血迷わないでください義兄さん!悪役令息の弟に転生したので、兄と一緒に冒険者になります

さえ

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あれから年月も経ち、準備も最終段階に入っている。
家で行われる常識的な経験や度がすぎた鬼畜な経験、色々経験したおかげか前世の僕はしっかりとユーリになれたように思える。ただユーリではあるのだが、ゲームのユーリより上手くやっているような気もしているぐらいだ。最近はある程度ゲームのユーリを演じるようにはしている。

準備の方は幸いにも、貴族だけあって本や資料はたくさんあった。冒険者に関わるものは全て読んだ。
準備は万全だ、と言いたいところなのだが、ユーリの望みの兄をまだ味方につけれていない。僕がユーリに染まったのかユーリが僕になったのかはわからないが、兄を味方につけるのは僕の望みでもある。

どうしようか。最近は悩んでぼうっとしながら何かしていることが多い。

書庫から持ってきた本片手に僕の部屋に帰ってきた。

ガチャッ。

自分の部屋なのでノックなんてもちろんしない。普段ならメイドの誰かいるなんてこともない。


「兄さん、、、」
なぜか僕の部屋に兄さんがいる。
しかも少し怒っているような雰囲気を感じる。

「おい馬鹿。お前のその子猫みてぇな脳じゃそんな本読んでも意味ねーよ。、、、と言いたいんだが、最近はわからねぇ。お前、俺に何を隠している」
危機を覚えるよりも先に関心してしまった。

客観的にはわからないが、普段の生活は自然にしていて嘘は悟られないはずた。

「何も隠してないよ兄さん」
実はあなたを連れてこの家を出たいですとは言えないし、実はユーリではなく、前世の記憶の者です。なんてもっと言えない。まぁ僕はユーリなのだが。

「俺はなんでもわかる。お前、学校行かずにこの家を出ようとか考えているだろう」
どうして!?

「その反応は当たりか。いつからかは忘れたが、お前があまり泣き叫ばなくなった時からだ。よく言えば真面目になったし、お前とは思えないぐらい器用になった。なぜかそれをお前は家族に隠す。そして暇があれば本を使って調べごとをしている。よくある子供のように冒険に憧れているだけかと思ったが、それだけではなさそうだった。そして極め付けにはこの紙。俺には読めない文字で書かれている。ただ名前や図、地図に所々この世界の文字が使われている。いったいどういうつもりだ?」
負けだ。この計画は失敗したと確信した。

誰かに見られることも考えて計画に関する書類は日本語で書いていたのだ。この世界の人にとって日本語は単なる柄にしか見えないらしく安心していたのだが、それを文字だと判別した。

ラース兄はすごい。

「参りました。兄さん僕は進学せずこの家を出るつもりでした。兄さんと一緒に冒険者になってこの国を出るつもりでし「お前がどうしてもって言うならついていってやっても構わねぇ」」
えっ!?

「なので諦め「だ、か、ら、ついていってやっても構わねぇ」」
なぜだ!?でも予想とは違う形で計画の実現に向かっている。

「兄さん!」
嬉しくてつい抱きついてしまった。

「お前はやっぱりユーリか、、、おい、やめろ引っ付くな馬鹿うつんだろ!」
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