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番外編
番外編-3 笑顔を守るため①
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ハンターギルドで登録をしてから4日が過ぎた。
登録の後、得体のしれない熱狂に晒された人たちから逃げるように脱出したが、その後もギルド内では熱いソウルメイト達が仲間を増やし、誓うことが流行になったらしい。
街中でも『誓う』、『ござる』などの言葉が時折聞こえてくる様になり、一般市民にも広がりを見せていた。
タックとグウェンさんは非常に満足そうにしていた。
その後はクラン員募集会まで特にすることもなくなってしまったので、王都観光や日々の鍛錬に明け暮れていた。
そして今日はまた昼食を食べに屋台へやってきた。
「おっちゃん! 串焼き買いに来たのだ!」
「お、おぉ、お嬢ちゃん。いらっしゃい! 今日は何が食べたい?」
「今日はちゃんと自分たちで買うのだ。 でもどれもこれも美味しそうで迷っちゃうのだー」
「そうかい。ゆっくり選んでおくれよ」
そう言っておっちゃんは視線を下げ、具材に串を打つ作業に戻った。
「む? おっちゃんどうしたのだ? なんだか元気がないのだ」
「そ、そんな事ないぞ! おっちゃんはいつでも元気だ!」
がっはっはと笑って誤魔化しているが、確かに元気がなく疲れたような顔をしている。
「うーん、やっぱりなんか変なのだ。この前と全然違うのだ」
「……お嬢ちゃんには敵わねえなぁ……」
そういうと、悲しそうな顔でぽつりぽつりと話し出した。
「実はな、前にお嬢ちゃんと同じくらいの娘がいるって言っただろ? その娘の事でなぁ……」
「どうしたのだ? わたしたちに出来る事なら手伝うのだ。話してみるのだ」
プライベートな問題にグイグイ踏み込んでいくのはグウェンさんだから許される事なんだろうなぁ……。
「お嬢ちゃんたちはお告げで力を授かった人たちだろ? おっちゃんは力を授かっていないんだよ。おっちゃんの奥さんや親せきも授かったという人はいないんだ」
「そんなの気にすることないのだ。そういう人が殆どなのだ」
お告げ自体はおそらく全国民が受けているが、力を授かったのは1~2割だと思われる。
「そうなんだよ。でも娘のクラスでは力を授かった家族や親せきがいるみたいでな。『父上がハンターギルドに登録するんだ~』とかみんなで自慢し合ったりしているらしいんだよ」
「中にはそういう子もいるのだ。子どものすることなのだ」
グウェンさんが腕組みをしながらウンウンと相槌を打つ。
「そう、子どものする事なんだけどな。でも、どうやら身近にハンターがいないということで、うちの娘が色々と嫌なことを言われているみたいなんだよ……」
「なんでそうなるのだ? 誰が力を授かっても関係ないのだ」
「お嬢ちゃんの言う通りだ。でも娘が『なんでうちには力を授かった人がいないの? 魔物が来たら私は守ってもらえないの?』って泣いてなぁ……。そんなことないんだって言っても、『ハンナの所は守ってくれる人がいないって言われた』ってもうすっかり落ち込んじまって……」
力の有無で差別をすることは国王からのお触れで禁止されているし、実際にはそんなことはない。
ただ、子どもの言うこととはいえ、何とかしてあげたいな。
「よしわかったのだ。案内するのだ!」
「案内? どこにだい?」
「そいつの所なのだ! そんなことを言っている奴はボッコボコにしてやるのだ!」
「ちょちょちょ、気持ちはわかるけど落ち着きなさい」
グウェンさんの怒りがいきなりピークに達したので慌てて止めに入る。
なんてデンジャラスな人だ。
「そんな奴は一度痛い目を見ないとわからないのだ!」
「子ども相手にいきなり暴力に訴えてどうするんですか……」
「でもほっとくわけにはいかないのだ!」
確かに放ってはおけないけど、ボッコボコにするのはもっとまずい。
「うーん……。とりあえず娘さんに安心してもらって、子どもたちにも注意できればいいんですよね」
