65 / 167
二章 猟犬の掟
第3話 断罪の果て〈前編 氷のくちづけ〉
しおりを挟む
3
……どうか、心安らかに。
カイムはそれ以外の言葉を、エマに寄せる事が出来なかったのだろう。彼はヨルムンガンドとの関わりを、言葉にして否定することはけして許されない。たとえどんな苦痛や悲しみを抱えようとも、私情は押し潰さなければならないのだから――カイムにはそれが出来る。何も無いように、心すら凍らせて微笑む。それがカイムなのだ。
涙が止まらなかった。それも熱い涙。
これは過ちなのだろうか。一番大切な人を悲しませてしまった。耐え続ける彼の、努力を踏み躙ってしまったかもしれない。けれど、この憎しみはどうすればいいのだろう。
胸の奥で、今もなお身を焦がすような焔が燃えている。
この焔を消せるものなど有りはしない。
――双生児を殺さない限り。
何故あれ程の暴虐をしても、今尚生きる事を許されるのか。全てを食い尽くし、犯し穢していく。その、おぞましく美しいさまは、まさに死を総べる王。死そのものが顕現している。それも残虐な死を。
エマの両親は使徒に殺された。その姿は相当酷かったらしく、エマはジェイドに長い事、口を噤まれていた。エマが十七歳になった時、事実を知らされた。両親は直ぐに死なないようなやり方で甚振られてから、食われたのだという。
その日、エマは吐いた。真実を打ち明けたジェイドを恨みもした。それはどこにもぶつけられない怒りから来るものだった。エマでは使徒すら殺す事が出来ず、綺士や王など見る事さえ出来ないのだ。それを十二分に理解出来る齢だった。
この怒りをどうすればいい。
よりによって王が猟犬の棲家に現れ、エマにも手の届くところにきたのだ。襲ったのは罪だろうか。あれ程、穢れた生き物はいない。それでも許されないのか。
分かっている。
許されない。許されないのだ。
エマの気持ちなど関係ない。
全ては大義の為に。これから死に行く幾万幾億の命を救う為に。
――それでも私は、過ちを犯すだろう。
エマが瞼を落としてから、どれだけの時が過ぎたか分からなくなる頃、扉がノックされた。掠れる声で返事をすると、扉が開き、エマは普通より高い位置にある顔へ薄く笑ってみせた。
茶髪茶眼の大男が眉根を寄せてエマを心配そうに見詰めている。
「ハルヒコ、仕事はどうしたの。そんなところに立っていないで部屋に入って来たら」
ハルヒコ・ホンダは影の猟犬の一人だ。東洋人と西洋人のハーフだが、身長はゴーストで二番目に高くジェイドに次ぐ。その恵まれた体格で、格闘技を得意としているのだが、人以外にはあまり意味が無いのが欠点だった。
ハルヒコは促されるまま、ベッドの側に置いてある椅子に座った。ハルヒコが座ると椅子が子供用の小さな椅子に様変わりしてしまう。
「チェスカル副隊長に聞いて来たんだ。エマが医療棟にいると。理由は知っている……すまない、余計なお世話だと思ったんだが、どうしても」
「ハルヒコは相変わらず気遣い屋ね。心配してるって素直に言ってくれてもいいの。嬉しいわ。来てくれて。余計なお世話だなんて思わない……独りでいると考えてしまうの。色々な事を。とても悪い事ばかりで、押し潰されてしまいそうになる」
「俺で良ければ、いつでも傍に居て話し相手になる。力不足かもしれないが、居ないよりはマシだって言って貰える様になれれば。俺は何を言っているんだろうな」
「ありがとう、ハルヒコ……私、そう言ってほしかったのかもしれない――カイムに、」涙が睫毛に溜まる。
ハルヒコは薄く笑んだ。エマの強い否定になりかねない言葉に、何も言わなかった。ただ優しくエマを見詰めている。
「……カイム様はね、エマのことが、とても大切なんだよ。猟犬なら誰でも解る。だから、猟犬もエマがとても好きだ。でも、きっとカイム様が、エマと出会わなかった未来があったとしても、猟犬はエマを好きになっていただろう。エマは一緒に戦っている仲間だ。痛みも分かち合ってきたのだから……俺は間違っているとは思わない、ヨルムンガンドと刺し違えても」
「ハルヒコは過ちだと、言わないのね」
「ステルスハウンドに生きる者なら誰でも理解できる。だからエマも間違ってはいないはずだ」
「ありがとう……でも、本当にごめんなさい。どんなに正しくても、間違っていても、カイムは私の元へ来てくれないわ」
カイムにどれだけ大切にされても、彼はエマのものではない。カイムは組織のものなのだ。――延いては王のもの。あまりにも大きな役割を負った、ノヴェクの血族、その主。エマ個人がカイムを繋ぎ止められるはずがない。分かっていながらなお、カイムを想う。
今、傍に居て欲しいと願っても、カイムはけしてエマに振り向かない。既に双生児を戴いているのだから。王以上の大事はない。それがこれ程に苦しい。
