最初から最強ぼっちの俺は英雄になります

総長ヒューガ

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日本

三百十二話 嫌われている氷王

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ミラエルside

コールド帝国に帰ってきたミラエル

クエスト「これからを決めて出発せよ、ノア・ミラエル編」

「久しぶりですね、ここに帰ってくるの………………やはりこれからのことを考えてしまいますね」

空を見ながら呟いた

「まだ良い国なんですね、コールド帝国って。相変わらず氷が綺麗ですね…………変わってません、でも私の家…………ありましたっけ?」

お母さんが居ない今、家すら無いミラエルだった

そもそもミラエルのことを知っている人は居るのだろうか、居なかったら居なかったらで逆に悲しいが多分居ないだろう

「あ、私、氷王で嫌われているんでした、てへぺろっ」

コソコソ話が聞こえてきた

「あれって氷王ミラエルよね?」

「なんで居るんだ?」

「なんでこっちに居るんだよ、どっかに行けよ」

「迷惑だわ、というか殺されるから逃げようぜ」

コソコソ話をしている奴らは逃げて行った、どうやらミラエルはコールド帝国に歓迎されていないらしい。まだ氷王ミラエルと呼ばれていた、なんでコールド帝国の時に言われなかったかと言うと、ミラエルの隣に仲間が居たからだ

仲間が居ると何も言えないのはどこの国も同じだろう、コソコソ話をするのが一番現実味がある。まだ氷王ミラエルという噂は離れていないらしい、氷王ミラエルに近づくと殺されるとか言われるミラエルであった。少し悲しい

「トホホ…………私ってば嫌われまくりピーポーですね…………まぁ、私は氷王ですから、あはははは!あははは…………あはは………ガクり…………」

ガクりと悲しんでいた

「まぁ、仕方ありませんよね。過去は変えられませんし……………人を殺したのは間違えありませんから」

こんなにも嫌われているのは自分のせいだと言った、過去は変えたくても変えれない。氷王・ノア・ミラエルが親友を殺したことも変えられない、本当に殺した。何も言い返せることなんてない、嫌われるのは当然のことだった

でもミラエルは嫌われていてもポジティブになるようになった、コソコソ話なんて言わせておけばいい、気にする必要なんてなかった。気にしたら負けだ、気にしたら多分絡んでくるから気にしないでおいた。これが今のミラエルに出来ること

何でもポジティブに居ることが大事

「さて、私はこれからの事を決めてさっさと出発しますか。私の実家行ってみますか、誰も居ませんけどね!」

実家に行ってみた

扉を開けた

だが誰も居ない、もうお母さんは亡くなっている。懐かしいと思ったお母さんとここに住んでいたことが懐かしかった

「懐かしいですね、お母さんは見ているでしょうか……………天国から私の事、ちゃんと見てくださいね」

空を見ながら言った

リビングに向かい、椅子に座った

「座り心地がいいですね、というかこの家…………撤去しなかったんですね、なんだかんだ優しい国だと私は思いますよ。普通なのかは分かりませんが、家を撤去する人が居るかもしれませんし」

なんだかんだ優しい国民達であった、この家を撤去しない時点で優しいだろう。まだ優しい気持ちが残っている証拠だ、優しく無かったら、犯罪者の家なんて撤去しているはずだ。だから優しい、優しくしたくて仕方ないのだろう

ミラエルはまだこの帝国を好きでいる、犯罪を犯したがまだ好きでいる。優しい帝国が大好きだった、友達のように接してくれたあの時が大好きだった。その大好きという愛情も多分伝わっているはずだろう、いや伝わっていてほしい

