薬師、奴隷を買う、、、ん?奴隷に襲われるってどういうこと!?

さえ

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第四十八話 茶番

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「ちょちょちょ、そんなやり方で薬草扱うな」
うっ、心が痛い。

「はぁ?オレがわざわざ仕舞ってやってんだろが文句言うな」

茶番とわかっていても辛い。






伯爵にスキルの説明をして、薬草採集に来た。
数人の護衛兼監視の人とリクを連れて街の外に来た。
事前に話し合っていた通り、喧嘩したように見せかけてリクを追放に仕向ける。


「もういい。俺に従えない奴隷はいらん。どっか行け」
護衛の人が混乱する。

「言われなくても」
三人いる護衛が引き留めるかをどうかを迷っているようだ。


「ひっ、モンスターがー」
打ち合わせ通り、モンスターが来たと騒ぐ。
実際にモンスターは来ている。スライムだが、、、
スライムには苦い思い出があるけどね。

リクが街の方に帰っていく。

護衛の三人はスライムの対処に追われる。



リクが行ってしまう。そう思った時だった。

「いつから勝手なことできるほど偉くなったんだい?」

「は、伯爵様!?」
イレギュラーだ。

「奴隷を取り替えて欲しいなら、言えば用意したが?まぁ、その必要もないようだが」

ひょっとして計画がバレていたか?
というよりも、単に俺が甘かっただけなのだろう。生ぬるい世界で生きていただけあって、策士でもなんでもない。
ふと寝起きに思いついたようなシナリオを考えた自分を呪いたくなる。

俺もリクも発する言葉はない。

「取り押さえろ」

一か八かで魔法を放ってみるか?今なら謝れば昨日までの生活には戻れるかもしれない。
そうこう考えているうちにスライムの処理を終えた護衛が俺とリク目がけて来る。

一か八か。ここで魔法を撃ってみよう。
毒ガスは自分も吸ってしまう危険性があるから使えない。
息を止めて二酸化炭素を魔法で吹きかけるってのはありか。

よし!リクは離れている。

「大人しく捕まるわけにもいかないんでね」
二酸化炭素の風を作る。死にはしないけど、一気に吸い込むと一瞬呼吸が出来なくなる。
確実に足止めにはなるだろう。

二酸化炭素を、集め終わった感覚がした。
あとは風を作るだけだ。

「あれ?」

何か邪魔されている感覚がする。

集めた空気を散らされ、風を起こせないような、、、、

「君がね、風系魔法を使うのは知っていたから対策済みなんだよ」

「吸魔だ!むやみやたらに魔法は使わない方がいい」
リクが叫んで教えてくれる。

リクはリクで一人の護衛と相手しているようだ。

俺はリクほど動けない。

護衛の一人から『バインド』とかいう謎の魔法で俺は呆気なく紐でぐるぐる巻きにされてしまう。

横目に見えるリクは必死に避けていたが、魔法も使えず、薬草用のナイフしか持たないからか、なかなか反撃できないようだ。
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