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第一章:神術学園
第十話:暴風と雷電・その3
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開始の合図と共に真っ先に飛び出してきたのは嵐────見たところ嵐が前衛で雷が後衛といったところか?
「消し飛べや!」
飛び出してきた嵐はそのまま拳を後ろへと振りかぶる。
するとその腕に風がまとわりつき、次の瞬間には暴風のような……いや、ちょっとした竜巻が生まれていた。
「神術、〝逆巻きの暴風〟!」
(こいつぁすげぇな)
まだ距離があるというのにその拳を俺へと向けて突き出す嵐……彼女のその行動は距離を見誤ったわけでも無駄な脅しでもなく、ちゃんと意味のあるものであった。
「よっと……」
嵐が拳を突き出した事で腕に纏っていた暴風が俺へと襲いかかる。
それを軽々と避けた俺だったが、その視界の端でこちらに人差し指を向けてくる雷の姿があった。
(なるほど……)
僅かに感じる先行放電……俺は着地と共に更に後方へと飛び退くと、今しがたいた場所に一閃の雷光が迸った。
(妹の方は雷か……どちらも名前通りの神威だな)
「隙ありぃ!」
二人の神威を冷静に分析していると嵐がこちらに向けて飛び込んでくる。
それを避けようとした俺だったが、背後に気配を感じそちらへと顔を向ける。
するとそこには先程まで離れていたはずの雷の姿があった。
雷は姉の嵐と同様に拳を構え、その手に雷を纏っている。
「遅いよ」
(ふ~ん……)
なるほどね、先ずは嵐が攻撃を仕掛け、避けたところを雷が追撃……更に避けたとしても二人による挟み撃ちで仕留めるってところらしい。
(今までの奴らならそれでどうこう出来たかもしれねぇが、俺はそいつらとは違うぜ?)
俺は避けることをせずに二人の攻撃を受け止めようと両手を上げる。
「馬鹿か!オレ達の拳を受け止められるわけねーだろうが!」
「無様に死んでよね」
そうして二人は同時に拳を突き出した────しかしその攻撃を俺は難なく受け止める。
それによって無効化が発動し二人の神威は消え去った。
「なんだと?!」
「嘘でしょ?!」
「水望とのやり取りを見てなかったのかお前ら?」
俺は二人を逃がさぬように受け止めた拳を握り締める。
その力に二人は痛みからか顔を険しくさせていたがそれはそうだろう……何せ俺は自慢では無いが握力が100kg以上ある。
ガキの頃から鍛えに鍛え続けて来た為、サポート無しで岩肌を自力でよじ登れるくらいだ。
中学の時の体力テストで握力計を壊すなんてのはザラであった。
そんな俺に掴まれた二人はそこから逃れようと手を引くが、女相手に力負けする程ヤワに鍛えてはいない。
「なんだ、こいつの力……」
「まさか……神威……?」
残念ながらこれは素の力だなんて言ったところで信じないだろう。
俺は上体を僅かに反らすと、そのまま二人の腕を引いた。
「わっ────」
「ちょっ────」
この時、俺は腕を交差させて二人の拳を受け止めた訳だが、それを引いたと言うことは必然的に二人の身体が俺に引き寄せられる事になる。
そして上体を反らしているので二人の顔は互いに近付いていき、そして────
「「~~~っ!!」」
互いに顔面をぶつけ合った二人はそのまま衝撃で上体が仰け反る。
そして俺は手を離し、そのまま流れるように二人の頭を掴んだ。
「そらよ……っと」
腕に力を込め、俺は二人の頭をそのまま地面へと叩き付ける。
その事で軽い脳震盪を起こしたのか、二人の目の焦点が僅かにブレた。
