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第四十四話 営業取消
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何気にいつも通りって貴重だよね。変な客来て、'それなにに使うん?'みたいなオーダーされても意外と楽しかったりする。それも含めてのいつも通りなんだよな。つまりいつも通りは楽しいんだ。
「リョウ・ミシマ!この店は薬事ギルド法抵触の疑いで営業許可を取り消す」
はぁ!?
朝一番目の客、いや客じゃない。
ギルドの職員が来た。容赦なく棚に叩きつけられる紙。
見覚えのあるサイン。間違いなくフィリップ伯爵のものだろう。
でも薬事ギルドの決まりを破るようなことをした記憶はない。最近は変わらない日常を楽しんでいたぐらいだ。
「なんの騒ぎなんだよ」
リクが奥から不機嫌そうな顔をして出てくる。
「やあやあ、朝から失礼」
ギルドの職員たちの奥からアイツか姿を現す。
「チィッ、またお前か!」
リクがあからさまに不機嫌になる。
「なんのようです?営業停止なんて、冗談にしては過ぎてますけど?」
正直俺も頭にきている。
「何度も提案したが私の店の傘下に入るつもりはないんだな?そうすればこの店は一応残しておいてやろう」
ある訳ないだろう。メリットもない。嫌な思いして働くほど金には困ってないんだよ。
しかも一応ってなんだよ。もうブラックに働くのは嫌なんだよ。
「では、仕方がありませんね」
は!?
「下がってろ!」
俺の前にリクが飛び出る。
伯爵の後ろから騎士らしき人物が出てくる。
「奴隷は要はないんでね」
リクはもう奴隷ではないけど?
「君のご主人様を頂戴しますね?リョウ・ミシマ殿の持っているだろう財産は君が盗ってくれて構わないよ」
そう言って伯爵が何かを投げる。
パリンッ
割れる音とともに煙が広がる。
吸い込んではいけない。そうわかってはいるが遅い。煙が広がるのが想像以上に早い。
倒れるリクが目に映る。
意識が朦朧としてくる。
「ただの催眠ポーションだよ。眠るだけだ」
聞こえてはいたが理解できるほど脳は覚醒していなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「いいな?手筈通りリョウ・ミシマを死亡扱いにして冒険者ギルドに届けろ」
いい人材が手に入った。
「よかったのですか?あの奴隷をおいてきて」
逆になんであんな使えないやつを連れてこないといけないんだ。
「構わん!あとリョウ・ミシマから目を離すなよ」
そういえばリョウ・ミシマもなかなかの見た目だな、、、どうしても言うことを聞かないと言うならば、あの奴隷と同じ手順を踏んで奴隷に落としてやろう。
楽しみだ、無理難題でも突きつけて奴隷に落としてしまおうか?
「リョウ・ミシマ!この店は薬事ギルド法抵触の疑いで営業許可を取り消す」
はぁ!?
朝一番目の客、いや客じゃない。
ギルドの職員が来た。容赦なく棚に叩きつけられる紙。
見覚えのあるサイン。間違いなくフィリップ伯爵のものだろう。
でも薬事ギルドの決まりを破るようなことをした記憶はない。最近は変わらない日常を楽しんでいたぐらいだ。
「なんの騒ぎなんだよ」
リクが奥から不機嫌そうな顔をして出てくる。
「やあやあ、朝から失礼」
ギルドの職員たちの奥からアイツか姿を現す。
「チィッ、またお前か!」
リクがあからさまに不機嫌になる。
「なんのようです?営業停止なんて、冗談にしては過ぎてますけど?」
正直俺も頭にきている。
「何度も提案したが私の店の傘下に入るつもりはないんだな?そうすればこの店は一応残しておいてやろう」
ある訳ないだろう。メリットもない。嫌な思いして働くほど金には困ってないんだよ。
しかも一応ってなんだよ。もうブラックに働くのは嫌なんだよ。
「では、仕方がありませんね」
は!?
「下がってろ!」
俺の前にリクが飛び出る。
伯爵の後ろから騎士らしき人物が出てくる。
「奴隷は要はないんでね」
リクはもう奴隷ではないけど?
「君のご主人様を頂戴しますね?リョウ・ミシマ殿の持っているだろう財産は君が盗ってくれて構わないよ」
そう言って伯爵が何かを投げる。
パリンッ
割れる音とともに煙が広がる。
吸い込んではいけない。そうわかってはいるが遅い。煙が広がるのが想像以上に早い。
倒れるリクが目に映る。
意識が朦朧としてくる。
「ただの催眠ポーションだよ。眠るだけだ」
聞こえてはいたが理解できるほど脳は覚醒していなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「いいな?手筈通りリョウ・ミシマを死亡扱いにして冒険者ギルドに届けろ」
いい人材が手に入った。
「よかったのですか?あの奴隷をおいてきて」
逆になんであんな使えないやつを連れてこないといけないんだ。
「構わん!あとリョウ・ミシマから目を離すなよ」
そういえばリョウ・ミシマもなかなかの見た目だな、、、どうしても言うことを聞かないと言うならば、あの奴隷と同じ手順を踏んで奴隷に落としてやろう。
楽しみだ、無理難題でも突きつけて奴隷に落としてしまおうか?
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