「あ、あぁ。そうなんだが、どうしたらいいものかおっちゃん分からなくてな……」
おっちゃんがしょんぼりする。
「俺たちがいるんだし、俺たちが知り合いってことにすればいいんじゃないか?」
タックが珍しくまともなことを言う。
それが一番手っ取り早いので即採用とした。
◆
今更だけど、改めて自己紹介をした。
おっちゃんはヒト族でジェイクといい、王都で長らく串焼き屋をやっているとのことだ。
奥さんは猫人族で、娘のハンナちゃんは奥さんの血を濃く引いているらしい。
そして今年7歳になり、王立初等教育学院に通い始めた1年生のようだ。
今回の件に関しては「身近に力を授かった人がいない」という理由でいじめられているようだ。
ならば身近に力を授かった人がいればいい。
ということでオレたちは、『オレの両親がおっちゃんの知り合いだった。両親が亡くなってからは会う機会が減ったが、みんなで王都に来た時に1~2歳くらいだったハンナちゃん頃に会ったことがある。今回はハンター登録のついでに久しぶりに挨拶に来た』というような設定でハンナちゃんに会うことにした。
血縁ではないが、ハンナちゃんの事を昔から知っているお兄ちゃんお姉ちゃんという役割だ。
色々穴がありそうな設定だが、このくらいで十分だろう。
◆
授業が終わる時間になり校門で待っていると、ハンナちゃんが校舎から出てきた。
その横には10人ぐらいの集団がいて、その中心の少年がハンナちゃんに向かって何か言っている。
ハンナちゃんは一人、俯きながらトボトボと歩いてくる。
「ハンナ!」
おっちゃんが名前を呼ぶとこちらに気付き、駆け寄ってきた。
「お父さん!? 何でここに?」
「いやー懐かしい人たちが訪ねてきてくれてなぁ。ハンナにも会いたいっていうから連れてきたんだ」
おっちゃんはさっきの設定を基に演技をしている。
なかなか自然な振る舞いで上手いじゃないか。
「懐かしい人?」
「あぁ、ハンナは覚えてるかな? この人たちだ」
後ろにいたオレたちが見えるようにおっちゃんがスッと横にずれる。
グウェンさんがハンナちゃんの前に現れる。
「こここ、ここ、こんにちはなのだ! ハハ、ハンナちゃんっ、ひさしっ、久しぶりゅなのりゃ!」
ガチガチに緊張していた。
「こ、こんにちは……」
挨拶を返しつつもハンナちゃんが困惑しているのが目に見えて分かる。
そりゃ見たこともない人が突然嚙みまくりで話しかけてきたら誰だってそうなる。
「あぅ……あぅ……」
「……?」
しかも挨拶の後が続かず、ハンナちゃんも首を傾げて困っている。
さっきまで『劇団にスカウトされたらどうしよう』とか言っていたくせに、なんてふざけたポンコツなんだ。
このままだとハンナちゃんがかわいそうだ。
「グウェンさん、ハンナちゃんはきっと覚えていないですよ。あの頃は1~2歳だったんだから」
もう見ていられなかったので割って入る事にした。
「こんにちは、ハンナちゃん。僕はヴィト、こっちはグウェン、あっちはススリーとタックだよ。ハンナちゃんが小さい頃に会ったことがあるんだけど、さすがに覚えていないよね?」
「は、はい。すみません……」
謝る必要はないよ。
だって今日初めて会うんだもの。
「いや、気にしないで。僕たちはお父さんの知り合いで、昔とてもお世話になっていたんだ。ハンター登録の為に王都にやってきたから、久しぶりに挨拶に来たんだよ」
「えっ? ハンター?」
「うん。ハンターはしってるかな?」
「うん、知ってる! お兄ちゃんたちは力を授かった人なの?」
ハンナちゃんが期待を込めた目でこちらをみてくる。
耳と尻尾が少し動いていてとてもかわいい。
「そうだよ。この前ハンターギルドに行って事前登録して来たんだ。ハンナちゃんに何かあったら、僕らが必ず助けてあげるからね」
チラッと子どもたちに視線を向けながらハンナちゃんに語り掛ける。
リーダーっぽい少年はバツが悪そうに目を逸らした。
「みんなお父さんの知り合いでハンターなの? すごーい!!」
顔から驚きと喜びが溢れている。
その後も興奮したハンナちゃんからの質問にみんなで答えていく。
周りの子にも見せつける事が出来たし、今後はこれで大丈夫かな。
と、その時。
「あっ! 父上!」
遠巻きに見ていたリーダーっぽい少年が叫んだ。
登録の後、得体のしれない熱狂に晒された人たちから逃げるように脱出したが、その後もギルド内では熱いソウルメイト達が仲間を増やし、誓うことが流行になったらしい。
街中でも『誓う』、『ござる』などの言葉が時折聞こえてくる様になり、一般市民にも広がりを見せていた。
タックとグウェンさんは非常に満足そうにしていた。
その後はクラン員募集会まで特にすることもなくなってしまったので、王都観光や日々の鍛錬に明け暮れていた。
そして今日はまた昼食を食べに屋台へやってきた。
「おっちゃん! 串焼き買いに来たのだ!」
「お、おぉ、お嬢ちゃん。いらっしゃい! 今日は何が食べたい?」
「今日はちゃんと自分たちで買うのだ。 でもどれもこれも美味しそうで迷っちゃうのだー」
「そうかい。ゆっくり選んでおくれよ」
そう言っておっちゃんは視線を下げ、具材に串を打つ作業に戻った。
「む? おっちゃんどうしたのだ? なんだか元気がないのだ」
「そ、そんな事ないぞ! おっちゃんはいつでも元気だ!」
がっはっはと笑って誤魔化しているが、確かに元気がなく疲れたような顔をしている。
「うーん、やっぱりなんか変なのだ。この前と全然違うのだ」
「……お嬢ちゃんには敵わねえなぁ……」
そういうと、悲しそうな顔でぽつりぽつりと話し出した。
「実はな、前にお嬢ちゃんと同じくらいの娘がいるって言っただろ? その娘の事でなぁ……」
「どうしたのだ? わたしたちに出来る事なら手伝うのだ。話してみるのだ」
プライベートな問題にグイグイ踏み込んでいくのはグウェンさんだから許される事なんだろうなぁ……。
「お嬢ちゃんたちはお告げで力を授かった人たちだろ? おっちゃんは力を授かっていないんだよ。おっちゃんの奥さんや親せきも授かったという人はいないんだ」
「そんなの気にすることないのだ。そういう人が殆どなのだ」
お告げ自体はおそらく全国民が受けているが、力を授かったのは1~2割だと思われる。
「そうなんだよ。でも娘のクラスでは力を授かった家族や親せきがいるみたいでな。『父上がハンターギルドに登録するんだ~』とかみんなで自慢し合ったりしているらしいんだよ」
「中にはそういう子もいるのだ。子どものすることなのだ」
グウェンさんが腕組みをしながらウンウンと相槌を打つ。
「そう、子どものする事なんだけどな。でも、どうやら身近にハンターがいないということで、うちの娘が色々と嫌なことを言われているみたいなんだよ……」
「なんでそうなるのだ? 誰が力を授かっても関係ないのだ」
「お嬢ちゃんの言う通りだ。でも娘が『なんでうちには力を授かった人がいないの? 魔物が来たら私は守ってもらえないの?』って泣いてなぁ……。そんなことないんだって言っても、『ハンナの所は守ってくれる人がいないって言われた』ってもうすっかり落ち込んじまって……」
力の有無で差別をすることは国王からのお触れで禁止されているし、実際にはそんなことはない。
ただ、子どもの言うこととはいえ、何とかしてあげたいな。
「よしわかったのだ。案内するのだ!」
「案内? どこにだい?」
「そいつの所なのだ! そんなことを言っている奴はボッコボコにしてやるのだ!」
「ちょちょちょ、気持ちはわかるけど落ち着きなさい」
グウェンさんの怒りがいきなりピークに達したので慌てて止めに入る。
なんてデンジャラスな人だ。
「そんな奴は一度痛い目を見ないとわからないのだ!」
「子ども相手にいきなり暴力に訴えてどうするんですか……」
「でもほっとくわけにはいかないのだ!」
確かに放ってはおけないけど、ボッコボコにするのはもっとまずい。
「うーん……。とりあえず娘さんに安心してもらって、子どもたちにも注意できればいいんですよね」
「あ、あぁ。そうなんだが、どうしたらいいものかおっちゃん分からなくてな……」
おっちゃんがしょんぼりする。
「俺たちがいるんだし、俺たちが知り合いってことにすればいいんじゃないか?」
タックが珍しくまともなことを言う。
それが一番手っ取り早いので即採用とした。
◆
今更だけど、改めて自己紹介をした。
おっちゃんはヒト族でジェイクといい、王都で長らく串焼き屋をやっているとのことだ。
奥さんは猫人族で、娘のハンナちゃんは奥さんの血を濃く引いているらしい。
そして今年7歳になり、王立初等教育学院に通い始めた1年生のようだ。
今回の件に関しては「身近に力を授かった人がいない」という理由でいじめられているようだ。
ならば身近に力を授かった人がいればいい。
ということでオレたちは、『オレの両親がおっちゃんの知り合いだった。両親が亡くなってからは会う機会が減ったが、みんなで王都に来た時に1~2歳くらいだったハンナちゃん頃に会ったことがある。今回はハンター登録のついでに久しぶりに挨拶に来た』というような設定でハンナちゃんに会うことにした。
血縁ではないが、ハンナちゃんの事を昔から知っているお兄ちゃんお姉ちゃんという役割だ。
色々穴がありそうな設定だが、このくらいで十分だろう。
◆
授業が終わる時間になり校門で待っていると、ハンナちゃんが校舎から出てきた。
その横には10人ぐらいの集団がいて、その中心の少年がハンナちゃんに向かって何か言っている。
ハンナちゃんは一人、俯きながらトボトボと歩いてくる。
「ハンナ!」
おっちゃんが名前を呼ぶとこちらに気付き、駆け寄ってきた。
「お父さん!? 何でここに?」
「いやー懐かしい人たちが訪ねてきてくれてなぁ。ハンナにも会いたいっていうから連れてきたんだ」
おっちゃんはさっきの設定を基に演技をしている。
なかなか自然な振る舞いで上手いじゃないか。
「懐かしい人?」
「あぁ、ハンナは覚えてるかな? この人たちだ」
後ろにいたオレたちが見えるようにおっちゃんがスッと横にずれる。
グウェンさんがハンナちゃんの前に現れる。
「こここ、ここ、こんにちはなのだ! ハハ、ハンナちゃんっ、ひさしっ、久しぶりゅなのりゃ!」
ガチガチに緊張していた。
「こ、こんにちは……」
挨拶を返しつつもハンナちゃんが困惑しているのが目に見えて分かる。
そりゃ見たこともない人が突然嚙みまくりで話しかけてきたら誰だってそうなる。
「あぅ……あぅ……」
「……?」
しかも挨拶の後が続かず、ハンナちゃんも首を傾げて困っている。
さっきまで『劇団にスカウトされたらどうしよう』とか言っていたくせに、なんてふざけたポンコツなんだ。
このままだとハンナちゃんがかわいそうだ。
「グウェンさん、ハンナちゃんはきっと覚えていないですよ。あの頃は1~2歳だったんだから」
もう見ていられなかったので割って入る事にした。
「こんにちは、ハンナちゃん。僕はヴィト、こっちはグウェン、あっちはススリーとタックだよ。ハンナちゃんが小さい頃に会ったことがあるんだけど、さすがに覚えていないよね?」
「は、はい。すみません……」
謝る必要はないよ。
だって今日初めて会うんだもの。
「いや、気にしないで。僕たちはお父さんの知り合いで、昔とてもお世話になっていたんだ。ハンター登録の為に王都にやってきたから、久しぶりに挨拶に来たんだよ」
「えっ? ハンター?」
「うん。ハンターはしってるかな?」
「うん、知ってる! お兄ちゃんたちは力を授かった人なの?」
ハンナちゃんが期待を込めた目でこちらをみてくる。
耳と尻尾が少し動いていてとてもかわいい。
「そうだよ。この前ハンターギルドに行って事前登録して来たんだ。ハンナちゃんに何かあったら、僕らが必ず助けてあげるからね」
チラッと子どもたちに視線を向けながらハンナちゃんに語り掛ける。
リーダーっぽい少年はバツが悪そうに目を逸らした。
「みんなお父さんの知り合いでハンターなの? すごーい!!」
顔から驚きと喜びが溢れている。
その後も興奮したハンナちゃんからの質問にみんなで答えていく。
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