜けた。
 兄ちゃんごめんと心中で謝り、胸の痛みに気付かないふりをする。
 それから、心を落ち着けるべく一度だけそっと深呼吸をした。
「……痛いのと怖いのは嫌だ。突っ込まれるのも嫌だ。あと、兄ちゃんにも絶対に秘密。さくらにも。朝比奈さんにも。夕方には絶対絶対家に帰る……全部飲むなら、やっても良い」
 ただ寄り添い合って互いの体温を分け合うだけじゃ足りないというのなら、これが俺に出来る最大限の譲歩だ。
 出来るだけ不満そうな顔をしてそう呟けば、きょとんと瞬きをした池田が、次の瞬間にはにっこりと微笑んだ。
「政一にもさくらにもヒナにも内緒は、了解。夕方には帰すのも、一応覚えとく。痛く無いように怖くないようには努力する。けど、突っ込まないは保障しない……けど、まあ考慮しますってことで。交渉成立」
「決裂だろ!」
 さらりさらりと、さも俺の条件を受け入れましたよみたいな態度を取ってはいるけど、結局素直に聞き入れたのは「誰にも内緒」という部分だけだ。
 反射的に突っ込めば、池田は肩を揺らして笑った。
 しおらしくして見せたり傲慢な口調で命令してみたり、池田は本当にころころと態度が変わる。
 変わらないのは主張だけだ。
 繰り返し繰り返し同じことを主張する所為で、絶対に嫌だと訴える怯えた本能がしゅんと項垂れる。
 根気弱いのは俺の悪いところだ。
 ただただ真っ直ぐに詰め寄ってくる池田を、結局は突き放せない。
 近付く微笑に半ば諦めの心境で溜息を吐きかけ、それからはっと顔を上げた。
「あ、あと! ベロ入れんのも禁止!」
「却下」
 抗議の言葉は、キスに呑まれた。





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