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第4章 魔術学園奮闘編
第363話 追いつめられて、マルチェルは笑った。
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不完全な体勢で杖を受ければ、マルチェルといえども無事では済まない。
追いつめられて、マルチェルは笑った。
「ハッ!」
この日初めて裂ぱくの気合がマルチェルから発せられた。
全身から膨れ上がった「気」が、両足のいましめを吹き飛ばす。
両の太ももが地面と水平になるほど、マルチェルは右足を深く踏み込んだ。体全体がその分低くなり、ステファノの杖はマルチェルにまだ届いていない。
マルチェルの右手は踏み込みと共に前方に突き出されていた。その開かれた手のひらに、全身の「気」を送り込む。
大地と一体となったマルチェルは、踏み込みの力を集めた「勁」と体内に満ちた「気」を右手の突きに爆発させた。
同時にステファノの「イドの杖」がマルチェルの頭部に当たっている。
「ぐっ!」
苦悶の声を上げたのはステファノであった。左脇にマルチェルの掌打を受けて体ごと地面から吹き飛ばされた。
「それまで!」
組み手を見届けていたヨシズミが終了を宣した。
◆◆◆
「ふむ。骨には異常がないな。あざができるが、2、3日で普通に動けるだろう」
書斎に戻ったネルソンは片肌脱いだステファノの脇を調べて言った。手早く湿布を準備し、包帯で巻きつける。
「その様子ではオレとの手合わせは見送りだナ」
冷やかすようにヨシズミが言った。
「すみません。イドの鎧を吹き飛ばされました」
「少々手加減をしくじりました。すまなかったですね、ステファノ」
ステファノの謝罪に、マルチェルが自分の謝罪を重ねた。
「ふむ。目まぐるしい攻防だったことはわかるが、武術の素人である僕たちに何があったか説明してもらえるかね?」
ネルソンと共に門外漢の寂しさを味わっていたドイルが、しびれを切らせていった。
「では、わたしの口から説明いたしましょう」
マルチェルが立ち上がり、身振りを交えながら先程の組手について解説した。
「宣言通り、ステファノはイドの鎧をまとい、わたしに挑んで来ました。初手は右手で襟を取りに来ましたね」
「うん。それは見ていてわかった。それをマルチェルが外して、くるっと回ったんだな」
マルチェルの解説に、ドイルは自分が見た光景を重ねた。
「はい。しかし、本来あそこはわたしの投げが決まるはずでした。それをステファノがイドの力で回避したのです」
「ほう? イドというものは体や物にまとわせるだけでなく、独立して動かせるのかね?」
学者らしく、ドイルはイドの基本的な性質に興味を示した。
「いえ。自在に動かすというわけにはいきません。礫のように『撃ち出す』ことができるだけです。あの時俺は襟元に近づいた右手からイドを撃ち出して、マルチェルさんの体裁きを加速させました」
言わば「遠当て」の簡易版である。素早く飛ばす分、威力は小さい。
「思った以上の速さで回転させられたわたしは、投げを諦めて後ろ猿臂を狙いに行きました」
「猿臂というのは肘打ちかい? 怖いねぇ」
その動きもドイルは見届けていたようだった。
「本来背中からわたしを攻撃する予定だったステファノは、わたしの左ひじを見て、咄嗟に距離を取りました」
「背中にしがみつく戦い方もありましたが、締め技を知らない自分には向いていないと思ったんです」
密着してしまえば背中にいるステファノにマルチェルの打撃は届かない。そうしておいて首や肩を決めに行く戦い方もあっただろうが、技を知らないステファノが圧倒的に不利になったはずだ。
「わたしは離れていくステファノに向けて、猿臂を裏拳に変化させて追撃しました」
「そういう動きだったか。しつこい戦い方だ」
「しかし、これを予期していたステファノには拳が届きませんでした。わたしの方も届かぬことを前提に入れた牽制の一撃でした」