――憎むべき王は、大切な人の最も愛しい人になる。
それは酷く怖気を震う。
ハルヒコは眼を一時瞑ると、もう一度優しく微笑んだ。
「カイム様は例えエマの傍に居られなくとも、いつもエマの事を想っているはずだ。誰よりも強く」
「私は自分で思っていたより、ずっと欲張りだったみたい。カイムは私を絶対に見てくれない。私とカイムの想いは重ならないの。だから永遠に満たされたりしない。王はカイムを奪って行く」
「双生児が死ねば全てが終わる。カイム様も解放されるだろう。俺は双生児を討ち滅ぼす。その為に影に居るのだから。エマ、信じて待っていてくれ」
「……そうしてあなたも帰って来なくなる。いつまでも待って、待ち続けて。私を独りにしてしまう。皆、死んでしまった。何一つ遺さずに居なくなって、何事もなかった様に日常が過ぎ去って、いつの間にか過去になって行く。
もう、双生児には何一つ奪われたくない」
「それでも、俺は戦いたい。失いたくないから戦うんだ。それ以外、道はない」
「ごめんなさい、私、もう疲れたの。眠らせて」
ハルヒコは少し肩を落として、振り返りつつも部屋を去った。
失わない為に戦う。そして、失われて行くのだ。
何度も繰り返される言葉は呪詛のようにエマを蝕んでいた。堂々巡りの思考に溺れ、エマは虚空に手を伸ばすと、唇に冷ややかな感触を思い出して指でなぞってみた。
まるで死者とくちづけを交わしたかのような冴え冴えとした感慨。
死の王。
ヨルムンガンド――ヘルレイア。
ヘルレアはエマよりも背が低くて、寄り掛かった身体は、華奢で幼いとさえ言ってよかった。それなのに抱える力は強く、けして揺らぐ事はなかった。それは死でありながら、同時に確かな生でもあった。あまりにも苛烈で、抗う事が難しい生。何者にも侵されない生命。
眦から大粒の涙が重みを持って溢れ落ち、嗚咽を誘った。
エマの刃など通りはしないのだ。
憎しみも痛みも、全て王に対しては無力で何の意味のないものでしかない。エマなど取るに足りない、何の価値のない人間だ。だからこそカイムに求められた事はないし、これからもそれはないのだ。
……どうか、心安らかに。
カイムはそれ以外の言葉を、エマに寄せる事が出来なかったのだろう。彼はヨルムンガンドとの関わりを、言葉にして否定することはけして許されない。たとえどんな苦痛や悲しみを抱えようとも、私情は押し潰さなければならないのだから――カイムにはそれが出来る。何も無いように、心すら凍らせて微笑む。それがカイムなのだ。
涙が止まらなかった。それも熱い涙。
これは過ちなのだろうか。一番大切な人を悲しませてしまった。耐え続ける彼の、努力を踏み躙ってしまったかもしれない。けれど、この憎しみはどうすればいいのだろう。
胸の奥で、今もなお身を焦がすような焔が燃えている。
この焔を消せるものなど有りはしない。
――双生児を殺さない限り。
何故あれ程の暴虐をしても、今尚生きる事を許されるのか。全てを食い尽くし、犯し穢していく。その、おぞましく美しいさまは、まさに死を総べる王。死そのものが顕現している。それも残虐な死を。
エマの両親は使徒に殺された。その姿は相当酷かったらしく、エマはジェイドに長い事、口を噤まれていた。エマが十七歳になった時、事実を知らされた。両親は直ぐに死なないようなやり方で甚振られてから、食われたのだという。
その日、エマは吐いた。真実を打ち明けたジェイドを恨みもした。それはどこにもぶつけられない怒りから来るものだった。エマでは使徒すら殺す事が出来ず、綺士や王など見る事さえ出来ないのだ。それを十二分に理解出来る齢だった。
この怒りをどうすればいい。
よりによって王が猟犬の棲家に現れ、エマにも手の届くところにきたのだ。襲ったのは罪だろうか。あれ程、穢れた生き物はいない。それでも許されないのか。
分かっている。
許されない。許されないのだ。
エマの気持ちなど関係ない。
全ては大義の為に。これから死に行く幾万幾億の命を救う為に。
――それでも私は、過ちを犯すだろう。
エマが瞼を落としてから、どれだけの時が過ぎたか分からなくなる頃、扉がノックされた。掠れる声で返事をすると、扉が開き、エマは普通より高い位置にある顔へ薄く笑ってみせた。
茶髪茶眼の大男が眉根を寄せてエマを心配そうに見詰めている。
「ハルヒコ、仕事はどうしたの。そんなところに立っていないで部屋に入って来たら」
ハルヒコ・ホンダは影の猟犬の一人だ。東洋人と西洋人のハーフだが、身長はゴーストで二番目に高くジェイドに次ぐ。その恵まれた体格で、格闘技を得意としているのだが、人以外にはあまり意味が無いのが欠点だった。
ハルヒコは促されるまま、ベッドの側に置いてある椅子に座った。ハルヒコが座ると椅子が子供用の小さな椅子に様変わりしてしまう。