「くっ……!」
しかしそこは神威所有者……二人は直ぐに我に返り双子らしく揃った動きでカポエイラのように蹴りを放ってきた。
それを俺は軽く躱すと二人から少し距離を取る。
「う~……くっそ……まだ頭がクラクラしやがる……」
「休憩時間を与えてやろうか?」
「要らねぇよ!」
「ちょっ……姉さん!?」
激昂した嵐が俺に殴りかかってくる。
それを見た雷が止めようと声を上げるが、残念ながら少し遅かったようだ。
「それはちょっと悪手だぜ?」
「がっ……!」
先程よりは雑な大振り……こんな大振りでは〝避けてください〟と言っているようなもので、その懐に潜り込むのは容易であった。
俺は強く踏み込んだ後、嵐のみぞおち目掛けて正拳突きを放った。
見事なまでのカウンター────それを受けた嵐は身体をくの字に折り曲げ飛んでゆく。
「姉さん!!」
「姉を心配するのは良いが、余所見は厳禁だ」
「しまっ────」
俺はようやく立ち上がった雷が殴り飛ばされる嵐に注意が向いたその隙を逃さず蹴りを放とうとする。
しかし雷は以外にも反応が早く、顔を守るようにその前で腕を交差させたのだが……。
「!!?」
雷は驚いた事だろう……てっきりそのまま蹴りを放ってくるかと思いきや、目の前で俺が蹴りを放とうとした脚を掴んだのだから。
その〝思い込み〟により一瞬だけ雷の腹部がガラ空きとなり、俺は今度こそそこに蹴りを放った。
「かふっ……」
雷の口から息が吐き出され、嵐と同じように吹き飛ばされる。
そしてその先にいた嵐を巻き込み二人は壁へと激突した。
ちなみに今俺が放ったのは〝弓蹴り〟と言って蹴り足を掴み、そしてその手を離した際の勢いを利用した蹴りだ。
まさに引き絞る弓のような蹴りなのだが、素人がこれをやると必ず怪我をする危険な技でもあった。
まぁこちとら伊達に鍛えてねぇし、伊達に頑丈では無いからな、弓蹴りをしたとしても怪我をする事は無い。
そしてこの一連の光景を目の当たりにしていた観客席から、クラスメイト達の声が聞こえてきた。
「すげぇ……あいつ、あの荒覇吐姉妹をたった一人で圧倒してるぜ?」
「庶民なのになんて奴だ……」
「しかもあいつ……これまで神威を使ってたか?」
「いえ……使ってるようには見えなかったわ……」
観客席のそんな声は軽く聞き流しておき、俺は二人から視線を外すことはしなかった。
「おい、いつまで寝たフリしてんだ?俺が気付いてねぇと思ってんなら大間違いだぞ」
そんな声を二人へとかける。
他から見れば壁に打ち付けられ気を失ったようにしか見えぬだろう……しかし、俺の視点では二人は気など失っておらず、不意打ちを仕掛けようと俺の様子を伺っているのがバレバレだった。
それに、もし本当に気を失っていたのなら今頃、鴉羽先生が試合終了の合図をしているだろうしな。
そんな二人はバレていると分かると、ゆっくりとその場で立ち上がった。
「チッ……良い作戦だと思ったんだけどな」
「やっぱりバレるよね……」
二人の目には未だ闘志が宿っている。
結構な力で殴ったり蹴ったりをしたはずなのだが、予想外にも二人も頑丈だったらしい。
「次に気を失ったフリをする時は顔伏せとけ。瞼の僅かな震えを隠せるからな」
「なるほどな……つーか、その距離からよく見えたな?」
「視力化け物なんじゃないの?」
「お陰様で、鍛えた事で視力がどっちも3.0なんだよ」
「本当に化け物じゃねぇか……」
そんな事を言われても、どこぞの国の先住民もこのくらいの視力を持ち合わせているそうだし、相手の動きをよく見る為に必要に駆られて鍛えてただけの話だっつーの。
