薬師、奴隷を買う、、、ん?奴隷に襲われるってどういうこと!?

さえ

文字の大きさ
57 / 62

第五十七話 出張

しおりを挟む
二人で甘い余韻を楽しんだ後、急激な睡魔に襲われてしまった。


「は!?」
抗えずに寝てしまっていたようだった。
あの訳のわからないぐらいバクバクした心臓や収まらない息子、みたいな体の異変は無くなっている。

「起きたかよ」
どうやらリクの膝の上だったようだ。つまり、膝枕!

「ひぃ!」
変な声が出てしまったが、これは媚薬のせいではない。

自分でもびっくりするぐらいスッキリしている。あ、ナニでスッキリしたとかそんなのではない。
聡明で快活、、、みたいな言葉で表せばいいだろうか?

身体は綺麗だ。
「リクが綺麗にしてくれたの?」
さっきの記憶を思い出して少し恥ずかしくなる。普段通りを意識した。

「ああ、もう辛くないか?」
余計に思い出して恥ずかしくなる。顔にも出ているだろう。でも、決して意地悪で言っているのではない。リクの優しさは伝わった。

「もう、大丈夫。多分」
なんなんだったんだろうね、あれは。
多分だがもうスキルも使えて、媚薬の効果もスキル無効の効果も切れている。

「街を出よう、俺は伯爵アイツにけじめをつける。リクは前から言っていた領地に下調べに行って。金はいくらでも使ったらいい」
本当はリクと少しだけ距離を置きたいだけなのだ。今のままではどう接していいのかわからない。リクを見ると顔から火が出るんじゃないかと思うぐらい熱くなってしまう。

「お前死人扱「いいから行ってきて!それはなんとかするから、、、全部なんとかするから。準備ができたら手紙を書いてね。こっちもやること終わったら返信するから。リク、出張」」
声を張り上げるようなことはしなかったが、少しだけ感情は出てしまったかもしれない。
言ってから後悔しても遅い。

「、、、わーったよ」
頭を掻きながら渋々といった感じで了承してくれた。

「お願いね」
手持ち無沙汰で研究室を片付ける。
伯爵のだから散らかしたままにしてたらいいのだが、、、





どうケジメをつけさせるか、、、今伯爵は地下牢に閉じ込めている。アイツの部下はどういう反応をするだろうか?金で従っているだけなら買収すればいいし、恩なら面倒だ。
アイツが恩を売っているとも思えないが、一応考えがないわけではない。

実は無理矢理屋敷に連れてこられた時からいつかはやってやると思っていたのだが、今はチャンスだろう。
そう、被験者になってもらう。
ちょっと、ほんの少し危なめの薬を体験してもらう。
いや、自分でもどの程度危ないのかわからないからほんの少しとか知らないけど、、、。

まぁそれでおかしくなったならおかしくなったでいいだろう。という考えだ。



しおりを挟む
感想 20

あなたにおすすめの小説

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

俺は北国の王子の失脚を狙う悪の側近に転生したらしいが、寒いのは苦手なのでトンズラします

椿谷あずる
BL
ここはとある北の国。綺麗な金髪碧眼のイケメン王子様の側近に転生した俺は、どうやら彼を失脚させようと陰謀を張り巡らせていたらしい……。いやいや一切興味がないし!寒いところ嫌いだし!よし、やめよう! こうして俺は逃亡することに決めた。

偽物勇者は愛を乞う

きっせつ
BL
ある日。異世界から本物の勇者が召喚された。 六年間、左目を失いながらも勇者として戦い続けたニルは偽物の烙印を押され、勇者パーティから追い出されてしまう。 偽物勇者として逃げるように人里離れた森の奥の小屋で隠遁生活をし始めたニル。悲嘆に暮れる…事はなく、勇者の重圧から解放された彼は没落人生を楽しもうとして居た矢先、何故か勇者パーティとして今も戦っている筈の騎士が彼の前に現れて……。

虚ろな檻と翡翠の魔石

篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」 不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。 待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。 しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。 「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」 記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。

運悪く放課後に屯してる不良たちと一緒に転移に巻き込まれた俺、到底馴染めそうにないのでソロで無双する事に決めました。~なのに何故かついて来る…

こまの ととと
BL
『申し訳ございませんが、皆様には今からこちらへと来て頂きます。強制となってしまった事、改めて非礼申し上げます』  ある日、教室中に響いた声だ。  ……この言い方には語弊があった。  正確には、頭の中に響いた声だ。何故なら、耳から聞こえて来た感覚は無く、直接頭を揺らされたという感覚に襲われたからだ。  テレパシーというものが実際にあったなら、確かにこういうものなのかも知れない。  問題はいくつかあるが、最大の問題は……俺はただその教室近くの廊下を歩いていただけという事だ。 *当作品はカクヨム様でも掲載しております。

実は俺、悪役なんだけど周りの人達から溺愛されている件について…

彩ノ華
BL
あのぅ、、おれ一応悪役なんですけど〜?? ひょんな事からこの世界に転生したオレは、自分が悪役だと思い出した。そんな俺は…!!ヒロイン(男)と攻略対象者達の恋愛を全力で応援します!断罪されない程度に悪役としての責務を全うします_。 みんなから嫌われるはずの悪役。  そ・れ・な・の・に… どうしてみんなから構われるの?!溺愛されるの?! もしもーし・・・ヒロインあっちだよ?!どうぞヒロインとイチャついちゃってくださいよぉ…(泣) そんなオレの物語が今始まる___。 ちょっとアレなやつには✾←このマークを付けておきます。読む際にお気を付けください☺️

牙を以て牙を制す

makase
BL
王位継承権すら持てず、孤独に生きてきた王子は、ある日兄の罪を擦り付けられ、異国に貢物として献上されてしまう。ところが受け取りを拒否され、下働きを始めることに。一方、日夜執務に追われていた一人の男はは、夜食を求め食堂へと足を運んでいた――

BLゲームの悪役に転生したら攻略対象者が全員ヒロインに洗脳されてた

BL
主人公のレオンは、幼少期に前世の記憶を思い出し、この世界がBLゲームで、自身は断罪される悪役だと気づく。 断罪を回避するため、極力攻略対象者たちと関わらないように生きてきた。 ーーそれなのに。 婚約者に婚約は破棄され、 気づけば断罪寸前の立場に。 しかも理由もわからないまま、 何もしていないはずの攻略対象者達に嫌悪を向けられてーー。 ※最終的にハッピーエンド ※愛され悪役令息

処理中です...