最初から最強ぼっちの俺は英雄になります

総長ヒューガ

文字の大きさ
296 / 481
日本

二百九十六話 諦めないこと

しおりを挟む
第2ラウンドの後半

ベルアが本気を出さない理由は、本気を出さなくてもリンジェを倒せるから。本気を出したら殺してしまうから、ブラックナイトに加入出来なるからだと話した

(私、もしかしてベルアさんに舐められてる?今の私は弱いからって舐めてる……………)

「もしかして私のこと舐めてる?ベルアさん」

「舐めてはいないね、でもその実力だと多分舐められるね。君は中途半端に成長をさせられた、君の師匠がなんだかは知らないけど、その師匠の教えはダメダメみたいだね」

「ルリシアさんが……………中途半端に私を成長させた…………?」

中途半端に成長させた理由はきっとあるはずなのだが、リンジェはまだそれに気付いていない。だがベルアは今、結構なヒントをリンジェに与えてくれた

中途半端に成長をさせた、それは何故だろうか、なんでなんだろうか。それをアンリデットが説明してくれる

武翠side

リンジェとベルアの会話を聞いていた武翠達は

「中途半端にリンジェを成長させたのはなんでなんだ?」

「多分そのルリシアちゃんって子はぁ、リンジェちゃん自身に気付いて欲しかったんだろうねェ。答えばかり教えても強くはなれないからねェ、だからルリシアちゃんはリンジェちゃんに完全ではなくねェ、中途半端に成長させたんだろうねェ」

「確かに………………リンジェさんは少しずつ進化はしていっていますけれど……………でも今は完全ではありませんわね、それを気付かせるためにそうさせましたわね」

「そういう事になるねェ」

修行で答えを出してしまうと甘えと同じになってしまうため、ルリシアは答えを教えず、ヒントだけをリンに叩き込んだ

修行で答えだけを教えてしまうと成長しない者と成長する者が現れるが、リンジェはその成長しない者の部類だった。それに逸早く気付いたルリシアは答えは教えなかった

ヒントだけを教えて修行をさせていた、クレアも同じだ、成長しない者となる。だからクレアにもリンジェと同じようにヒントだけを教えていた

敵がゆっくり見える、速度遅延。敵をよく見ることで敵の行動がゆっくり見えるようになる。そして敵の行動を止める、時間停止、時間停止は敵を更によく見ることで勝手に発動され、敵が止まる

その上に加えた、リンジェの力、リンジェが教わったのは弓だけじゃなかった。だからそれを使えば、勝てるのかもしれない

「でもベルアって子もまだ力を隠しているように見えるぞ、ブラックナイトである者があそこまで弱くは無いのじゃ、武翠と今のベルアという子が戦ったらボコボコにされるのじゃ」

「あはは………………でも確かに隠しているように見えるな」

「いきなり化け物になったりしませんか?」

「有り得るかもしれぬ、ブラックナイトで化け物は何人おったか分かるか?」

「闇植物…………ハーメルン…………ウィン・カラッタ…………ですかね、3人も化け物になっていますよ」

「ブラックナイトに後2人居てもおかしくは無いのう」

「「2人!?」」

                ミラエルとエレナが同時に驚いた、驚くのも無理は無いだろう。ブラックナイトに後2人化け物に変わる人物が居るのだから、ブラックナイトの中の誰かが化け物へと変化する。今の場面で一人目が誰なのか気付いている人も居るだろう、だが誰が化け物に変化をするかは言わないでおこう。そうなるんだとしたら戦いはまだまだ長くなるだろう、ブラックナイトvs英雄ギルドとの戦いは長引いていく。化け物が出るんだとしたらそうなるだろう、既に化け物になった敵は数名居る
                 闇植物、ハーメルン、ウィン・カラッタ。8人もブラックナイトが居る中で3人も化け物になっている、そして更に2人化け物になるんだとしたら、合計5人化け物になっていることとなる。それでも連勝している英雄ギルドは更に化け物であった、化け物は化け物の魔力、力で押し切る。それが英雄ギルドのやり方、勝ち方であった。だからリンジェもきっとそうなると

願うばかりだった

(リンジェ、気付いて答えへ辿り着け、その先は進化なのだから)

リンジェside

まだ気付けていないリンジェはまだ進化へ辿り着けていない

(どういうこと…………?これを気付けない私ってもしかして馬鹿………?でも分からない……………)