しかし戦況としてはこちらが優勢……このまま続けても俺の勝利は目に見えているだろう。
しかし、そこで余裕をかますような俺では無い。
(こういった時には必ず〝奥の手〟というものを持ち合わせているだろうからな)
そんな俺の予想に正解だと言わんばかりに、二人は互いに顔を見合せ頷いた。
「姉さん……あいつ、今までの連中とは違うよ」
「んな事、言われんでも分かってらァ。ここまで追い込まれてそれが分からねぇ程、オレは馬鹿じゃねぇからな」
そんな言葉を交わしてから二人は真っ直ぐに俺へと顔を向けた。
そして嵐が不敵な笑みを浮かべてこう言った。
「喜べ、オレ達がこれを使うのはテメーが初だ!」
「そして、ウチらがこれを使った瞬間、あんたの負けが決まる」
「大それた事を言うじゃねぇか?つまり〝奥の手〟を使うって事だろ?」
「奥の手も奥の手……人生で初の〝本気〟ってやつだ!!」
そうして二人は同時に力を込め始めた。
それに呼応するかのように、あれ程晴れ渡っていた空が一瞬で曇り、周囲が暗く落ちてゆく。
「「はぁぁぁぁぁぁ!!!!」」
気合いを入れるかのように声を上げた二人……そして嵐は暴風に包まれ、雷はその頭上に落雷を受ける。
あまりにも風が強いもんで思わず目を細めてしまったが、それがようやく収まったかと思えば、そこには驚愕の変貌を遂げた二人が立っていた。
嵐は風を纏う……いや、暴風の化身へと変身したかのように、そして雷もまた雷電の化身へと変身したかのような姿となっていた。
「神術……〝風神・級長戸邊建速姫〟」
「神術……〝雷神・建布都鳴神姫〟」
(おいおい……奥の手どころか、とんでもねぇモン引き出させっちまったな)
風神と雷神の名を冠する神術を発動させた二人……対する俺は神術に関してはてんで素人だ。
まさに〝神〟とも言える二人に対し、俺は肌が粟立つのをひしひしと感じずにはいられないのであった。
───────────────────
《次回予告》
空洞に追い込まれ奥の手を発動させた嵐と雷の姉妹……その姿に空洞は緊張に包まれる。
そして姉妹のその力に圧倒される事になるのであった。
次回、〝風神、雷神〟
「消し飛べや!」
飛び出してきた嵐はそのまま拳を後ろへと振りかぶる。
するとその腕に風がまとわりつき、次の瞬間には暴風のような……いや、ちょっとした竜巻が生まれていた。
「神術、〝逆巻きの暴風〟!」
(こいつぁすげぇな)
まだ距離があるというのにその拳を俺へと向けて突き出す嵐……彼女のその行動は距離を見誤ったわけでも無駄な脅しでもなく、ちゃんと意味のあるものであった。
「よっと……」
嵐が拳を突き出した事で腕に纏っていた暴風が俺へと襲いかかる。
それを軽々と避けた俺だったが、その視界の端でこちらに人差し指を向けてくる雷の姿があった。
(なるほど……)
僅かに感じる先行放電……俺は着地と共に更に後方へと飛び退くと、今しがたいた場所に一閃の雷光が迸った。
(妹の方は雷か……どちらも名前通りの神威だな)
「隙ありぃ!」
二人の神威を冷静に分析していると嵐がこちらに向けて飛び込んでくる。
それを避けようとした俺だったが、背後に気配を感じそちらへと顔を向ける。
するとそこには先程まで離れていたはずの雷の姿があった。
雷は姉の嵐と同様に拳を構え、その手に雷を纏っている。
「遅いよ」
(ふ~ん……)
なるほどね、先ずは嵐が攻撃を仕掛け、避けたところを雷が追撃……更に避けたとしても二人による挟み撃ちで仕留めるってところらしい。
(今までの奴らならそれでどうこう出来たかもしれねぇが、俺はそいつらとは違うぜ?)