ステファノはマルチェルのイドを観ていた。イドの動きで攻撃の意図を先読みする技術を、ステファノはミョウシンとの乱取りの中で習得していた。
「わたしにはイドを見極めるギフトがありません。しかし、戦いの中で敵の『気』を読む技を身につけました。次に体のどの部分をどう動かそうとしているか、『気』の動きから読み取れるのです」
その技術が「鉄壁」と呼ばれるマルチェルの基本であった。体の動きを見切る技術と合わせて、相手の意図を完璧に読み切ることができる。
「それが今日はステファノに通じませんでした。あれは『逆・魔核混入』という奴ですね?」
「そうです。空気のイドを自分のイドに混入し、外から見えないようにしました」
イドの制御に関してはステファノの方が勝っていた。ステファノは数少ない自分の優位点を利用していたのだ。
「ここまでの応酬でステファノに先手を取られました。仕切り直し後もステファノに先手で蹴りを入れられ、わたしはそれを膝で受け止めました」
「あそこは避けるところを突いて行こうと考えていたのですが、完璧に受けられ、さらにこちらが押し倒されました」
ステファノの攻めは悪くなかった。「邯鄲の夢」があってこそ、マルチェルは瞬時に最適な返し技を撃ち出すことができたのだ。
「あそこの手順は大事なポイントでした。わたしはギフトを使って時間を引き延ばし、最適な対応を取ったのです」
マルチェルはギフトの使用を素直に認めた。
――――――――――
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
◆次回「第364話 それでは稽古になりませんからねえ。」
「率直に言って『邯鄲の夢』を使うことになるとは思っていませんでした」
所詮ステファノは初心者に過ぎない。手ほどきをしたのは他ならぬマルチェルであり、その実力や伸びしろまで知り尽くしているつもりだった。
ステファノには実戦の経験などあるはずもなく、身体能力も名人、達人からは程遠い。
自分を脅かすことなどあるはずがないと、マルチェルは思っていた。
「まともにやったら相手にならないのはわかっていました。だから出し惜しみせず、イドの制御を使わせてもらいました」
……
◆お楽しみに。
追いつめられて、マルチェルは笑った。
「ハッ!」
この日初めて裂ぱくの気合がマルチェルから発せられた。
全身から膨れ上がった「気」が、両足のいましめを吹き飛ばす。
両の太ももが地面と水平になるほど、マルチェルは右足を深く踏み込んだ。体全体がその分低くなり、ステファノの杖はマルチェルにまだ届いていない。
マルチェルの右手は踏み込みと共に前方に突き出されていた。その開かれた手のひらに、全身の「気」を送り込む。
大地と一体となったマルチェルは、踏み込みの力を集めた「勁」と体内に満ちた「気」を右手の突きに爆発させた。
同時にステファノの「イドの杖」がマルチェルの頭部に当たっている。
「ぐっ!」
苦悶の声を上げたのはステファノであった。左脇にマルチェルの掌打を受けて体ごと地面から吹き飛ばされた。
「それまで!」
組み手を見届けていたヨシズミが終了を宣した。
◆◆◆
「ふむ。骨には異常がないな。あざができるが、2、3日で普通に動けるだろう」
書斎に戻ったネルソンは片肌脱いだステファノの脇を調べて言った。手早く湿布を準備し、包帯で巻きつける。
「その様子ではオレとの手合わせは見送りだナ」
冷やかすようにヨシズミが言った。
「すみません。イドの鎧を吹き飛ばされました」
「少々手加減をしくじりました。すまなかったですね、ステファノ」
ステファノの謝罪に、マルチェルが自分の謝罪を重ねた。
「ふむ。目まぐるしい攻防だったことはわかるが、武術の素人である僕たちに何があったか説明してもらえるかね?」
ネルソンと共に門外漢の寂しさを味わっていたドイルが、しびれを切らせていった。
「では、わたしの口から説明いたしましょう」
マルチェルが立ち上がり、身振りを交えながら先程の組手について解説した。
「宣言通り、ステファノはイドの鎧をまとい、わたしに挑んで来ました。初手は右手で襟を取りに来ましたね」
