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二章 猟犬の掟
第3話 断罪の果て〈後編 鉄槌〉
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「東占領区へは二度と行くな」
ヘルレアの強い声に室内は静まり返った。カイムが東占領区への進行に付いての話を、切り出して直ぐの事だった。
「戦力差に付いては、結局、王頼りですが、関係筋は僕達で調査可能です。東占領区に入らずともクシエルの動向はある程度ですが探れます。ステルスハウンドの諜報員は優秀ですから。上手く行けば巣にまで辿り着けるかもしれません」
「違う。あれは堕綺羅かもしれない」
ヘルレアがその言葉を口に出した瞬間、部屋に居る全員が息を呑んだ。それは王の口から聞くには、あまりにも禁忌に等しい言葉だったからだ。
カイムとチェスカルが逡巡する中、ジェイドがヘルレアへ歩み寄る。
「馬鹿な。そんなものが……もし本当に堕綺羅ならば数百年振りの凶事だぞ」
「私自身、信じられない。だが、あの時事故車の近くで、綺士が頭をもがれて殺されていただろう。綺士に対して、あの殺し方が出来るのは双生児か同じ綺士だけだ。そして、あの綺士は、死んで数十時間以上経ってなおも、綺士としての原型を留め続けて、その上で人間に戻っていなかった可能性が高い。それが、どういう事か分かるはず」
綺士及び使徒は、死んだ瞬間から人へと戻って行く。完全に人の姿に戻るのには個体差があるものの、動かしようのない絶対的な真理であった。しかし、王自らの手によって真理から逸脱させられる綺士がいる。
死してなお、人には戻れない――。
それは綺士が、王に最大級の罪を犯した証だった。
ジェイドが渋い顔で腕を組んでいる。その姿には僅かな焦りが滲み出ていた。思案顔でヘルレアを見据えた。
「しかし、それはまだ、ただの憶測に過ぎないのだろう。正確な死亡時刻などは王にも分からないはずだ。そもそも綺士殺しも堕綺羅が理由だとは限らない。王に命じられて、綺士同士で殺し合ったのかもしれない……それも異常だが。その方が堕綺羅よりも可能性が高い」
「成功を急ぐあまり危機的な可能性を無視して、お前は堕綺羅の道連れになる気か。東占領区の状況は普通ではなかった。ジェイドは爆散された現場をその目で見た筈だ。はっきりと言おう、あれは偽巣の滅殺痕だ。あれは手始めにしか過ぎない。クシエルがどこまで堕綺羅の罪を責め立てるか分からないが、堕綺羅の番《つがい》になった血族縁者は確実に根絶やしにされるだろう」
――堕綺羅。
それは王に背いた綺士に下だされる烙印。
綺士は王へと忠誠を誓う。王命に背かず、全身全霊を捧げる、と。人と綺士、ニ形を授けられたその時に、盟約を結ぶ。
綺士には最大の禁忌がある。王に付き従うべき綺士が背反して、王の様に振る舞い、営巣の真似をする事だ。それを偽巣という。偽巣を営む綺士は、それ以降堕綺羅と呼ばれる。
堕綺羅は王に知られた瞬間から、最も優先するべき抹殺対象とされ、偽巣のある土地は包囲される。
「今ならまだ、僕達に救えませんか。他の組織に協力を仰いで――あるいは連合軍に願い出て。堕綺羅の罪から人々を断ち切れないのですか」
「それはヨルムンガンドを殺すという意味か。既に分かっているはずだ。お前達にヤツを殺すことはできない。だいたい、連合軍だと? 先代を忘れたというのか。爆撃で殺し損ねた代償は如何ほどだった。どういう経緯で生まれた連合軍だと思っている。あいつらが動くわけがないだろう」
「……現実が見えていませんでした。連合軍は有ってないようなものですね」
