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15 宿
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「後は防具だな」
衝動買いみたいなことして兄に怒られると思ったが、特に何か言われることはなかった。
「怒らないの?」
兄らしくない。
「物は悪くねぇ。値段もまぁ安かったし。おめぇが決めたもんなら俺は知らねぇ」
ふーん。
!?
「あれは!」
「おいおいマジかよ」
店を出ようと振り向くとまたもやムヅィルスィの作品であろう防具を見つけた。
「あんたほんと好きなんだな」
店の人もあるなら教えてくれりゃいいのに。
「えーい、さっきの剣も含めて25万でどうじゃい!」
まとめて買ったら安くなる的なやつだろうか?
防具は鎧というよりかは、プロテクターという感じで、動きやすそうだ。
「金稼ぎ手伝えよ」
夕方受け取りにしてひとまず店を出た。
兄は家から持ち出した剣と訓練用の防具を付けているため、道具屋街には用事はないらしい。
ちなみにだが、訓練用でも今回買ったやつより良い。流石貴族だ。ただ、僕が持っていても宝の持ち腐れになるだけだから、あの程度が見合っているだろう。
「わかった!」
次は、、、宿と。
「どんな宿がいい?」
僕が剣と防具を買ってしまった為、支払いは3週間後とはいえ無駄遣いはできない。
「なんでも。飯の出る安いとこにしとけ」
飯の出る安いところか、、、
冒険者ギルドに案内された何件かが頭に浮かぶ。
「空いてたらいいね」
ギルドの人曰く人気らしい。つまり混んでいる。
「二人で一万以内だ」
かなり厳しいな、朝夕ついてってなると、、、街を外れたスラムの近くのボロ宿か。
「すまんがいっぱいじゃ」
これで3軒目。
「朝の入れ替わりの時間にこねぇと他も厳しいと思うぞ。あ、そうだあの嫁の尻に敷かれたアイツのところなら空いてるんじゃねーか?」
と、まぁどの宿にもたらい回しにされている。
「辛辣ですね」
仲がいいのだろうか?
多分だが安い宿はそこで最後だろう。
安い宿は人気らしく、長期滞在も多いらしい。朝他の客がチェックアウトしたタイミングで空きを探さないと取れないんだとか。
困ったな。スラムにあるような宿になると、安いの種類が変わる。ネカフェかビジホの違いみたいなものだ。
「とりあえずそこに行ってみるか」
候補にあった4軒のうちのラストだが、それぞれ第一希望から値段順だったのだ。
つまり、安い宿の中でも1番高いということになる。多分空いていたとしても1万を少し超えるだろう。
「チッ」
兄の舌打ちが聞こえた。
『窓の月』
最後の頼みの綱。
「今ちょうど一人お客さん来て、残り一部屋」「それでいい。いくらだ」
内容を聞く前に兄が即決してしまった。
「それでいいって、一人部屋だぞ?」
宿のおっさんもびっくりしている。
「なら僕が床「俺が床で寝る。そのかわり値引け」」
他に行く当てもないし仕方がないか。
衝動買いみたいなことして兄に怒られると思ったが、特に何か言われることはなかった。
「怒らないの?」
兄らしくない。
「物は悪くねぇ。値段もまぁ安かったし。おめぇが決めたもんなら俺は知らねぇ」
ふーん。
!?
「あれは!」
「おいおいマジかよ」
店を出ようと振り向くとまたもやムヅィルスィの作品であろう防具を見つけた。
「あんたほんと好きなんだな」
店の人もあるなら教えてくれりゃいいのに。
「えーい、さっきの剣も含めて25万でどうじゃい!」
まとめて買ったら安くなる的なやつだろうか?
防具は鎧というよりかは、プロテクターという感じで、動きやすそうだ。
「金稼ぎ手伝えよ」
夕方受け取りにしてひとまず店を出た。
兄は家から持ち出した剣と訓練用の防具を付けているため、道具屋街には用事はないらしい。
ちなみにだが、訓練用でも今回買ったやつより良い。流石貴族だ。ただ、僕が持っていても宝の持ち腐れになるだけだから、あの程度が見合っているだろう。
「わかった!」
次は、、、宿と。
「どんな宿がいい?」
僕が剣と防具を買ってしまった為、支払いは3週間後とはいえ無駄遣いはできない。
「なんでも。飯の出る安いとこにしとけ」
飯の出る安いところか、、、
冒険者ギルドに案内された何件かが頭に浮かぶ。
「空いてたらいいね」
ギルドの人曰く人気らしい。つまり混んでいる。
「二人で一万以内だ」
かなり厳しいな、朝夕ついてってなると、、、街を外れたスラムの近くのボロ宿か。
「すまんがいっぱいじゃ」
これで3軒目。
「朝の入れ替わりの時間にこねぇと他も厳しいと思うぞ。あ、そうだあの嫁の尻に敷かれたアイツのところなら空いてるんじゃねーか?」
と、まぁどの宿にもたらい回しにされている。
「辛辣ですね」
仲がいいのだろうか?
多分だが安い宿はそこで最後だろう。
安い宿は人気らしく、長期滞在も多いらしい。朝他の客がチェックアウトしたタイミングで空きを探さないと取れないんだとか。
困ったな。スラムにあるような宿になると、安いの種類が変わる。ネカフェかビジホの違いみたいなものだ。
「とりあえずそこに行ってみるか」
候補にあった4軒のうちのラストだが、それぞれ第一希望から値段順だったのだ。
つまり、安い宿の中でも1番高いということになる。多分空いていたとしても1万を少し超えるだろう。
「チッ」
兄の舌打ちが聞こえた。
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内容を聞く前に兄が即決してしまった。
「それでいいって、一人部屋だぞ?」
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他に行く当てもないし仕方がないか。
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