「答えが見つからないのかい?そうしたら、君の負けかもしれないね。答えに辿り着けていない者はやられる」

「そ、そんな事ない!答えに辿り着けていないんだとしても、私は貴方に勝てる!!」

「じゃあ、もう一段階スピードを上げて分からせてあげるよ。今の君がどれだけ未熟者かをね」

武器を握る

足に力を入れているのか、地面に足跡がついている。この場所はあまり付きにくい場所なのだが足跡かまついている

一歩目、来る

瞬きをした瞬間、目の前からベルアは消えていた。ベルアは後ろで鞘に短剣をしまった。その音だけが聞こえた

頬を狙われたリンジェは傷口から毒回り、左の視界を失った

「っ……………痛い……………痛いっ……………!」

リンジェは左目を痛がっていた

「今の君の実力が分かったかい?僕はとりあえずその厄介な目を片方潰させて貰ったよ、直ぐに見切ってくるからね。あーあ、僕がせっかくヒントを上げたのに君はこれか。今の君は弱いね、ブラックナイトにも全く刃が立たない、君は一体、そのルリシアという子から何を学んで来たんだい?」

ベルアから正論を言われた

「私…………は……………」

~回想~

リンジェがまだ復活して来て間もない頃、リンジェはクレアと一緒にやっていたが、いつも遅れていた

いつも一番に疲れていた

素振り1000回

「はぁ…………はぁ…………はぁ……………」

「リンジェ!遅れている!クレアに合わせるんだ!」

「頑張って!リンジェ!」

「む…………り…………!」

「無理のまま居たら!何も成長しないからな!成長したいのなら、頑張れリンジェ!」

そうこの時は頑張るために必死だった、だがそれでも休んでいたせいか訛りが出ていて、直ぐに疲れてしまっている、だからいつも置いてかれている

クレアが応援をしているが、無理で体力切れで諦めようとしていた。体力が無いと何も出来ない、ルリシアも応援してリンジェを立ち上がらせようとしているが無理だった

ルリシア自身も心が痛み、休憩を入れた

風に当たっているリンジェの隣に座ってきたクレア

「大丈夫?」

「うん……………ごめんね、クレアさん……………私、体力無くて毎回クレアさんに迷惑かけてる……………」

「いいよいいよ、最初の方は仕方ないよ。しかも誘ったのは私だからね、私が誘って嫌とかはない?」

「全然無いよ!クレアさんのおかげで毎日頑張れてる……………でも、体力切れが原因でなんも出来ない…………」

落ち込みながら下を向いてしまうリンジェ、いつも一番に、いつも一番最初に体力切れしてしまうリンジェは心が痛んでしまう。せっかくクレアに誘われたのに

せっかくクレアとやれているのに、一番最初に体力切れしているせいでいつも迷惑かけている。だから何やっても努力してもどうもならないんじゃないかと思い始めてしまった

そんな時、クレアは肩をトントンと優しく叩いた

「リンジェ、最初はしょうがないと思う。訛るってことは…………修行だから段々慣れて行くよ。まだ初めて1週間くらいだからね、直ぐに上達は出来ないよ」

「クレアさん………………でも私は…………クレアさんと一緒に強くなりたいし……………」

「だから必死だったんだね………………でも自身の速さでやらなきゃ、ルリシアも確かに追い付けとは言ってたけど、やめるなとは言ってなかったからね……………じゃあ、分かった。私もリンジェと同じ速さにする。でも条件がある」

「条件……………?」

「うん、最後の最後まで頑張ること、疲れたからって諦めないこと。分かった?」

「うん!それなら頑張る!」

「よし、じゃあ、明日も頑張ろっか!」

「うん!」

クレアに背中を押されたことにより、リンジェはクレアと共にまた頑張ることにした

後編へ続く
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

やさしい異世界転移

みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公 神洞 優斗。 彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった! 元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……? この時の優斗は気付いていなかったのだ。 己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。 この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜

平明神
ファンタジー
 ユーゴ・タカトー。  それは、女神の「推し」になった男。  見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。  彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。  彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。  その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!  女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!  さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?  英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───  なんでもありの異世界アベンジャーズ!  女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕! ※不定期更新。 ※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

特に呼ばれた記憶は無いが、異世界に来てサーセン。

黄玉八重
ファンタジー
水無月宗八は意識を取り戻した。 そこは誰もいない大きい部屋で、どうやら異世界召喚に遭ったようだ。 しかし姫様が「ようこそ!」って出迎えてくれないわ、不審者扱いされるわ、勇者は1ヶ月前に旅立ってらしいし、じゃあ俺は何で召喚されたの? 優しい水の国アスペラルダの方々に触れながら、 冒険者家業で地力を付けながら、 訪れた異世界に潜む問題に自分で飛び込んでいく。 勇者ではありません。 召喚されたのかも迷い込んだのかもわかりません。 でも、優しい異世界への恩返しになれば・・・。

人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)

葵セナ
ファンタジー
 主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?  管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…  不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。   曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!  ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。  初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)  ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。

俺は善人にはなれない

気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。

アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~

うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」  これしかないと思った!   自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。  奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。  得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。  直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。  このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。  そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。  アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。  助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。

処理中です...