「チェスカル副隊長に聞いて来たんだ。エマが医療棟にいると。理由は知っている……すまない、余計なお世話だと思ったんだが、どうしても」
「ハルヒコは相変わらず気遣い屋ね。心配してるって素直に言ってくれてもいいの。嬉しいわ。来てくれて。余計なお世話だなんて思わない……独りでいると考えてしまうの。色々な事を。とても悪い事ばかりで、押し潰されてしまいそうになる」
「俺で良ければ、いつでも傍に居て話し相手になる。力不足かもしれないが、居ないよりはマシだって言って貰える様になれれば。俺は何を言っているんだろうな」
「ありがとう、ハルヒコ……私、そう言ってほしかったのかもしれない――カイムに、」涙が睫毛に溜まる。
ハルヒコは薄く笑んだ。エマの強い否定になりかねない言葉に、何も言わなかった。ただ優しくエマを見詰めている。
「……カイム様はね、エマのことが、とても大切なんだよ。猟犬なら誰でも解る。だから、猟犬もエマがとても好きだ。でも、きっとカイム様が、エマと出会わなかった未来があったとしても、猟犬はエマを好きになっていただろう。エマは一緒に戦っている仲間だ。痛みも分かち合ってきたのだから……俺は間違っているとは思わない、ヨルムンガンドと刺し違えても」
「ハルヒコは過ちだと、言わないのね」
「ステルスハウンドに生きる者なら誰でも理解できる。だからエマも間違ってはいないはずだ」
「ありがとう……でも、本当にごめんなさい。どんなに正しくても、間違っていても、カイムは私の元へ来てくれないわ」
カイムにどれだけ大切にされても、彼はエマのものではない。カイムは組織のものなのだ。――延いては王のもの。あまりにも大きな役割を負った、ノヴェクの血族、その主。エマ個人がカイムを繋ぎ止められるはずがない。分かっていながらなお、カイムを想う。
今、傍に居て欲しいと願っても、カイムはけしてエマに振り向かない。既に双生児を戴いているのだから。王以上の大事はない。それがこれ程に苦しい。
――憎むべき王は、大切な人の最も愛しい人になる。
それは酷く怖気を震う。
ハルヒコは眼を一時瞑ると、もう一度優しく微笑んだ。
「カイム様は例えエマの傍に居られなくとも、いつもエマの事を想っているはずだ。誰よりも強く」
「私は自分で思っていたより、ずっと欲張りだったみたい。カイムは私を絶対に見てくれない。私とカイムの想いは重ならないの。だから永遠に満たされたりしない。王はカイムを奪って行く」
「双生児が死ねば全てが終わる。カイム様も解放されるだろう。俺は双生児を討ち滅ぼす。その為に影に居るのだから。エマ、信じて待っていてくれ」
「……そうしてあなたも帰って来なくなる。いつまでも待って、待ち続けて。私を独りにしてしまう。皆、死んでしまった。何一つ遺さずに居なくなって、何事もなかった様に日常が過ぎ去って、いつの間にか過去になって行く。
もう、双生児には何一つ奪われたくない」
「それでも、俺は戦いたい。失いたくないから戦うんだ。それ以外、道はない」
「ごめんなさい、私、もう疲れたの。眠らせて」
ハルヒコは少し肩を落として、振り返りつつも部屋を去った。
失わない為に戦う。そして、失われて行くのだ。
何度も繰り返される言葉は呪詛のようにエマを蝕んでいた。堂々巡りの思考に溺れ、エマは虚空に手を伸ばすと、唇に冷ややかな感触を思い出して指でなぞってみた。
まるで死者とくちづけを交わしたかのような冴え冴えとした感慨。
死の王。
ヨルムンガンド――ヘルレイア。
ヘルレアはエマよりも背が低くて、寄り掛かった身体は、華奢で幼いとさえ言ってよかった。それなのに抱える力は強く、けして揺らぐ事はなかった。それは死でありながら、同時に確かな生でもあった。あまりにも苛烈で、抗う事が難しい生。何者にも侵されない生命。
眦から大粒の涙が重みを持って溢れ落ち、嗚咽を誘った。
エマの刃など通りはしないのだ。
憎しみも痛みも、全て王に対しては無力で何の意味のないものでしかない。エマなど取るに足りない、何の価値のない人間だ。だからこそカイムに求められた事はないし、これからもそれはないのだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
第2の人生は、『男』が希少種の世界で
赤金武蔵
ファンタジー
日本の高校生、久我一颯(くがいぶき)は、気が付くと見知らぬ土地で、女山賊たちから貞操を奪われる危機に直面していた。
あと一歩で襲われかけた、その時。白銀の鎧を纏った女騎士・ミューレンに救われる。
ミューレンの話から、この世界は地球ではなく、別の世界だということを知る。
しかも──『男』という存在が、超希少な世界だった。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる