薬師、奴隷を買う、、、ん?奴隷に襲われるってどういうこと!?

さえ

文字の大きさ
30 / 62

第三十話 開店準備

しおりを挟む
なんとか開業に漕ぎ着けれそうだ。

許可書をもらって結構な日数が経ってしまった。あっという間の半年だった。

冒険をしながら他の薬屋などを見て周り、どこでも置いてあるような物は全て開発した。回復薬と魔力回復薬だけは絶対と言っていいほど置いてある。そして品質に対する値段も殆ど同じだ。
それらの製法はどこも似たり寄ったりで、自分で開発するのに時間は要さなかった。

オリジナルの品として、完全栄養食や化粧品なども開発してみた。
立地上、化粧品はあまり売れないだろうが、完全栄養食はある程度売れる見込みがある。
他にも回復薬と似て非なるものも作った。正直この国の回復薬の仕組みはわからない。魔法が関係しているようで、効いたり効かなかったりだ。
そこで俺は、自分の免疫力や治癒力を高めるような効果のあるポーションを作った。
回復薬の下位互換になってしまうし、値段も回復薬より高く不利であるが、味で勝負しておいた。前世で言うエナジードリンク的な味に仕上げた。


来週には開店する予定を立てている。今進めていることは、店の準備とリクの解放だ。

店の方は商品をどう並べるか、どう営業していくか、この二点が主な課題だ。
どちらにしても、あまり詳しい知識を持ち合わせていないので無難にやるしかない。ただ、経営の方は通常お得意様、紹介や貴族との契約をすることが多いようだ。そっちの方が安定するし、稼ぎも大きい。
その辺りはギルドに紹介してもらうようにお願いした。お金は少し研究に使い込んでしまったが、まだたんまりとある。
のんびりやろう。


リクの解放については、法的な手続きは順調に進れている。奴隷紋の除去は魔法と薬品を使うそうなので、薬品の方は用意した。
ちゃんと綺麗に消えるだろう。
リクの戸籍は平民になってしまうが、今よりは全然いいだろう。営業許可は出ているので、すぐ従業員扱いにできる。
お金の方も用意してある。これを含め、この数ヶ月でかなりの大金を動かしてしまった。






「これはここで良いのか?」
リクが開店準備を手伝ってくれている。

「うん」

店自体が広くはないので、本当によく売れるポーション以外は基本裏から持ってくるという仕組みにした。
一応オーダーされた薬品を作るようなこともするつもりだ。

「リクは住み込みでいいの?」
解放した後の話をする。

「寧ろそれがいーんだよ。金もらえて雑用するだけで三食付くなんて、他じゃありえねぇ」
そんなもんなのか。

まぁ良いや。福利厚生のしっかりした、、、、アットホーム(笑)な職場を作ろう。まぁ既にお互い気を遣わない関係だからアットホームもありゃしないのかもしれない。
しおりを挟む
感想 20

あなたにおすすめの小説

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

偽物勇者は愛を乞う

きっせつ
BL
ある日。異世界から本物の勇者が召喚された。 六年間、左目を失いながらも勇者として戦い続けたニルは偽物の烙印を押され、勇者パーティから追い出されてしまう。 偽物勇者として逃げるように人里離れた森の奥の小屋で隠遁生活をし始めたニル。悲嘆に暮れる…事はなく、勇者の重圧から解放された彼は没落人生を楽しもうとして居た矢先、何故か勇者パーティとして今も戦っている筈の騎士が彼の前に現れて……。

運悪く放課後に屯してる不良たちと一緒に転移に巻き込まれた俺、到底馴染めそうにないのでソロで無双する事に決めました。~なのに何故かついて来る…

こまの ととと
BL
『申し訳ございませんが、皆様には今からこちらへと来て頂きます。強制となってしまった事、改めて非礼申し上げます』  ある日、教室中に響いた声だ。  ……この言い方には語弊があった。  正確には、頭の中に響いた声だ。何故なら、耳から聞こえて来た感覚は無く、直接頭を揺らされたという感覚に襲われたからだ。  テレパシーというものが実際にあったなら、確かにこういうものなのかも知れない。  問題はいくつかあるが、最大の問題は……俺はただその教室近くの廊下を歩いていただけという事だ。 *当作品はカクヨム様でも掲載しております。

実は俺、悪役なんだけど周りの人達から溺愛されている件について…

彩ノ華
BL
あのぅ、、おれ一応悪役なんですけど〜?? ひょんな事からこの世界に転生したオレは、自分が悪役だと思い出した。そんな俺は…!!ヒロイン(男)と攻略対象者達の恋愛を全力で応援します!断罪されない程度に悪役としての責務を全うします_。 みんなから嫌われるはずの悪役。  そ・れ・な・の・に… どうしてみんなから構われるの?!溺愛されるの?! もしもーし・・・ヒロインあっちだよ?!どうぞヒロインとイチャついちゃってくださいよぉ…(泣) そんなオレの物語が今始まる___。 ちょっとアレなやつには✾←このマークを付けておきます。読む際にお気を付けください☺️

虚ろな檻と翡翠の魔石

篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」 不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。 待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。 しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。 「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」 記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。

俺は北国の王子の失脚を狙う悪の側近に転生したらしいが、寒いのは苦手なのでトンズラします

椿谷あずる
BL
ここはとある北の国。綺麗な金髪碧眼のイケメン王子様の側近に転生した俺は、どうやら彼を失脚させようと陰謀を張り巡らせていたらしい……。いやいや一切興味がないし!寒いところ嫌いだし!よし、やめよう! こうして俺は逃亡することに決めた。

BL世界に転生したけど主人公の弟で悪役だったのでほっといてください

わさび
BL
前世、妹から聞いていたBL世界に転生してしまった主人公。 まだ転生したのはいいとして、何故よりにもよって悪役である弟に転生してしまったのか…!? 悪役の弟が抱えていたであろう嫉妬に抗いつつ転生生活を過ごす物語。

牙を以て牙を制す

makase
BL
王位継承権すら持てず、孤独に生きてきた王子は、ある日兄の罪を擦り付けられ、異国に貢物として献上されてしまう。ところが受け取りを拒否され、下働きを始めることに。一方、日夜執務に追われていた一人の男はは、夜食を求め食堂へと足を運んでいた――

処理中です...