「うん。それは見ていてわかった。それをマルチェルが外して、くるっと回ったんだな」
マルチェルの解説に、ドイルは自分が見た光景を重ねた。
「はい。しかし、本来あそこはわたしの投げが決まるはずでした。それをステファノがイドの力で回避したのです」
「ほう? イドというものは体や物にまとわせるだけでなく、独立して動かせるのかね?」
学者らしく、ドイルはイドの基本的な性質に興味を示した。
「いえ。自在に動かすというわけにはいきません。礫のように『撃ち出す』ことができるだけです。あの時俺は襟元に近づいた右手からイドを撃ち出して、マルチェルさんの体裁きを加速させました」
言わば「遠当て」の簡易版である。素早く飛ばす分、威力は小さい。
「思った以上の速さで回転させられたわたしは、投げを諦めて後ろ猿臂を狙いに行きました」
「猿臂というのは肘打ちかい? 怖いねぇ」
その動きもドイルは見届けていたようだった。
「本来背中からわたしを攻撃する予定だったステファノは、わたしの左ひじを見て、咄嗟に距離を取りました」
「背中にしがみつく戦い方もありましたが、締め技を知らない自分には向いていないと思ったんです」
密着してしまえば背中にいるステファノにマルチェルの打撃は届かない。そうしておいて首や肩を決めに行く戦い方もあっただろうが、技を知らないステファノが圧倒的に不利になったはずだ。
「わたしは離れていくステファノに向けて、猿臂を裏拳に変化させて追撃しました」
「そういう動きだったか。しつこい戦い方だ」
「しかし、これを予期していたステファノには拳が届きませんでした。わたしの方も届かぬことを前提に入れた牽制の一撃でした」
ステファノはマルチェルのイドを観ていた。イドの動きで攻撃の意図を先読みする技術を、ステファノはミョウシンとの乱取りの中で習得していた。
「わたしにはイドを見極めるギフトがありません。しかし、戦いの中で敵の『気』を読む技を身につけました。次に体のどの部分をどう動かそうとしているか、『気』の動きから読み取れるのです」
その技術が「鉄壁」と呼ばれるマルチェルの基本であった。体の動きを見切る技術と合わせて、相手の意図を完璧に読み切ることができる。
「それが今日はステファノに通じませんでした。あれは『逆・魔核混入』という奴ですね?」
「そうです。空気のイドを自分のイドに混入し、外から見えないようにしました」
イドの制御に関してはステファノの方が勝っていた。ステファノは数少ない自分の優位点を利用していたのだ。
「ここまでの応酬でステファノに先手を取られました。仕切り直し後もステファノに先手で蹴りを入れられ、わたしはそれを膝で受け止めました」
「あそこは避けるところを突いて行こうと考えていたのですが、完璧に受けられ、さらにこちらが押し倒されました」
ステファノの攻めは悪くなかった。「邯鄲の夢」があってこそ、マルチェルは瞬時に最適な返し技を撃ち出すことができたのだ。
「あそこの手順は大事なポイントでした。わたしはギフトを使って時間を引き延ばし、最適な対応を取ったのです」
マルチェルはギフトの使用を素直に認めた。
――――――――――
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
◆次回「第364話 それでは稽古になりませんからねえ。」
「率直に言って『邯鄲の夢』を使うことになるとは思っていませんでした」
所詮ステファノは初心者に過ぎない。手ほどきをしたのは他ならぬマルチェルであり、その実力や伸びしろまで知り尽くしているつもりだった。
ステファノには実戦の経験などあるはずもなく、身体能力も名人、達人からは程遠い。
自分を脅かすことなどあるはずがないと、マルチェルは思っていた。
「まともにやったら相手にならないのはわかっていました。だから出し惜しみせず、イドの制御を使わせてもらいました」
……
◆お楽しみに。
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