俺は避けることをせずに二人の攻撃を受け止めようと両手を上げる。
「馬鹿か!オレ達の拳を受け止められるわけねーだろうが!」
「無様に死んでよね」
そうして二人は同時に拳を突き出した────しかしその攻撃を俺は難なく受け止める。
それによって無効化が発動し二人の神威は消え去った。
「なんだと?!」
「嘘でしょ?!」
「水望とのやり取りを見てなかったのかお前ら?」
俺は二人を逃がさぬように受け止めた拳を握り締める。
その力に二人は痛みからか顔を険しくさせていたがそれはそうだろう……何せ俺は自慢では無いが握力が100kg以上ある。
ガキの頃から鍛えに鍛え続けて来た為、サポート無しで岩肌を自力でよじ登れるくらいだ。
中学の時の体力テストで握力計を壊すなんてのはザラであった。
そんな俺に掴まれた二人はそこから逃れようと手を引くが、女相手に力負けする程ヤワに鍛えてはいない。
「なんだ、こいつの力……」
「まさか……神威……?」
残念ながらこれは素の力だなんて言ったところで信じないだろう。
俺は上体を僅かに反らすと、そのまま二人の腕を引いた。
「わっ────」
「ちょっ────」
この時、俺は腕を交差させて二人の拳を受け止めた訳だが、それを引いたと言うことは必然的に二人の身体が俺に引き寄せられる事になる。
そして上体を反らしているので二人の顔は互いに近付いていき、そして────
「「~~~っ!!」」
互いに顔面をぶつけ合った二人はそのまま衝撃で上体が仰け反る。
そして俺は手を離し、そのまま流れるように二人の頭を掴んだ。
「そらよ……っと」
腕に力を込め、俺は二人の頭をそのまま地面へと叩き付ける。
その事で軽い脳震盪を起こしたのか、二人の目の焦点が僅かにブレた。
「くっ……!」
しかしそこは神威所有者……二人は直ぐに我に返り双子らしく揃った動きでカポエイラのように蹴りを放ってきた。
それを俺は軽く躱すと二人から少し距離を取る。
「う~……くっそ……まだ頭がクラクラしやがる……」
「休憩時間を与えてやろうか?」
「要らねぇよ!」
「ちょっ……姉さん!?」
激昂した嵐が俺に殴りかかってくる。
それを見た雷が止めようと声を上げるが、残念ながら少し遅かったようだ。
「それはちょっと悪手だぜ?」
「がっ……!」
先程よりは雑な大振り……こんな大振りでは〝避けてください〟と言っているようなもので、その懐に潜り込むのは容易であった。
俺は強く踏み込んだ後、嵐のみぞおち目掛けて正拳突きを放った。
見事なまでのカウンター────それを受けた嵐は身体をくの字に折り曲げ飛んでゆく。
「姉さん!!」
「姉を心配するのは良いが、余所見は厳禁だ」
「しまっ────」
俺はようやく立ち上がった雷が殴り飛ばされる嵐に注意が向いたその隙を逃さず蹴りを放とうとする。
しかし雷は以外にも反応が早く、顔を守るようにその前で腕を交差させたのだが……。
「!!?」
雷は驚いた事だろう……てっきりそのまま蹴りを放ってくるかと思いきや、目の前で俺が蹴りを放とうとした脚を掴んだのだから。
その〝思い込み〟により一瞬だけ雷の腹部がガラ空きとなり、俺は今度こそそこに蹴りを放った。
「かふっ……」
雷の口から息が吐き出され、嵐と同じように吹き飛ばされる。
そしてその先にいた嵐を巻き込み二人は壁へと激突した。
ちなみに今俺が放ったのは〝弓蹴り〟と言って蹴り足を掴み、そしてその手を離した際の勢いを利用した蹴りだ。
まさに引き絞る弓のような蹴りなのだが、素人がこれをやると必ず怪我をする危険な技でもあった。
まぁこちとら伊達に鍛えてねぇし、伊達に頑丈では無いからな、弓蹴りをしたとしても怪我をする事は無い。
そしてこの一連の光景を目の当たりにしていた観客席から、クラスメイト達の声が聞こえてきた。
