薬師、奴隷を買う、、、ん?奴隷に襲われるってどういうこと!?

さえ

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第五十八話 戦略

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出張とは言ったが、伯爵の部下が多分屋敷の外に出させてくれない。伯爵をなんとかしよう。

早速だが自分に使われた媚薬の再現はできている。できているが、それを伯爵に使おうとは思っていない。単純にそんなの見たくないから。
スキル無効の方はポーションの成分が云々というよりも、魔法系の何かが使われたのだろう。研究室にそれらしきものが調合された痕跡がなかった。
リクには部屋に戻って出張に必要な荷物をまとめてもらってる。って言っても荷物はあんまりない。



この国にはポーションに関する法律はあっても薬に関するような法律がない。まぁ当たり前といえば当たり前なんだが。
エナドリもどきは薬とポーションの間みたいな感じだ。
ポーションの法律では、魔力とか筋力を増強させるいわばドーピングが制限されてたり、過去の記憶が幻覚のようになって見える~みたいなポーションも規制されている。

ということで、化学的な成分の薬ならいいんじゃね?ってことです。
ドーピングではないが、プロテインは既に研究段階である。ポーションと違ってすぐには効果が出ないけど、もう少しで売ろうというところだった。
プロテインは自分で実験できるからいいんだよ。
でもできないやつが多い。

ズバリ、伯爵のシャブ漬け戦略だ。
麻薬って聞くと聞こえは悪いが、鎮痛剤だったりと色々と使い道は多い。

自分で言うのもなんだが俺のスキルは優秀で、魔法的な効果も化学的な成分もわかる。
正直言って化学と魔法が混在しててとても疲れるのだが、、、人間に血液があるように、薬草と呼ばれるものにもちゃんとした科学的成分を含んでいるようだ。
たまに、これが草なのか?と言ったいかにも魔法な草を見かけるが、、、、

調合スキルが必要なのは魔法的な方だ。しかし、調合スキル持ちは多くないのにこの世界では魔法の方が発達している。科学の方は民間で若干といったところのようだ。足の裏に葉っぱ貼り付けたら頭痛が和らぐとかその程度。

まぁいい。もう見つけている。これちょっと反応させればやばい物質になるんじゃね?って感じの草を使うのだ。
我ながらマッドサイエンティストだ。

ふふふ、必要な犠牲なのだよ。

「おい、なにニヤニヤしてんだ?」

「ふぁ」
準備が終わったリクが戻ってきていたようだ。

「なんだそれ、雑草なんじゃなかったのかよ」
万が一の事故が起きたら嫌だからリクには雑草と教えていた。

「危ない草だよ」

「お前に盛られたポーションとどっちが危ない?」
あれは確かに強烈だった。

マッドサイエンティスト気取りで危ない草とかってドヤ顔で言ったが、リクの予想外の返しにあの記憶が想起されてしまって赤面してしまった。
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