ミラエルは家を歩き回る、何か無いかを探していた

「あ、懐かしいですね、写真。初めて手に入れたこの写真機で写真を撮ったんですよね……………懐かしいです、本当に………」

~回想~

まだ本当にミラエルが小さい頃

「見てミラエル、初めての写真機よ!一緒に撮らない?」

「写真撮ったら魂抜けるとかなんとか言ってました、だから魂が抜けてしまいます、絶対に撮りません!」

「えぇ~魂なんて抜けないわよ~、それはただの噂にすぎないわ、家族写真だから撮らない?一枚だけでいいの!お願いっ」

「はぁ……………仕方ないですね……………」

仕方なく撮ることにした

家族写真なんて嬉しくない、ここまではそう思っていた。家族写真なんて大事じゃない、必要無いと思っていた。だから写真なんて断っていた、嫌いだから断っていた。でもお母さんとの家族写真は大事だと思ったミラエルは仕方なく撮ることにした

家族写真はやっていいこと、魂なんて抜けるはずがないのだから家族写真はちゃんと撮らないといけない。写真を撮って魂が抜けるのはただの噂話だろう、ミラエルはその噂を信じてしまったから写真を撮らないと言い始めた、ミラエルは結構噂を信じるタイプであった

そして家族写真を撮ろうとして並ぶ

「ミラエルの隣にいるけれど……………私、臭くないかしら?」

「臭くないですよ、例えお母さんが臭くても気にしませんから」

「気にして!?そこは気にして欲しいわよ!」

「そういうもんなんですか?」

「そういうものよ……………素直に言って欲しいわ、臭かったらだけど」

「臭くないですよ、むしろ服からいい匂いしてます」

お母さんはホッとした

歳を取っていとも匂いは気にしてしまう可愛いお母さんであった、臭いとミラエルに嫌われてしまうと思い最初に匂いをミラエルに確認させた。匂いを嗅がせて臭いと言われなかった事に嬉しく思った、臭いなんて言われたら多分落ち込んでいただろう

素直に言ってくれるのはお母さんとして嬉しかった、素直に臭いと言われるともちろん改善するが。家族写真は家族写真なのだが、映るのは2人だけだ、お母さんとミラエルだけだった。それでもお母さんはミラエルが写真映りしてくれるのが嬉しかった

ボタンを押した

「3~2~1、ハイ、チーズ!」

お母さんはミラエルを抱きしめて写真を撮った

「あの……………何で私を抱き締めるんですか?ちょっと嬉しかったから、まだ抱き着きたいです、離さないでください」

「あらあら……………良いわよ」

抱き締めた

お母さんの体温を感じていた、お母さんの前では甘々なミラエルであった。お母さんの体温はオーラを感じて癒される、お母さんの癒しオーラはとても良かった、ミラエルはずっと抱き締めている。これがずっと続いてくれれば良かった

「ミラエルはきっと甘々な子だけれど、良い子に、強い子になるわね」

「強い子…………にですか?私ならなれますか?お母さんみたいに強くなれますか?」

「ええ、ママよりきっと強くなれるわ。だからもう一枚!」

「お母さん…………意味分からないんですが…………………」

「家族写真はいっぱい撮った方がいいわ!」

「えぇっ………………」

家族写真をいっぱい撮りまくった結果

~回想終了~

棚にはいっぱい家族写真があった、お母さんとの家族写真が

「あはは……………お母さん、いっぱい写真撮りまくりましたもんね。嬉しかったですよ…………お母さん…………」

あの時撮った写真が30枚はある

その30枚が一枚ずつ並んである、これが一番の思い出だった

「少しの間はここに留まった方が良さそうですね…………いや、国民の皆さんに謝った方が……………謝っても許されますかね…………今考えても仕方がありませんね」

部屋に戻ってベッドに寝っ転がった

「はぁ………………私ってため息つくようになったんですね…………幸せが逃げていきます、私の幸せぇ………………」

手を伸ばして幸せを掴んでいた

「今日は休んでまた明日考えましょう、明日の朝まで休んで、朝から動きましょう。今日は寝るとします、おやすみなさい、お母さん」

家族写真に一言言って眠りについた
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