「私はクシエルと戦ってみて実感した。いくら人間の技術が発達しようとも、人間がヨルムンガンドを殺すことは許されない」
「できない、ではなく、許されない、か……」
カイムは顔を拭う。
「先代の王、レグザイア――レグザは当時の人間が持ち得る力の限界を、軽々と踏み越えていきました。そして、報復の傷は今なお深く残されています。
現在において、ヨルムンガンドは国家不可触とされ完全に忌まれているのです。
それ故に、僕達のような古き組織が重武装を暗黙のうちに許されました。これが我が組織の近代に至る認識です。
そして、僕達とて当時から足踏みしているわけではありません。十分とは言えませんが、猟犬の一般兵でも使徒を殺せるだけの力を手に入れました。だから、信じたのです。綺士を殺せると。王にすら手が届くと。
ですが、これは馬鹿げた夢物語だったのです。僕達は王へ一歩も近付いてさえいませんでした」
「悪夢のなかで見る夢物語も、所詮は悪夢に過ぎなかったというわけだ。ヘルレアがクシエルに出会った瞬間、俺達の夢は覚めた」
「本当に堕綺羅ならば、これから時化が起こる。そうすればいずれ白黒はっきりする。人は近付くことさえまともにできなくなるだろう――東占領区で病が流行るのはそう遠くない」
「東占領区の動向を監視し続けます」
「時化の瘴気は土地を穢し大気を穢す。人は穢れに当てられればいずれ使徒になる。堕綺羅断罪の土地で起こる時化は、自然発生的な時化と比べ物にならない程穢れが強く範囲も広い。だからたとえ私が成熟した王で、断罪にさえ対抗出来る力を持っていたとしても、堕綺羅への制裁には関わらないだろう。それだけ時化は厄介なんだ。一度穢れれば落とすのは困難だという。後々災厄を招くのは明らかだ」
今まで控えていたチェスカルは、俯いていた。
「……無力ですね。王や綺士による意思の介在する死に、時化による自然発生的な使徒がもたらす死。逃げ惑う人々を思えど、我々が関われば関わるほど使徒を増やしていくという悪循環」
いつの間にか部屋は色を失い、暗く重たい空気に包まれていた。カイムは言うべき言葉が見付からず、ただただ平然と話を続けるヘルレアを見ているしかない。
ヘルレアは凜とした様子そのまま、机に着くカイムへ目線を下げて来た。ヘルレアと殆ど見合う形になると、青い瞳が無感動に開かれているのが見えた。
「堕綺羅と偽巣を葬ったと推測すると、これからクシエルは総力でもって殺しにかかる。ヤツ自らが殲滅に手を下す以上、終わりにそう時はかからない」
「分かりました……ステルスハウンドの役割は終わったのです。もう東占領区に関わる事はありません。――捨て置きましょう」
カイムは拳を握り込む。
これはステルスハウンドの罪であり、同時に決断を下したカイムの罪だ。対双生児組織としてありながら、双生児による災禍である堕綺羅への断罪に人々が巻き込まれて、殺されて行くのを黙認したのだ。
しかし、カイムは守らねばならないのだ。組織を、組員を、親しい人々を、延いてはヘルレアを。
人は平等ではないと言う。カイムに取ってもそれは同じで、それはあまりにも明確で、残酷に突き付けられた現実だ。
ヘルレアがカイムへ手を伸ばして来る。カイムが自然身を引くと、ヘルレアは彼の額を指で弾いた。ヘルレアの顔には何も浮かんでいなかったが、何となく苦く笑みを返すと、王は鼻で嗤った。
「カイム、自分の言葉で自分自身を傷付けることはない。背負わなければならないのは、お前だけではないだろう。一人で背負ってる気になって格好つけるな」
カイムはヘルレアの氷のような容貌に、どこか気遣う色を見て、王の奇妙な人間性を密やかに微笑む。
ジェイドは勢いに任せて、大股を広げ床に座り込んでしまった。もう、ヤケを起こしているようにしかみえない。
「……あのカップケーキを出してくれたご老人達も、堕綺羅の犯した罪によって、罰を受けるのだろうか」
ヘルレアは何も言わなかった。
「東占領区へは二度と行くな」
ヘルレアの強い声に室内は静まり返った。カイムが東占領区への進行に付いての話を、切り出して直ぐの事だった。
「戦力差に付いては、結局、王頼りですが、関係筋は僕達で調査可能です。東占領区に入らずともクシエルの動向はある程度ですが探れます。ステルスハウンドの諜報員は優秀ですから。上手く行けば巣にまで辿り着けるかもしれません」
「違う。あれは堕綺羅かもしれない」
ヘルレアがその言葉を口に出した瞬間、部屋に居る全員が息を呑んだ。それは王の口から聞くには、あまりにも禁忌に等しい言葉だったからだ。
カイムとチェスカルが逡巡する中、ジェイドがヘルレアへ歩み寄る。
「馬鹿な。そんなものが……もし本当に堕綺羅ならば数百年振りの凶事だぞ」
「私自身、信じられない。だが、あの時事故車の近くで、綺士が頭をもがれて殺されていただろう。綺士に対して、あの殺し方が出来るのは双生児か同じ綺士だけだ。そして、あの綺士は、死んで数十時間以上経ってなおも、綺士としての原型を留め続けて、その上で人間に戻っていなかった可能性が高い。それが、どういう事か分かるはず」
綺士及び使徒は、死んだ瞬間から人へと戻って行く。完全に人の姿に戻るのには個体差があるものの、動かしようのない絶対的な真理であった。しかし、王自らの手によって真理から逸脱させられる綺士がいる。
死してなお、人には戻れない――。
それは綺士が、王に最大級の罪を犯した証だった。
ジェイドが渋い顔で腕を組んでいる。その姿には僅かな焦りが滲み出ていた。思案顔でヘルレアを見据えた。
「しかし、それはまだ、ただの憶測に過ぎないのだろう。正確な死亡時刻などは王にも分からないはずだ。そもそも綺士殺しも堕綺羅が理由だとは限らない。王に命じられて、綺士同士で殺し合ったのかもしれない……それも異常だが。その方が堕綺羅よりも可能性が高い」
「成功を急ぐあまり危機的な可能性を無視して、お前は堕綺羅の道連れになる気か。東占領区の状況は普通ではなかった。ジェイドは爆散された現場をその目で見た筈だ。はっきりと言おう、あれは偽巣の滅殺痕だ。あれは手始めにしか過ぎない。クシエルがどこまで堕綺羅の罪を責め立てるか分からないが、堕綺羅の番《つがい》になった血族縁者は確実に根絶やしにされるだろう」
――堕綺羅。
それは王に背いた綺士に下だされる烙印。
綺士は王へと忠誠を誓う。王命に背かず、全身全霊を捧げる、と。人と綺士、ニ形を授けられたその時に、盟約を結ぶ。
綺士には最大の禁忌がある。王に付き従うべき綺士が背反して、王の様に振る舞い、営巣の真似をする事だ。それを偽巣という。偽巣を営む綺士は、それ以降堕綺羅と呼ばれる。
堕綺羅は王に知られた瞬間から、最も優先するべき抹殺対象とされ、偽巣のある土地は包囲される。
「今ならまだ、僕達に救えませんか。他の組織に協力を仰いで――あるいは連合軍に願い出て。堕綺羅の罪から人々を断ち切れないのですか」
「それはヨルムンガンドを殺すという意味か。既に分かっているはずだ。お前達にヤツを殺すことはできない。だいたい、連合軍だと? 先代を忘れたというのか。爆撃で殺し損ねた代償は如何ほどだった。どういう経緯で生まれた連合軍だと思っている。あいつらが動くわけがないだろう」
「……現実が見えていませんでした。連合軍は有ってないようなものですね」
「私はクシエルと戦ってみて実感した。いくら人間の技術が発達しようとも、人間がヨルムンガンドを殺すことは許されない」
「できない、ではなく、許されない、か……」
