薬師、奴隷を買う、、、ん?奴隷に襲われるってどういうこと!?

さえ

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第三十二話 研究

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入浴剤が欲しい。
ただ、この国では風呂がある家は少ない。
需要がないのだ。
つまり入浴剤は作るしか無い。

まぁ難しく無いから作るか。なんなら前世みたいな入浴剤じゃなくても、温泉の成分を再現するとかもできるかもしれない。

「店番はリクに任せた!」

「ちょっ、おい」

思いついたら即行動だ。
ちなみに店の方は嬉しい誤算でそれなりに客が来ている。何人かにエナドリ回復薬を試飲させたら、少しずつ広まっているようだ。

化粧品はまだほとんど売れていないが、完全栄養食はジワジワと売れてきている。通りがかった騎士に売りつけ、、、試食してもらったら少し人気がでた。
騎士は国から1日2食提供されるらしく、昼は各自で取るらしいが、ゆっくり食べる暇もないので省くらしい。
完全栄養食は前世のおからスティックみたいなもので、手軽だ。値段も一食分と考えれば安い。そんなところが騎士の人に合ったみたいだ。

表をリクに任せて裏にきた理由は入浴剤の研究と在庫補充のためだ。


とある薬を口にする。
コレを飲むと格段に集中力が上がる。ただ依存性があるように思う。集中しよう、って思ったら摂取したくなるのだ。既に出遅れかもしれないと思うが、別に辞めなくてもいっかとも思っている。
前世でも似たようなやつはあったし、違法な薬物ではない。処方されれば飲める薬だ。そんな知識が余計に辞めれなくする。
あの時作らなければよかったなんで後悔はあまりしていない。
副作用は薬が切れると集中力が切れたり、強い倦怠感に襲われたりする。まぁ、凄い集中力の代償として考えれば妥当だろう。

でも、やっぱり売らないようにしている。そして、リクにも内緒だ。ちなみにエナドリ回復薬はコレの改良版だ。依存性も少ない代わりに大した効果もない。

いつも通り必要そうな薬品や薬草、ポーションを、机の上に並べて混ぜ混ぜしていく。最近は気体操作魔法も使ったりして調合している。








「おい、おいって」

ヤッベ、集中しすぎて何も聞こえていなかった。でもちょうど集中力が切れる頃だった。

「ごめん、、、なに?」
あー疲れたー。

「いつまでやってるんだ」

そう言われて外を見渡す。
真っ暗だ。

やってしまった。分量を考えないとこうなってしまう。

「お前異常だぞ、何度声をかけても空返事。すごい手際で作業するから声かけにくいし」

「ごめん、、、で、何があったの?」
店番中に話しかけて来るってことは在庫が切れたとか、厄介な客が来たとか、何かあったんだろう。

「いや、もういいよ」
解決してくれたみたいだ。そういえば、作ったポーションも何本か減っている。

「そう、本当にごめん」
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