「すげぇ……あいつ、あの荒覇吐姉妹をたった一人で圧倒してるぜ?」
「庶民なのになんて奴だ……」
「しかもあいつ……これまで神威を使ってたか?」
「いえ……使ってるようには見えなかったわ……」
観客席のそんな声は軽く聞き流しておき、俺は二人から視線を外すことはしなかった。
「おい、いつまで寝たフリしてんだ?俺が気付いてねぇと思ってんなら大間違いだぞ」
そんな声を二人へとかける。
他から見れば壁に打ち付けられ気を失ったようにしか見えぬだろう……しかし、俺の視点では二人は気など失っておらず、不意打ちを仕掛けようと俺の様子を伺っているのがバレバレだった。
それに、もし本当に気を失っていたのなら今頃、鴉羽先生が試合終了の合図をしているだろうしな。
そんな二人はバレていると分かると、ゆっくりとその場で立ち上がった。
「チッ……良い作戦だと思ったんだけどな」
「やっぱりバレるよね……」
二人の目には未だ闘志が宿っている。
結構な力で殴ったり蹴ったりをしたはずなのだが、予想外にも二人も頑丈だったらしい。
「次に気を失ったフリをする時は顔伏せとけ。瞼の僅かな震えを隠せるからな」
「なるほどな……つーか、その距離からよく見えたな?」
「視力化け物なんじゃないの?」
「お陰様で、鍛えた事で視力がどっちも3.0なんだよ」
「本当に化け物じゃねぇか……」
そんな事を言われても、どこぞの国の先住民もこのくらいの視力を持ち合わせているそうだし、相手の動きをよく見る為に必要に駆られて鍛えてただけの話だっつーの。
しかし戦況としてはこちらが優勢……このまま続けても俺の勝利は目に見えているだろう。
しかし、そこで余裕をかますような俺では無い。
(こういった時には必ず〝奥の手〟というものを持ち合わせているだろうからな)
そんな俺の予想に正解だと言わんばかりに、二人は互いに顔を見合せ頷いた。
「姉さん……あいつ、今までの連中とは違うよ」
「んな事、言われんでも分かってらァ。ここまで追い込まれてそれが分からねぇ程、オレは馬鹿じゃねぇからな」
そんな言葉を交わしてから二人は真っ直ぐに俺へと顔を向けた。
そして嵐が不敵な笑みを浮かべてこう言った。
「喜べ、オレ達がこれを使うのはテメーが初だ!」
「そして、ウチらがこれを使った瞬間、あんたの負けが決まる」
「大それた事を言うじゃねぇか?つまり〝奥の手〟を使うって事だろ?」
「奥の手も奥の手……人生で初の〝本気〟ってやつだ!!」
そうして二人は同時に力を込め始めた。
それに呼応するかのように、あれ程晴れ渡っていた空が一瞬で曇り、周囲が暗く落ちてゆく。
「「はぁぁぁぁぁぁ!!!!」」
気合いを入れるかのように声を上げた二人……そして嵐は暴風に包まれ、雷はその頭上に落雷を受ける。
あまりにも風が強いもんで思わず目を細めてしまったが、それがようやく収まったかと思えば、そこには驚愕の変貌を遂げた二人が立っていた。
嵐は風を纏う……いや、暴風の化身へと変身したかのように、そして雷もまた雷電の化身へと変身したかのような姿となっていた。
「神術……〝風神・級長戸邊建速姫〟」
「神術……〝雷神・建布都鳴神姫〟」
(おいおい……奥の手どころか、とんでもねぇモン引き出させっちまったな)
風神と雷神の名を冠する神術を発動させた二人……対する俺は神術に関してはてんで素人だ。
まさに〝神〟とも言える二人に対し、俺は肌が粟立つのをひしひしと感じずにはいられないのであった。
───────────────────
《次回予告》
空洞に追い込まれ奥の手を発動させた嵐と雷の姉妹……その姿に空洞は緊張に包まれる。
そして姉妹のその力に圧倒される事になるのであった。
次回、〝風神、雷神〟
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