カイムは顔を拭う。
「先代の王、レグザイア――レグザは当時の人間が持ち得る力の限界を、軽々と踏み越えていきました。そして、報復の傷は今なお深く残されています。
現在において、ヨルムンガンドは国家不可触とされ完全に忌まれているのです。
それ故に、僕達のような古き組織が重武装を暗黙のうちに許されました。これが我が組織の近代に至る認識です。
そして、僕達とて当時から足踏みしているわけではありません。十分とは言えませんが、猟犬の一般兵でも使徒を殺せるだけの力を手に入れました。だから、信じたのです。綺士を殺せると。王にすら手が届くと。
ですが、これは馬鹿げた夢物語だったのです。僕達は王へ一歩も近付いてさえいませんでした」
「悪夢のなかで見る夢物語も、所詮は悪夢に過ぎなかったというわけだ。ヘルレアがクシエルに出会った瞬間、俺達の夢は覚めた」
「本当に堕綺羅ならば、これから時化が起こる。そうすればいずれ白黒はっきりする。人は近付くことさえまともにできなくなるだろう――東占領区で病が流行るのはそう遠くない」
「東占領区の動向を監視し続けます」
「時化の瘴気は土地を穢し大気を穢す。人は穢れに当てられればいずれ使徒になる。堕綺羅断罪の土地で起こる時化は、自然発生的な時化と比べ物にならない程穢れが強く範囲も広い。だからたとえ私が成熟した王で、断罪にさえ対抗出来る力を持っていたとしても、堕綺羅への制裁には関わらないだろう。それだけ時化は厄介なんだ。一度穢れれば落とすのは困難だという。後々災厄を招くのは明らかだ」
今まで控えていたチェスカルは、俯いていた。
「……無力ですね。王や綺士による意思の介在する死に、時化による自然発生的な使徒がもたらす死。逃げ惑う人々を思えど、我々が関われば関わるほど使徒を増やしていくという悪循環」
いつの間にか部屋は色を失い、暗く重たい空気に包まれていた。カイムは言うべき言葉が見付からず、ただただ平然と話を続けるヘルレアを見ているしかない。
ヘルレアは凜とした様子そのまま、机に着くカイムへ目線を下げて来た。ヘルレアと殆ど見合う形になると、青い瞳が無感動に開かれているのが見えた。
「堕綺羅と偽巣を葬ったと推測すると、これからクシエルは総力でもって殺しにかかる。ヤツ自らが殲滅に手を下す以上、終わりにそう時はかからない」
「分かりました……ステルスハウンドの役割は終わったのです。もう東占領区に関わる事はありません。――捨て置きましょう」
カイムは拳を握り込む。
これはステルスハウンドの罪であり、同時に決断を下したカイムの罪だ。対双生児組織としてありながら、双生児による災禍である堕綺羅への断罪に人々が巻き込まれて、殺されて行くのを黙認したのだ。
しかし、カイムは守らねばならないのだ。組織を、組員を、親しい人々を、延いてはヘルレアを。
人は平等ではないと言う。カイムに取ってもそれは同じで、それはあまりにも明確で、残酷に突き付けられた現実だ。
ヘルレアがカイムへ手を伸ばして来る。カイムが自然身を引くと、ヘルレアは彼の額を指で弾いた。ヘルレアの顔には何も浮かんでいなかったが、何となく苦く笑みを返すと、王は鼻で嗤った。
「カイム、自分の言葉で自分自身を傷付けることはない。背負わなければならないのは、お前だけではないだろう。一人で背負ってる気になって格好つけるな」
カイムはヘルレアの氷のような容貌に、どこか気遣う色を見て、王の奇妙な人間性を密やかに微笑む。
ジェイドは勢いに任せて、大股を広げ床に座り込んでしまった。もう、ヤケを起こしているようにしかみえない。
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